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本編
-362- 意外な目的地
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目的の場所は、馬車に揺られてからすぐだった。
乗っていたのは、15分くらいだったと思う。
セオの手を借りて馬車から降りると、立派な建物がどーんと目の前にお出迎えだ。
「あれ?ここって……」
前に来た時は遠目に見ただけだったけれど。
あの時、遠目で見ても大きいと思ったけれど、近くで見ると本当に大きい。
「学校だよ。意外だったかな?」
「はい。以前孤児院の帰りに遠目から見ただけなんです。去年の春に出来た新しい学校だと聞いています。孤児院の子供たちもここに通ってると」
「うん、そうだよ。今日は、校舎の見学と、その後にワグナー子爵夫人のシャーロット様を紹介するよ。
シャーロット様は今日こちらに来る予定が元々あったし、彼女と学園長には事前に許可を貰っているからね」
「ありがとうございます」
マナーの勉強を兼ねて、というから、どこかの店か屋敷内でのお茶会かだと思うが……って前にアレックスが言っていたけれど、言ってたのは外に行くって知ってからすぐの話だ。
アレックスも場所を聞いて意外だったろうなあ。
でも、逆に安心したかもしれない。
学校なら教師は領の職員だし、この学校は守りが固いと聞いていたからだ。
それに、嬉しい!
前に遠目に見た時に、一度行ってみたいって思ってたんだ。
こんなに早く来られるとは思っていなかった。
学園長は丁寧にあいさつをしてくれた後、自ら校舎を案内してくれた。
案内の中で、学校の作りや規則、子供たちが使う勉強道具、授業のカリキュラムなどを丁寧に説明してくれたよ。
空調も調節されてるんだって!
それだけでとても快適な学校だ。
学園長は、想像していたよりずっと若い女性だった。
ふんわりとした肩までのりんごの様な赤い髪と、上品で優し気な笑みが印象的だった。
年齢は、50代くらいかな?
野心も商売っ気もなさそうな人に見える。
外壁は物々しい建物でも中に入ると良い意味で裏切られた建物だった。
窓ガラスからは部屋の中に光が十分に入るように設計されていて、吹き抜け部分には大きな校庭があった。
校庭はこの時期でも青々とした芝生が生えているし、一角には花壇があって、そこにも可愛い花が咲いていた。
外側から見たらコンクリートだらけかと思ったけれど、中は寧ろ木製のものが多い。
廊下も明るい色の木で出来ていて、まだ新しい木の香りがする。
外から見た時は、角ばった印象しかなかったけれど、中を歩くと逆で全てのものが丸みを帯びていた。
扉の取っ手も丸みを帯びているし、子供たちの安全に配慮されているようだった。
こうやってぞろぞろ廊下を歩いていても、子供たちがいないのはみんな教室で授業を受けている時間だからだ。
窓越しから覗くとみんなちゃんと授業を受けている……ようで、ちょっと飽きちゃってる子たちもちらほら見えた。
廊下からの窓は、授業中によそ見をしないよう教室側からは人が歩いているところは分からないらしい。
扉が閉まっていれば音も聞こえない作りだし、窓ガラスからは誰もいない校庭が見えるだけなんだって。
魔法の効果ってすごいよね。
1階は、7歳から9歳の教室で、読み書きと計算、そして道徳の授業が行われているんだって。
先生たちが比較的若くて、クラスの人数が多いな、っていう印象だ。
「あ……」
クラスのひとつに、ビートとピッポを見つけて思わず立ち止まる。
同じクラスみたいだ。
ふたりとも凄く真剣に授業を聞いて、一生懸命ノートに何か書いていた。
「レン様、どうかし───ああ」
隣にいたセオが僕の視線の先を走らせて、すぐに納得してくれる。
「孤児院の子供たちをみつけて。ビートとピッポはこのクラスなんだね、ふたりとも真剣に授業を受けてる」
「孤児院の子供たちは大変行儀が良く、勉強熱心です」
学園長が柔らかな笑みで答えてくれた。
「そっか。みんなとてもいい子たちなんだ」
「はい」
それからは、学園長は孤児院の子供たちのクラスには止まって授業の様子を見せてくれた。
みんな真面目に授業を受けていた。
2階は10歳から12歳までの教室で、読み書き計算と道徳の他に、エリソン侯爵領とクライス帝国の暮らしと法律の勉強があるそうだ。
高学年になると授業も増えるんだって。
リリーは遊んでる子たちに注意してるのが見えたし、ギーは丁度黒板に数式を書いて正解されているのが見えた。
3階の教室は13歳から15歳までの教室で、勉強は午前中のみだ。
午後になると、それぞれ見習いの場所へ働きに出る。
彼らは主に、エリソン侯爵領と帝国の歴史と法律を学んでいるんだって。
教室も元の世界の大学なみに広くて、1学年1クラスずつだ。
3つの教室は、午後2時には学童に変わるという。
親が共働きのところも多いから、学校で時間まで過ごす子も多いんだとか。
孤児院の子供たちは、グレース様がいるから授業が終わったら帰宅扱いになるし、妊娠中や育児中で休業している母親を持つ子供たちも帰宅組だ。
「わあ!凄い!!」
「凄く気持ちが良い場所ですねー!」
「ね!」
屋上を案内して貰って、思わず声が上がる。
セオからも声が上がって、気持ちよさそうに目を細めている。
嬉しそうだ。
木製で出来た大きな広場は子供たちが遊べる広さ十分だし、所々に大きな木が植わっていて、丸いベンチもある。
左右緩やかな曲線を描く広場と柵の境目には、花壇でなくて畑の峰が出来ていて、何かの苗が均等に植わっていた。
子供たちが勉強の一環で育ててるんだって。
1階だとどうしても日の入りに偏りが出るから、屋上に設置されたというのも説明して貰ったよ。
それから、目を引くのは滑り台だ。
下から見た時に、随分不規則な螺旋状階段だなと思っていたものは、屋上から1階までのローラー滑り台だった。
許されるなら滑ってみたいって思ったけれど、今日の服装じゃ無理だろうな、残念。
「駄目ですよ?」
セオが真横で釘を刺してくる。
「う……わかってるよ」
「やーとってもやりたそうな目をしてましたよ?」
「それは、否定しないけど」
「可愛いお口になってますから直してください」
「………」
思わず唇がとがってたみたいだ。
無言で直す。
エリー先生にも学園長にも、オスカーさんも、ついでに奥にいるステラとアナさんベラさんにもくすくす笑われちゃったよ。
この滑り台、遊び心があるなって思うけれど、避難用にも使えるんだろうね。
因みに続き階段はなくて、屋上から3階までの階段と、3階から2階までの階段と、2階から1階までの階段は離れた場所にあるようだ。
屋上の柵も十分な高さがあって子供たちの安全対策はばっちりだし、奥に広がる景色は圧巻だ。
この小学校が少し高いところにあって、周りに高い建物がないから見晴らしがとてもいい。
アレックスからこの小学校の話を聞いたときに、『ワグナー子爵夫人がかなり拘った』と言っていたし、設備にかんしては群を抜いているとも言っていたっけ。
「他に何か気になる場所はありますか?」
学園長に聞かれて、僕は頷く。
「ここの学校が地域の避難所になっていると、以前アレックスから聞いたのだけれど、避難所に指定されているのなら、備蓄があるの?」
「ご案内いたします」
「うん、お願いします」
案内されたのは地下だった。
たくさんの毛布が並ぶ棚と、家庭科室のようなキッチンの部屋、お手洗い、もちろん食糧庫もある。
そして、魔石が保管されている場所も見せて貰った。
この世界、電気やガスがない代わりに魔石というものが燃料になっているんだもんね。
メカニズムが良く分からないけれど、魔石があれば、水や燃料に関しては解決することらしいし。
種類別にちゃんと保管されていて、きちんと鍵もつけられていたよ。
普段この地下の入り口は鍵がかけられていて学園長が鍵の開閉を出来る権限を持っているそうだ。
それだけだと、いざという時に使えるのかな?って思ったけれど、何か重大なことが起きた時は、サイレンが鳴ると同時鍵は自動で開くんだって。
しくみには、アレックスの魔法陣が使われているらしい。
ワグナー子爵夫人の要望に、応えられるだけ応えたんだとか。
凄いよね。
「ありがとう、とても勉強になったよ」
「滅相もありません。最初からご案内が出来ずに大変失礼しました」
「あ、全然。気にしてないで、どうか頭を上げて」
学園長が深々と頭を下げてくるのを目にして、慌てて告げると、申し訳なさそうな顔で頭を上げてくれた。
「そろそろシャーロット様もお見えの時間じゃないかな?」
エリー先生が学園長に声をかけると、はっとして懐中時計で時間を確かめた。
ほっとした顔をしたから、時間には間に合ったみたい。
「お部屋にご案内いたします」
「よろしく」
エリー先生が頷いて、僕もそれに続く。
シャーロット様は、オリバーさんのお母さんだ。
どんな方なんだろう?
お会いできるのが楽しみだ。
乗っていたのは、15分くらいだったと思う。
セオの手を借りて馬車から降りると、立派な建物がどーんと目の前にお出迎えだ。
「あれ?ここって……」
前に来た時は遠目に見ただけだったけれど。
あの時、遠目で見ても大きいと思ったけれど、近くで見ると本当に大きい。
「学校だよ。意外だったかな?」
「はい。以前孤児院の帰りに遠目から見ただけなんです。去年の春に出来た新しい学校だと聞いています。孤児院の子供たちもここに通ってると」
「うん、そうだよ。今日は、校舎の見学と、その後にワグナー子爵夫人のシャーロット様を紹介するよ。
シャーロット様は今日こちらに来る予定が元々あったし、彼女と学園長には事前に許可を貰っているからね」
「ありがとうございます」
マナーの勉強を兼ねて、というから、どこかの店か屋敷内でのお茶会かだと思うが……って前にアレックスが言っていたけれど、言ってたのは外に行くって知ってからすぐの話だ。
アレックスも場所を聞いて意外だったろうなあ。
でも、逆に安心したかもしれない。
学校なら教師は領の職員だし、この学校は守りが固いと聞いていたからだ。
それに、嬉しい!
前に遠目に見た時に、一度行ってみたいって思ってたんだ。
こんなに早く来られるとは思っていなかった。
学園長は丁寧にあいさつをしてくれた後、自ら校舎を案内してくれた。
案内の中で、学校の作りや規則、子供たちが使う勉強道具、授業のカリキュラムなどを丁寧に説明してくれたよ。
空調も調節されてるんだって!
それだけでとても快適な学校だ。
学園長は、想像していたよりずっと若い女性だった。
ふんわりとした肩までのりんごの様な赤い髪と、上品で優し気な笑みが印象的だった。
年齢は、50代くらいかな?
野心も商売っ気もなさそうな人に見える。
外壁は物々しい建物でも中に入ると良い意味で裏切られた建物だった。
窓ガラスからは部屋の中に光が十分に入るように設計されていて、吹き抜け部分には大きな校庭があった。
校庭はこの時期でも青々とした芝生が生えているし、一角には花壇があって、そこにも可愛い花が咲いていた。
外側から見たらコンクリートだらけかと思ったけれど、中は寧ろ木製のものが多い。
廊下も明るい色の木で出来ていて、まだ新しい木の香りがする。
外から見た時は、角ばった印象しかなかったけれど、中を歩くと逆で全てのものが丸みを帯びていた。
扉の取っ手も丸みを帯びているし、子供たちの安全に配慮されているようだった。
こうやってぞろぞろ廊下を歩いていても、子供たちがいないのはみんな教室で授業を受けている時間だからだ。
窓越しから覗くとみんなちゃんと授業を受けている……ようで、ちょっと飽きちゃってる子たちもちらほら見えた。
廊下からの窓は、授業中によそ見をしないよう教室側からは人が歩いているところは分からないらしい。
扉が閉まっていれば音も聞こえない作りだし、窓ガラスからは誰もいない校庭が見えるだけなんだって。
魔法の効果ってすごいよね。
1階は、7歳から9歳の教室で、読み書きと計算、そして道徳の授業が行われているんだって。
先生たちが比較的若くて、クラスの人数が多いな、っていう印象だ。
「あ……」
クラスのひとつに、ビートとピッポを見つけて思わず立ち止まる。
同じクラスみたいだ。
ふたりとも凄く真剣に授業を聞いて、一生懸命ノートに何か書いていた。
「レン様、どうかし───ああ」
隣にいたセオが僕の視線の先を走らせて、すぐに納得してくれる。
「孤児院の子供たちをみつけて。ビートとピッポはこのクラスなんだね、ふたりとも真剣に授業を受けてる」
「孤児院の子供たちは大変行儀が良く、勉強熱心です」
学園長が柔らかな笑みで答えてくれた。
「そっか。みんなとてもいい子たちなんだ」
「はい」
それからは、学園長は孤児院の子供たちのクラスには止まって授業の様子を見せてくれた。
みんな真面目に授業を受けていた。
2階は10歳から12歳までの教室で、読み書き計算と道徳の他に、エリソン侯爵領とクライス帝国の暮らしと法律の勉強があるそうだ。
高学年になると授業も増えるんだって。
リリーは遊んでる子たちに注意してるのが見えたし、ギーは丁度黒板に数式を書いて正解されているのが見えた。
3階の教室は13歳から15歳までの教室で、勉強は午前中のみだ。
午後になると、それぞれ見習いの場所へ働きに出る。
彼らは主に、エリソン侯爵領と帝国の歴史と法律を学んでいるんだって。
教室も元の世界の大学なみに広くて、1学年1クラスずつだ。
3つの教室は、午後2時には学童に変わるという。
親が共働きのところも多いから、学校で時間まで過ごす子も多いんだとか。
孤児院の子供たちは、グレース様がいるから授業が終わったら帰宅扱いになるし、妊娠中や育児中で休業している母親を持つ子供たちも帰宅組だ。
「わあ!凄い!!」
「凄く気持ちが良い場所ですねー!」
「ね!」
屋上を案内して貰って、思わず声が上がる。
セオからも声が上がって、気持ちよさそうに目を細めている。
嬉しそうだ。
木製で出来た大きな広場は子供たちが遊べる広さ十分だし、所々に大きな木が植わっていて、丸いベンチもある。
左右緩やかな曲線を描く広場と柵の境目には、花壇でなくて畑の峰が出来ていて、何かの苗が均等に植わっていた。
子供たちが勉強の一環で育ててるんだって。
1階だとどうしても日の入りに偏りが出るから、屋上に設置されたというのも説明して貰ったよ。
それから、目を引くのは滑り台だ。
下から見た時に、随分不規則な螺旋状階段だなと思っていたものは、屋上から1階までのローラー滑り台だった。
許されるなら滑ってみたいって思ったけれど、今日の服装じゃ無理だろうな、残念。
「駄目ですよ?」
セオが真横で釘を刺してくる。
「う……わかってるよ」
「やーとってもやりたそうな目をしてましたよ?」
「それは、否定しないけど」
「可愛いお口になってますから直してください」
「………」
思わず唇がとがってたみたいだ。
無言で直す。
エリー先生にも学園長にも、オスカーさんも、ついでに奥にいるステラとアナさんベラさんにもくすくす笑われちゃったよ。
この滑り台、遊び心があるなって思うけれど、避難用にも使えるんだろうね。
因みに続き階段はなくて、屋上から3階までの階段と、3階から2階までの階段と、2階から1階までの階段は離れた場所にあるようだ。
屋上の柵も十分な高さがあって子供たちの安全対策はばっちりだし、奥に広がる景色は圧巻だ。
この小学校が少し高いところにあって、周りに高い建物がないから見晴らしがとてもいい。
アレックスからこの小学校の話を聞いたときに、『ワグナー子爵夫人がかなり拘った』と言っていたし、設備にかんしては群を抜いているとも言っていたっけ。
「他に何か気になる場所はありますか?」
学園長に聞かれて、僕は頷く。
「ここの学校が地域の避難所になっていると、以前アレックスから聞いたのだけれど、避難所に指定されているのなら、備蓄があるの?」
「ご案内いたします」
「うん、お願いします」
案内されたのは地下だった。
たくさんの毛布が並ぶ棚と、家庭科室のようなキッチンの部屋、お手洗い、もちろん食糧庫もある。
そして、魔石が保管されている場所も見せて貰った。
この世界、電気やガスがない代わりに魔石というものが燃料になっているんだもんね。
メカニズムが良く分からないけれど、魔石があれば、水や燃料に関しては解決することらしいし。
種類別にちゃんと保管されていて、きちんと鍵もつけられていたよ。
普段この地下の入り口は鍵がかけられていて学園長が鍵の開閉を出来る権限を持っているそうだ。
それだけだと、いざという時に使えるのかな?って思ったけれど、何か重大なことが起きた時は、サイレンが鳴ると同時鍵は自動で開くんだって。
しくみには、アレックスの魔法陣が使われているらしい。
ワグナー子爵夫人の要望に、応えられるだけ応えたんだとか。
凄いよね。
「ありがとう、とても勉強になったよ」
「滅相もありません。最初からご案内が出来ずに大変失礼しました」
「あ、全然。気にしてないで、どうか頭を上げて」
学園長が深々と頭を下げてくるのを目にして、慌てて告げると、申し訳なさそうな顔で頭を上げてくれた。
「そろそろシャーロット様もお見えの時間じゃないかな?」
エリー先生が学園長に声をかけると、はっとして懐中時計で時間を確かめた。
ほっとした顔をしたから、時間には間に合ったみたい。
「お部屋にご案内いたします」
「よろしく」
エリー先生が頷いて、僕もそれに続く。
シャーロット様は、オリバーさんのお母さんだ。
どんな方なんだろう?
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