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117. 『ましポん48』~双葉かのんのゆる凸待ち配信~①
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117. 『ましポん48』~双葉かのんのゆる凸待ち配信~①
時間は23時。この時間は彩芽ちゃん枠の『双葉かのんのゆる凸待ち』配信だ。オレはモヤモヤが消せないままリビングで配信を観ていた。
「こんばんは~。Fmすたーらいぶ3期生、Fmすたーらいぶの風紀を守るがんばり屋の妖精『双葉かのん』だよぉ」
コメント
『かのんちゃんお疲れ』
『残り半分頑張って』
『残り時間も楽しみにしてます!』
「ありがとう見習いフェアリーのみんな!みんなのおかげでかのんは頑張れるからね!さて、初めての凸待ちだからすごい緊張する……あ。とりあえずトークデッキを決めないと、『かのんに聞きたいこと』これにしようかな」
コメント
『お、決まった?』
『誰が来るだろう?』
『わくわく』
「時間的に3~4人くらいになっちゃうかな。とか言って誰も来なかったらどうしよ……怖いなぁ……」
コメント
『大丈夫だよ』
『見習いフェアリーと話そう』
『オレが凸する?』
「あはは。ありがとう。とりあえず雑談していこうかな、今日の配信はさぁ……」
凸待ちが始まり、凸が来るまで雑談をしていく。数分後、最初の凸がやってきた。
「それでね?その……あっ!ちょっと待って……凸来たよ!えっと……もしもし?」
《こんばんは!》
「あっ自己紹介お願いします」
《Fmすたーらいぶ3期生、可愛いは正義!ゴスロリ美少女海原あるとです!》
コメント
『おお!同期が来てくれた』
『あるとちゃん可愛い』
『よかったねかのんちゃん』
「うん。嬉しい……本当にありがとうあるとちゃん。配信前に大丈夫?」
《行くか迷ったんだけどね?せっかくだから来たよ。あ。トークデッキなんだっけ?》
「かのんに聞きたいこと。別になくてもいいよ?」
《いやあるんだよね。真面目な話なんだけどさ……》
コメント
『何の話だろ?』
『ドキドキ』
『気になる』
《このあとポアロ先輩と配信でしょ?その……オフコラボ中のポアロ先輩ってどんな感じかなって》
「ポアロ先輩?あれ?あるとちゃんも自分で前に言ってなかった?裏でもあのまんまだよ。本当に何も変わらない」
《そうなんだ……少し安心した。もしかしたらポアロ先輩が気を使ってるのかなとか思ったからさ》
「気にしすぎだよ。あるとちゃんって3期生の中で一番人のことに敏感かもね」
《そうかもしれない……なんかごめんね?よし!このあとポアロ先輩と配信だからみんな観に来てね!》
「お願いしますねみんな。あるとちゃん来てくれてありがとう。配信頑張ってね」
《うん。バイバイ》
コメント
『あるとちゃんナイス』
『このあと耐久か』
『あるアロも楽しみ!』
「うん。あるとちゃんはね、かのんより年下なんだよね普段は全然思わないんだけど。でもああいうところ見るとやっぱり年下の女の子なんだなぁって思うよ。生意気だけどw」
コメント
『わかる』
『分かるわ』
『オレの妹があんな感じ』
「ね。でも、それが可愛いんだよねぇ……あっ!もう1人来てくれそう……えぇ!どうしよ……かのん……喋れるかな……」
コメント
『誰だ?』
『かのんちゃんがんばれ!』
『見習いフェアリーがついてるぞ!』
「うぅ……緊張するよぉ……でも、頑張ってみる。もしもし?」
《こんひなた~Fmすたーらいぶ1期生神川ひなたで~す》
コメント
『ひなちゃん!』
『きたぁああああああ』
『おつかれさま!』
「あっあっ……ひっひなた先輩こんばんは」
《あはは。緊張しすぎだねかのんちゃんw『ましポん48』のスケジュール見たら、ひなたはかのんちゃんと絡まないからさ?それにかのんちゃんの初めての凸待ちだから、たまには先輩らしく来てみたよ》
「あっありがとうございます!」
《企画以来だね。ましろちゃんとポアロちゃんがお世話になってます》
「えぇ!?いやそんな……かのんの方こそお世話されてます……」
コメント
『www』
『可愛い』
『そう言えば1期生とコラボ中か』
『かのんちゃん。頑張ってんだな』
「ひなた先輩。かのんに聞きたいことありますか?」
《あれ?もうひなたのターン終わり?》
「えぇ!?あっいや……そういうわけじゃ……あの……その……」
《冗談だよ。時間的にもう1人来れるもんね。かのんちゃんとお喋りしたい人に悪いから、答えるか。じゃあ……いつひなたとコラボしてくれるのかな?『ましのん』のサムネを作った時からお誘い待ってるんだよひなた?》
「え?あ……かのんとコラボしてくれるんですか?」
《もちろん。ましろちゃんも一緒でもいいよ?ということで、皆さん近日中にコラボしま~す。観に来てね?じゃあバイバ~イ》
コメント
『おおお!』
『マジか!』
『なんか嵐のように去っていったな』
ふと時間を見ると22時35分を指している。時間的にはもう1人凸できる。オレはオフコラボ中だから行くつもりはない。
そう思っていたけど……無意識にディスコードの通話を押していた。
それは……神崎颯太ではなく、『姫宮ましろ』なら聞けると思ったからかもしれない。
時間は23時。この時間は彩芽ちゃん枠の『双葉かのんのゆる凸待ち』配信だ。オレはモヤモヤが消せないままリビングで配信を観ていた。
「こんばんは~。Fmすたーらいぶ3期生、Fmすたーらいぶの風紀を守るがんばり屋の妖精『双葉かのん』だよぉ」
コメント
『かのんちゃんお疲れ』
『残り半分頑張って』
『残り時間も楽しみにしてます!』
「ありがとう見習いフェアリーのみんな!みんなのおかげでかのんは頑張れるからね!さて、初めての凸待ちだからすごい緊張する……あ。とりあえずトークデッキを決めないと、『かのんに聞きたいこと』これにしようかな」
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『お、決まった?』
『誰が来るだろう?』
『わくわく』
「時間的に3~4人くらいになっちゃうかな。とか言って誰も来なかったらどうしよ……怖いなぁ……」
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『大丈夫だよ』
『見習いフェアリーと話そう』
『オレが凸する?』
「あはは。ありがとう。とりあえず雑談していこうかな、今日の配信はさぁ……」
凸待ちが始まり、凸が来るまで雑談をしていく。数分後、最初の凸がやってきた。
「それでね?その……あっ!ちょっと待って……凸来たよ!えっと……もしもし?」
《こんばんは!》
「あっ自己紹介お願いします」
《Fmすたーらいぶ3期生、可愛いは正義!ゴスロリ美少女海原あるとです!》
コメント
『おお!同期が来てくれた』
『あるとちゃん可愛い』
『よかったねかのんちゃん』
「うん。嬉しい……本当にありがとうあるとちゃん。配信前に大丈夫?」
《行くか迷ったんだけどね?せっかくだから来たよ。あ。トークデッキなんだっけ?》
「かのんに聞きたいこと。別になくてもいいよ?」
《いやあるんだよね。真面目な話なんだけどさ……》
コメント
『何の話だろ?』
『ドキドキ』
『気になる』
《このあとポアロ先輩と配信でしょ?その……オフコラボ中のポアロ先輩ってどんな感じかなって》
「ポアロ先輩?あれ?あるとちゃんも自分で前に言ってなかった?裏でもあのまんまだよ。本当に何も変わらない」
《そうなんだ……少し安心した。もしかしたらポアロ先輩が気を使ってるのかなとか思ったからさ》
「気にしすぎだよ。あるとちゃんって3期生の中で一番人のことに敏感かもね」
《そうかもしれない……なんかごめんね?よし!このあとポアロ先輩と配信だからみんな観に来てね!》
「お願いしますねみんな。あるとちゃん来てくれてありがとう。配信頑張ってね」
《うん。バイバイ》
コメント
『あるとちゃんナイス』
『このあと耐久か』
『あるアロも楽しみ!』
「うん。あるとちゃんはね、かのんより年下なんだよね普段は全然思わないんだけど。でもああいうところ見るとやっぱり年下の女の子なんだなぁって思うよ。生意気だけどw」
コメント
『わかる』
『分かるわ』
『オレの妹があんな感じ』
「ね。でも、それが可愛いんだよねぇ……あっ!もう1人来てくれそう……えぇ!どうしよ……かのん……喋れるかな……」
コメント
『誰だ?』
『かのんちゃんがんばれ!』
『見習いフェアリーがついてるぞ!』
「うぅ……緊張するよぉ……でも、頑張ってみる。もしもし?」
《こんひなた~Fmすたーらいぶ1期生神川ひなたで~す》
コメント
『ひなちゃん!』
『きたぁああああああ』
『おつかれさま!』
「あっあっ……ひっひなた先輩こんばんは」
《あはは。緊張しすぎだねかのんちゃんw『ましポん48』のスケジュール見たら、ひなたはかのんちゃんと絡まないからさ?それにかのんちゃんの初めての凸待ちだから、たまには先輩らしく来てみたよ》
「あっありがとうございます!」
《企画以来だね。ましろちゃんとポアロちゃんがお世話になってます》
「えぇ!?いやそんな……かのんの方こそお世話されてます……」
コメント
『www』
『可愛い』
『そう言えば1期生とコラボ中か』
『かのんちゃん。頑張ってんだな』
「ひなた先輩。かのんに聞きたいことありますか?」
《あれ?もうひなたのターン終わり?》
「えぇ!?あっいや……そういうわけじゃ……あの……その……」
《冗談だよ。時間的にもう1人来れるもんね。かのんちゃんとお喋りしたい人に悪いから、答えるか。じゃあ……いつひなたとコラボしてくれるのかな?『ましのん』のサムネを作った時からお誘い待ってるんだよひなた?》
「え?あ……かのんとコラボしてくれるんですか?」
《もちろん。ましろちゃんも一緒でもいいよ?ということで、皆さん近日中にコラボしま~す。観に来てね?じゃあバイバ~イ》
コメント
『おおお!』
『マジか!』
『なんか嵐のように去っていったな』
ふと時間を見ると22時35分を指している。時間的にはもう1人凸できる。オレはオフコラボ中だから行くつもりはない。
そう思っていたけど……無意識にディスコードの通話を押していた。
それは……神崎颯太ではなく、『姫宮ましろ』なら聞けると思ったからかもしれない。
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