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第4章 聖女。本の知識でダンジョン攻略するのです!
25. 後悔しない選択
しおりを挟む25. 後悔しない選択
セントリン王国とランバート王国の戦争が始まるのも時間の問題なのです。私はラピスとエルミンを仲間に加え、戦争を止めるために動き出すのです。残された猶予はあと5日。そして王都にいるマルセナも助け出さなくてはならないのです。
「ここは2手に分かれるのです。東側のカトリーナ教会へ行く道中でランバートの軍勢を止める役と王都へ行きマルセナを助け出す役に」
私はそう提案しましたが、みんなは難色を示すのです。確かにどちらも危険なのです。でもこれしか方法がないのも事実なのです。
「でもさランバートの軍勢が通るところなんて分かるのアリーゼ?」
「はいなのです。カトリーナ教会がある東側から来るには間違いなくこのユトナの聖橋を通らないといけないのです」
ユトナ聖橋はセントリン王国とランバート王国の国境にある巨大な湖に架けられた大きな石橋を指すのです。その幅は50メートル、全長200メートルはあるのです。その橋の向こう側にカトリーナ教会はあるのです。だから必ずそこを通るはずなのです。
「そしてランバートの軍勢は私が止めに行くのです」
「えっ……アリーゼ……」
「心配ないのです。必ず止めてみせるのです」
「……それならあたしも一緒に行く!アリーゼ1人にはさせないから」
ミルディがそう言ってくれるのです。ああ、なんて心強い親友なのですか。私は少し嬉しくなるのです。
「ならワシたちが王都でその聖女マルセナを助ければ良いのじゃな?」
「お願いできますか?マルセナは私の後輩の聖女なのです」
「うむ。任せるのじゃ。それで良いなフィオナとソフィア」
ロゼッタ様の言葉に2人も力強く頷いてくれる。これで決まりなのです。私たちは来るべき時のために準備を進めるのです。
「あのさアリーゼ。造りたい魔法アイテムがあるの手伝ってほしい」
「ミルディ?もちろんなのです」
ミルディはとても真剣な顔をして私にお願いをしてきたのです。これはきっと何か考えがあってのことだと思うのです。私はミルディと一緒に準備に取り掛かることにしたのです。私は気になることがあったのでミルディに聞いてみるのです。
「ミルディ。どうして私と一緒に来てくれるのです?危険なのですよ?」
「あたしが一緒じゃ嫌なの?」
「そんなことはないのです。嬉しいのです」
「それに前に言ったよ。アリーゼって普段はあんなに強いのに、たまにすごく弱気に見える時があるって。今回のこと……不安なんでしょ?」
見透かされてるのです。ミルディには隠し事できないのです。不安なのは間違いないのです。でもそれ以上に誰かが危険な目に合うのは嫌なのです。私は聖女なのですから。弱い姿を見せてはいけないのです。
「でもミルディがいるのです。だから不安ではないのですよ!」
「あとさ。後悔したくないんだ。あたしはアリーゼと共に旅をする。あの時そう決めたからさ。一緒にいたいの」
「ミルディ……」
思わず涙が出そうになるのをぐっと堪えるのです。今は泣いてる場合じゃないのです。でもこんなこと言われたら余計泣けてくるのです。それから私たちは作業を始めるです。ミルディが何を作りたいのか分からないのですけど、それはとても重要なもののような気がするのです。
「ところでミルディは何を作りたいのです?」
「通信魔法具だよ。離れた相手と話すことかできるものなの。最後にはソフィアにもお手伝いしてもらうけど。これは風魔法の魔力が必要だから」
通信魔法具。確かにそれは欲しいのです。これから先どんな状況になるかわからないので連絡手段は必要かもしれないのです。
ミルディは早速材料を準備し始めるのです。必要なものは風の魔石とそして聖水。まずは風の魔石を粉々にするのです。これを細かくすり潰すと小さな玉ができるのです。それをさらに磨り潰していくと水晶みたいになってくるのです。次にその水晶みたいなものに聖水を少しずつ垂らすのです。
すると結晶の中に文字や絵のようなものができていくのです。これが通信魔法具の核となる部分らしいのです。そして最後にもう一度聖水をかけて固めて結晶にして完成なのです!
「よし。あとはソフィアにお願いしよう!」
「はいなのです!」
私たちは早速ソフィアを呼んでくることにするのです。
「この結晶に風魔法の魔力を込めればいいのですか?」
「うん。お願い」
次はソフィアの番なのです。そして出来上がった結晶を手の上に出してもらってそこにソフィアが手をかざし風魔法の魔力を込めるのです。そうすることでここに魔力を注ぐと風魔法の力が発動してこの結晶を通して相手の声を聞くことができるようになるのです。
「ここに魔力を込めると相手側の結晶が光るから同じく魔力を込めれば話すことができるよ。もちろん距離が離れてたり、通信時間が長いとその分魔力は消耗するけどね。それじゃちょっと試そうか」
ミルディは通信魔法具を持って外に出るのです。すると結晶が光だしそれをソフィアが魔力を込める。
《あーあー聞こえるかな?》
「聞こえるのです!私の声聞こえてるのです?」
《うん。良かった成功だね!》
やっぱりミルディは素晴らしいのです!優秀な魔法鍛冶屋さんなのです!これでいつでもみんなと話せるのです。そしてミルディが戻ってくる。
「もう片方はソフィアが持ってて。ロゼッタ様は無くしそうだし。それに今回の件は情報が必要だから必ずそれが必要になると思うし」
「分かりました。私が責任を持って預かります」
期限まで残り5日。こうして私たちは戦争を止めるための準備を進めていたのでした。
セントリン王国とランバート王国の戦争が始まるのも時間の問題なのです。私はラピスとエルミンを仲間に加え、戦争を止めるために動き出すのです。残された猶予はあと5日。そして王都にいるマルセナも助け出さなくてはならないのです。
「ここは2手に分かれるのです。東側のカトリーナ教会へ行く道中でランバートの軍勢を止める役と王都へ行きマルセナを助け出す役に」
私はそう提案しましたが、みんなは難色を示すのです。確かにどちらも危険なのです。でもこれしか方法がないのも事実なのです。
「でもさランバートの軍勢が通るところなんて分かるのアリーゼ?」
「はいなのです。カトリーナ教会がある東側から来るには間違いなくこのユトナの聖橋を通らないといけないのです」
ユトナ聖橋はセントリン王国とランバート王国の国境にある巨大な湖に架けられた大きな石橋を指すのです。その幅は50メートル、全長200メートルはあるのです。その橋の向こう側にカトリーナ教会はあるのです。だから必ずそこを通るはずなのです。
「そしてランバートの軍勢は私が止めに行くのです」
「えっ……アリーゼ……」
「心配ないのです。必ず止めてみせるのです」
「……それならあたしも一緒に行く!アリーゼ1人にはさせないから」
ミルディがそう言ってくれるのです。ああ、なんて心強い親友なのですか。私は少し嬉しくなるのです。
「ならワシたちが王都でその聖女マルセナを助ければ良いのじゃな?」
「お願いできますか?マルセナは私の後輩の聖女なのです」
「うむ。任せるのじゃ。それで良いなフィオナとソフィア」
ロゼッタ様の言葉に2人も力強く頷いてくれる。これで決まりなのです。私たちは来るべき時のために準備を進めるのです。
「あのさアリーゼ。造りたい魔法アイテムがあるの手伝ってほしい」
「ミルディ?もちろんなのです」
ミルディはとても真剣な顔をして私にお願いをしてきたのです。これはきっと何か考えがあってのことだと思うのです。私はミルディと一緒に準備に取り掛かることにしたのです。私は気になることがあったのでミルディに聞いてみるのです。
「ミルディ。どうして私と一緒に来てくれるのです?危険なのですよ?」
「あたしが一緒じゃ嫌なの?」
「そんなことはないのです。嬉しいのです」
「それに前に言ったよ。アリーゼって普段はあんなに強いのに、たまにすごく弱気に見える時があるって。今回のこと……不安なんでしょ?」
見透かされてるのです。ミルディには隠し事できないのです。不安なのは間違いないのです。でもそれ以上に誰かが危険な目に合うのは嫌なのです。私は聖女なのですから。弱い姿を見せてはいけないのです。
「でもミルディがいるのです。だから不安ではないのですよ!」
「あとさ。後悔したくないんだ。あたしはアリーゼと共に旅をする。あの時そう決めたからさ。一緒にいたいの」
「ミルディ……」
思わず涙が出そうになるのをぐっと堪えるのです。今は泣いてる場合じゃないのです。でもこんなこと言われたら余計泣けてくるのです。それから私たちは作業を始めるです。ミルディが何を作りたいのか分からないのですけど、それはとても重要なもののような気がするのです。
「ところでミルディは何を作りたいのです?」
「通信魔法具だよ。離れた相手と話すことかできるものなの。最後にはソフィアにもお手伝いしてもらうけど。これは風魔法の魔力が必要だから」
通信魔法具。確かにそれは欲しいのです。これから先どんな状況になるかわからないので連絡手段は必要かもしれないのです。
ミルディは早速材料を準備し始めるのです。必要なものは風の魔石とそして聖水。まずは風の魔石を粉々にするのです。これを細かくすり潰すと小さな玉ができるのです。それをさらに磨り潰していくと水晶みたいになってくるのです。次にその水晶みたいなものに聖水を少しずつ垂らすのです。
すると結晶の中に文字や絵のようなものができていくのです。これが通信魔法具の核となる部分らしいのです。そして最後にもう一度聖水をかけて固めて結晶にして完成なのです!
「よし。あとはソフィアにお願いしよう!」
「はいなのです!」
私たちは早速ソフィアを呼んでくることにするのです。
「この結晶に風魔法の魔力を込めればいいのですか?」
「うん。お願い」
次はソフィアの番なのです。そして出来上がった結晶を手の上に出してもらってそこにソフィアが手をかざし風魔法の魔力を込めるのです。そうすることでここに魔力を注ぐと風魔法の力が発動してこの結晶を通して相手の声を聞くことができるようになるのです。
「ここに魔力を込めると相手側の結晶が光るから同じく魔力を込めれば話すことができるよ。もちろん距離が離れてたり、通信時間が長いとその分魔力は消耗するけどね。それじゃちょっと試そうか」
ミルディは通信魔法具を持って外に出るのです。すると結晶が光だしそれをソフィアが魔力を込める。
《あーあー聞こえるかな?》
「聞こえるのです!私の声聞こえてるのです?」
《うん。良かった成功だね!》
やっぱりミルディは素晴らしいのです!優秀な魔法鍛冶屋さんなのです!これでいつでもみんなと話せるのです。そしてミルディが戻ってくる。
「もう片方はソフィアが持ってて。ロゼッタ様は無くしそうだし。それに今回の件は情報が必要だから必ずそれが必要になると思うし」
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