14 / 33
第3章第4話 あぶなかった、かも
しおりを挟む
「姫を放せ! 暗黒騎士ランスロットよ」
ヨシツネ先輩が、叫んだ。
けれど、ランスロット先輩は、ボクを離さなかった。
抱きしめ続け、くちづけをし続けた。
ああ。ダメ。このままじゃ、恋演技じゃなくて、ホントの恋に落ちちゃいそう。
男どうしなのに。
「姫を放せ! この! この! この!」
ヨシツネ先輩は、何度も斬るしぐさをした。見えない剣で。
けれど、ランスロット先輩は、ボクを離さない。
突然、殴った。ランスロット先輩の脇腹を。ヤンキー先輩が。
うずくまった。ランスロット先輩が。ボクから一歩離れて。痛そうな表情で。
「新入りが、嫌がってるだろ」
ヤンキー先輩が、吐き捨てた。
あぶなかった、かも。あのままキスされ続けたら、ホントに恋に落ちちゃったかも。
だけど、ちょっと残念かも。
男どうしなのに。
ヨシツネ先輩が、叫んだ。
けれど、ランスロット先輩は、ボクを離さなかった。
抱きしめ続け、くちづけをし続けた。
ああ。ダメ。このままじゃ、恋演技じゃなくて、ホントの恋に落ちちゃいそう。
男どうしなのに。
「姫を放せ! この! この! この!」
ヨシツネ先輩は、何度も斬るしぐさをした。見えない剣で。
けれど、ランスロット先輩は、ボクを離さない。
突然、殴った。ランスロット先輩の脇腹を。ヤンキー先輩が。
うずくまった。ランスロット先輩が。ボクから一歩離れて。痛そうな表情で。
「新入りが、嫌がってるだろ」
ヤンキー先輩が、吐き捨てた。
あぶなかった、かも。あのままキスされ続けたら、ホントに恋に落ちちゃったかも。
だけど、ちょっと残念かも。
男どうしなのに。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件
水野七緒
BL
ワケあってクラスメイトの女子と交際中の青野 行春(あおの ゆきはる)。そんな彼が、ある日あわや貞操の危機に。彼を襲ったのは星井夏樹(ほしい なつき)──まさかの、交際中のカノジョの「お兄さん」。だが、どうも様子がおかしくて──
※「目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件」の続編(サイドストーリー)です。
※前作を読まなくてもわかるように執筆するつもりですが、前作も読んでいただけると有り難いです。
※エンドは1種類の予定ですが、2種類になるかもしれません。
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、他の人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
【幼馴染DK】至って、普通。
りつ
BL
天才型×平凡くん。「別れよっか、僕達」――才能溢れる幼馴染みに、平凡な自分では釣り合わない。そう思って別れを切り出したのだけれど……?ハッピーバカップルラブコメ短編です。
告白ゲームの攻略対象にされたので面倒くさい奴になって嫌われることにした
雨宮里玖
BL
《あらすじ》
昼休みに乃木は、イケメン三人の話に聞き耳を立てていた。そこで「それぞれが最初にぶつかった奴を口説いて告白する。それで一番早く告白オッケーもらえた奴が勝ち」という告白ゲームをする話を聞いた。
その直後、乃木は三人のうちで一番のモテ男・早坂とぶつかってしまった。
その日の放課後から早坂は乃木にぐいぐい近づいてきて——。
早坂(18)モッテモテのイケメン帰国子女。勉強運動なんでもできる。物静か。
乃木(18)普通の高校三年生。
波田野(17)早坂の友人。
蓑島(17)早坂の友人。
石井(18)乃木の友人。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる