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第2章 皇女の行方は何処へ? ~約束のアクアマリン~
1. エルン=アクセルロッド 懸賞金を狙う
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1. エルン=アクセルロッド 懸賞金を狙う
あれから2週間が経った。えっ?あれからって何って?ああ、私がクロスのパーティーとの勝負に勝って念願のシルバーランクに昇格してからね。
私はこの2週間。毎朝起きるとそれが夢なんじゃないかと思い、自分が持っているギルド冒険証を確認している。もちろん色はシルバーではあるのだけど。でもそれはバレると恥ずかしいからみんなには内緒にしている。
特に今、目の前にいる『死神』と呼ばれているこの酒呑みのおじさんには。何言われるかたまったもんじゃない。
「ああ?何睨んでるんだ?また心の中でオレに文句か?」
「睨んでませんけど……?それは被害妄想では?」
チッ。私の心の中が読まれてる。私たちは無難に依頼を毎日こなしている。今はミーユとアティがお届けの依頼をしている最中だ。だから私とブレイドさんはギルドで待っている。
「おいエルン。そろそろ大きな依頼をこなさないと、パーティーの資金がなくなるぞ?リーダーなんだから資金管理くらいまともにやれよな」
「はい???」
おいおい。一番無駄に散財してるのはあんたの酒代なんだよ。なんで不当な理由で私に説教してるんだこのおじさんは。やっぱりこのおじさんは私のこと嫌っている。文句言いすぎ問題だから。
そんなことを考えていると、ギルドの掲示板のほうからざわついた声が聞こえてくる。
「ん?何かあったのかな?」
「掲示板の更新か。この時間には珍しいがな。エルン確認してこい」
「はいはい。分かりましたよ」
私は席を立ち、人だかりが出来ているギルド掲示板を確認しに行く。しかし人が多すぎて掲示板が見えない。決して身長が低いというわけじゃないんだけど……仕方ない他のギルド冒険者に聞いてみるか。
「あの何かあったの?」
「えっ?ああ『壊し屋』か。北にあるライゼンバッハ帝国の第三皇女様が行方不明らしいぞ?それで高額な懸賞金が出たんだ」
『壊し屋』これが今度の私の呼び名だ。噂でクロスのパーティーを壊滅に追い込んで、ギルドから追い出したと言われているらしい。まぁあながち間違いではないけど、ただひとつ訂正したいのはクロスたちがウインダリア王国へ行ったのは、あいつらの意志だからね?私が追い出した訳じゃないから。
「ライゼンバッハ帝国の皇女様か……えっと懸賞金はいち、じゅう、……!?」
これは……私は席に戻りブレイドさんの目の前で机を叩き、ブレイドさんの顔をまっすぐ見る。ブレイドさんは『またかよ』的な嫌そうな顔をしていたが、そんなのお構いなしにブレイドさんへ話す。
「ブレイドさん!私たちパーティーは行方不明のライゼンバッハ帝国第三皇女様を探すことにする!以上!」
「ああ?うるせぇな。お前声がでかいんだよ。っでなんだ?掲示板に人探しの依頼とか貼り出されたのか?」
「そう!しかも懸賞金が出るんだって!その額なんと100万G!これはもうやるしかないでしょ!」
「やるべきってお前……」
意気揚々と言う私を見てブレイドさんはあきれているが、懸賞金が出る依頼は今までやったことない。しかもこれだけ高額なものも初めてみた。私はさっき不当な理由で説教されたことをその本人に言ってやることにする。
「大きな依頼をこなさないと資金不足になるんですよね?ブレイドさん?」
「あのなぁ……皇女探しなんてほぼ不可能なことをやる時間がもったいない。懸賞金が多ければ多いほど危険な依頼だろ?それにそもそも、オレたちみたいなシルバーランクのギルド冒険者が受けられる依頼なのか?」
「ふふん。安心してそれは抜かりなく確認したから。シルバー以上なら受けられます!」
ブレイドさんが反対するに決まっているのは初めから分かりきっている。ミーユとアティの賛成をもらえれば依頼を受けられる。そうだ数の暴力『多数決』だ。私は不敵に笑みをこぼす。そんなやり取りをしているとミーユとアティが依頼をこなして戻って来る。
「只今戻りましたぁ~」
「いや~疲れた疲れた。喉乾いちゃったよ~あっエルンそのジュース頂戴!」
「なんか、掲示板の前が騒がしかったですけど何かあったんですか?」
よくぞ聞いてくれたアティ。私はさっきあった出来事をミーユとアティに話す。そして次の依頼を皇女探しにすることを伝える。ミーユとアティなら大丈夫きっと私に賛成してくれる!覚悟しろおじさん!
「大変そうですけど……エルンさんが決めたならいいんじゃないですか?私はやります!」
「私はやめたほうがいいと思う」
「でしょ?ほらブレイドさん2人も賛成して……えっミーユ?」
思惑が外れミーユが反対してきた。この展開は読んでいなかったんだけど……
「だって、皇女様なんてどうやって探すの?情報なんてほとんどないだろうし。そんな依頼をやるくらいならコツコツと細かい依頼をしたほうが良くない?」
「ミーユ。今、私たちパーティーの資金が底をつき始めているんだよ。だから懸賞金を狙おうと思っているんだ。だからこの依頼をやるべきだと思ってる」
「それなら私がもう一つ依頼をこなすようにするからさ。それでよくない?」
少しギスギスした雰囲気になる……そこまでミーユが反対するなんて予想外なんだけど……そんなやり取りを見ていたブレイドさんが重い口を開き話を始める。
「……いやその依頼受けてみるか。懸賞金が高額な任務は危険だが……お前たちの成長にもなるからな」
「えっいいのブレイドさん?」
「ああ?まぁ……そのなんだ……ただし期限を決めてやるぞ。いつまでもその依頼だけやっても無駄だからな。1週間でどうだ?それならミーユもいいだろう?」
「それならいいけど……」
ミーユがあまり乗り気じゃないのが気になるけど、とりあえず期限付きで、そのライゼンバッハ帝国第三皇女様の捜索依頼を行うことにする。
ちなみに緊急の掲示板の依頼はわざわざ受付で依頼を受けなくても大丈夫なようになっている。いつの間にか終わっていることもあるし、それがガセネタの場合もあるからね。
でも懸賞金の額から考えてライゼンバッハ帝国側からの正式な依頼っぽいし今回のは信憑性がありそうだ。調べればすぐ分かる物は本物であることが多い。
「よし!それじゃ懸賞金を狙うために頑張ろう!」
「おお~です~!」
「……なんでオレが気を使わんといけないんだ。」
ということで、見切り発車感はあったけど高額懸賞金を手に入れるために私たちはライゼンバッハ帝国の第三皇女を探すことにするのだった。
あれから2週間が経った。えっ?あれからって何って?ああ、私がクロスのパーティーとの勝負に勝って念願のシルバーランクに昇格してからね。
私はこの2週間。毎朝起きるとそれが夢なんじゃないかと思い、自分が持っているギルド冒険証を確認している。もちろん色はシルバーではあるのだけど。でもそれはバレると恥ずかしいからみんなには内緒にしている。
特に今、目の前にいる『死神』と呼ばれているこの酒呑みのおじさんには。何言われるかたまったもんじゃない。
「ああ?何睨んでるんだ?また心の中でオレに文句か?」
「睨んでませんけど……?それは被害妄想では?」
チッ。私の心の中が読まれてる。私たちは無難に依頼を毎日こなしている。今はミーユとアティがお届けの依頼をしている最中だ。だから私とブレイドさんはギルドで待っている。
「おいエルン。そろそろ大きな依頼をこなさないと、パーティーの資金がなくなるぞ?リーダーなんだから資金管理くらいまともにやれよな」
「はい???」
おいおい。一番無駄に散財してるのはあんたの酒代なんだよ。なんで不当な理由で私に説教してるんだこのおじさんは。やっぱりこのおじさんは私のこと嫌っている。文句言いすぎ問題だから。
そんなことを考えていると、ギルドの掲示板のほうからざわついた声が聞こえてくる。
「ん?何かあったのかな?」
「掲示板の更新か。この時間には珍しいがな。エルン確認してこい」
「はいはい。分かりましたよ」
私は席を立ち、人だかりが出来ているギルド掲示板を確認しに行く。しかし人が多すぎて掲示板が見えない。決して身長が低いというわけじゃないんだけど……仕方ない他のギルド冒険者に聞いてみるか。
「あの何かあったの?」
「えっ?ああ『壊し屋』か。北にあるライゼンバッハ帝国の第三皇女様が行方不明らしいぞ?それで高額な懸賞金が出たんだ」
『壊し屋』これが今度の私の呼び名だ。噂でクロスのパーティーを壊滅に追い込んで、ギルドから追い出したと言われているらしい。まぁあながち間違いではないけど、ただひとつ訂正したいのはクロスたちがウインダリア王国へ行ったのは、あいつらの意志だからね?私が追い出した訳じゃないから。
「ライゼンバッハ帝国の皇女様か……えっと懸賞金はいち、じゅう、……!?」
これは……私は席に戻りブレイドさんの目の前で机を叩き、ブレイドさんの顔をまっすぐ見る。ブレイドさんは『またかよ』的な嫌そうな顔をしていたが、そんなのお構いなしにブレイドさんへ話す。
「ブレイドさん!私たちパーティーは行方不明のライゼンバッハ帝国第三皇女様を探すことにする!以上!」
「ああ?うるせぇな。お前声がでかいんだよ。っでなんだ?掲示板に人探しの依頼とか貼り出されたのか?」
「そう!しかも懸賞金が出るんだって!その額なんと100万G!これはもうやるしかないでしょ!」
「やるべきってお前……」
意気揚々と言う私を見てブレイドさんはあきれているが、懸賞金が出る依頼は今までやったことない。しかもこれだけ高額なものも初めてみた。私はさっき不当な理由で説教されたことをその本人に言ってやることにする。
「大きな依頼をこなさないと資金不足になるんですよね?ブレイドさん?」
「あのなぁ……皇女探しなんてほぼ不可能なことをやる時間がもったいない。懸賞金が多ければ多いほど危険な依頼だろ?それにそもそも、オレたちみたいなシルバーランクのギルド冒険者が受けられる依頼なのか?」
「ふふん。安心してそれは抜かりなく確認したから。シルバー以上なら受けられます!」
ブレイドさんが反対するに決まっているのは初めから分かりきっている。ミーユとアティの賛成をもらえれば依頼を受けられる。そうだ数の暴力『多数決』だ。私は不敵に笑みをこぼす。そんなやり取りをしているとミーユとアティが依頼をこなして戻って来る。
「只今戻りましたぁ~」
「いや~疲れた疲れた。喉乾いちゃったよ~あっエルンそのジュース頂戴!」
「なんか、掲示板の前が騒がしかったですけど何かあったんですか?」
よくぞ聞いてくれたアティ。私はさっきあった出来事をミーユとアティに話す。そして次の依頼を皇女探しにすることを伝える。ミーユとアティなら大丈夫きっと私に賛成してくれる!覚悟しろおじさん!
「大変そうですけど……エルンさんが決めたならいいんじゃないですか?私はやります!」
「私はやめたほうがいいと思う」
「でしょ?ほらブレイドさん2人も賛成して……えっミーユ?」
思惑が外れミーユが反対してきた。この展開は読んでいなかったんだけど……
「だって、皇女様なんてどうやって探すの?情報なんてほとんどないだろうし。そんな依頼をやるくらいならコツコツと細かい依頼をしたほうが良くない?」
「ミーユ。今、私たちパーティーの資金が底をつき始めているんだよ。だから懸賞金を狙おうと思っているんだ。だからこの依頼をやるべきだと思ってる」
「それなら私がもう一つ依頼をこなすようにするからさ。それでよくない?」
少しギスギスした雰囲気になる……そこまでミーユが反対するなんて予想外なんだけど……そんなやり取りを見ていたブレイドさんが重い口を開き話を始める。
「……いやその依頼受けてみるか。懸賞金が高額な任務は危険だが……お前たちの成長にもなるからな」
「えっいいのブレイドさん?」
「ああ?まぁ……そのなんだ……ただし期限を決めてやるぞ。いつまでもその依頼だけやっても無駄だからな。1週間でどうだ?それならミーユもいいだろう?」
「それならいいけど……」
ミーユがあまり乗り気じゃないのが気になるけど、とりあえず期限付きで、そのライゼンバッハ帝国第三皇女様の捜索依頼を行うことにする。
ちなみに緊急の掲示板の依頼はわざわざ受付で依頼を受けなくても大丈夫なようになっている。いつの間にか終わっていることもあるし、それがガセネタの場合もあるからね。
でも懸賞金の額から考えてライゼンバッハ帝国側からの正式な依頼っぽいし今回のは信憑性がありそうだ。調べればすぐ分かる物は本物であることが多い。
「よし!それじゃ懸賞金を狙うために頑張ろう!」
「おお~です~!」
「……なんでオレが気を使わんといけないんだ。」
ということで、見切り発車感はあったけど高額懸賞金を手に入れるために私たちはライゼンバッハ帝国の第三皇女を探すことにするのだった。
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