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第8章 『調査依頼書』噂の幽霊船ツアー開幕
1. 『調査依頼書』
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1. 『調査依頼書』
オレが改めてリリスさんの強さを実感したハリーさんの依頼から数日が経ち、今日もギルド『フェアリーテイル』での仕事に励んでいる。今はジェシカさんと一緒にギルド管理機関への依頼を申請しているところだ。
「はい確認しました。また3日後。お越しください」
「分かりました」
「あっそうだ。エミルさん。ちょっとよろしいですか?」
「はい?なんでしょう?」
オレは受付の人から呼び止められ一枚の青い紙が手渡される。すると横にいたジェシカさんが話し出す。
「この紙は……マスター。これは『調査依頼書』よ。ギルド管理期間から各冒険者ギルドに調査を依頼することがあるの。」
「そうなんだ」
「あなた方『フェアリーテイル』の活躍はこの管理機関にも届いてます。室長がぜひ『フェアリーテイル』にもとのことですので。良かったらお願いします」
「分かりました」
そのままオレとジェシカさんはギルドに戻ることにする。その道中、ジェシカさんはさっきの『調査依頼書』について話してくれた。
「あのねマスター。『調査依頼書』は、その名の通り調査をする為の書類で基本的にはギルド冒険者へクエストボードで知らせるの。まぁギルドの人が調査する場合もあるね。内容は主に魔物の生態系の確認や、新種の薬草などの採取が一般的。例外として異変の調査もあるよ。さっきその『調査依頼書』を見たけど、異変の調査みたい。王都の南にある海岸に『幽霊船』が出たそうね。なんでも最近になって目撃情報が増えたとか……でもそういう類いはガセネタが多いし、そもそも……」
ジェシカさんめちゃくちゃ楽しそうに話すじゃん……もしかしてリリスさんの毒舌がうつったのか?ジェシカさんのは毒舌じゃないけど。
「……それでね……って聞いてる?マスター?」
「え?聞いてるよ?」
「もう……ギルドのことをよく知らないマスターのために説明してるのに。私だけしゃべってバカみたい。」
ジェシカさんは少し膨れながらそう言う。その姿は普段のクールな感じとは違い年相応の女の子という印象を受ける。
「ごめんごめん。いつもありがとうジェシカさん」
「まぁ……これも私の仕事だから。これからも分からない事があったら聞いてよね?私は……マスターと一緒にギルド『フェアリーテイル』を王国一にするんだから」
「うん。よろしく頼むよ」
オレが笑顔で答えると、何故か顔を赤くしたジェシカさんは、早足でギルドに向かって歩き出した。どうしたんだろう……風邪かな? その後、ギルドに戻り『調査依頼書』のことをリリスさんに話すことにする。
「そうですか。でもこの『フェアリーテイル』では受けてくれる冒険者はいないと思いますよ?」
「どうしてですか?」
「だってウチは初級冒険者が多いですし、最近は少しランクの高い冒険者も増えてきてますけど『調査依頼書』は依頼を達成しても報酬は出ない。これはギルドと冒険者の信頼関係がないと成り立たないものなんですよ。もちろん調査すればギルド管理機関への報告はできるのでギルド『フェアリーテイル』としては評価されますけどね」
「そうなんですか……」
確かにリリスさんの言う通りだな。まだギルドとしての実績は少ないし、上級の冒険者はもっと難しい依頼を受けてるだろうな。
「まぁ私なら余裕だと思いますけど、今回は海ですよね?潮風で髪がベタベタになるのでパスですね」
「じゃあこの『調査依頼書』はとりあえずクエストボードに貼りつけて……」
そんな時、同行依頼を終えたアンナとレイアが戻ってくる。
「戻ったわよ」
「ただいま戻りました。ん?マスターさんその紙はなんですか?」
「ああ。これは……『調査依頼書』でギルド管理機関から王都の南の海に出没する『幽霊船』の調査を受けたんだ」
オレがレイアに説明するとレイアは目を輝かせてオレの手を握りながら言った。
「すごいです!マスターさん。調査依頼なんて!しかも『幽霊船』なんて物語にしか登場しませんし、ロマンチックじゃないですか!物語のようにピンチを颯爽と……」
「えっと……レイア?」
「あ、すいません。つい興奮してしまいました。でも『幽霊船』なんて初めて聞きました。私やりたいです!アンナちゃんもやりたいよね!?ね!?」
「え……?そう……ね」
なんかすごい圧を感じるんだが……あのアンナが気圧されている。レイアってこういう子だっけ?もしかしてそういう物語と勘違いしてないか?オレが少し戸惑っていると、それを見たリリスさんが話す。
「ふふ。ならチームロリータで行ったらどうですか?もちろんエミルくんも同行で」
「え?リリスさん?」
なんかリリスさんは楽しそうに言ってるけどさ。というかチームロリータって……。するとジェシカさんがため息をついて話す。
「はぁ。レイア。これは物語とは違うんだよ?危険なんだから、あまりマスターに迷惑かけないの」
「お姉ちゃん……でも!」
「まぁまぁ。ジェシカちゃんはエミルくんが2人と一緒なのが嫌なんですよね?それならジェシカちゃんも行ったらいいんじゃないですか?たまには冒険者の気持ちを考えてみては?それにこうやってやる気のあるレイアちゃんの気持ちを大事にしてあげないと。部下の自主性を潰すのはマスターとしてどうかと思いますよエミルくん?少しくらい部下に背中を見せる、男としての気概くらい見せてくださいよ。何もかもダメなんだから」
毒舌と正論が混じったトークを華麗に披露してきたよリリスさん……。そしてそれを言われたら反論できない……まぁ確かにそうだよな。
「……分かりました。行きましょう。」
「えぇ……マスター……」
「やったぁ!良かったねアンナちゃん!」
「アタシは別に……」
こうしてオレたちはギルド管理機関からの『調査依頼書』を受け、王都の南の海の『幽霊船』の調査をすることになった。
オレが改めてリリスさんの強さを実感したハリーさんの依頼から数日が経ち、今日もギルド『フェアリーテイル』での仕事に励んでいる。今はジェシカさんと一緒にギルド管理機関への依頼を申請しているところだ。
「はい確認しました。また3日後。お越しください」
「分かりました」
「あっそうだ。エミルさん。ちょっとよろしいですか?」
「はい?なんでしょう?」
オレは受付の人から呼び止められ一枚の青い紙が手渡される。すると横にいたジェシカさんが話し出す。
「この紙は……マスター。これは『調査依頼書』よ。ギルド管理期間から各冒険者ギルドに調査を依頼することがあるの。」
「そうなんだ」
「あなた方『フェアリーテイル』の活躍はこの管理機関にも届いてます。室長がぜひ『フェアリーテイル』にもとのことですので。良かったらお願いします」
「分かりました」
そのままオレとジェシカさんはギルドに戻ることにする。その道中、ジェシカさんはさっきの『調査依頼書』について話してくれた。
「あのねマスター。『調査依頼書』は、その名の通り調査をする為の書類で基本的にはギルド冒険者へクエストボードで知らせるの。まぁギルドの人が調査する場合もあるね。内容は主に魔物の生態系の確認や、新種の薬草などの採取が一般的。例外として異変の調査もあるよ。さっきその『調査依頼書』を見たけど、異変の調査みたい。王都の南にある海岸に『幽霊船』が出たそうね。なんでも最近になって目撃情報が増えたとか……でもそういう類いはガセネタが多いし、そもそも……」
ジェシカさんめちゃくちゃ楽しそうに話すじゃん……もしかしてリリスさんの毒舌がうつったのか?ジェシカさんのは毒舌じゃないけど。
「……それでね……って聞いてる?マスター?」
「え?聞いてるよ?」
「もう……ギルドのことをよく知らないマスターのために説明してるのに。私だけしゃべってバカみたい。」
ジェシカさんは少し膨れながらそう言う。その姿は普段のクールな感じとは違い年相応の女の子という印象を受ける。
「ごめんごめん。いつもありがとうジェシカさん」
「まぁ……これも私の仕事だから。これからも分からない事があったら聞いてよね?私は……マスターと一緒にギルド『フェアリーテイル』を王国一にするんだから」
「うん。よろしく頼むよ」
オレが笑顔で答えると、何故か顔を赤くしたジェシカさんは、早足でギルドに向かって歩き出した。どうしたんだろう……風邪かな? その後、ギルドに戻り『調査依頼書』のことをリリスさんに話すことにする。
「そうですか。でもこの『フェアリーテイル』では受けてくれる冒険者はいないと思いますよ?」
「どうしてですか?」
「だってウチは初級冒険者が多いですし、最近は少しランクの高い冒険者も増えてきてますけど『調査依頼書』は依頼を達成しても報酬は出ない。これはギルドと冒険者の信頼関係がないと成り立たないものなんですよ。もちろん調査すればギルド管理機関への報告はできるのでギルド『フェアリーテイル』としては評価されますけどね」
「そうなんですか……」
確かにリリスさんの言う通りだな。まだギルドとしての実績は少ないし、上級の冒険者はもっと難しい依頼を受けてるだろうな。
「まぁ私なら余裕だと思いますけど、今回は海ですよね?潮風で髪がベタベタになるのでパスですね」
「じゃあこの『調査依頼書』はとりあえずクエストボードに貼りつけて……」
そんな時、同行依頼を終えたアンナとレイアが戻ってくる。
「戻ったわよ」
「ただいま戻りました。ん?マスターさんその紙はなんですか?」
「ああ。これは……『調査依頼書』でギルド管理機関から王都の南の海に出没する『幽霊船』の調査を受けたんだ」
オレがレイアに説明するとレイアは目を輝かせてオレの手を握りながら言った。
「すごいです!マスターさん。調査依頼なんて!しかも『幽霊船』なんて物語にしか登場しませんし、ロマンチックじゃないですか!物語のようにピンチを颯爽と……」
「えっと……レイア?」
「あ、すいません。つい興奮してしまいました。でも『幽霊船』なんて初めて聞きました。私やりたいです!アンナちゃんもやりたいよね!?ね!?」
「え……?そう……ね」
なんかすごい圧を感じるんだが……あのアンナが気圧されている。レイアってこういう子だっけ?もしかしてそういう物語と勘違いしてないか?オレが少し戸惑っていると、それを見たリリスさんが話す。
「ふふ。ならチームロリータで行ったらどうですか?もちろんエミルくんも同行で」
「え?リリスさん?」
なんかリリスさんは楽しそうに言ってるけどさ。というかチームロリータって……。するとジェシカさんがため息をついて話す。
「はぁ。レイア。これは物語とは違うんだよ?危険なんだから、あまりマスターに迷惑かけないの」
「お姉ちゃん……でも!」
「まぁまぁ。ジェシカちゃんはエミルくんが2人と一緒なのが嫌なんですよね?それならジェシカちゃんも行ったらいいんじゃないですか?たまには冒険者の気持ちを考えてみては?それにこうやってやる気のあるレイアちゃんの気持ちを大事にしてあげないと。部下の自主性を潰すのはマスターとしてどうかと思いますよエミルくん?少しくらい部下に背中を見せる、男としての気概くらい見せてくださいよ。何もかもダメなんだから」
毒舌と正論が混じったトークを華麗に披露してきたよリリスさん……。そしてそれを言われたら反論できない……まぁ確かにそうだよな。
「……分かりました。行きましょう。」
「えぇ……マスター……」
「やったぁ!良かったねアンナちゃん!」
「アタシは別に……」
こうしてオレたちはギルド管理機関からの『調査依頼書』を受け、王都の南の海の『幽霊船』の調査をすることになった。
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