24 / 158
第1章 聖魔法?そんなの知らないのです!
23. 潜入するのです!
しおりを挟む
23. 潜入するのです!
私はミルディとロゼッタ様が悪魔憑きの対処法のための純銀の聖水の素材を作っている間、マールウッド家に忍び込む為に偵察に行っていたのです。一応裏口から入れそうな場所を見つけたので一度宿屋に戻ることにするのです。
「ただいま戻りましたのです」
「あっお帰りアリーゼ。もう少しで純銀が取り出せるよ」
「ふふん。ワシはもう終わったのじゃ!誉めるのじゃ!」
私はもう一度あの本の通りにロゼッタ様の頭を撫でるとまたまた怒りだしたのです。あの本は嘘が書いてあるのです!?罠なのですか!?
そんな事をしているうちにミルディが純銀を取り出すのが終わる。そしてその純銀とロゼッタ様が魔力を注いだ純水を混ぜあわせる。
そうして完成したのはかなり透度があり光を当てると薄く銀色に輝く聖水。これで間違いなく、純銀の聖水は完成なのです!ミルディもロゼッタ様も凄いのです!さすがは魔法鍛冶屋さんと魔女様なのです。
「それよりアリーゼ。侵入できる場所の検討はついたのかのぉ?」
「もちろんなのです!あっミルディ。縄ばしごを作ってほしいのです。少し大きめで長めのを」
「えっ縄ばしご?あのさ、あたしは道具屋じゃないんだけど……魔法鍛冶屋だよ鍛冶屋」
と文句を言いつつもミルディはすぐに縄ばしごを作ってくれたのです。やはりミルディは手先が器用なのですね!
「さぁ、あとは明日に備えてゆっくり休むのです!」
こうして私たちの作戦が始まるのです。
とりあえず夜遅くなるまで待ってから、マールウッド家へ潜入するのです。さすがに昼間から堂々と行動はできないですし見つかる可能性があるのです。
そして裏口からまずは縄ばしごを持って私が木に登り一番低い壁を飛び越えて潜入する。そのあとはその壁を越えるように縄ばしごを投げて外にいるミルディとロゼッタ様がその縄ばしごで潜入するという作戦なのです。
うー緊張してきました……でも大丈夫。上手に潜入する方法も木登りの方法も本に書いてあったのです。その木を見てミルディが心配そうに私に言う。
「アリーゼ大丈夫なんだよね……あの木掴むところ少ないけど?」
「大丈夫なのです。木登りのコツは本に書いてあったのです。よしっやるのですよ!」
私は木に飛び乗ってそのままスルスルっと登っていく。そして木の上に辿り着くと、そのままジャンプして壁を飛び越える。成功なのです!
あとは縄ばしごを投げて外にいるミルディとロゼッタ様が登り潜入が完了する。周りの様子を伺う。特に誰もいないようなのです。慎重に行くのですよ。
私たちはゆっくりと屋敷の中に潜入して行く。深夜と言う時間もあって屋敷の中は不気味な程静まり返っている。なんならそこには誰もいないと錯覚させるほど、人の気配がない。
「うぅ……凄い不気味なんだけど……なんかお化けとか出そう……」
「なんじゃ怖いのかミルディ?だらしないのぉ」
「あのね。怖いに決まってるでしょ……あたしはただの魔法鍛冶屋なんだから。本当に悪魔憑きだったら何とかしてよアリーゼ、ロゼッタ様……」
「?でもミルディは武器の金槌を持っているのです!」
「これは武器じゃないから!」
そんな会話をしながら私達は足音を立てないように歩いていく。幸いにもこの屋敷にはこの時間に起きている使用人などはいないようでした。
そうやってしばらく歩いているうちに1つの応接間のような広い部屋の扉を見つける。その時、ロゼッタ様が私とミルディに合図をして静かにするように促される。
「残念じゃったなミルディ……中から悪魔特有の魔力を感じる。間違いない悪魔憑きじゃ」
そうロゼッタ様が私とミルディに言った次の瞬間、その目の前の部屋の中から大きな破裂するような爆発音と共に爆風に襲われる。
私はとっさにミルディとロゼッタ様を庇うようにして伏せる。しばらくして煙が晴れると部屋の中はボロボロになっていてさっきまで人が居たであろう形跡もないのです。
「ええ!?誰もいないのです!?」
「バカ者!よく見ろ!上じゃ!」
私が上を見るとそこには、さっきまでいなかったはずの執事のような格好をした男が天井に張り付いてこちらを見下ろしていたのです。
しかも男は右手に拳銃のようなものを構えていて今まさに引き金を引こうとしているのです! このままではやられるのです。
「ちっ世話の焼ける……爆炎魔法ファイアブリッド!!」
その男が拳銃の引き金を引くよりも速くロゼッタ様の魔法が命中する。そしてその男は地面に落ちる。
……気絶しているのです。それを見たミルディが一言呟く。
「良かった……汗が止まらないんだけど……」
「安心するでないミルディ。この執事は操られていただけじゃ。悪魔の依代を何とかせん限り、なんの解決にもならん。それに少しでも警戒せんかったらあの爆発で全員死んでおったぞ」
確かに言われてみればそうなのです……気を引き締め直す必要があります。油断は禁物なのです。私たちが潜入しているのはもうバレているのです。
「とにかく今はこいつを縛り上げておくのじゃ。また操られて襲われたらたまったもんじゃないのでな」
「そうだね……もう怖いの嫌なんだけど……」
「安心するのですミルディ。私が何とかするのです!私は聖女なのです!」
「いや、その聖女なのですのゴリ押しやめてよ……」
それから私は意識を失っている執事に近づいて縄ばしごの縄で身体をグルグル巻きにするのです!これでとりあえずはこの執事は大丈夫だと思うのです。
そして、私たちは辺りを警戒しながら再び悪魔の依代を探しながら進む。その後、操られたコックさんや庭師さん、メイドさんなどと何度か戦闘になりながらもロゼッタ様の魔法でなんとか切り抜け、私たちは2階の廊下の奥にある部屋にたどり着いたのです。
「ここが最後の部屋なのです。ここに悪魔の依代があるはずなのです」
「もう縄ばしごの縄使っちゃったよ……?」
「すまぬアリーゼ。もうワシは魔力がほとんど残っておらんぞ?魔法で援護も出来ん」
「ええ!?あたしそれ聞きたくなかったぁ!!ロゼッタ様何で言っちゃうの!?」
「バカ者!静かにするのじゃミルディ!」
ミルディが1人で騒いでるのですが無視することにするのです。ロゼッタ様に頼れないとなると、どうすればいいですか?……仕方ありません。ここは私の出番なのです。ロゼッタ様にはミルディを守ってもらいましょう。
私はミルディとロゼッタ様が悪魔憑きの対処法のための純銀の聖水の素材を作っている間、マールウッド家に忍び込む為に偵察に行っていたのです。一応裏口から入れそうな場所を見つけたので一度宿屋に戻ることにするのです。
「ただいま戻りましたのです」
「あっお帰りアリーゼ。もう少しで純銀が取り出せるよ」
「ふふん。ワシはもう終わったのじゃ!誉めるのじゃ!」
私はもう一度あの本の通りにロゼッタ様の頭を撫でるとまたまた怒りだしたのです。あの本は嘘が書いてあるのです!?罠なのですか!?
そんな事をしているうちにミルディが純銀を取り出すのが終わる。そしてその純銀とロゼッタ様が魔力を注いだ純水を混ぜあわせる。
そうして完成したのはかなり透度があり光を当てると薄く銀色に輝く聖水。これで間違いなく、純銀の聖水は完成なのです!ミルディもロゼッタ様も凄いのです!さすがは魔法鍛冶屋さんと魔女様なのです。
「それよりアリーゼ。侵入できる場所の検討はついたのかのぉ?」
「もちろんなのです!あっミルディ。縄ばしごを作ってほしいのです。少し大きめで長めのを」
「えっ縄ばしご?あのさ、あたしは道具屋じゃないんだけど……魔法鍛冶屋だよ鍛冶屋」
と文句を言いつつもミルディはすぐに縄ばしごを作ってくれたのです。やはりミルディは手先が器用なのですね!
「さぁ、あとは明日に備えてゆっくり休むのです!」
こうして私たちの作戦が始まるのです。
とりあえず夜遅くなるまで待ってから、マールウッド家へ潜入するのです。さすがに昼間から堂々と行動はできないですし見つかる可能性があるのです。
そして裏口からまずは縄ばしごを持って私が木に登り一番低い壁を飛び越えて潜入する。そのあとはその壁を越えるように縄ばしごを投げて外にいるミルディとロゼッタ様がその縄ばしごで潜入するという作戦なのです。
うー緊張してきました……でも大丈夫。上手に潜入する方法も木登りの方法も本に書いてあったのです。その木を見てミルディが心配そうに私に言う。
「アリーゼ大丈夫なんだよね……あの木掴むところ少ないけど?」
「大丈夫なのです。木登りのコツは本に書いてあったのです。よしっやるのですよ!」
私は木に飛び乗ってそのままスルスルっと登っていく。そして木の上に辿り着くと、そのままジャンプして壁を飛び越える。成功なのです!
あとは縄ばしごを投げて外にいるミルディとロゼッタ様が登り潜入が完了する。周りの様子を伺う。特に誰もいないようなのです。慎重に行くのですよ。
私たちはゆっくりと屋敷の中に潜入して行く。深夜と言う時間もあって屋敷の中は不気味な程静まり返っている。なんならそこには誰もいないと錯覚させるほど、人の気配がない。
「うぅ……凄い不気味なんだけど……なんかお化けとか出そう……」
「なんじゃ怖いのかミルディ?だらしないのぉ」
「あのね。怖いに決まってるでしょ……あたしはただの魔法鍛冶屋なんだから。本当に悪魔憑きだったら何とかしてよアリーゼ、ロゼッタ様……」
「?でもミルディは武器の金槌を持っているのです!」
「これは武器じゃないから!」
そんな会話をしながら私達は足音を立てないように歩いていく。幸いにもこの屋敷にはこの時間に起きている使用人などはいないようでした。
そうやってしばらく歩いているうちに1つの応接間のような広い部屋の扉を見つける。その時、ロゼッタ様が私とミルディに合図をして静かにするように促される。
「残念じゃったなミルディ……中から悪魔特有の魔力を感じる。間違いない悪魔憑きじゃ」
そうロゼッタ様が私とミルディに言った次の瞬間、その目の前の部屋の中から大きな破裂するような爆発音と共に爆風に襲われる。
私はとっさにミルディとロゼッタ様を庇うようにして伏せる。しばらくして煙が晴れると部屋の中はボロボロになっていてさっきまで人が居たであろう形跡もないのです。
「ええ!?誰もいないのです!?」
「バカ者!よく見ろ!上じゃ!」
私が上を見るとそこには、さっきまでいなかったはずの執事のような格好をした男が天井に張り付いてこちらを見下ろしていたのです。
しかも男は右手に拳銃のようなものを構えていて今まさに引き金を引こうとしているのです! このままではやられるのです。
「ちっ世話の焼ける……爆炎魔法ファイアブリッド!!」
その男が拳銃の引き金を引くよりも速くロゼッタ様の魔法が命中する。そしてその男は地面に落ちる。
……気絶しているのです。それを見たミルディが一言呟く。
「良かった……汗が止まらないんだけど……」
「安心するでないミルディ。この執事は操られていただけじゃ。悪魔の依代を何とかせん限り、なんの解決にもならん。それに少しでも警戒せんかったらあの爆発で全員死んでおったぞ」
確かに言われてみればそうなのです……気を引き締め直す必要があります。油断は禁物なのです。私たちが潜入しているのはもうバレているのです。
「とにかく今はこいつを縛り上げておくのじゃ。また操られて襲われたらたまったもんじゃないのでな」
「そうだね……もう怖いの嫌なんだけど……」
「安心するのですミルディ。私が何とかするのです!私は聖女なのです!」
「いや、その聖女なのですのゴリ押しやめてよ……」
それから私は意識を失っている執事に近づいて縄ばしごの縄で身体をグルグル巻きにするのです!これでとりあえずはこの執事は大丈夫だと思うのです。
そして、私たちは辺りを警戒しながら再び悪魔の依代を探しながら進む。その後、操られたコックさんや庭師さん、メイドさんなどと何度か戦闘になりながらもロゼッタ様の魔法でなんとか切り抜け、私たちは2階の廊下の奥にある部屋にたどり着いたのです。
「ここが最後の部屋なのです。ここに悪魔の依代があるはずなのです」
「もう縄ばしごの縄使っちゃったよ……?」
「すまぬアリーゼ。もうワシは魔力がほとんど残っておらんぞ?魔法で援護も出来ん」
「ええ!?あたしそれ聞きたくなかったぁ!!ロゼッタ様何で言っちゃうの!?」
「バカ者!静かにするのじゃミルディ!」
ミルディが1人で騒いでるのですが無視することにするのです。ロゼッタ様に頼れないとなると、どうすればいいですか?……仕方ありません。ここは私の出番なのです。ロゼッタ様にはミルディを守ってもらいましょう。
66
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説
【宮廷魔法士のやり直し!】~王宮を追放された天才魔法士は山奥の村の変な野菜娘に拾われたので新たな人生を『なんでも屋』で謳歌したい!~
夕姫
ファンタジー
【私。この『なんでも屋』で高級ラディッシュになります(?)】
「今日であなたはクビです。今までフローレンス王宮の宮廷魔法士としてお勤めご苦労様でした。」
アイリーン=アドネスは宮廷魔法士を束ねている筆頭魔法士のシャーロット=マリーゴールド女史にそう言われる。
理由は国の禁書庫の古代文献を持ち出したという。そんな嘘をエレイナとアストンという2人の貴族出身の宮廷魔法士に告げ口される。この2人は平民出身で王立学院を首席で卒業、そしてフローレンス王国の第一王女クリスティーナの親友という存在のアイリーンのことをよく思っていなかった。
もちろん周りの同僚の魔法士たちも平民出身の魔法士などいても邪魔にしかならない、誰もアイリーンを助けてくれない。
自分は何もしてない、しかも突然辞めろと言われ、挙句の果てにはエレイナに平手で殴られる始末。
王国を追放され、すべてを失ったアイリーンは途方に暮れあてもなく歩いていると森の中へ。そこで悔しさから下を向き泣いていると
「どうしたのお姉さん?そんな収穫3日後のラディッシュみたいな顔しちゃって?」
オレンジ色の髪のおさげの少女エイミーと出会う。彼女は自分の仕事にアイリーンを雇ってあげるといい、山奥の農村ピースフルに連れていく。そのエイミーの仕事とは「なんでも屋」だと言うのだが……
アイリーンは新規一転、自分の魔法能力を使い、エイミーや仲間と共にこの山奥の農村ピースフルの「なんでも屋」で働くことになる。
そして今日も大きなあの声が聞こえる。
「いらっしゃいませ!なんでも屋へようこそ!」
と
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。
藍生蕗
恋愛
かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。
そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……
偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。
※ 設定は甘めです
※ 他のサイトにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
女神に頼まれましたけど
実川えむ
ファンタジー
雷が光る中、催される、卒業パーティー。
その主役の一人である王太子が、肩までのストレートの金髪をかきあげながら、鼻を鳴らして見下ろす。
「リザベーテ、私、オーガスタス・グリフィン・ロウセルは、貴様との婚約を破棄すっ……!?」
ドンガラガッシャーン!
「ひぃぃっ!?」
情けない叫びとともに、婚約破棄劇場は始まった。
※王道の『婚約破棄』モノが書きたかった……
※ざまぁ要素は後日談にする予定……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる