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35. 期待しておくよ歌姫さん
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35. 期待しておくよ歌姫さん
月日は流れて7月。夏休みまで残り1ヶ月をきった。学生としては長期休みは嬉しいもんだ。もちろん夏休みの宿題はあるけどさ。
そして今は昼休み。そんなことを考えていると隣の席に西城さんと東雲さんがやってくる。本当に聖菜さんも合わせて3人は仲良しだよな。
「午後さ情報の授業でしょ?移動教室面倒~ 歩くのダルい~」
「彩音あなたお婆さんなの?そんな距離でもないでしょうに。本当に彩音は面倒臭がりよね」
「ふふ。本当だねぇ。誰かさんみたい」
チラッとオレのほうを見る。いやいやオレも結構尽くすタイプですよ聖菜さん。
「ねぇねぇ。今日の帰りにカラオケとか行かない?たまにはパーっとさ!」
「あのさ彩音。カラオケはこの前も行ったじゃない。ねぇ聖菜?」
「うん。行ったね」
「えぇ~いいじゃん行こうよ~。聖菜の歌声聞きたいし~。ストレス発散したいし!」
「確かに聖菜の歌声は可愛いわよね。涙がこぼれるほど尊い讃美歌のようだわ」
「舞子ちゃんのそれは恥ずかしいかな」
それにしても女子ってこうやってワイワイ話しているだけで絵になるよな。聖菜さんは可愛いし。
そう言えば聖菜さんの歌った姿って見たことないな。あまりカラオケとか好きそうには見えないし。
でも待てよ?聖菜さんって意外に見た目とのギャップがあるよな?例えば……おとなしそうに見えて積極的でエロいし。黒の下着とかもエロい。あとは手や口とかで……とか幸せな光景を思い出していると聖菜さんから声がかかる。
「なら優斗君も一緒なら行こうかな」
「おお!いいね!絶対に神坂は来るっしょ!」
「なんで神坂君を誘うのよ聖菜。別にいなくてもいいでしょう」
東雲さんがオレを睨み付ける。うん。嫌われてるよなオレ。来て欲しくなさそうだし。その前に絶対とは?
「オレは行くとは言ってないんだが?」
「え?聖菜来るけど?」
「いや聖菜さんが行くから行くとは限らないだろ」
「あはは。そんなこと言って絶対来るじゃん!」
「神坂君。聖菜の誘いを断るの!?あり得ないわ!」
おい。どっちなんだよ東雲さん。オレがいてもいいのかダメなのか。あと絶対来るじゃんって……行くけどさ。
「贅沢だね神坂。女の子3人とカラオケという密室に行けるんだよ?こんな機会滅多にないよ?ハーレムじゃん。だから決まりね!」
半ば強引に参加が決まったんだが……。授業のチャイムが鳴り西城さんと東雲さんが自分の席に戻っていく。まぁ……聖菜さんの歌が聴けるならいいか。そんなオレの様子を見て聖菜さんが話しかけてくる。……授業始まってるぞ?
「おや?少し嬉しそうですな?」
「涙がこぼれるほどの尊い讃美歌が聴けるからね」
「ハンカチ用意しておいてね」
「期待しておくよ歌姫さん」
なんか聖菜さんが楽しそうだ。西城さんと東雲さんとは別に話せるし、カラオケか。オレも楽しもう。
「ふふ。そんなこと言って優斗君はいつでも私と2人きりがいいんだもんね?」
「それは否定しないよ。もう気心も知れているしさ」
「じゃあ知らないのは身体の相性だけだね?」
「聖菜さんは知ってるでしょ?教えてくれない?」
「ふふ。高いよ?」
「じゃあ……自分で調べるよ」
「できるのかな?それじゃ期待しておくね未来の旦那様?」
いつものようにクスクスと笑う聖菜さん。本当に可愛いよな。こうして放課後カラオケに行くことになったのだった。
月日は流れて7月。夏休みまで残り1ヶ月をきった。学生としては長期休みは嬉しいもんだ。もちろん夏休みの宿題はあるけどさ。
そして今は昼休み。そんなことを考えていると隣の席に西城さんと東雲さんがやってくる。本当に聖菜さんも合わせて3人は仲良しだよな。
「午後さ情報の授業でしょ?移動教室面倒~ 歩くのダルい~」
「彩音あなたお婆さんなの?そんな距離でもないでしょうに。本当に彩音は面倒臭がりよね」
「ふふ。本当だねぇ。誰かさんみたい」
チラッとオレのほうを見る。いやいやオレも結構尽くすタイプですよ聖菜さん。
「ねぇねぇ。今日の帰りにカラオケとか行かない?たまにはパーっとさ!」
「あのさ彩音。カラオケはこの前も行ったじゃない。ねぇ聖菜?」
「うん。行ったね」
「えぇ~いいじゃん行こうよ~。聖菜の歌声聞きたいし~。ストレス発散したいし!」
「確かに聖菜の歌声は可愛いわよね。涙がこぼれるほど尊い讃美歌のようだわ」
「舞子ちゃんのそれは恥ずかしいかな」
それにしても女子ってこうやってワイワイ話しているだけで絵になるよな。聖菜さんは可愛いし。
そう言えば聖菜さんの歌った姿って見たことないな。あまりカラオケとか好きそうには見えないし。
でも待てよ?聖菜さんって意外に見た目とのギャップがあるよな?例えば……おとなしそうに見えて積極的でエロいし。黒の下着とかもエロい。あとは手や口とかで……とか幸せな光景を思い出していると聖菜さんから声がかかる。
「なら優斗君も一緒なら行こうかな」
「おお!いいね!絶対に神坂は来るっしょ!」
「なんで神坂君を誘うのよ聖菜。別にいなくてもいいでしょう」
東雲さんがオレを睨み付ける。うん。嫌われてるよなオレ。来て欲しくなさそうだし。その前に絶対とは?
「オレは行くとは言ってないんだが?」
「え?聖菜来るけど?」
「いや聖菜さんが行くから行くとは限らないだろ」
「あはは。そんなこと言って絶対来るじゃん!」
「神坂君。聖菜の誘いを断るの!?あり得ないわ!」
おい。どっちなんだよ東雲さん。オレがいてもいいのかダメなのか。あと絶対来るじゃんって……行くけどさ。
「贅沢だね神坂。女の子3人とカラオケという密室に行けるんだよ?こんな機会滅多にないよ?ハーレムじゃん。だから決まりね!」
半ば強引に参加が決まったんだが……。授業のチャイムが鳴り西城さんと東雲さんが自分の席に戻っていく。まぁ……聖菜さんの歌が聴けるならいいか。そんなオレの様子を見て聖菜さんが話しかけてくる。……授業始まってるぞ?
「おや?少し嬉しそうですな?」
「涙がこぼれるほどの尊い讃美歌が聴けるからね」
「ハンカチ用意しておいてね」
「期待しておくよ歌姫さん」
なんか聖菜さんが楽しそうだ。西城さんと東雲さんとは別に話せるし、カラオケか。オレも楽しもう。
「ふふ。そんなこと言って優斗君はいつでも私と2人きりがいいんだもんね?」
「それは否定しないよ。もう気心も知れているしさ」
「じゃあ知らないのは身体の相性だけだね?」
「聖菜さんは知ってるでしょ?教えてくれない?」
「ふふ。高いよ?」
「じゃあ……自分で調べるよ」
「できるのかな?それじゃ期待しておくね未来の旦那様?」
いつものようにクスクスと笑う聖菜さん。本当に可愛いよな。こうして放課後カラオケに行くことになったのだった。
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