135 / 158
第4章 聖女。本の知識でダンジョン攻略するのです!
17. 聖女。説得する
しおりを挟む
17. 聖女。説得する
私たちは2回目の中級者ダンジョンに挑むことに決め、どのダンジョンに挑戦するか決めるため私はロゼッタ様と共にギルドに向かっていたのです。
「どんなダンジョンがあるのですかね?凄く楽しみなのです!」
「アリーゼ。言っておくがあまりにも危険なら中級者ダンジョンは諦めるのじゃぞ?この前はたまたま、あの雪だるまがワシの炎属性魔法と相性が良かったから倒せたからいいものの……」
「そんなこと言って、本当は他の属性魔法を使いたくないだけなのですロゼッタ様は!」
私がそう言うとロゼッタ様は杖で叩いてくるのです。
「いたっ痛いのです~」
「アリーゼお主はワシにガリ勉の氷属性魔法や陰キャの闇属性魔法を使えと言うのか!?」
「別にそんなことは言っていないのです!ただロゼッタ様の実力なら全部の属性魔法が使えるのです!」
「ふん。無駄じゃ!これはワシのポリシーなのじゃ。爆炎魔法は!」
変なプライドを持ってるのです……しかしロゼッタ様にも色々あるみたいなのでこれ以上は何も言えないのです。そしてギルドに着き、受付嬢のお姉さんから数ある中級者ダンジョンの情報を聞くのです。
それは3つあってそれぞれ同じ中級者ダンジョンでも難易度が違うらしいです。
1つ目は一番簡単な初級者の時にもあった洞窟型ダンジョン。
2つ目はオーガが出る森林型のダンジョン。
最後はドラゴンがいる山型ダンジョン。
うーん。またドラゴンなのですか……どのダンジョンがいいのですかね?するとロゼッタ様がもう一つの紙に気付き聞いてみる。
「その紙に書いてあるダンジョンはなんじゃ?」
「ああ……こちらは最近見つかったばかりのダンジョンですね。未開の地で発見されたんです」
「ほう……まだ新しいダンジョンか……」
そのまま受付嬢のお姉さんは少し困った顔をしながら答えてくれたのです。なんでもそのダンジョンは他のところとは違う特殊な作りらしくて、そのダンジョンが発見された当初は沢山の冒険者が挑んだようですが誰も奥までたどり着けず今に至るらしいです。
「でもダンジョンの奥には誰も見たことのない禁書があるらしいですよ?熟練の冒険者が魔法で宝箱の中身を鑑定したとかで。でもその部屋にはたどり着けなかったそうです」
「禁書!?これにするのです!決めたのです!」
「バカ者!そんな危険な場所いけるわけ……」
「ダメなのです!禁書を読むのです!ここに行くのです!」
私は決めたのです!絶対絶対このダンジョンに行くのです!そしてそのまま宿屋に戻りみんなに話すことにするのです。みんなは優しいのできっと大丈夫なのです!
「ロゼッタ様の言う通りだと思うよあたしは?無理でしょ?」
「ボクも自信ないよ……そんなよく分からないダンジョンなんて」
「私もです……ロゼッタ様が危険と言うならやめておいた方が良いのではないですか?」
え……なぜなのです。いきなり私だけアウェイなのですか!?でもここで引く訳にはいかないのです!だって禁書を読めるチャンスなんてもう2度と来ないのです!絶対に読みたいのです!こうなったらあれしかないのです!
まさか……みんなに使う事になるとは思わなかったのです。私は意識を深いところまで潜る。「世界書庫」。今私に必要な本を見つけそのページをめくる。
【信じる者は救います!~聖女入門・説得術】
1.まず最初に相手と同じ目線に立ちます。
2.次に相手の手を取り目をしっかり見て優しく微笑みながら言いましょう。
3.それでも相手が納得しない場合は手を握りしめたまま、自分の額に当て懇願するようにこう言ってください。
4.あなたのためでもあるんですよ?と。
5.これで落ちなかった人はいません。
なるほどなのです。まずはミルディから説得するのです。私は真面目な顔でミルディに話すのです。
「ミルディ。そうは言うのですけど、私たちが今まで無理だったことはあるのです?」
「えっ……いや……それはないけど」
「そうなのです。私を信じてほしいのです。ずっとそうやって旅をしてきたのです!それは親友のミルディが一番知ってるのですよね?私は……そう信じているのです!」
「アリーゼ……うん。まぁ……アリーゼが言うならあたしは行くけどさ……」
ふふん。ミルディは楽勝なのです。次はフィオナなのです。
「フィオナ。あなたは自分の力で強くなりたい。そう言ってませんでしたか?また逃げてしまうのです?」
「そんなんじゃ!……強くなりたいよ。そう言ったけど……でも……」
「あなたはどんどん強くなっているのです。私はフィオナの魔法剣を信じてるのです。あなたは強い。フィオナは私を信じれないのです?」
「アリーゼ様……うん。ボクやってみるよ!逃げてちゃダメだもんね!」
あとはソフィアだけなのです。ふふふ。
「ソフィア。ロゼッタ様は危険と言ってますけど、ギルフォード様ならどうしたのですかね?」
「えっ?」
「困っている私のために力を貸してくれると私は思うのです。私は聖女である前に一人の人間。賢者様は困っている人の味方なのではないのです?」
「確かに……私も賢者の血縁。やります!私の魔法がお役にたてるかは分かりませんが、行きましょうそのダンジョンに!」
よしなのです。やっぱり本の知識は優秀なのです。あとはロゼッタ様だけなのです。
「バカ者。お主らは何説得されとるのじゃ!いいか?未開のダンジョンなど危険しかないじゃろ。それに難易度もわからんというのに……」
私はロゼッタ様の手を握り自分の額に当て懇願するように言うのです。
「なんじゃ?」
「これはロゼッタ様のためでもあるんです。もしかしたらその禁書に魔力還元の事が載っているかも知れないのです」
「アリーゼお主……」
「早くロゼッタ様の魔力を戻す。私は常闇の森を出てから一時も忘れてないのですよ?」
「うむ……わかった……ただ危険と判断したら離脱する。それでよいな?」
ちょろいのです。これも私のカリスマ性があってのことなのです!こうして未開の地にできた新しいダンジョンに挑むことにしたのでした。
私たちは2回目の中級者ダンジョンに挑むことに決め、どのダンジョンに挑戦するか決めるため私はロゼッタ様と共にギルドに向かっていたのです。
「どんなダンジョンがあるのですかね?凄く楽しみなのです!」
「アリーゼ。言っておくがあまりにも危険なら中級者ダンジョンは諦めるのじゃぞ?この前はたまたま、あの雪だるまがワシの炎属性魔法と相性が良かったから倒せたからいいものの……」
「そんなこと言って、本当は他の属性魔法を使いたくないだけなのですロゼッタ様は!」
私がそう言うとロゼッタ様は杖で叩いてくるのです。
「いたっ痛いのです~」
「アリーゼお主はワシにガリ勉の氷属性魔法や陰キャの闇属性魔法を使えと言うのか!?」
「別にそんなことは言っていないのです!ただロゼッタ様の実力なら全部の属性魔法が使えるのです!」
「ふん。無駄じゃ!これはワシのポリシーなのじゃ。爆炎魔法は!」
変なプライドを持ってるのです……しかしロゼッタ様にも色々あるみたいなのでこれ以上は何も言えないのです。そしてギルドに着き、受付嬢のお姉さんから数ある中級者ダンジョンの情報を聞くのです。
それは3つあってそれぞれ同じ中級者ダンジョンでも難易度が違うらしいです。
1つ目は一番簡単な初級者の時にもあった洞窟型ダンジョン。
2つ目はオーガが出る森林型のダンジョン。
最後はドラゴンがいる山型ダンジョン。
うーん。またドラゴンなのですか……どのダンジョンがいいのですかね?するとロゼッタ様がもう一つの紙に気付き聞いてみる。
「その紙に書いてあるダンジョンはなんじゃ?」
「ああ……こちらは最近見つかったばかりのダンジョンですね。未開の地で発見されたんです」
「ほう……まだ新しいダンジョンか……」
そのまま受付嬢のお姉さんは少し困った顔をしながら答えてくれたのです。なんでもそのダンジョンは他のところとは違う特殊な作りらしくて、そのダンジョンが発見された当初は沢山の冒険者が挑んだようですが誰も奥までたどり着けず今に至るらしいです。
「でもダンジョンの奥には誰も見たことのない禁書があるらしいですよ?熟練の冒険者が魔法で宝箱の中身を鑑定したとかで。でもその部屋にはたどり着けなかったそうです」
「禁書!?これにするのです!決めたのです!」
「バカ者!そんな危険な場所いけるわけ……」
「ダメなのです!禁書を読むのです!ここに行くのです!」
私は決めたのです!絶対絶対このダンジョンに行くのです!そしてそのまま宿屋に戻りみんなに話すことにするのです。みんなは優しいのできっと大丈夫なのです!
「ロゼッタ様の言う通りだと思うよあたしは?無理でしょ?」
「ボクも自信ないよ……そんなよく分からないダンジョンなんて」
「私もです……ロゼッタ様が危険と言うならやめておいた方が良いのではないですか?」
え……なぜなのです。いきなり私だけアウェイなのですか!?でもここで引く訳にはいかないのです!だって禁書を読めるチャンスなんてもう2度と来ないのです!絶対に読みたいのです!こうなったらあれしかないのです!
まさか……みんなに使う事になるとは思わなかったのです。私は意識を深いところまで潜る。「世界書庫」。今私に必要な本を見つけそのページをめくる。
【信じる者は救います!~聖女入門・説得術】
1.まず最初に相手と同じ目線に立ちます。
2.次に相手の手を取り目をしっかり見て優しく微笑みながら言いましょう。
3.それでも相手が納得しない場合は手を握りしめたまま、自分の額に当て懇願するようにこう言ってください。
4.あなたのためでもあるんですよ?と。
5.これで落ちなかった人はいません。
なるほどなのです。まずはミルディから説得するのです。私は真面目な顔でミルディに話すのです。
「ミルディ。そうは言うのですけど、私たちが今まで無理だったことはあるのです?」
「えっ……いや……それはないけど」
「そうなのです。私を信じてほしいのです。ずっとそうやって旅をしてきたのです!それは親友のミルディが一番知ってるのですよね?私は……そう信じているのです!」
「アリーゼ……うん。まぁ……アリーゼが言うならあたしは行くけどさ……」
ふふん。ミルディは楽勝なのです。次はフィオナなのです。
「フィオナ。あなたは自分の力で強くなりたい。そう言ってませんでしたか?また逃げてしまうのです?」
「そんなんじゃ!……強くなりたいよ。そう言ったけど……でも……」
「あなたはどんどん強くなっているのです。私はフィオナの魔法剣を信じてるのです。あなたは強い。フィオナは私を信じれないのです?」
「アリーゼ様……うん。ボクやってみるよ!逃げてちゃダメだもんね!」
あとはソフィアだけなのです。ふふふ。
「ソフィア。ロゼッタ様は危険と言ってますけど、ギルフォード様ならどうしたのですかね?」
「えっ?」
「困っている私のために力を貸してくれると私は思うのです。私は聖女である前に一人の人間。賢者様は困っている人の味方なのではないのです?」
「確かに……私も賢者の血縁。やります!私の魔法がお役にたてるかは分かりませんが、行きましょうそのダンジョンに!」
よしなのです。やっぱり本の知識は優秀なのです。あとはロゼッタ様だけなのです。
「バカ者。お主らは何説得されとるのじゃ!いいか?未開のダンジョンなど危険しかないじゃろ。それに難易度もわからんというのに……」
私はロゼッタ様の手を握り自分の額に当て懇願するように言うのです。
「なんじゃ?」
「これはロゼッタ様のためでもあるんです。もしかしたらその禁書に魔力還元の事が載っているかも知れないのです」
「アリーゼお主……」
「早くロゼッタ様の魔力を戻す。私は常闇の森を出てから一時も忘れてないのですよ?」
「うむ……わかった……ただ危険と判断したら離脱する。それでよいな?」
ちょろいのです。これも私のカリスマ性があってのことなのです!こうして未開の地にできた新しいダンジョンに挑むことにしたのでした。
29
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説
【宮廷魔法士のやり直し!】~王宮を追放された天才魔法士は山奥の村の変な野菜娘に拾われたので新たな人生を『なんでも屋』で謳歌したい!~
夕姫
ファンタジー
【私。この『なんでも屋』で高級ラディッシュになります(?)】
「今日であなたはクビです。今までフローレンス王宮の宮廷魔法士としてお勤めご苦労様でした。」
アイリーン=アドネスは宮廷魔法士を束ねている筆頭魔法士のシャーロット=マリーゴールド女史にそう言われる。
理由は国の禁書庫の古代文献を持ち出したという。そんな嘘をエレイナとアストンという2人の貴族出身の宮廷魔法士に告げ口される。この2人は平民出身で王立学院を首席で卒業、そしてフローレンス王国の第一王女クリスティーナの親友という存在のアイリーンのことをよく思っていなかった。
もちろん周りの同僚の魔法士たちも平民出身の魔法士などいても邪魔にしかならない、誰もアイリーンを助けてくれない。
自分は何もしてない、しかも突然辞めろと言われ、挙句の果てにはエレイナに平手で殴られる始末。
王国を追放され、すべてを失ったアイリーンは途方に暮れあてもなく歩いていると森の中へ。そこで悔しさから下を向き泣いていると
「どうしたのお姉さん?そんな収穫3日後のラディッシュみたいな顔しちゃって?」
オレンジ色の髪のおさげの少女エイミーと出会う。彼女は自分の仕事にアイリーンを雇ってあげるといい、山奥の農村ピースフルに連れていく。そのエイミーの仕事とは「なんでも屋」だと言うのだが……
アイリーンは新規一転、自分の魔法能力を使い、エイミーや仲間と共にこの山奥の農村ピースフルの「なんでも屋」で働くことになる。
そして今日も大きなあの声が聞こえる。
「いらっしゃいませ!なんでも屋へようこそ!」
と
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星里有乃
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。
藍生蕗
恋愛
かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。
そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……
偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。
※ 設定は甘めです
※ 他のサイトにも投稿しています
「次点の聖女」
手嶋ゆき
恋愛
何でもかんでも中途半端。万年二番手。どんなに努力しても一位には決してなれない存在。
私は「次点の聖女」と呼ばれていた。
約一万文字強で完結します。
小説家になろう様にも掲載しています。
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる