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53. 真夏の夜の悪夢
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53. 真夏の夜の悪夢
また事件は繰り返される……白石が帰って2時間後、オレは寝る準備をしているとインターホンが鳴った。まさか……またあいつか?そう思いながらも扉を開ける。
「あっ!先輩助けてください!」
「……またかよ。帰れ」
「私の部屋のエアコン壊れちゃったみたいで、今日だけでいいので泊めてください!このままじゃ死んじゃいますよ~!」
「お前……さすがにそれはダメだろ。ほら、今から漫画喫茶とか行けよ。金なら貸してやるぞ?」
「もう!意地悪言わないでお願いしますよ。別に先輩の部屋には毎日行ってるし、私たち付き合ってるんですから!」
「付き合ってねぇから問題なんだろ!おい、やめろって」
オレの腕に抱きついてくる白石を必死に引き剥がす。こいつなんでこんなに力あるんだよ!いや、今はそんなことどうでもいい。なんでこんなにもこいつは図々しいんだ。
「先輩。いいんですか?私が明日部屋で干からびてても……それこそ本当に死んでも知りませんよ?今日は熱帯夜ってニュースでも言ってましたし……」
「……。」
「それに熱中症で何人も入院して……」
「わかったよ!入れればいいんだろ!絶対に静かにしてろよな!?」
「やったぁ~!ありがとうございます!」
「はぁ……マジかよ……」
こうしてオレは白石を部屋に上げることになった。ただでさえ暑さで疲れてるのに余計な疲労が増えた気がする……まぁとりあえず予備の布団があって良かった。
「とりあえずお前はベッド使え。オレは床で寝るから」
「え?一緒に寝ないんですか!?なんで!?」
「なんで一緒に寝ると思ったんだよお前?」
「だってわざわざ、しまってあるお布団出すの面倒じゃないですか。別に先輩が何もしなければ問題ないですよね一緒に寝ても?まさか私が襲うとか思ってます!?ひどいなぁ先輩は!」
「思ってねぇけど……」
「自信ないんですか~?まぁ近くにこんな可愛い彼女がいたら理性が崩壊するのも無理ないですけどね?ほら柔らかそうなDカップの胸もありますし?」
こいつ何煽ってきてんだよ……しかも揺らすなよ……くそ……ここでこんなにバカにされて引くことなどできるか?後輩のクセにオレのこと舐めてやがる……いいだろう。オレの鉄壁の理性という鎧を打ち砕けるものならやってみろ!
「……分かった。ただしイビキとか歯ぎしりとかしたらベッドの下に落とすからな」
「強がっちゃって!お邪魔します。じゃあ寝ましょ。先輩電気消す派ですか?」
「そうだな」
「良かった。さすがに……明るいと恥ずかしいですもんね?アレの準備とか大丈夫ですか?私……今危ないかもしれないですよ?あ。ティッシュはどこですか?」
「うるせぇ!なんもしねぇから余計なことすんな!早く寝ろ!」
こうしてなぜか白石と共に寝ることになってしまったのだった。でも安心しろ、オレの鉄壁の理性が必ず勝つからな!
また事件は繰り返される……白石が帰って2時間後、オレは寝る準備をしているとインターホンが鳴った。まさか……またあいつか?そう思いながらも扉を開ける。
「あっ!先輩助けてください!」
「……またかよ。帰れ」
「私の部屋のエアコン壊れちゃったみたいで、今日だけでいいので泊めてください!このままじゃ死んじゃいますよ~!」
「お前……さすがにそれはダメだろ。ほら、今から漫画喫茶とか行けよ。金なら貸してやるぞ?」
「もう!意地悪言わないでお願いしますよ。別に先輩の部屋には毎日行ってるし、私たち付き合ってるんですから!」
「付き合ってねぇから問題なんだろ!おい、やめろって」
オレの腕に抱きついてくる白石を必死に引き剥がす。こいつなんでこんなに力あるんだよ!いや、今はそんなことどうでもいい。なんでこんなにもこいつは図々しいんだ。
「先輩。いいんですか?私が明日部屋で干からびてても……それこそ本当に死んでも知りませんよ?今日は熱帯夜ってニュースでも言ってましたし……」
「……。」
「それに熱中症で何人も入院して……」
「わかったよ!入れればいいんだろ!絶対に静かにしてろよな!?」
「やったぁ~!ありがとうございます!」
「はぁ……マジかよ……」
こうしてオレは白石を部屋に上げることになった。ただでさえ暑さで疲れてるのに余計な疲労が増えた気がする……まぁとりあえず予備の布団があって良かった。
「とりあえずお前はベッド使え。オレは床で寝るから」
「え?一緒に寝ないんですか!?なんで!?」
「なんで一緒に寝ると思ったんだよお前?」
「だってわざわざ、しまってあるお布団出すの面倒じゃないですか。別に先輩が何もしなければ問題ないですよね一緒に寝ても?まさか私が襲うとか思ってます!?ひどいなぁ先輩は!」
「思ってねぇけど……」
「自信ないんですか~?まぁ近くにこんな可愛い彼女がいたら理性が崩壊するのも無理ないですけどね?ほら柔らかそうなDカップの胸もありますし?」
こいつ何煽ってきてんだよ……しかも揺らすなよ……くそ……ここでこんなにバカにされて引くことなどできるか?後輩のクセにオレのこと舐めてやがる……いいだろう。オレの鉄壁の理性という鎧を打ち砕けるものならやってみろ!
「……分かった。ただしイビキとか歯ぎしりとかしたらベッドの下に落とすからな」
「強がっちゃって!お邪魔します。じゃあ寝ましょ。先輩電気消す派ですか?」
「そうだな」
「良かった。さすがに……明るいと恥ずかしいですもんね?アレの準備とか大丈夫ですか?私……今危ないかもしれないですよ?あ。ティッシュはどこですか?」
「うるせぇ!なんもしねぇから余計なことすんな!早く寝ろ!」
こうしてなぜか白石と共に寝ることになってしまったのだった。でも安心しろ、オレの鉄壁の理性が必ず勝つからな!
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