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27. 望んでるんですよね
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27. 望んでるんですよね
今日も変わらず、学校が終わって真っ直ぐ家に帰ってくる。端からみれば模範生徒だろオレは。……まぁ白石もいるんだがな。
「ねぇ先輩。私やってみたいことあるんですけど?」
「なんだよやってみたいことって?」
「いつも真っ直ぐ家に帰ってくるじゃないですか?漫画みたいに一度放課後デートしたいなって!先輩やりましょうよ~!放課後デート!」
「絶対に嫌だよ。誰かに見られでもしたらオレは学校にいけなくなるぞ?オレの人生終わりにするつもりかお前は」
「そんな大袈裟な……もしかして先輩って私と付き合ってるの恥ずかしいと思ってるんですか?」
「付き合ってねぇからな?恥ずかしいに決まってるだろ、白石と一緒にいるところを誰かに見られたら……」
白石は可愛いとは思う。だからこそオレなんかが一緒なのが恥ずかしいんだよ。周りからの目線だって気になるし。というかそもそも付き合ってねぇし。
「えぇ!?なんでですかぁ~!いいじゃないですか!別に誰もいない公園とかでお喋りして帰るだけですよ!」
「おしゃべりとか、それはいつもこの部屋で行われてるだろ?」
「そっか。それもそうですね。それなら既に放課後デートをしてるなら次の段階ですよね!そのまま家に連れていかれて、親がいなくて……そして……きゃあ!」
「お前……何の漫画読んでんだよ!」
「……この前先輩の部屋で見つけて捨てた漫画に描いてありましたけど?もう先輩もその展開望んでるんですよね!」
「望んでねぇから!あれは……創られたものだからいいんだろうが!」
「本当ですか~?私のこと好きに出来るんですよ?ほらほら?エッチな漫画に欲情してないでリアルを求めましょうよ!」
「黙れ。もう帰れよ!」
ほんとこいつは……あぁ……疲れた。何でこうも毎日のように振り回されないといけないのか。でも、こういう日常にも慣れてしまったオレがいるのだった。
今日も変わらず、学校が終わって真っ直ぐ家に帰ってくる。端からみれば模範生徒だろオレは。……まぁ白石もいるんだがな。
「ねぇ先輩。私やってみたいことあるんですけど?」
「なんだよやってみたいことって?」
「いつも真っ直ぐ家に帰ってくるじゃないですか?漫画みたいに一度放課後デートしたいなって!先輩やりましょうよ~!放課後デート!」
「絶対に嫌だよ。誰かに見られでもしたらオレは学校にいけなくなるぞ?オレの人生終わりにするつもりかお前は」
「そんな大袈裟な……もしかして先輩って私と付き合ってるの恥ずかしいと思ってるんですか?」
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白石は可愛いとは思う。だからこそオレなんかが一緒なのが恥ずかしいんだよ。周りからの目線だって気になるし。というかそもそも付き合ってねぇし。
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「おしゃべりとか、それはいつもこの部屋で行われてるだろ?」
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「……この前先輩の部屋で見つけて捨てた漫画に描いてありましたけど?もう先輩もその展開望んでるんですよね!」
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「本当ですか~?私のこと好きに出来るんですよ?ほらほら?エッチな漫画に欲情してないでリアルを求めましょうよ!」
「黙れ。もう帰れよ!」
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