異世界に召喚された二世俳優、うっかり本性晒しましたが精悍な侯爵様に溺愛されています(旧:神器な僕らの異世界恋愛事情)

日夏

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本編

-25- 貞操具の破壊**

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「じゃあ、先に前から外してくぞ。足、そのまま開けるか?」

甘いオレンジみたいないい匂いにうっとりひたってた。
無意識に俗にいう体育すわりをしてたみたいだ。
少し顎を上げると、アレックスと目が合う。綺麗で澄み切ったグリーン、エメラルド色だ。
うー、外すと決心したし、さっきだって外してもらったんだから1回も2回も同じなんだろうけれど。
でも、言われると恥ずかしい。
アレックスの表情から、別に揶揄ってるわけじゃないのはわかる。
無言なのを許してほしい。目と目があったまま、ずるずると膝をわって足を開いていく。
アレックスの表情は変わらなかった。
けれど、僕の顔はだんだん熱くなる。

シーツの擦れる音が響く。

こんな裸よりも厭らしい恰好で、他人の前で自分から足を開くなんて恥ずかしい。
ベッドの上だからかな?なんだかさっきのトイレのときより緊張してきた。

「ん、いい子だ。……?緊張してんのか?さっきも一度とっただろ、ゆっくりやるから力抜け」
アレックスが内股を右手の甲で軽くノックするように触れてくる。
触り方にいやらしさのかけらもないから、安心する。
無駄な力を抜けるようにゆっくり息を吸ってゆっくり吐く。

「……っ」
息を吸って、2回目、ゆっくりと吐いていくと同時、アレックスが先端の金属部分をゆっくり引っ張った。
最初よりは内側の抵抗感がない気がするけれど、内側を通るたくさんの球体が中を刺激してくるのに変わりない。
ひとつ、またひとつと外に出ていく。
おしっこの出るところが強制的に広がって、そして閉じる。
繰り返すたびに、中も先端もゾクゾクする。
ああ、どうしょう。
さっき抜いてもらったばかりなのに、これじゃまたたっちゃうよ。

「んん、ふ……はあ……あ、あ、待ってっ、待って、アレックス」
「…っ、1回とめるか?あともうちょっとで全部抜けるだろ?」
「だって…また気持ちよくなっちゃう」
「…っ、そしたら、また抜いてやるよ。ほら、続けるぞ。あともう少しだから頑張れ」
「うん。……っ」

あともう少しで抜ける、あともう少し。
アレックスの言葉を信じて、ひとつまたひとつと行進して顔を出してくる玉の列に耐える。
耐えてるけど、ゾクゾクするのは止まらない上に続いていくし、玉が顔を出し、入り口が広がって閉じたところでとろりと透明な液が流れ出る。
ひとつ出るたび、上を向き、喜んでいるかのように入り口からだらしなく涎を垂らしてくる。

「うー……あ、あ、また、またたっちゃうよ……」
ああ、僕の分身は僕より正直みたいだ。
腰が浮きそうなるけれど、アレックスの左腕がしっかりと抱えてくれている。
膝がガクガクと小刻みに震えるのがわかる。
気持ちいい、どうしようもなく気持ちいい。
気持ちが良くて、感じすぎて、変になる。
自然に大きく内股が開いていって、足が宙に浮いてるのがわかる。

自分の体がこんなにもコントロールできないのは、怖い。
でも、それ以上に、興奮してる。

「んん、……っあ、ああ、やだ、待って、イっちゃうから待ってっ!」
最後の大きな引っ掛かりが入り口を広げにかかる。
最後の玉だけちょっと大きくて、一番刺激が強かった。
なんでだろ、最初の時より感じてる気がする。
大きく開いていた膝が、強い刺激でぎゅっと力が入る。
アレックスの腕を股に挟んだまま、身がよじれそうになった。

「あー、ほら、足開け……、これで最後だろ」
「んーっああ、ああっ、つんつんしないで!」
「…っ悪かった、あと1個だから。出せるだろ?」
「うー、だって、変、変、気持ちいっ、出ちゃうー……」
最後の引っ掛かりを2回くいくい引っ張るから、合わせるように体がビクッビクッと震える。
なんでー?!もう、さっきトイレでとったときより簡単にとれると思ったのに!!

「イッてもいーよ、全然変じゃねーし……ほら、足、」
「うー………っ」

アレックスの腕を挟んでいた足を、ゆっくりと開く。
「はぁ、はぁ、あ?、あああーーっ!」
息を吐くのと同時、ぶちゅっと先端が抜けた。
アレックスが最後を強めにひっぱったから、あっけなく抜けた。
つま先がシーツの上をすべる。
ああ、ようやく……イけない。
苦しい、気持ちい、苦しい。

「ああ、何でー?イきたいー……っ何でー?」
「悪いっ!そっか、そうだよな……っ、外れたぞ」
アレックスの両袖を引っ張ると、すぐに、アレックスは輪っかを外しにかかってくれる。
お腹につくくらいに立ち上がった分身のその下、覆われていた睾丸も解放される。

「……っふ」
外れたぞって、もういいぞってことだろうけれど、意地悪だ。
さっきは刺激されてイきたくてもイけなかったのに、今度は手放すだけなんてひどい。
僕が自分で触れないの、知ってるのに。

「うー…触ってくれないの?酷いよ、アレックス」
「…っ気が利かなくて悪かった」

アレックスの綺麗な手が、僕自身を包み込んで一度撫で、ゆっくりと、だんだんと早く上下に動いていく。
その間も、僕の分身はずっと涎を垂れ流してる。
嬉しい、嬉しいと、喜んでるみたい。
にゅちゃにゅちゃと容赦なく厭らしい音を立ててる。
「はあ、あ、ああ、気持ちい、…もっと、もっと触って」
「…っ」

応えてくれるその快楽に酔いしれる。
アレックスはそれから何も言わなかったけれど、そこがいいと言えば、重点的に触ってくれた。
自分がこんなに淫乱だとは思わなかった。
アレックスと目が合う。
エメラルド色の綺麗な目が真剣に僕を見てる。

「ああーーーっ!」
アレックスの瞳に酷く感じてしまって、嬌声と共に同じ勢いで射精した。
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