58 / 158
第2章 聖女。灼熱の王国を駆け巡るのです!
22. 約束の石板
しおりを挟む
22. 約束の石板
私たちはサリア様の妹アリア様を無事に助けだし、ソルファス王国は聖エルンストに制圧されることになったのです。やはり悪いことは許されないのでこれで良かったのです。これから国が変わっていくといいのですという期待もできますね。
そして私たちは本来の目的の遺跡群にある「キルシュ古城」にたどり着いたのです。古代遺跡なのです……未知の鉱石とかが発見されたら、アリーゼ鉱石と名付けるのです!と楽しみにしていたのですが……ロゼッタ様が元気ないように見えるのです。どうしたのでしょうか?
「あのロゼッタ様どうかしたのです?お腹空いたのです?」
「子供扱いするでない!別に何もない……」
やっぱりおかしいのです。いつもならもっとテンションが高くて杖で叩かれているはずなんですけど……私は気になったのでロゼッタ様に問い詰める。
「やっぱりおかしいのです!何か隠してるのです!」
「な……何も隠しておらん……」
「ロゼッタ様。何かあるなら言ってね?あたしたち仲間なんだから」
「ボク。師匠が元気ないの見たくないよ」
「……あ~もうわかった!言えばいいのじゃろ!」
そう言ってロゼッタ様は私たちに話してくれました。
「昔このキルシュ古城で、ワシは1人の男と出会ったんじゃ。その男はワシより年上でとても優しく強い人じゃった。そしてワシはその人に恋をした。しかしそれは叶わぬ恋じゃった。彼はワシのことを妹のようにしか思っていなかったからの。それでもよかったのじゃよ。彼の側にいられるだけで幸せだったのじゃから」
ロゼッタ様……乙女なのです。そんなことを考えているうちに話は進んでいました。
なんでもその人は、ロゼッタ様に魔物との戦い方を教えてくれた恩人だったらしいのです。その人との思い出があるからあまりキルシュ古城に来たくはなかったようなのです。
そんな話を聞いたミルディとフィオナは気をつかってか、先に歩いていく。というか……これは逃げたのです。まぁ私が一番お姉さんなので別に動じないのです。小粋なトークくらいしてみせるのですよ!全然気まずくないのです。本当なのです。
「ロゼッタ様にもそんな可愛らしい時代があったのですね。しかも、それを恥ずかしげもなく言えるなんて大人なのですね」
「うるさいの。ワシは大人じゃ。それに今となっては過去のことじゃしのう。恥ずかしさなんてないじゃろ……」
とそう言うロゼッタ様の顔は赤かったのです。本当に可愛らしいのです。私はミルディとフィオナのあとについてキルシュ古城の中に入る。すると天井が抜けている場所が多くそこから日の光が差し込みとても幻想的な場所に見えるのです。凄く綺麗なのです。人気スポットなのも納得なのです!
しばらく進むと大きな扉が見えてきたのです。ここが最深部みたいです。中に入るとそこには巨大な壁画がありました。見たこともない文字が書かれているのです。でも何故か読める気がします。不思議です。もしかして何かの本に書いてあったかもしれないのです!
そこに描かれている絵には、黒い翼を持つ悪魔のような生き物と戦う人々の姿が描かれているのです。これは女神と邪神の戦いを描いているのですかね?私が壁画に見入っているとロゼッタ様がみんなに話始める。
「ちょっとついてくるのじゃ」
「師匠?ここが最深部だと思うけど?」
「あったのじゃ。この傷……」
するとロゼッタ様は奥の壁に向かって歩き出し壁の前に立つとその壁に手をかざすと魔法陣のようなものが現れる。次の瞬間眩しい光に包まれたと思ったら目の前に大きな扉が現れたのです。そしてロゼッタ様は振り返るとこう言ったのです。
「ここは約束の場所なのじゃよ。もう来ることはないと思ったのじゃがな……」
そう言いながらロゼッタ様はゆっくりと扉を開ける。そこには上にのぼる階段があったのです。上を見上げると空が見える。どうやら隠し通路みたいなものを見つけたようです。私たちはゆっくり上に上がっていくのです。
そこには小さな古びた教会らしき建物が建っているのでした。
「わぁ……教会だぁ。こんな場所になんで教会があるんだろう?」
「ここは天空のチャペルと呼ばれている場所じゃ。ここで愛を誓った者は末永く幸せになると言われておる」
「へぇ~そうなんですね!ロマンチックなのです!」
私たちがその教会の入口に近づくとロゼッタ様が寂しそうにその教会を見つめていたのです。後悔……しているのでしょうか?その男性に想いを伝えられなかったこと。ロゼッタ様は魔女なのです。普通の人間とは寿命が違うのです。
叶わぬ恋……いえ、そもそもその男性はもう亡くなっているのですから、伝えることもできないのです。ロゼッタ様は…… ロゼッタ様は一体何を考えているのでしょうか……?
「せっかくじゃ。中に入るとしよう」
「あっ待ってロゼッタ様」
ロゼッタ様は私たちを連れてその教会に入っていきます。中は思ったよりも広く、ステンドグラスから太陽の光が差し込んでとても神秘的だったのです。ロゼッタ様は祭壇の前で立ち止まる。
「……まだ残っておったのか」
そこには古びた石板があったのです。そしてロゼッタ様は何かを思い出したかように話し始めるのです。
「この石板はな、その男性との約束の魔法の石板なのじゃ」
「えっ?どういうこと師匠?」
ロゼッタ様はその石板に手を当てて魔力を流し込むと、石板が輝き始めました。そして声が聞こえる。
『私は認めないから。必ず帰ってきてよね。もう一度私に会う前に死ぬなんて許さないから!』
『あーはいはい。わかったよ。ったく、心配性なんだからよ。ローズは。俺は必ず帰ってくる』
男女の会話が聞こえるのです。ローズ?これはロゼッタ様の事ですかね?それならこの男性がロゼッタ様の……
「さっき話したワシが昔好きになった男の声じゃワシが18の時に死んでしまったがの」
そう言って悲しそうに笑うのです。それからしばらくすると光が収まり元の状態に戻ろうとしましたが、何かに弾かれたのです。そしてその光はロゼッタ様を包みこむ……それはまるで長い間ロゼッタ様を待っていたかのように……
「師匠!?」
「これは……この魔力は……ガウェイン……」
そして光が消える。ロゼッタ様は目を瞑りしばらくその温かい光の魔力の余韻を楽しんでいるかのように感じられたのです。そしてロゼッタ様は目を瞑りながら微笑みこう言ったのです。「”また”会えたのう」と。
私たちはサリア様の妹アリア様を無事に助けだし、ソルファス王国は聖エルンストに制圧されることになったのです。やはり悪いことは許されないのでこれで良かったのです。これから国が変わっていくといいのですという期待もできますね。
そして私たちは本来の目的の遺跡群にある「キルシュ古城」にたどり着いたのです。古代遺跡なのです……未知の鉱石とかが発見されたら、アリーゼ鉱石と名付けるのです!と楽しみにしていたのですが……ロゼッタ様が元気ないように見えるのです。どうしたのでしょうか?
「あのロゼッタ様どうかしたのです?お腹空いたのです?」
「子供扱いするでない!別に何もない……」
やっぱりおかしいのです。いつもならもっとテンションが高くて杖で叩かれているはずなんですけど……私は気になったのでロゼッタ様に問い詰める。
「やっぱりおかしいのです!何か隠してるのです!」
「な……何も隠しておらん……」
「ロゼッタ様。何かあるなら言ってね?あたしたち仲間なんだから」
「ボク。師匠が元気ないの見たくないよ」
「……あ~もうわかった!言えばいいのじゃろ!」
そう言ってロゼッタ様は私たちに話してくれました。
「昔このキルシュ古城で、ワシは1人の男と出会ったんじゃ。その男はワシより年上でとても優しく強い人じゃった。そしてワシはその人に恋をした。しかしそれは叶わぬ恋じゃった。彼はワシのことを妹のようにしか思っていなかったからの。それでもよかったのじゃよ。彼の側にいられるだけで幸せだったのじゃから」
ロゼッタ様……乙女なのです。そんなことを考えているうちに話は進んでいました。
なんでもその人は、ロゼッタ様に魔物との戦い方を教えてくれた恩人だったらしいのです。その人との思い出があるからあまりキルシュ古城に来たくはなかったようなのです。
そんな話を聞いたミルディとフィオナは気をつかってか、先に歩いていく。というか……これは逃げたのです。まぁ私が一番お姉さんなので別に動じないのです。小粋なトークくらいしてみせるのですよ!全然気まずくないのです。本当なのです。
「ロゼッタ様にもそんな可愛らしい時代があったのですね。しかも、それを恥ずかしげもなく言えるなんて大人なのですね」
「うるさいの。ワシは大人じゃ。それに今となっては過去のことじゃしのう。恥ずかしさなんてないじゃろ……」
とそう言うロゼッタ様の顔は赤かったのです。本当に可愛らしいのです。私はミルディとフィオナのあとについてキルシュ古城の中に入る。すると天井が抜けている場所が多くそこから日の光が差し込みとても幻想的な場所に見えるのです。凄く綺麗なのです。人気スポットなのも納得なのです!
しばらく進むと大きな扉が見えてきたのです。ここが最深部みたいです。中に入るとそこには巨大な壁画がありました。見たこともない文字が書かれているのです。でも何故か読める気がします。不思議です。もしかして何かの本に書いてあったかもしれないのです!
そこに描かれている絵には、黒い翼を持つ悪魔のような生き物と戦う人々の姿が描かれているのです。これは女神と邪神の戦いを描いているのですかね?私が壁画に見入っているとロゼッタ様がみんなに話始める。
「ちょっとついてくるのじゃ」
「師匠?ここが最深部だと思うけど?」
「あったのじゃ。この傷……」
するとロゼッタ様は奥の壁に向かって歩き出し壁の前に立つとその壁に手をかざすと魔法陣のようなものが現れる。次の瞬間眩しい光に包まれたと思ったら目の前に大きな扉が現れたのです。そしてロゼッタ様は振り返るとこう言ったのです。
「ここは約束の場所なのじゃよ。もう来ることはないと思ったのじゃがな……」
そう言いながらロゼッタ様はゆっくりと扉を開ける。そこには上にのぼる階段があったのです。上を見上げると空が見える。どうやら隠し通路みたいなものを見つけたようです。私たちはゆっくり上に上がっていくのです。
そこには小さな古びた教会らしき建物が建っているのでした。
「わぁ……教会だぁ。こんな場所になんで教会があるんだろう?」
「ここは天空のチャペルと呼ばれている場所じゃ。ここで愛を誓った者は末永く幸せになると言われておる」
「へぇ~そうなんですね!ロマンチックなのです!」
私たちがその教会の入口に近づくとロゼッタ様が寂しそうにその教会を見つめていたのです。後悔……しているのでしょうか?その男性に想いを伝えられなかったこと。ロゼッタ様は魔女なのです。普通の人間とは寿命が違うのです。
叶わぬ恋……いえ、そもそもその男性はもう亡くなっているのですから、伝えることもできないのです。ロゼッタ様は…… ロゼッタ様は一体何を考えているのでしょうか……?
「せっかくじゃ。中に入るとしよう」
「あっ待ってロゼッタ様」
ロゼッタ様は私たちを連れてその教会に入っていきます。中は思ったよりも広く、ステンドグラスから太陽の光が差し込んでとても神秘的だったのです。ロゼッタ様は祭壇の前で立ち止まる。
「……まだ残っておったのか」
そこには古びた石板があったのです。そしてロゼッタ様は何かを思い出したかように話し始めるのです。
「この石板はな、その男性との約束の魔法の石板なのじゃ」
「えっ?どういうこと師匠?」
ロゼッタ様はその石板に手を当てて魔力を流し込むと、石板が輝き始めました。そして声が聞こえる。
『私は認めないから。必ず帰ってきてよね。もう一度私に会う前に死ぬなんて許さないから!』
『あーはいはい。わかったよ。ったく、心配性なんだからよ。ローズは。俺は必ず帰ってくる』
男女の会話が聞こえるのです。ローズ?これはロゼッタ様の事ですかね?それならこの男性がロゼッタ様の……
「さっき話したワシが昔好きになった男の声じゃワシが18の時に死んでしまったがの」
そう言って悲しそうに笑うのです。それからしばらくすると光が収まり元の状態に戻ろうとしましたが、何かに弾かれたのです。そしてその光はロゼッタ様を包みこむ……それはまるで長い間ロゼッタ様を待っていたかのように……
「師匠!?」
「これは……この魔力は……ガウェイン……」
そして光が消える。ロゼッタ様は目を瞑りしばらくその温かい光の魔力の余韻を楽しんでいるかのように感じられたのです。そしてロゼッタ様は目を瞑りながら微笑みこう言ったのです。「”また”会えたのう」と。
22
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星里有乃
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?
氷雨そら
恋愛
結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。
そしておそらく旦那様は理解した。
私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。
――――でも、それだって理由はある。
前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。
しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。
「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。
そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。
お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!
かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。
小説家になろうにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。
藍生蕗
恋愛
かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。
そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……
偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。
※ 設定は甘めです
※ 他のサイトにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる