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第3章 聖女。魔法と鉱山に挑むのです!
22. ミスリル
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22. ミスリル
早速作業を開始することにしたのですが、その前に準備があるのです。まずはミルディの指示に従うのです!私たちは発掘に関しては素人なので、魔法鍛冶屋のミルディに任せることにしたのです。
「とりあえず掘っていこうか。フィオナも手伝って。アリーゼは鉱石が出始めたら、その袋に鉱石をいれてね?」
「ボク頑張る!」
「任せるのです!」
「ここは若い者に任せて、少し休んでおるかの」
「それならロゼッタ様!私に魔法に関してのお話を聞かせてください!」
こうして2人はミスリル発掘の準備を始め、ロゼッタ様とソフィアは話すみたいなのです。私はその間、鉱石を集める係なのです。
しばらくして、ツルハシを持ったミルディが戻ってきたのです。かなり深くまで掘り進んだようなのです。これならたくさん取れそうなのです! そしていよいよ発掘を始めることになったのです。凄く楽しみなのです!
「さぁ~行くよ~!!」
「はいなのです!」
ミルディが大きな声を出すと同時にツルハシを振り下ろす。すると今までよりもたくさんの石が落ちてきたのです!どうやら当たりだったようでテンションが上がるのです!
それから何度もツルハシを振るい落ちてくる鉱石をどんどん運んでいくのです。でも目的の『ミスリル』はまだ見つからないのです。
「おかしいなぁ……こっちじゃないのか……仕方ない。少し休憩して今度は別のルートを掘ってみようか……」
「うん。そうしようボクも疲れちゃったよ」
中々見つからないのです。さすが稀少な鉱石の『ミスリル』なのです!ミルディやフィオナを見ているとただ鉱石を拾っているだけなのが申し訳ないのです。何かいい方法はないのですかね?
私はそう考えていつものように意識を深いところまで潜る。そして一冊の本を見つけページをめくる。
【なるほど納得発掘大辞典!~稀少鉱石編~】
1.魔法陣を書くことで魔力を込めた時に自動的に反応する。(魔法刻印)
2.最後に刻印通りに魔法を発動させる。
3.但し、補助魔法適性が無いと出来ない技術である。
補助魔法適性……つまりロゼッタ様やフィオナには無理と言う事なのです……悲しいのです。ん?そういえばソフィアは宮廷魔法士なのです。もしかしたら補助魔法適性があるのかも知れないのです。私はそのままソフィアに聞いてみることにする。
「あのソフィアって魔法属性は何なのですか?」
「私ですか?土属性と風属性ですよ」
2属性持ち…なんともまぁ豪華なのです。さすがは賢王の血縁なのです。
でも確か……土属性は文字通り地面に干渉できる属性ですが、どちらかというと戦闘向けではなく、土木系の仕事などで活躍することが多いのです。中には土属性で家を作る人もいるとかいないとか…… 風属性は空気の流れに関与できますがこちらもやはり戦闘向きではないので、主に移動用で使われる事が多いですね。でも風の刃などで攻撃できたりもするので侮れないです。
という事は、補助魔法適性があるのです!私はそれを聞いてソフィアにさっきの本の内容を伝えるのです。すると笑顔でソフィアは了承して、魔法刻印を使うことにしてくれたのです。
「あの私も初めてなので、あまり期待しないでくださいね?」
「大丈夫なのです!お願いなのです」
ソフィアは早速作業を開始する。そして地面に手をかざし、範囲内に魔力を込めて魔法刻印を刻んでいく。
「魔法刻印・起動・探知」
彼女がそう呟くと地面が光だし、しばらくして光が収まるとその場所に銀色に輝く光の魔力が溜まる。
それを見た私たちはそこをツルハシで掘ると……あったのです!『ミスリル』!これでやっと目的達成なのです!しかも1発なので大成功なのです!ソフィアの魔法で私たちは念願の『ミスリル』を手に入れることが出来たのです!
早速作業を開始することにしたのですが、その前に準備があるのです。まずはミルディの指示に従うのです!私たちは発掘に関しては素人なので、魔法鍛冶屋のミルディに任せることにしたのです。
「とりあえず掘っていこうか。フィオナも手伝って。アリーゼは鉱石が出始めたら、その袋に鉱石をいれてね?」
「ボク頑張る!」
「任せるのです!」
「ここは若い者に任せて、少し休んでおるかの」
「それならロゼッタ様!私に魔法に関してのお話を聞かせてください!」
こうして2人はミスリル発掘の準備を始め、ロゼッタ様とソフィアは話すみたいなのです。私はその間、鉱石を集める係なのです。
しばらくして、ツルハシを持ったミルディが戻ってきたのです。かなり深くまで掘り進んだようなのです。これならたくさん取れそうなのです! そしていよいよ発掘を始めることになったのです。凄く楽しみなのです!
「さぁ~行くよ~!!」
「はいなのです!」
ミルディが大きな声を出すと同時にツルハシを振り下ろす。すると今までよりもたくさんの石が落ちてきたのです!どうやら当たりだったようでテンションが上がるのです!
それから何度もツルハシを振るい落ちてくる鉱石をどんどん運んでいくのです。でも目的の『ミスリル』はまだ見つからないのです。
「おかしいなぁ……こっちじゃないのか……仕方ない。少し休憩して今度は別のルートを掘ってみようか……」
「うん。そうしようボクも疲れちゃったよ」
中々見つからないのです。さすが稀少な鉱石の『ミスリル』なのです!ミルディやフィオナを見ているとただ鉱石を拾っているだけなのが申し訳ないのです。何かいい方法はないのですかね?
私はそう考えていつものように意識を深いところまで潜る。そして一冊の本を見つけページをめくる。
【なるほど納得発掘大辞典!~稀少鉱石編~】
1.魔法陣を書くことで魔力を込めた時に自動的に反応する。(魔法刻印)
2.最後に刻印通りに魔法を発動させる。
3.但し、補助魔法適性が無いと出来ない技術である。
補助魔法適性……つまりロゼッタ様やフィオナには無理と言う事なのです……悲しいのです。ん?そういえばソフィアは宮廷魔法士なのです。もしかしたら補助魔法適性があるのかも知れないのです。私はそのままソフィアに聞いてみることにする。
「あのソフィアって魔法属性は何なのですか?」
「私ですか?土属性と風属性ですよ」
2属性持ち…なんともまぁ豪華なのです。さすがは賢王の血縁なのです。
でも確か……土属性は文字通り地面に干渉できる属性ですが、どちらかというと戦闘向けではなく、土木系の仕事などで活躍することが多いのです。中には土属性で家を作る人もいるとかいないとか…… 風属性は空気の流れに関与できますがこちらもやはり戦闘向きではないので、主に移動用で使われる事が多いですね。でも風の刃などで攻撃できたりもするので侮れないです。
という事は、補助魔法適性があるのです!私はそれを聞いてソフィアにさっきの本の内容を伝えるのです。すると笑顔でソフィアは了承して、魔法刻印を使うことにしてくれたのです。
「あの私も初めてなので、あまり期待しないでくださいね?」
「大丈夫なのです!お願いなのです」
ソフィアは早速作業を開始する。そして地面に手をかざし、範囲内に魔力を込めて魔法刻印を刻んでいく。
「魔法刻印・起動・探知」
彼女がそう呟くと地面が光だし、しばらくして光が収まるとその場所に銀色に輝く光の魔力が溜まる。
それを見た私たちはそこをツルハシで掘ると……あったのです!『ミスリル』!これでやっと目的達成なのです!しかも1発なので大成功なのです!ソフィアの魔法で私たちは念願の『ミスリル』を手に入れることが出来たのです!
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