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第4章 聖女。本の知識でダンジョン攻略するのです!
18. 未開のダンジョンへ
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18. 未開のダンジョンへ
私の素晴らしい(?)聖女としての説得により未開の地で発見された禁書が眠ると言われている新しいダンジョンに挑む事になったのです!
そして、現在私たちはそのダンジョンに向かって歩いているのです。道中の魔物はフィオナとソフィアが倒してくれているのです。ロゼッタ様は一応魔力を温存するというのが今回の作戦なのです。
いつもロゼッタ様は派手に魔法を使ってしまうので魔力回復ポーションが少ないのでミルディが念を押してロゼッタ様に言っていたですけどね……
「それにしてもロゼッタ様がこんなにもあっさり許可してくれるなんて思わなかったよ」
そうミルディは言うのです。確かに、普通ならもっと杖を振り回して文句を言っている姿が想像できてしまうのですけどね。そう思うのですけどそれを言うと怒ると思うので黙っているのです。
「ん?なんじゃアリーゼ?」
「いえ。何でもないのです」
危ない危ないのです。気をつけないといけないのですね。それにしても、本当に何があったのでしょうか?ここまで、何回か魔法詠唱しようとしていたようにも見えたのですけど……少しだけ聞いてみたい気持ちもありますけど今は我慢ですね。後でこっそり聞くことにします。
そんな事を考えている間に目的地に到着したようです。そこは森に囲まれた大きな遺跡だったのです。どうやらこの前の雨の影響で土砂崩れが起きて、このダンジョンが発見されたみたいなのですね。
これはかなり危険な雰囲気が出ているのです。というより確実にヤバい感じがするのです。私はこういう時の勘だけは鋭いのですよ。
「なんか……怖いんだけど……」
「ミルディはいつも怖がってるのですよ?」
「仕方ないじゃん!あたしは戦えないんだから!」
まぁそうなんですけどね……ミルディは私の服を掴みながら進もうとする。ビクビクしているのです。
「ミルディ。歩きづらいのです」
「だって……」
さて、それでは中に入りましょうかね。そんなことを考えていると、ロゼッタ様はそのダンジョンを真剣な目で見ているのです。
「ロゼッタ様?」
「……ん?なんじゃ、さっさと中に入るのじゃ」
変なロゼッタ様なのです。そして中に入るとそこには広い空間が広がっていたのです。どうやらここは地下へ続く階段がある場所のようなのです。
奥の方からは何かが這うような音が聞こえてくるのです。これは間違いなくヤバイ奴がいるのです。
すると、私たちの前に1匹のゴブリンが現れたのです。そのゴブリンは私を見るといきなり襲いかかってきたのです。私は咄嵯に反応したので回避したのです。そして、フィオナが一太刀で倒す。おお!さすがなのです!
「大丈夫アリーゼ様?」
「大丈夫なのです。ありがとうなのですフィオナ!」
「あの……前から思っていたんですけど……」
ソフィアが申し訳なさそうに私に話してくるのです。ソフィアが私に話しかけてくるなんて珍しいのですね?何かあったのですかね?
「その……気分を悪くされたら申し訳ないのですけど……アリーゼ様は聖女なのになぜ1番前を歩くのですか?危険ですよ?聖魔法も使えないんですよ?」
「え?特に理由はないのです!魔物が出てきたら倒せばいいのです!それだけなのです!」
私が胸を張って答えるとみんな呆れた顔になるのです。なんでですか!私間違ってないのですよ!そしてしばらく歩くとまた出てきたのです。今度は3匹いるのです。
ここは先手必勝なのです! 私は1番手前にいたゴブリンに向かってロッドを振り回すのです!見事にクリーンヒットして吹き飛ぶのです。そして後ろにいた2匹目がこちらに来た時にロッドを突き出すようにして顔面に当てるのです。
3匹目はフィオナに任せることにして、さっきの2匹を倒すことにしたのです。
「ボコボコにするのです!」
「あっアリーゼ様!」
それから私は夢中で戦ったのです。途中から楽しくなってきちゃったのです。最後は思いっきり蹴飛ばしてやったのです。
「倒したのです!」
「ほら。わかったでしょソフィア?アリーゼはなんか知らないけど強いんだよね。だから放っておいていいよ?」
「はい。私も理解しました。気にしないことにします」
なんかひどいのです。でも今回は何も言わないのですよ。それよりも早く最深部に向かうのです!しばらく進むと突然開けた場所に出たのです。そこには宝箱がたくさんあったのです。
「宝箱ですか……」
「ソフィア。魔法で調べるのじゃ」
「はい。あまり自信ないですけど……」
「ソフィアの魔法なら大丈夫なのです!自信を持つのです!」
ソフィアは風魔法を使い宝箱を調べる事にする。しかし、反応がないようなのです
「特に何かある気配はしません。たぶん……」
「もっと自信を持ってほしいもんじゃがな。どれアリーゼ開けてみよ」
「えぇ!?私なのです!?」
「ソフィアの魔法なら大丈夫なのじゃろ?ほれはよしろ。」
確かにそう言いましたけどね……ソフィアは自信無さそうにしている。ここはソフィアのためなのです!仕方なく私は宝箱を開けると中には何も入っていなかったのです。次の宝箱もその次も……結局魔道具の鉱石が何個か入っていただけなのでした。
そして私たちは奥へ進んでいくと階段を発見したので降りていく。降りた先には大きな部屋があり、そこにはたくさんの骨が転がっているのでした。これは明らかに普通の魔物ではないのです。
「ちょっと不気味なんだけど……」
「この骨は……まずい……下がるのじゃ!」
ロゼッタ様が叫ぶとその部屋の骨が集まり形を作り出す……そこには大きな曲刀を持った骸骨の魔物がいたのです。確か本に書いてあったのです。私は本の内容を思いだし、この部屋の主はスケルトンナイトということがわかったのです。
そして、そのスケルトンナイトの後ろにはさらに大量のスケルトンがやってきたのです。これは逃げ場がなくなってしまったのです。
とりあえずみんなに指示を出すことにするのです!私はロッドを構えながらみんなの前にたつ。後ろにはミルディがいて震えている。
前方からは巨大な骸骨の魔物がゆっくりと歩いてくる。その横には無数のアンデッドモンスターが並んでいたのです。
私たちは未開のダンジョンで早速ピンチを迎えることになるのでした。
私の素晴らしい(?)聖女としての説得により未開の地で発見された禁書が眠ると言われている新しいダンジョンに挑む事になったのです!
そして、現在私たちはそのダンジョンに向かって歩いているのです。道中の魔物はフィオナとソフィアが倒してくれているのです。ロゼッタ様は一応魔力を温存するというのが今回の作戦なのです。
いつもロゼッタ様は派手に魔法を使ってしまうので魔力回復ポーションが少ないのでミルディが念を押してロゼッタ様に言っていたですけどね……
「それにしてもロゼッタ様がこんなにもあっさり許可してくれるなんて思わなかったよ」
そうミルディは言うのです。確かに、普通ならもっと杖を振り回して文句を言っている姿が想像できてしまうのですけどね。そう思うのですけどそれを言うと怒ると思うので黙っているのです。
「ん?なんじゃアリーゼ?」
「いえ。何でもないのです」
危ない危ないのです。気をつけないといけないのですね。それにしても、本当に何があったのでしょうか?ここまで、何回か魔法詠唱しようとしていたようにも見えたのですけど……少しだけ聞いてみたい気持ちもありますけど今は我慢ですね。後でこっそり聞くことにします。
そんな事を考えている間に目的地に到着したようです。そこは森に囲まれた大きな遺跡だったのです。どうやらこの前の雨の影響で土砂崩れが起きて、このダンジョンが発見されたみたいなのですね。
これはかなり危険な雰囲気が出ているのです。というより確実にヤバい感じがするのです。私はこういう時の勘だけは鋭いのですよ。
「なんか……怖いんだけど……」
「ミルディはいつも怖がってるのですよ?」
「仕方ないじゃん!あたしは戦えないんだから!」
まぁそうなんですけどね……ミルディは私の服を掴みながら進もうとする。ビクビクしているのです。
「ミルディ。歩きづらいのです」
「だって……」
さて、それでは中に入りましょうかね。そんなことを考えていると、ロゼッタ様はそのダンジョンを真剣な目で見ているのです。
「ロゼッタ様?」
「……ん?なんじゃ、さっさと中に入るのじゃ」
変なロゼッタ様なのです。そして中に入るとそこには広い空間が広がっていたのです。どうやらここは地下へ続く階段がある場所のようなのです。
奥の方からは何かが這うような音が聞こえてくるのです。これは間違いなくヤバイ奴がいるのです。
すると、私たちの前に1匹のゴブリンが現れたのです。そのゴブリンは私を見るといきなり襲いかかってきたのです。私は咄嵯に反応したので回避したのです。そして、フィオナが一太刀で倒す。おお!さすがなのです!
「大丈夫アリーゼ様?」
「大丈夫なのです。ありがとうなのですフィオナ!」
「あの……前から思っていたんですけど……」
ソフィアが申し訳なさそうに私に話してくるのです。ソフィアが私に話しかけてくるなんて珍しいのですね?何かあったのですかね?
「その……気分を悪くされたら申し訳ないのですけど……アリーゼ様は聖女なのになぜ1番前を歩くのですか?危険ですよ?聖魔法も使えないんですよ?」
「え?特に理由はないのです!魔物が出てきたら倒せばいいのです!それだけなのです!」
私が胸を張って答えるとみんな呆れた顔になるのです。なんでですか!私間違ってないのですよ!そしてしばらく歩くとまた出てきたのです。今度は3匹いるのです。
ここは先手必勝なのです! 私は1番手前にいたゴブリンに向かってロッドを振り回すのです!見事にクリーンヒットして吹き飛ぶのです。そして後ろにいた2匹目がこちらに来た時にロッドを突き出すようにして顔面に当てるのです。
3匹目はフィオナに任せることにして、さっきの2匹を倒すことにしたのです。
「ボコボコにするのです!」
「あっアリーゼ様!」
それから私は夢中で戦ったのです。途中から楽しくなってきちゃったのです。最後は思いっきり蹴飛ばしてやったのです。
「倒したのです!」
「ほら。わかったでしょソフィア?アリーゼはなんか知らないけど強いんだよね。だから放っておいていいよ?」
「はい。私も理解しました。気にしないことにします」
なんかひどいのです。でも今回は何も言わないのですよ。それよりも早く最深部に向かうのです!しばらく進むと突然開けた場所に出たのです。そこには宝箱がたくさんあったのです。
「宝箱ですか……」
「ソフィア。魔法で調べるのじゃ」
「はい。あまり自信ないですけど……」
「ソフィアの魔法なら大丈夫なのです!自信を持つのです!」
ソフィアは風魔法を使い宝箱を調べる事にする。しかし、反応がないようなのです
「特に何かある気配はしません。たぶん……」
「もっと自信を持ってほしいもんじゃがな。どれアリーゼ開けてみよ」
「えぇ!?私なのです!?」
「ソフィアの魔法なら大丈夫なのじゃろ?ほれはよしろ。」
確かにそう言いましたけどね……ソフィアは自信無さそうにしている。ここはソフィアのためなのです!仕方なく私は宝箱を開けると中には何も入っていなかったのです。次の宝箱もその次も……結局魔道具の鉱石が何個か入っていただけなのでした。
そして私たちは奥へ進んでいくと階段を発見したので降りていく。降りた先には大きな部屋があり、そこにはたくさんの骨が転がっているのでした。これは明らかに普通の魔物ではないのです。
「ちょっと不気味なんだけど……」
「この骨は……まずい……下がるのじゃ!」
ロゼッタ様が叫ぶとその部屋の骨が集まり形を作り出す……そこには大きな曲刀を持った骸骨の魔物がいたのです。確か本に書いてあったのです。私は本の内容を思いだし、この部屋の主はスケルトンナイトということがわかったのです。
そして、そのスケルトンナイトの後ろにはさらに大量のスケルトンがやってきたのです。これは逃げ場がなくなってしまったのです。
とりあえずみんなに指示を出すことにするのです!私はロッドを構えながらみんなの前にたつ。後ろにはミルディがいて震えている。
前方からは巨大な骸骨の魔物がゆっくりと歩いてくる。その横には無数のアンデッドモンスターが並んでいたのです。
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