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47. そして……
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47. そして……
そして時間は夜。オレもお風呂に入り自分の部屋に聖菜さんと共にいる。部屋には扇風機が置かれており2人の間には小さなテーブル。その上には汗のかいた麦茶のコップが2つ置かれている。
そんな部屋でオレの隣では聖菜さんがスマホをいじっている。夏だから薄着だし、黒のブラジャーが透けていて目のやり場に困る。そしてそれに気づく聖菜さん。
「ん?どうかしたのかな?」
「いや……誰と連絡してるのかなって思ってさ」
「嘘。彩音ちゃんが言ってたと思うけど、女の子はそういうの分かるよ?」
「めちゃくちゃ黒が透けてて見てました」
「ふふ。素直でよろしい」
「聖菜さんが黒とか正直少しエロいんだけどさ……」
「そうかな?でも黒は優斗君が好きだから着けてきたんだよ」
「え?」
「だから……これは勝負下着なんだよ?」
聖菜さんは妖艶な笑みを浮かべてオレにそう言った。ここに世界的犯罪者がいる!オレの理性警察じゃ歯が立たないんだけど!?
「えっとつまり……」
「言わなくちゃダメかな」
「いや。言わなくても大丈夫」
ダメだ。もう限界を越えている。そのまま聖菜さんは何も言わない。扇風機の羽根の音、麦茶のコップの氷がカランと音を立てる。その音が普段の何倍も大きく聞こえる。
「ちょっと外の空気を吸ってくるね」
「ダメ」
「いやダメって……」
「今日は落ち着く時間なんてあげないから」
「ずいぶん強欲だね聖菜さん」
「ふふ。そんな余裕あるのかな?」
そのままオレをベッドに押し倒す聖菜さん。オレに負けじと聖菜さんの身体も熱くなっていて柔らかい感触と共に心臓の音が大きく聞こえる。そして聖菜さんはそのまま耳元で囁く。
「……怜奈ちゃんがいないのは何でなのかな?」
「それは……友達の家で勉強会を……」
「だから私を呼んだんじゃないのかな?」
そう言ってそのまま電気を消す聖菜さん。一気に視界が暗くなり、何も見えなくなる。そしてオレの身体の負荷がなくなり軽くなる。それと同時に衣服を脱ぎ捨てる音だけが聞こえてくる。
「聖菜さん。また夏風邪引くよ?」
「着たままのほうがお好みなのかな?」
「それも悪くないね」
とか言って余裕ぶってはみるけど、暗がりの中、聖菜さんの声だけが直接響いてきて何も考えられなくなる。
「えっと……あっ。まだベッドの下にあったんだね」
聞こえるのは新品のその箱をあけ、袋を取り出す音。そしてまたオレの身体に負荷がかかる。シャンプーと女の子特有の甘い匂い。五感のうち視覚を一時的に失った今、他の感覚が凄い敏感になっている。
「優斗君……」
「聖菜さん……オレ……」
そのまま唇が塞がれる。それはこの前と同じ愛を確かめるように舌を絡めた濃厚なキス。しばらくしたあと唇を離す。少しの苦しさと何とも言えない気持ちの良さが全身を巡る。ふと目を凝らすと視界が慣れてきたのか目の前には初めて見る聖菜さんの身体。一気に身体が熱くなった。そして……
「ねぇ優斗君。お願いがあるの」
「お願い?」
「一応……初めてだから。ギュッてしてほしいの。ダメ?」
オレは聖菜さんを抱きしめる。全身に聖菜さんの熱が伝わっていく。そしてまた聖菜さんはオレにキスをする。何度も何度も角度を変えながらお互いを求め合う。そしてまた離れると今度は少し恥ずかしそうにオレを見つめる。
その瞳には涙が浮かんでいて、頬も紅潮している。その姿はとても綺麗だった。
「好きだよ優斗君。大好き」
聖菜さんは甘く囁いてきた。その瞬間、オレの理性はどこかへ消えていった。
そして時間は夜。オレもお風呂に入り自分の部屋に聖菜さんと共にいる。部屋には扇風機が置かれており2人の間には小さなテーブル。その上には汗のかいた麦茶のコップが2つ置かれている。
そんな部屋でオレの隣では聖菜さんがスマホをいじっている。夏だから薄着だし、黒のブラジャーが透けていて目のやり場に困る。そしてそれに気づく聖菜さん。
「ん?どうかしたのかな?」
「いや……誰と連絡してるのかなって思ってさ」
「嘘。彩音ちゃんが言ってたと思うけど、女の子はそういうの分かるよ?」
「めちゃくちゃ黒が透けてて見てました」
「ふふ。素直でよろしい」
「聖菜さんが黒とか正直少しエロいんだけどさ……」
「そうかな?でも黒は優斗君が好きだから着けてきたんだよ」
「え?」
「だから……これは勝負下着なんだよ?」
聖菜さんは妖艶な笑みを浮かべてオレにそう言った。ここに世界的犯罪者がいる!オレの理性警察じゃ歯が立たないんだけど!?
「えっとつまり……」
「言わなくちゃダメかな」
「いや。言わなくても大丈夫」
ダメだ。もう限界を越えている。そのまま聖菜さんは何も言わない。扇風機の羽根の音、麦茶のコップの氷がカランと音を立てる。その音が普段の何倍も大きく聞こえる。
「ちょっと外の空気を吸ってくるね」
「ダメ」
「いやダメって……」
「今日は落ち着く時間なんてあげないから」
「ずいぶん強欲だね聖菜さん」
「ふふ。そんな余裕あるのかな?」
そのままオレをベッドに押し倒す聖菜さん。オレに負けじと聖菜さんの身体も熱くなっていて柔らかい感触と共に心臓の音が大きく聞こえる。そして聖菜さんはそのまま耳元で囁く。
「……怜奈ちゃんがいないのは何でなのかな?」
「それは……友達の家で勉強会を……」
「だから私を呼んだんじゃないのかな?」
そう言ってそのまま電気を消す聖菜さん。一気に視界が暗くなり、何も見えなくなる。そしてオレの身体の負荷がなくなり軽くなる。それと同時に衣服を脱ぎ捨てる音だけが聞こえてくる。
「聖菜さん。また夏風邪引くよ?」
「着たままのほうがお好みなのかな?」
「それも悪くないね」
とか言って余裕ぶってはみるけど、暗がりの中、聖菜さんの声だけが直接響いてきて何も考えられなくなる。
「えっと……あっ。まだベッドの下にあったんだね」
聞こえるのは新品のその箱をあけ、袋を取り出す音。そしてまたオレの身体に負荷がかかる。シャンプーと女の子特有の甘い匂い。五感のうち視覚を一時的に失った今、他の感覚が凄い敏感になっている。
「優斗君……」
「聖菜さん……オレ……」
そのまま唇が塞がれる。それはこの前と同じ愛を確かめるように舌を絡めた濃厚なキス。しばらくしたあと唇を離す。少しの苦しさと何とも言えない気持ちの良さが全身を巡る。ふと目を凝らすと視界が慣れてきたのか目の前には初めて見る聖菜さんの身体。一気に身体が熱くなった。そして……
「ねぇ優斗君。お願いがあるの」
「お願い?」
「一応……初めてだから。ギュッてしてほしいの。ダメ?」
オレは聖菜さんを抱きしめる。全身に聖菜さんの熱が伝わっていく。そしてまた聖菜さんはオレにキスをする。何度も何度も角度を変えながらお互いを求め合う。そしてまた離れると今度は少し恥ずかしそうにオレを見つめる。
その瞳には涙が浮かんでいて、頬も紅潮している。その姿はとても綺麗だった。
「好きだよ優斗君。大好き」
聖菜さんは甘く囁いてきた。その瞬間、オレの理性はどこかへ消えていった。
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