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本編
-334- キャンベル商会 アレックス視点**
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「カランデュエルの種の話だけならアサヒにしてもよさそうでしたが、最初から教会の話もする気でしたか?」
オリバーが不思議そうに問う。
確かに何の種か鑑定するだけなら、アサヒがいても問題ないように思えた。
だが、結果的にはカランデュエルの種だったわけで、アサヒが席を外していたのは幸いだったに違いない。
コナーにしちゃ気が利いている。
「何言ってんの、あの子たちが来てからまだ1カ月も経ってないのよ?
ただでさえ理不尽な思いしてるのに、変なこと巻き込みたくないでしょ?
極力、マイナスイメージは避けるべきって思ったのよ」
「あー…そういえば、まだ日が浅いですね」
「種のことも教会のことも、あの子に伝えるのは、あなたの判断に任せるわ」
一カ月も経っていない、か。
アサヒにしても、レンにしても、適応力が高いが、まだ来てから二週間ほどしか経っていない。
悲観するわけでもなく楽観するわけでもなく、きちんと現状を把握した上で、自分に出来ることとやるべきことが分かっていて、役に立とうと自ら学んでくれている。
だが、教会のことは別だ。
あんなに嫌な思いをさせちまった場所だ、オリバーだって極力教会の話題は避けたいだろう。
「アサヒは適応力が高いからな…すでに経営にも関わってると聞いたが」
「ええ。タイラーから毎日学んでいますし、楽しそうにアバカスを器用にはじいてますよ」
「あら、最初からアバカスが使えるなんてすごいじゃない!」
たしかに。
元々神器様からのヒントをもとに作られたとしても、全員が全員使えるかと言ったら否である。
「元の世界で似たようなものを習ったことがあったそうです。
さっきのように交渉もしてくださいますし、薬草の世話も手伝ってくれます。
今回もですが、一緒に商品開発もしてくれますし、とても真面目で努力家なんですよ」
オリバーの言うように、アサヒも随分真面目で努力家のようだ。
レンも、俺が望んでいる以上のことをやってくれている。
元々、召喚自体が異例のことだったんだ。
通常、元の世界で不幸な境遇にある者が召喚されてくるので、未練もなくすぐに神器様として受け入れ、教会のことをまるっと信じるらしい。
自分が特別であること、自分は富をもたらす存在であること、これからは欲しいものを我慢する必要がないこと等だ。
だが、まず元々裕福で幸せな環境にいたことからしてそもそも違う。
二人とも、自分が特別だとは思っていないようだし、人として向き合ってくれている。
俺がレンに対しこれほどにも感謝しているんだ、オリバーだってアサヒに対して同じような気持ちだろう。
「真面目で努力家でエロいなんて、いい子貰ったわね」
コナーが褒めているんだかよくわからない感想を口にしてくる。
エロい……んだろうか?
俺にはよくわからない。
「あなたに色気は出してないでしょう!」
「あの目元の黒子がすでにエロいのよ、何アレ、年齢詐欺だけじゃないわよ。ねえ?」
ねえ?っつったって、俺に同意を求められても困るんだが。
レンと比べて……比べるもんじゃない。
だが、交渉事においては、自分の容姿を良く分かっている上で上手く魅せているようにも思えた。
美人かと聞かれたら迷わず美人だとは思う。
神器様だ。
レンとはまた違うが、アサヒも容姿はずば抜けて整っている。
「まあ、アサヒは美人だし独特の雰囲気はあると思うが」
「確かに美人で可愛らしくてエロいですよ、アサヒは。でも、エロい話は今はいいでしょう?」
「良くないわよ、それこそ話したかった1つっていうか。あー、待って、今すぐ持ってくるわ。アレックスにも試してほしくて」
は?試して欲しいだ?
あんな目を輝かせてるコナーを見るのは、ナイトポーションぶりじゃないか?
スキップしそうな足取りで部屋を出て行ったが……
「嫌な予感しかしねえな、何持ってくる気だあいつは」
「ナイトポーションには感謝してますが、コナーの趣味は理解しがたいですからね……」
オリバーの言う通りだ。
相手の苦痛に耐える顔に欲情する趣味は、俺にはわからない。
だが、赤い箱を二つ抱えて笑顔で帰ってきたコナーは、すげーいい顔だ、マジで怖い。
「開けてみて」
期待に満ちた顔をされちゃ、ここで嫌だと断るわけにはいかない。
その理由が、とりあえずないからだ。
仕方なく、蓋を開けると、金属の凹凸のある長い棒と、真っ白な筒状の魔道具がお目見えだ。
なんだこりゃ。
俺等を馬鹿にしてるのか?
教会と同じようなもんをよこすなんてどうかしてるだろ。
筒状のはなにか知らないが、こっちの長い棒に関しちゃどう見ても尿道プジーだ。
「はー……いらない、使わない、使えない。これは、試しにも無理だ」
「要望が多かったから作ったのよ、試してちょうだい」
「自分で試してくれよ」
「もちろんやったわよ。安全性も確認できたわ。後は、いくつかの感想が欲しいのよ」
は?
他をあたってくれよ、マジで。
「尿道プジーなんて、教会であれだけ嫌な思いさせてたんだぞ。また思いだしちまうだろうが!無理だっつってんだろ。お前なあ、さっきの種が配慮出来て、なんで自分の趣味になると暴走しちまうんだよ、勘弁してくれよ」
本気でイラついてきたのが自分でもわかるが、コナー相手に今更遠慮することじゃない。
レンは俺がすることは受け入れてくれる。
でもそれは、俺を全面的に信頼しているからだ。
持ちだしたらどうなるかわかってる、想像がつく話だ。
性交に関しちゃレンは尻の穴を直接舐めたこと以外、拒まれたことはなかった。
それは、俺からの愛情を感じてくれているからだ。
だが、どうだ?俺自身が嫌悪を抱くもんをあえてレンに使うなんて愛情もクソもないだろ。
レンの可愛く美しい顔が、軽蔑の眼差しや俺を嫌悪するなんてことがあったら……ゾッとする。
それこそ、俺は生きていけない、冗談じゃなく、本気でだ。
「私もこちらは使いたくありません。
こっちの白い方はなにかわかりませんが、少なくとも性交においてアサヒに少したりとも嫌な思いはさせたくありません」
「なら、こっちはどう?」
「てか、なんだこれは」
白い筒状のもんは初めて目にするが、尿道プジーと一緒に入ってるもんだ、悪い予感しかしない。
「搾精機よ。ここに男根を入れてボタンを押して魔力を流すのよ。拘ったのよー、かなり!
上のボタンは口内の感触に近づけたわ。
下のボタンはお尻ね。
それと、ここのボタンを押すだけで遅漏のご老人でも瞬時に射精出来るのよ、凄いでしょ」
早漏のご老人でも瞬時にイっちまう?なんだそりゃ。
どこから突っ込めばいいのか困るが、必要ないもんだってことはわかりきってる。
「こっちこそいらないだろ、本当に要望があったのか?」
「あったわよ、若い子からも性の悩みは多いんだから。
手で抜きすぎて炎症になったなんて子もいたし、力加減が分からないとか。
あとは、人にやってもらいたいけれどこの年ではとか、相手が亡くなったが彼を思うと店には、とか。
魔道具に頼れるなら頼りたいって人はそれなりにいるのよ、あと、相手をもっと気持ちよくさせてやりたいとかね。
こっちならいいでしょう?抜き差ししてる間はめてあげたらいいんだから」
「要らない、必要ねえよ」
レンは、俺で既に気持ちよくなってくれている。
こんなもんを頼る必要は全くない。
「相手がいるものより、相手がいないものに使ってもらった方が良いのではないでしょうか?
私は、私がアサヒを気持ちよくさせることはいくらでもしてあげたいですが、他人はもっての他、もう魔道具ですら頼りたくありません」
「なら、すぐにとは言わないわ。
持ってって。二人とも自分自身で使う時が遠くないうちに絶対くると思うから、そしたら感想を頂戴」
今回も押しが強い。
そろそろ引いて欲しい。
「俺自身も使わねえって。レンがいない独り身のときなら兎も角、もう必要ない。なんで絶対なんて言いきれるんだ」
「だって、子供が出来たらそうバカスカ出来ないでしょ?抜きたいときだってあるじゃない」
「………」
子供が出来たら、か。
確かに、子どもが出来たらレンの体調が一番に考えなきゃならない。
や、今でもそうだが、お互いのためにも我慢せざるを得ない状況はやってくるだろう。
だが、それでも、それすらも受け入れたく思う。
それに、レンが負担のない状況で気持ちよくさせてあげることも、その逆もやり方はいくらでもあるはずだ。
こんなもんを使わないとならない状況なんてやってこないだろ、永遠に。
だが、もうそろそろどこかで折り合いを付けたい。
この話自体深堀したくはない。
俺の気持ちを伝えたところで、それの全部を分かってほしいとは、コナー相手に思えない。
「わかった。これだけ要らないと言っても引かないのなら、搾精機の方は持って帰る。ただし、使わないし、使いたいとも思えない。こんな魔法具に頼るより、俺はレンの手をかりたい。
それから、尿道プジーは置いていく。
何かの拍子にレンに目に入れられたら困らせるだけだ」
「それでは、私も同じようにさせていただきます」
コナーは不満げだが、オリバーも俺に続く。
何かの拍子にレンの目に入れたら?そんなことはさせないけどな、こんなんもれなく空間行きに決まってる。
俺にとっちゃあの複製の花瓶と同じ位置づけだ。
出すことはないし、出すつもりも一切ないぞ。
オリバーが不思議そうに問う。
確かに何の種か鑑定するだけなら、アサヒがいても問題ないように思えた。
だが、結果的にはカランデュエルの種だったわけで、アサヒが席を外していたのは幸いだったに違いない。
コナーにしちゃ気が利いている。
「何言ってんの、あの子たちが来てからまだ1カ月も経ってないのよ?
ただでさえ理不尽な思いしてるのに、変なこと巻き込みたくないでしょ?
極力、マイナスイメージは避けるべきって思ったのよ」
「あー…そういえば、まだ日が浅いですね」
「種のことも教会のことも、あの子に伝えるのは、あなたの判断に任せるわ」
一カ月も経っていない、か。
アサヒにしても、レンにしても、適応力が高いが、まだ来てから二週間ほどしか経っていない。
悲観するわけでもなく楽観するわけでもなく、きちんと現状を把握した上で、自分に出来ることとやるべきことが分かっていて、役に立とうと自ら学んでくれている。
だが、教会のことは別だ。
あんなに嫌な思いをさせちまった場所だ、オリバーだって極力教会の話題は避けたいだろう。
「アサヒは適応力が高いからな…すでに経営にも関わってると聞いたが」
「ええ。タイラーから毎日学んでいますし、楽しそうにアバカスを器用にはじいてますよ」
「あら、最初からアバカスが使えるなんてすごいじゃない!」
たしかに。
元々神器様からのヒントをもとに作られたとしても、全員が全員使えるかと言ったら否である。
「元の世界で似たようなものを習ったことがあったそうです。
さっきのように交渉もしてくださいますし、薬草の世話も手伝ってくれます。
今回もですが、一緒に商品開発もしてくれますし、とても真面目で努力家なんですよ」
オリバーの言うように、アサヒも随分真面目で努力家のようだ。
レンも、俺が望んでいる以上のことをやってくれている。
元々、召喚自体が異例のことだったんだ。
通常、元の世界で不幸な境遇にある者が召喚されてくるので、未練もなくすぐに神器様として受け入れ、教会のことをまるっと信じるらしい。
自分が特別であること、自分は富をもたらす存在であること、これからは欲しいものを我慢する必要がないこと等だ。
だが、まず元々裕福で幸せな環境にいたことからしてそもそも違う。
二人とも、自分が特別だとは思っていないようだし、人として向き合ってくれている。
俺がレンに対しこれほどにも感謝しているんだ、オリバーだってアサヒに対して同じような気持ちだろう。
「真面目で努力家でエロいなんて、いい子貰ったわね」
コナーが褒めているんだかよくわからない感想を口にしてくる。
エロい……んだろうか?
俺にはよくわからない。
「あなたに色気は出してないでしょう!」
「あの目元の黒子がすでにエロいのよ、何アレ、年齢詐欺だけじゃないわよ。ねえ?」
ねえ?っつったって、俺に同意を求められても困るんだが。
レンと比べて……比べるもんじゃない。
だが、交渉事においては、自分の容姿を良く分かっている上で上手く魅せているようにも思えた。
美人かと聞かれたら迷わず美人だとは思う。
神器様だ。
レンとはまた違うが、アサヒも容姿はずば抜けて整っている。
「まあ、アサヒは美人だし独特の雰囲気はあると思うが」
「確かに美人で可愛らしくてエロいですよ、アサヒは。でも、エロい話は今はいいでしょう?」
「良くないわよ、それこそ話したかった1つっていうか。あー、待って、今すぐ持ってくるわ。アレックスにも試してほしくて」
は?試して欲しいだ?
あんな目を輝かせてるコナーを見るのは、ナイトポーションぶりじゃないか?
スキップしそうな足取りで部屋を出て行ったが……
「嫌な予感しかしねえな、何持ってくる気だあいつは」
「ナイトポーションには感謝してますが、コナーの趣味は理解しがたいですからね……」
オリバーの言う通りだ。
相手の苦痛に耐える顔に欲情する趣味は、俺にはわからない。
だが、赤い箱を二つ抱えて笑顔で帰ってきたコナーは、すげーいい顔だ、マジで怖い。
「開けてみて」
期待に満ちた顔をされちゃ、ここで嫌だと断るわけにはいかない。
その理由が、とりあえずないからだ。
仕方なく、蓋を開けると、金属の凹凸のある長い棒と、真っ白な筒状の魔道具がお目見えだ。
なんだこりゃ。
俺等を馬鹿にしてるのか?
教会と同じようなもんをよこすなんてどうかしてるだろ。
筒状のはなにか知らないが、こっちの長い棒に関しちゃどう見ても尿道プジーだ。
「はー……いらない、使わない、使えない。これは、試しにも無理だ」
「要望が多かったから作ったのよ、試してちょうだい」
「自分で試してくれよ」
「もちろんやったわよ。安全性も確認できたわ。後は、いくつかの感想が欲しいのよ」
は?
他をあたってくれよ、マジで。
「尿道プジーなんて、教会であれだけ嫌な思いさせてたんだぞ。また思いだしちまうだろうが!無理だっつってんだろ。お前なあ、さっきの種が配慮出来て、なんで自分の趣味になると暴走しちまうんだよ、勘弁してくれよ」
本気でイラついてきたのが自分でもわかるが、コナー相手に今更遠慮することじゃない。
レンは俺がすることは受け入れてくれる。
でもそれは、俺を全面的に信頼しているからだ。
持ちだしたらどうなるかわかってる、想像がつく話だ。
性交に関しちゃレンは尻の穴を直接舐めたこと以外、拒まれたことはなかった。
それは、俺からの愛情を感じてくれているからだ。
だが、どうだ?俺自身が嫌悪を抱くもんをあえてレンに使うなんて愛情もクソもないだろ。
レンの可愛く美しい顔が、軽蔑の眼差しや俺を嫌悪するなんてことがあったら……ゾッとする。
それこそ、俺は生きていけない、冗談じゃなく、本気でだ。
「私もこちらは使いたくありません。
こっちの白い方はなにかわかりませんが、少なくとも性交においてアサヒに少したりとも嫌な思いはさせたくありません」
「なら、こっちはどう?」
「てか、なんだこれは」
白い筒状のもんは初めて目にするが、尿道プジーと一緒に入ってるもんだ、悪い予感しかしない。
「搾精機よ。ここに男根を入れてボタンを押して魔力を流すのよ。拘ったのよー、かなり!
上のボタンは口内の感触に近づけたわ。
下のボタンはお尻ね。
それと、ここのボタンを押すだけで遅漏のご老人でも瞬時に射精出来るのよ、凄いでしょ」
早漏のご老人でも瞬時にイっちまう?なんだそりゃ。
どこから突っ込めばいいのか困るが、必要ないもんだってことはわかりきってる。
「こっちこそいらないだろ、本当に要望があったのか?」
「あったわよ、若い子からも性の悩みは多いんだから。
手で抜きすぎて炎症になったなんて子もいたし、力加減が分からないとか。
あとは、人にやってもらいたいけれどこの年ではとか、相手が亡くなったが彼を思うと店には、とか。
魔道具に頼れるなら頼りたいって人はそれなりにいるのよ、あと、相手をもっと気持ちよくさせてやりたいとかね。
こっちならいいでしょう?抜き差ししてる間はめてあげたらいいんだから」
「要らない、必要ねえよ」
レンは、俺で既に気持ちよくなってくれている。
こんなもんを頼る必要は全くない。
「相手がいるものより、相手がいないものに使ってもらった方が良いのではないでしょうか?
私は、私がアサヒを気持ちよくさせることはいくらでもしてあげたいですが、他人はもっての他、もう魔道具ですら頼りたくありません」
「なら、すぐにとは言わないわ。
持ってって。二人とも自分自身で使う時が遠くないうちに絶対くると思うから、そしたら感想を頂戴」
今回も押しが強い。
そろそろ引いて欲しい。
「俺自身も使わねえって。レンがいない独り身のときなら兎も角、もう必要ない。なんで絶対なんて言いきれるんだ」
「だって、子供が出来たらそうバカスカ出来ないでしょ?抜きたいときだってあるじゃない」
「………」
子供が出来たら、か。
確かに、子どもが出来たらレンの体調が一番に考えなきゃならない。
や、今でもそうだが、お互いのためにも我慢せざるを得ない状況はやってくるだろう。
だが、それでも、それすらも受け入れたく思う。
それに、レンが負担のない状況で気持ちよくさせてあげることも、その逆もやり方はいくらでもあるはずだ。
こんなもんを使わないとならない状況なんてやってこないだろ、永遠に。
だが、もうそろそろどこかで折り合いを付けたい。
この話自体深堀したくはない。
俺の気持ちを伝えたところで、それの全部を分かってほしいとは、コナー相手に思えない。
「わかった。これだけ要らないと言っても引かないのなら、搾精機の方は持って帰る。ただし、使わないし、使いたいとも思えない。こんな魔法具に頼るより、俺はレンの手をかりたい。
それから、尿道プジーは置いていく。
何かの拍子にレンに目に入れられたら困らせるだけだ」
「それでは、私も同じようにさせていただきます」
コナーは不満げだが、オリバーも俺に続く。
何かの拍子にレンの目に入れたら?そんなことはさせないけどな、こんなんもれなく空間行きに決まってる。
俺にとっちゃあの複製の花瓶と同じ位置づけだ。
出すことはないし、出すつもりも一切ないぞ。
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