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109. 捨てるまでに増えて
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109. 捨てるまでに増えて
今日は12月30日。オレは夏帆と一緒に大掃除をしている。
「おい。そのけん玉とか人生ゲームとか自分の部屋に持って帰れよ?」
「えぇ~別に良くないですか?」
「ダメだ。こっちは馬鹿でかいジグソーパズルを引き受けてんだろ?」
「だって全部先輩との楽しい思い出じゃないですかぁ」
「でも邪魔だ」
確かにこいつの言う通り、どれもこれもオレと夏帆との思い出がある物ばかりだ。
「でもまあ、楽しかったですよね? 私と先輩の関係も深まったし」
「そうだな。お前とのウザい日々がよみがえってくるな?さっさと終わらせようぜ」
「ウザくないですよ!私、結構可愛かったと思うんですけど!?」
「はいはい可愛い可愛い」
「雑すぎませんか……?」
そんな会話をしながら大掃除を進めていく。そしてようやく終わりが見えてきた頃だった。
「あっ!」
「なんだよ?」
「先輩のエッチな本も捨てておかないと。結構前に捨てたのに、懲りないですね?まぁ男の子なんで仕方ないですけど」
「やめろ!!勝手に人の部屋に入るんじゃねえ!!」
「もう!必要ないじゃないですか!私がいるのに!その時はいつでも呼んでください。だから捨てますね。」
「そういう問題じゃねぇから!!」
全く油断ならないやつだ。でも結局、オレの部屋にあったエロ本を全て処分した頃には夕方になっていた。
「よし。これでとりあえず終わったかな……」
「お疲れ様です先輩!」
そう言ってお茶を出してくれる夏帆。こういうところは気が利いてるんだよな……。
「ふぅ……疲れましたねー」
「オレの部屋なのに、ほとんどお前の物だったような気もするがな?」
「それだけ私と先輩が一緒にいる証拠じゃないですか!これからもどんどん増えていきますよきっと!楽しいですよね?」
「勘弁してくれ……」
そうは言ったが本当に夏帆の言う通り。オレと夏帆の思い出がこれからも増えて行くんだろうなと思った。
今日は12月30日。オレは夏帆と一緒に大掃除をしている。
「おい。そのけん玉とか人生ゲームとか自分の部屋に持って帰れよ?」
「えぇ~別に良くないですか?」
「ダメだ。こっちは馬鹿でかいジグソーパズルを引き受けてんだろ?」
「だって全部先輩との楽しい思い出じゃないですかぁ」
「でも邪魔だ」
確かにこいつの言う通り、どれもこれもオレと夏帆との思い出がある物ばかりだ。
「でもまあ、楽しかったですよね? 私と先輩の関係も深まったし」
「そうだな。お前とのウザい日々がよみがえってくるな?さっさと終わらせようぜ」
「ウザくないですよ!私、結構可愛かったと思うんですけど!?」
「はいはい可愛い可愛い」
「雑すぎませんか……?」
そんな会話をしながら大掃除を進めていく。そしてようやく終わりが見えてきた頃だった。
「あっ!」
「なんだよ?」
「先輩のエッチな本も捨てておかないと。結構前に捨てたのに、懲りないですね?まぁ男の子なんで仕方ないですけど」
「やめろ!!勝手に人の部屋に入るんじゃねえ!!」
「もう!必要ないじゃないですか!私がいるのに!その時はいつでも呼んでください。だから捨てますね。」
「そういう問題じゃねぇから!!」
全く油断ならないやつだ。でも結局、オレの部屋にあったエロ本を全て処分した頃には夕方になっていた。
「よし。これでとりあえず終わったかな……」
「お疲れ様です先輩!」
そう言ってお茶を出してくれる夏帆。こういうところは気が利いてるんだよな……。
「ふぅ……疲れましたねー」
「オレの部屋なのに、ほとんどお前の物だったような気もするがな?」
「それだけ私と先輩が一緒にいる証拠じゃないですか!これからもどんどん増えていきますよきっと!楽しいですよね?」
「勘弁してくれ……」
そうは言ったが本当に夏帆の言う通り。オレと夏帆の思い出がこれからも増えて行くんだろうなと思った。
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