上 下
176 / 693

155. 『夢のFmすたーらいぶ!先輩!あの子の良いところ教えてください!』配信②

しおりを挟む
155. 『夢のFmすたーらいぶ!先輩!あの子の良いところ教えてください!』配信②



「じゃあこのまま同期で1期生のひなた先輩とポアロ先輩聞いちゃいますね。まずひなた先輩から姫先輩お願いします」

「ひなたさんは『王道』かなぁ。リリィさんと同じで、配信にいたら安心する人。そして新人のVtuberさんは、ひなたさんを見習って欲しいかなぁ」

「私も同じかしらね。ひなたは『お手本』よ。配信の盛り上げ方とか、話の振り方をみてると勉強になるし、元イラストレーターだからサムネも上手いし、すごく見やすくてわかりやすい」

 コメント
『わかる』
『オレもそう思う』
『納得』

「確かにひなた先輩はお手本で王道を行くような感じしますね。次はポアロ先輩」

「ポアロ探偵は『奇才』かな。0から何かを生み出す能力に長けてると思うし、ぶっつけ本番とかで平気で配信やるし、度胸がすごいよ」

「あとは、周りにすごい気を使う子なのよねポアロは。後輩想いだし。コラボ配信の時、後輩となら大体相手の枠で配信してるでしょ?」

「そうかもしれませんね。リスナーさん。えっと……これあまり良い話じゃないけど、ソフィアたちVtuberって、動画をあげて広告収入をもらってるんだけど、基本コラボ配信は枠主のところで配信するからもう1人は無償なんだよ。ポアロ先輩は自分の枠じゃなくて相手の枠で配信するようにしてくれてるんだよ」

 コメント
『そうなの?』
『知らなかった』
『探偵は相手の枠で配信してあげるのか』
『優しい』

「正直、この公式配信もそうだよね。会社の仕事だから多少お給料に反映はするけど、枠は公式だしね」

「私たちがデビューした時より、Fmすたーらいぶは大きくなった。個人のチャンネルが伸びれば良いというわけじゃない。会社として『箱』としての役回りが重要になってきた証拠よね」

 コメント
『成長したなぁ』
『もっと大きくなって』
『宇宙一目指そ』

「ね。そう言えばこの前の姫神晩酌オフコラボのとき、ひなた先輩凄かったですよね?」

「1期生が揃ってたからね。やっぱり素の自分を出せるっていうか、リラックスしてたんじゃないかな?」

「こっちは迷惑だったけどね。私ね1期生って集まると良い意味でみんな暴走するんだと思うわ。お互いのことを分かってるからこそ、その日に自分でやりたいポジションを取りに行くのよね」

 コメント
『全然気づかないけど』
『全員わちゃわちゃしてる』
『例えば?』

「例えば?フリがあるんだよね。えっと……ましろはお清楚だし、年下だから、リリィさんみたいに自分でがっついてポジション取りにいけないけどさ?」

「……みたいな感じで弄ったり、プロレス芸をしながら取りに行くのよ。今のは、『どこが?一番に取りに行ってるじゃない』と答えれば配信を回すポジションに入るし、『おーい!誰ががっついてるって!?』と答えれば弄られる側のポジションに入るわね」

「恥ずかしいんだけどw言わないでよリリィさんw」

「仕方ないじゃないwそういう企画でしょw」

 コメント
『草』
『ポジションw』
『ましろちゃんw』
『これは恥ずかしいw』

「ましろも恥ずかしいですwでもリスナーさんも分かったかな?これが1期生だから」

「良い話を聞かせてもらいました。さすがは運命の1期生ですよねw」

「ソフィアちゃんw」

「ましろを弄れるなら司会としての才能あるかもねw」

「こらリリィさんw今日はそっちのポジションで行くのかなw」

「いちいち言うんじゃないわよwソフィア次行って次!」

 そんなこんなで企画配信は続いていく。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

俺がカノジョに寝取られた理由

下城米雪
ライト文芸
その夜、知らない男の上に半裸で跨る幼馴染の姿を見た俺は…… ※完結。予約投稿済。最終話は6月27日公開

幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話

妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』 『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』 『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』  大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。

3年振りに帰ってきた地元で幼馴染が女の子とエッチしていた

ねんごろ
恋愛
3年ぶりに帰ってきた地元は、何かが違っていた。 俺が変わったのか…… 地元が変わったのか…… 主人公は倒錯した日常を過ごすことになる。 ※他Web小説サイトで連載していた作品です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

催眠アプリで恋人を寝取られて「労働奴隷」にされたけど、仕事の才能が開花したことで成り上がり、人生逆転しました

フーラー
ファンタジー
「催眠アプリで女性を寝取り、ハーレムを形成するクソ野郎」が ざまぁ展開に陥る、異色の異世界ファンタジー。 舞台は異世界。 売れないイラストレーターをやっている獣人の男性「イグニス」はある日、 チートスキル「催眠アプリ」を持つ異世界転移者「リマ」に恋人を寝取られる。 もともとイグニスは収入が少なく、ほぼ恋人に養ってもらっていたヒモ状態だったのだが、 リマに「これからはボクらを養うための労働奴隷になれ」と催眠をかけられ、 彼らを養うために働くことになる。 しかし、今のイグニスの収入を差し出してもらっても、生活が出来ないと感じたリマは、 イグニスに「仕事が楽しくてたまらなくなる」ように催眠をかける。 これによってイグニスは仕事にまじめに取り組むようになる。 そして努力を重ねたことでイラストレーターとしての才能が開花、 大劇団のパンフレット作製など、大きな仕事が舞い込むようになっていく。 更にリマはほかの男からも催眠で妻や片思いの相手を寝取っていくが、 その「寝取られ男」達も皆、その時にかけられた催眠が良い方に作用する。 これによって彼ら「寝取られ男」達は、 ・ゲーム会社を立ち上げる ・シナリオライターになる ・営業で大きな成績を上げる など次々に大成功を収めていき、その中で精神的にも大きな成長を遂げていく。 リマは、そんな『労働奴隷』達の成長を目の当たりにする一方で、 自身は自堕落に生活し、なにも人間的に成長できていないことに焦りを感じるようになる。 そして、ついにリマは嫉妬と焦りによって、 「ボクをお前の会社の社長にしろ」 と『労働奴隷』に催眠をかけて社長に就任する。 そして「現代のゲームに関する知識」を活かしてゲーム業界での無双を試みるが、 その浅はかな考えが、本格的な破滅の引き金となっていく。 小説家になろう・カクヨムでも掲載しています!

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

元勇者のデブ男が愛されハーレムを築くまで

あれい
ファンタジー
田代学はデブ男である。家族には冷たくされ、学校ではいじめを受けてきた。高校入学を前に一人暮らしをするが、高校に行くのが憂鬱だ。引っ越し初日、学は異世界に勇者召喚され、魔王と戦うことになる。そして7年後、学は無事、魔王討伐を成し遂げ、異世界から帰還することになる。だが、学を召喚した女神アイリスは元の世界ではなく、男女比が1:20のパラレルワールドへの帰還を勧めてきて……。

お兄ちゃんは今日からいもうと!

沼米 さくら
ライト文芸
 大倉京介、十八歳、高卒。女子小学生始めました。  親の再婚で新しくできた妹。けれど、彼女のせいで僕は、体はそのまま、他者から「女子小学生」と認識されるようになってしまった。  トイレに行けないからおもらししちゃったり、おむつをさせられたり、友達を作ったり。  身の回りで少しずつ不可思議な出来事が巻き起こっていくなか、僕は少女に染まっていく。  果たして男に戻る日はやってくるのだろうか。  強制女児女装万歳。  毎週木曜と日曜更新です。

処理中です...