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本編
-184- 炊飯器
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ニームの木も飛蝗カビも今すぐどうこう出来るわけじゃない。
ヒューゴも落ち着きを取り戻し、そうなるとかなり居心地が悪かったのだろう。
ぎこちなく取り繕う様子を見せてから、愛斗を呼んでくると扉を出て行った。
そういや、愛斗はエマさんと話をしているんだったか?
偉そうな男が弱ってるのを見るのが好き、みてえなこと言ってたけど、なら、こういう時に傍にいないってのは違和感があるな。
そう思っていると、向かいのコナーが呆れたようなため息を漏らし、その答えが返ってきた。
「マナトの前では強がっていたいのよね、あの男は。カッコつけなのよ」
「あーなるほど」
「でも、見透かされてるくらいには隠しきれていないのよ。愛斗は優しいから、どうこう言わないけれどね」
「へえ」
それ、優しさか?なんて疑問が湧いちまった。
大人は大人……なんだろうな、愛斗の年齢にしちゃ。
けれど、あいつもちょい変態入ってるからなあ、取り繕いきれてないヒューゴを見て、内心テンション爆上がりしてるかもしれねえじゃん?
ま、愛されてるは愛されてる、らしいから?
俺が横から色々言えねーけどさ。
愛情ってのは、人によって形は様々だ。
愛斗がそれでちゃんと心から満足してるって言えるんなら、たとえ相手が二人いようが、変態行為に及んでいようが、有りだって思う。
愛斗が幸せならそれで良い。
俺は叩かれたり、首絞められたり、拘束されたりなんて、ぜってーごめんだけどな。
まあ、オリバーからちょっと強引にされるなら、それはそれで萌えるけど。
「あなた、今変なこと考えてるでしょ?」
「や……そんなことねーけど」
今までの癖で、思わず綺麗に見えるだろう笑みを向けちまった。
向けてから思う。
コナーには逆効果だったことにだ。
「なあに、その顔。あなたに遠慮されると気持ち悪いから言いたいことがあったら言ってくれないと嫌よ?」
「わかってるって、そういうんじゃないから。ただ、愛斗が───あ、来たんじゃねえか?」
「マナト様をお連れしました」
「良いわよ、エマ。入って頂戴」
「よお、お邪魔してるぜ?この間ぶりだな、愛斗」
ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ、そう言おうとしたら、扉がノックされてエマさんと愛斗がやってきた。
愛斗は両手に箱を抱えているが、大きさから言って、つーか、さっきの話を聞いた後だからな、十中八九炊飯器だろう。
「いらっしゃい、旭さん、オリバーさん」
「こんにちは、お邪魔してます」
穏やかな笑みを向けてくる愛斗は、今日も仕立ての良い細身のスーツを着ていた。
色は黒のスーツに、少し艶のある白のシャツに白のクラバットだったが、胸元につけてるクラバットピンと左耳元を飾るイヤーカフには、鮮やかな青の宝石が使われていた。
どっからどう見ても貴族の御曹司にしか見えない。
元々育ちが良いせいか、所作は綺麗だもんなあ、愛斗も。
と思いながら愛斗を眺めていると、視界が急に暗くなる。
「なんだよ、この手」
「見つめるのが長いです」
目の上に置かれたオリバーの手をべりっと剥がし、そのまま指を絡めて手を重ね、オリバーの膝の上に置く。
他人から見たら許容範囲が狭くて窮屈だと思われるかもしれないが、こうやって執着されるのは、俺にとっては居心地が良すぎるくらいだ。
なら、俺も照れずに少しだけ歩み寄っても良いかもしれない。
仕事の話は終わりだし、愛斗相手ならこっからは友人とその恋人、まあ、俺らは結婚してるけど、とにかくプライベートだしさ。
アレックス様相手じゃとても出来ないけど、コナー相手なら許されるだろ。
炊飯器渡されるまでなら、俺の心もなんとかもつはずだ。
ただ、手を握るだけだ。
いちゃいちゃは、していないはずだ。
色々と自分自身に言い聞かせてから、ちらりとオリバーを見上げると───くっそ、見なきゃよかった。
だってすげー嬉しそうに笑うんだもんよ、平静でいられなくなって、早くも手を放したくなっちまう。
耐えろ、俺、頑張れ、俺……等と、脳内で無言の応援を送っていると、コナーが砂を吐きそうな顔で俺を見てくる。
「ご馳走様ぁ……」
「仕事の話は終わったろ?」
「まあねえ。それで?さっき言いかけたのは何だったのよ」
「ああ、あれは、『ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ』って言おうとしたんだ」
「……そう、その前に色々と端折ってそうだけれど、とりあえず納得しておくわ」
「そうしてくれ。それより俺はそれが気になる」
愛斗の前に置かれた箱は、和紙のような包装に包まれていて、赤と白の水引のような飾り紐がついているいかにも高そうな包装だ。
まあ、オリバーのポケットマネーで買ってくれた炊飯器の魔道具なんだろうけれど、どんな感じなのか見てみたい。
「これ、約束していた炊飯器です」
「取りに行ってくれたんだろ?ありがとな。ここで開けてみていいか?」
「はい」
愛斗の答えに頷いてから、オリバーを見上げる。
俺が欲しいって言ったもんだけれど、一応、オリバーの買い物だし。
「いいか?」
「ええ、勿論です。アサヒのものですから」
「ありがとな、マジで。じゃあ、遠慮なく」
つないだ手を放すと、オリバーの手が当然のように俺の腰に回ってくる。
調子に乗ってんなと言いたかったが、今は無視だ無視。
炊飯器の方に集中することにした。
中から出てきたのは、見た目は土鍋のような形……つーか、土鍋だ。
5合炊きくらいの大きさで真っ黒な土鍋にしか見えないが、ちゃんとモニターらしきガラスの小窓と、いくつかのボタンがついている。
「水と米を規定量入れるだけで、土鍋と同じようなご飯が15分もあれば誰でも美味しく炊けます」
「マジか、めちゃくちゃ早い上に美味しいの確定じゃん」
「ええ、良いものをと言われたので」
「すげー楽しみ」
「旭さんどんなご飯が好きですか?」
「どんな?」
「銘柄とか。最初は俺のお勧めで選んじゃったけど」
「銘柄とかあんの?」
「それはないんですけど、どこどこの誰さんが作ってるお米って感じで売られてて、味が違うから、近いのは探せます」
「へえ。あー、そうだなあ。香りと甘みは強い方が好きかな。けど、水分が多いのは好きじゃないし、逆にぱさついてんのも好きじゃない。ふっくらしてて艶があって粒立ちがいいのが好きだ」
「あ、俺も一緒です。なら、気に入ってもらえるかも。少量だけれど2キロ買い付けたので、今日持って行ってください」
「わ、すげー嬉しい!」
はにかんだように笑う愛斗が、何だか嬉しそうだ。
米には拘りがあるらしい。
俺も色々言いはしたが、美味い米が食えるなら尚良い。
米友確定だ。
「早速今日炊いてもらいましょうか」
「ソフィアの買い物駄目にしちまわないなら」
「わかりました。なら、今夜が駄目なら明日の朝でも」
「おう」
朝から白飯ってのもいいな。
全く食わない日が続いて、更に一度食っちまったら、また食いたいって思うもんだな。
ヒューゴも落ち着きを取り戻し、そうなるとかなり居心地が悪かったのだろう。
ぎこちなく取り繕う様子を見せてから、愛斗を呼んでくると扉を出て行った。
そういや、愛斗はエマさんと話をしているんだったか?
偉そうな男が弱ってるのを見るのが好き、みてえなこと言ってたけど、なら、こういう時に傍にいないってのは違和感があるな。
そう思っていると、向かいのコナーが呆れたようなため息を漏らし、その答えが返ってきた。
「マナトの前では強がっていたいのよね、あの男は。カッコつけなのよ」
「あーなるほど」
「でも、見透かされてるくらいには隠しきれていないのよ。愛斗は優しいから、どうこう言わないけれどね」
「へえ」
それ、優しさか?なんて疑問が湧いちまった。
大人は大人……なんだろうな、愛斗の年齢にしちゃ。
けれど、あいつもちょい変態入ってるからなあ、取り繕いきれてないヒューゴを見て、内心テンション爆上がりしてるかもしれねえじゃん?
ま、愛されてるは愛されてる、らしいから?
俺が横から色々言えねーけどさ。
愛情ってのは、人によって形は様々だ。
愛斗がそれでちゃんと心から満足してるって言えるんなら、たとえ相手が二人いようが、変態行為に及んでいようが、有りだって思う。
愛斗が幸せならそれで良い。
俺は叩かれたり、首絞められたり、拘束されたりなんて、ぜってーごめんだけどな。
まあ、オリバーからちょっと強引にされるなら、それはそれで萌えるけど。
「あなた、今変なこと考えてるでしょ?」
「や……そんなことねーけど」
今までの癖で、思わず綺麗に見えるだろう笑みを向けちまった。
向けてから思う。
コナーには逆効果だったことにだ。
「なあに、その顔。あなたに遠慮されると気持ち悪いから言いたいことがあったら言ってくれないと嫌よ?」
「わかってるって、そういうんじゃないから。ただ、愛斗が───あ、来たんじゃねえか?」
「マナト様をお連れしました」
「良いわよ、エマ。入って頂戴」
「よお、お邪魔してるぜ?この間ぶりだな、愛斗」
ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ、そう言おうとしたら、扉がノックされてエマさんと愛斗がやってきた。
愛斗は両手に箱を抱えているが、大きさから言って、つーか、さっきの話を聞いた後だからな、十中八九炊飯器だろう。
「いらっしゃい、旭さん、オリバーさん」
「こんにちは、お邪魔してます」
穏やかな笑みを向けてくる愛斗は、今日も仕立ての良い細身のスーツを着ていた。
色は黒のスーツに、少し艶のある白のシャツに白のクラバットだったが、胸元につけてるクラバットピンと左耳元を飾るイヤーカフには、鮮やかな青の宝石が使われていた。
どっからどう見ても貴族の御曹司にしか見えない。
元々育ちが良いせいか、所作は綺麗だもんなあ、愛斗も。
と思いながら愛斗を眺めていると、視界が急に暗くなる。
「なんだよ、この手」
「見つめるのが長いです」
目の上に置かれたオリバーの手をべりっと剥がし、そのまま指を絡めて手を重ね、オリバーの膝の上に置く。
他人から見たら許容範囲が狭くて窮屈だと思われるかもしれないが、こうやって執着されるのは、俺にとっては居心地が良すぎるくらいだ。
なら、俺も照れずに少しだけ歩み寄っても良いかもしれない。
仕事の話は終わりだし、愛斗相手ならこっからは友人とその恋人、まあ、俺らは結婚してるけど、とにかくプライベートだしさ。
アレックス様相手じゃとても出来ないけど、コナー相手なら許されるだろ。
炊飯器渡されるまでなら、俺の心もなんとかもつはずだ。
ただ、手を握るだけだ。
いちゃいちゃは、していないはずだ。
色々と自分自身に言い聞かせてから、ちらりとオリバーを見上げると───くっそ、見なきゃよかった。
だってすげー嬉しそうに笑うんだもんよ、平静でいられなくなって、早くも手を放したくなっちまう。
耐えろ、俺、頑張れ、俺……等と、脳内で無言の応援を送っていると、コナーが砂を吐きそうな顔で俺を見てくる。
「ご馳走様ぁ……」
「仕事の話は終わったろ?」
「まあねえ。それで?さっき言いかけたのは何だったのよ」
「ああ、あれは、『ただ、愛斗が幸せならそれで良いかって改めて思っただけだ』って言おうとしたんだ」
「……そう、その前に色々と端折ってそうだけれど、とりあえず納得しておくわ」
「そうしてくれ。それより俺はそれが気になる」
愛斗の前に置かれた箱は、和紙のような包装に包まれていて、赤と白の水引のような飾り紐がついているいかにも高そうな包装だ。
まあ、オリバーのポケットマネーで買ってくれた炊飯器の魔道具なんだろうけれど、どんな感じなのか見てみたい。
「これ、約束していた炊飯器です」
「取りに行ってくれたんだろ?ありがとな。ここで開けてみていいか?」
「はい」
愛斗の答えに頷いてから、オリバーを見上げる。
俺が欲しいって言ったもんだけれど、一応、オリバーの買い物だし。
「いいか?」
「ええ、勿論です。アサヒのものですから」
「ありがとな、マジで。じゃあ、遠慮なく」
つないだ手を放すと、オリバーの手が当然のように俺の腰に回ってくる。
調子に乗ってんなと言いたかったが、今は無視だ無視。
炊飯器の方に集中することにした。
中から出てきたのは、見た目は土鍋のような形……つーか、土鍋だ。
5合炊きくらいの大きさで真っ黒な土鍋にしか見えないが、ちゃんとモニターらしきガラスの小窓と、いくつかのボタンがついている。
「水と米を規定量入れるだけで、土鍋と同じようなご飯が15分もあれば誰でも美味しく炊けます」
「マジか、めちゃくちゃ早い上に美味しいの確定じゃん」
「ええ、良いものをと言われたので」
「すげー楽しみ」
「旭さんどんなご飯が好きですか?」
「どんな?」
「銘柄とか。最初は俺のお勧めで選んじゃったけど」
「銘柄とかあんの?」
「それはないんですけど、どこどこの誰さんが作ってるお米って感じで売られてて、味が違うから、近いのは探せます」
「へえ。あー、そうだなあ。香りと甘みは強い方が好きかな。けど、水分が多いのは好きじゃないし、逆にぱさついてんのも好きじゃない。ふっくらしてて艶があって粒立ちがいいのが好きだ」
「あ、俺も一緒です。なら、気に入ってもらえるかも。少量だけれど2キロ買い付けたので、今日持って行ってください」
「わ、すげー嬉しい!」
はにかんだように笑う愛斗が、何だか嬉しそうだ。
米には拘りがあるらしい。
俺も色々言いはしたが、美味い米が食えるなら尚良い。
米友確定だ。
「早速今日炊いてもらいましょうか」
「ソフィアの買い物駄目にしちまわないなら」
「わかりました。なら、今夜が駄目なら明日の朝でも」
「おう」
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