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第3章 最強無敵の英雄譚 ~ロデンブルグ防衛戦~
6. 最強無敵の英雄譚①
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6. 最強無敵の英雄譚①
私たちを乗せた馬車は今、北にあるロデンブルグへと走らせている。ブレイドさんと話した後、ミーユとアティにも話して王国特級任務依頼を受けることになった。
改めてギルドの受付で伝えた時、ルナレットさんは少し寂しそうな顔をしていたけど、最後は笑顔で私たちパーティーを送り出してくれた。ルナレットさんのためにも無事で帰らないとね。
馬車の窓には見渡す限りの山。ロデンブルグは山に囲まれた土地なのだ。だから魔物の襲撃に備えるのは難しい立地で早めの救援要請が出て騎士団は先に向かっているようだった。
「ねぇすごい山ばかりだね!」
「ミーユ。あまりはしゃぐな。遊びじゃないんだぞ危機感を持て」
「だって私はずっとお城にいたんだもん!少しくらい、いいじゃん!」
ミーユは膨れているがブレイドさんの言うことはもっともだ。王国特級任務依頼。その危険度はかなり高いものだと思う。
「あのそう言えば、ブレイドさんは王国特級任務依頼を受けたことあるんですか?」
アティはブレイドさんに聞く。ピンポイントで答えたくないことを聞いてる!アティ恐るべし。
「ああ?……ああ……まぁな。王国特級任務依頼は通常のギルドの依頼とは違う。危険を感じたら離脱しろ。いいな?」
「そんな危険なんですね……。エルンさん大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫。それくらいは理解してるからさ!」
そう理解している。誰も危険な目には合わせない。それが私の選んだ道だから。私は改めて決意を固めて目的地であるロデンブルグを目指したのだった。
◇◇◇
-ロデンブルグ-
「ふぅ……着いたー!!」
ミーユは大きく伸びをしている。ここはロデンブルグの街。山に四方を囲まれた場所で、私たちが来た南の入り口以外には北、東、西の3つの入り口があり、そこからの魔物襲撃を防いでいるらしい。
馬車は街の中心に止まる。街の中は避難する人で溢れていた。
「あわただしいですね……」
「どうやら、警戒レベルが上がっているようだな」
「ええ!?それじゃこのロデンブルグ危ないってこと!?」
「かもしれんな」
すると私たちの元に1人の騎士がやってくる。
「すまない。もしかしてローゼンシャリオのギルドの救援の者か?」
「あっはい。エルンです。私たちパーティーもロデンブルグの防衛に来ました」
「おお!助かるぞ!隊長が待っているついてきてくれ」
私たちはその騎士につれられロデンブルグの街を歩いていく。街は慌ただしく人々が右往左往していた。騎士団も避難をさせているが、混乱を抑えられていないようだった。
「ひどい有様だね……」
「エルン。今は何も考えるな。まずは隊長のルーベットに会って状況を聞くぞ」
しばらく歩くと大きな広場に出る。そして一軒の大きな屋敷が見える。どうやらあそこを騎士団の拠点としているらしい。
「ここが拠点となる場所だ。隊長はこちらにいる」
私たちは案内された部屋に入る。すると各々、ルーベット隊長に報告をしているところだった。
「住民の避難に関しては多少混乱はありますが、問題なく進んでいます。」
「西の入り口の魔物は殲滅完了。北の入り口もあらかた倒していますが被害が大きいようでこのままでは被害が拡大します」
「東の入り口に魔物が大量発生!至急応援要請との連絡がロイ副隊長から有り!」
「分かったご苦労。東の入り口には西に配置している騎士団を至急向かわせろ。それまで耐えるようにロイ副隊長に伝えてくれ!北の入り口には私が救援に向かう。空いてる回復魔法士に声をかけろ!それとできる限りポーションを持つように伝えろ!」
次々と指示を出していくルーベット隊長。その姿はとても凛々しく見えた。
「ここが勝負だ。決して怯むな!ローゼンシャリオ騎士団の名にかけて!」
「「「はっ!」」」
士気を下げることなく全員を鼓舞する。正に隊長の鑑。私も見習わなければと思う。その時ルーベット隊長が私に気付いて声をかけてくれる。
「おお!エルナ殿来てくれたのか!感謝するぞ!」
エルンだけどね……。もうルーベット隊長が「エ」を最初に呼んだなら、私と認識することにしよう。うんそれがいい。
「聞かせてもらったが戦況は思わしくないようだな」
「ああ。魔物の数が多すぎる。今はなんとか持ちこたえているが時間の問題かもしれん……。でも最後まで諦めんぞ我がローゼンシャリオ騎士団は。」
「どうしますかブレイドさん?」
「ああ。そうだな……エルンは北の入り口に援護に行け、そしてミーユは住民達の避難を手伝う。オレとアティで東側の魔物討伐に向かう。これでい……」
するとブレイドさんは突然黙る。きっとあの時のことを思い出したのだろう。シャーリーさんを亡くしてしまったあの日のことを。だから私はわざと言ってあげることにする。これもリーダーの役目だから。
「私も同じ考えでした。やっと私と同じ思考までたどり着きましたか。関心関心」
「ああ?お前に作戦がたてられるわけないだろ。余計な気を使うな。」
「使ってませんけど?私もそれでいいって思 ったんですよ。だからこれは私の作戦!リーダーの私が決めたんだから!」
私は誇らしげに伝える。ブレイドさんは呆れた顔をしているけど、無視することにする。
「助かるぞエリリ殿。よしなら決まりだ。すぐに向かうぞ!」
私はルーベット隊長と共に北の入り口の援護だよね。よし頑張らないと!そう思いながら私は扉を出ようとするとブレイドさんに呼び止められる。そしてたった一言だけ私に伝える。
「エルン……死ぬなよ」
その言葉はとても重い。それが痛いくらい分かる。私はそのまま何も言わずに軽く微笑んでから部屋を出る。
王国特級任務依頼。必ず成功させる。そう気合いを入れ直して私はルーベット隊長の後を追って北の入り口に向かうのだった。
私たちを乗せた馬車は今、北にあるロデンブルグへと走らせている。ブレイドさんと話した後、ミーユとアティにも話して王国特級任務依頼を受けることになった。
改めてギルドの受付で伝えた時、ルナレットさんは少し寂しそうな顔をしていたけど、最後は笑顔で私たちパーティーを送り出してくれた。ルナレットさんのためにも無事で帰らないとね。
馬車の窓には見渡す限りの山。ロデンブルグは山に囲まれた土地なのだ。だから魔物の襲撃に備えるのは難しい立地で早めの救援要請が出て騎士団は先に向かっているようだった。
「ねぇすごい山ばかりだね!」
「ミーユ。あまりはしゃぐな。遊びじゃないんだぞ危機感を持て」
「だって私はずっとお城にいたんだもん!少しくらい、いいじゃん!」
ミーユは膨れているがブレイドさんの言うことはもっともだ。王国特級任務依頼。その危険度はかなり高いものだと思う。
「あのそう言えば、ブレイドさんは王国特級任務依頼を受けたことあるんですか?」
アティはブレイドさんに聞く。ピンポイントで答えたくないことを聞いてる!アティ恐るべし。
「ああ?……ああ……まぁな。王国特級任務依頼は通常のギルドの依頼とは違う。危険を感じたら離脱しろ。いいな?」
「そんな危険なんですね……。エルンさん大丈夫ですか?」
「うん。大丈夫。それくらいは理解してるからさ!」
そう理解している。誰も危険な目には合わせない。それが私の選んだ道だから。私は改めて決意を固めて目的地であるロデンブルグを目指したのだった。
◇◇◇
-ロデンブルグ-
「ふぅ……着いたー!!」
ミーユは大きく伸びをしている。ここはロデンブルグの街。山に四方を囲まれた場所で、私たちが来た南の入り口以外には北、東、西の3つの入り口があり、そこからの魔物襲撃を防いでいるらしい。
馬車は街の中心に止まる。街の中は避難する人で溢れていた。
「あわただしいですね……」
「どうやら、警戒レベルが上がっているようだな」
「ええ!?それじゃこのロデンブルグ危ないってこと!?」
「かもしれんな」
すると私たちの元に1人の騎士がやってくる。
「すまない。もしかしてローゼンシャリオのギルドの救援の者か?」
「あっはい。エルンです。私たちパーティーもロデンブルグの防衛に来ました」
「おお!助かるぞ!隊長が待っているついてきてくれ」
私たちはその騎士につれられロデンブルグの街を歩いていく。街は慌ただしく人々が右往左往していた。騎士団も避難をさせているが、混乱を抑えられていないようだった。
「ひどい有様だね……」
「エルン。今は何も考えるな。まずは隊長のルーベットに会って状況を聞くぞ」
しばらく歩くと大きな広場に出る。そして一軒の大きな屋敷が見える。どうやらあそこを騎士団の拠点としているらしい。
「ここが拠点となる場所だ。隊長はこちらにいる」
私たちは案内された部屋に入る。すると各々、ルーベット隊長に報告をしているところだった。
「住民の避難に関しては多少混乱はありますが、問題なく進んでいます。」
「西の入り口の魔物は殲滅完了。北の入り口もあらかた倒していますが被害が大きいようでこのままでは被害が拡大します」
「東の入り口に魔物が大量発生!至急応援要請との連絡がロイ副隊長から有り!」
「分かったご苦労。東の入り口には西に配置している騎士団を至急向かわせろ。それまで耐えるようにロイ副隊長に伝えてくれ!北の入り口には私が救援に向かう。空いてる回復魔法士に声をかけろ!それとできる限りポーションを持つように伝えろ!」
次々と指示を出していくルーベット隊長。その姿はとても凛々しく見えた。
「ここが勝負だ。決して怯むな!ローゼンシャリオ騎士団の名にかけて!」
「「「はっ!」」」
士気を下げることなく全員を鼓舞する。正に隊長の鑑。私も見習わなければと思う。その時ルーベット隊長が私に気付いて声をかけてくれる。
「おお!エルナ殿来てくれたのか!感謝するぞ!」
エルンだけどね……。もうルーベット隊長が「エ」を最初に呼んだなら、私と認識することにしよう。うんそれがいい。
「聞かせてもらったが戦況は思わしくないようだな」
「ああ。魔物の数が多すぎる。今はなんとか持ちこたえているが時間の問題かもしれん……。でも最後まで諦めんぞ我がローゼンシャリオ騎士団は。」
「どうしますかブレイドさん?」
「ああ。そうだな……エルンは北の入り口に援護に行け、そしてミーユは住民達の避難を手伝う。オレとアティで東側の魔物討伐に向かう。これでい……」
するとブレイドさんは突然黙る。きっとあの時のことを思い出したのだろう。シャーリーさんを亡くしてしまったあの日のことを。だから私はわざと言ってあげることにする。これもリーダーの役目だから。
「私も同じ考えでした。やっと私と同じ思考までたどり着きましたか。関心関心」
「ああ?お前に作戦がたてられるわけないだろ。余計な気を使うな。」
「使ってませんけど?私もそれでいいって思 ったんですよ。だからこれは私の作戦!リーダーの私が決めたんだから!」
私は誇らしげに伝える。ブレイドさんは呆れた顔をしているけど、無視することにする。
「助かるぞエリリ殿。よしなら決まりだ。すぐに向かうぞ!」
私はルーベット隊長と共に北の入り口の援護だよね。よし頑張らないと!そう思いながら私は扉を出ようとするとブレイドさんに呼び止められる。そしてたった一言だけ私に伝える。
「エルン……死ぬなよ」
その言葉はとても重い。それが痛いくらい分かる。私はそのまま何も言わずに軽く微笑んでから部屋を出る。
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