139 / 196
本編
-139- 神器様とは
しおりを挟む
『どこから話しましょうか……』と呟くオリバーに、『話したいことからゆっくりでいいぞ』と答える。
オリバーが自分で説明したいって言うのを俺は止めない。
そう、例え説明下手でもだ。
話がバラバラに飛ぶようなら、俺がまとめていけばいい。
言えない間柄でもないんだしさ。
「上手く説明しようとしなくていい」
「え?」
「お前説明すんの壊滅的にヘタクソだもんよ。話したいことからなんでも、それこそいいわけからでも何でもいい」
「ありがとうございます」
ちゃんと聞くぞ、という意思をもって伝えると、オリバーは綺麗な笑顔で嬉しそうにお礼を言ってきた。
ヘタクソと言われて怒らないのがオリバーだな。
「では、お言葉に甘えて。神器様は、最初に魔力譲渡をされた人を欲しがるように出来ています。
枯渇後に別の者が魔力譲渡をした場合、今度はそちらを欲っします。
妊娠すると落ち着くそうです。
ですから、神器様に負担にならないよう、通常は子供を産んだら次の者、というように順番に相手をするのが理想とされています」
「つまり、今日は旦那と、明日は第一夫人と、明後日第二夫人、とかじゃなくて、妊娠するまでは旦那と、生まれたら第一夫人と───って感じか?」
魔力の枯渇云々とヒートについてはコナーから聞いたが、だからこその選択か。
まあ、オリバーは俺だけでいいっつってるんだし、俺が夫人なわけだから相手は俺だけだ。
順番も何もない。
俺が最初で、次も俺で、最後も俺だ。
「はい。魔力が枯渇するとヒートという状態になる、とコナーが言っていたでしょう?」
「ああ」
「相手の魔力を満たす行為というのは、なにも神器様に限ったことではなく、恋人や夫婦、もちろん夫夫間であっても極自然なことなんです。
魔力が足りない、という状態になること自体、神器様でなく人同士……ここはあえて人、という言葉を使いますがそうであっても、ないことなんです」
「つまり、俺が神器様じゃなかったとしても、オリバーの魔力でいつも満たされてるのは変わらないってことか?」
「はい。アサヒが神器様であろうと、そうでなかろうと、互いに魔力が満たされている状態であるのに変わりありません。
神器様でなくても、相手の魔力が足りないと不安になるものです」
「なるほど」
ってことは、恋人同士、夫婦、夫夫同士なら、セックスだとかキスだとかで魔力が満ち足りているのは当然のことなのか。
魔力が満ちているってことは、愛情が満ちているってことに繋がるらしい。
ってことは、だ。
特にヒート云々教えられてなくても、俺の場合はそこまで気にすることでもなかったのかもしれないな。
大抵二人でいる時は傍にいるし、家の中じゃ所かまわずいちゃいちゃちゅっちゅしてるわけだし。
今だって手を繋がれて話を聞いている。
手を繋いだくらいじゃ魔力の流れは少量らしいが、長く頻繁に繋いでいたら変わってくるだろ、たぶん。
ヒートになるってこと自体、あり得ないことだと考えていいな。
もしなるようなことがあれば、それはオリバーの身に何かあった時ってことだ。
「それなら、俺にはお前だけだから特に気にすることもなさそうだな。
言っちゃなんだけど、こんだけベタベタしてるのは珍しいと思うぞ?
俺が神器様だからって、態とそうしてるわけじゃないんだろ?」
「勿論です!したくてしてるだけです」
「ははっだよなあ」
俺は俺で満足してるし、丁度いい。
寧ろ、急に無くなったら不安になるのが目に見えてる。
たまに、ほんの少しだけ鬱陶しく思ったとしても、本気で鬱陶しく思ったことは無い。
「他は?」
寧ろ、ここからが本題だろう。
ここまでは、オリバーにしちゃやけにわかりやすい説明だった。
花丸をやっていい。
「神器様の出産は、必ず安産となりますし、産まれてくる子供は五体満足で健康なことが約束されています」
「へー、そこ心配しなくていいのか。無事に生まれるなら願ったりだな」
「とはいえ、神器様が大怪我を負われたり病気にかかったりすれば、産まれないこともあります。神器様だって、病気にはなりますし、怪我もしますから」
「あーそっか」
こっちに来てから風邪とは無縁だ。
よく食べて、よく動いて、よく寝てるからだろうな。
「それと、妊娠しない時、神器様に非は一切ありません。100パーセント相手の責任です」
「まあ、神の器だもんな。バカ高い金積んで、産めない体の神器様もいるとかはないな」
元々そのために神が作った神器様だ。
元の世界だって、不妊はなにも女性だけの問題じゃない。
男性側にも原因があることも少なくないしな。
万が一子供が出来なくてがっかりされたとしても、俺への待遇は変わらなそうだ。
妊娠への変なプレッシャーはなくなった。
まあ、不安とか恐さはなくなりはしねーけど。
「子供の魔力量は、所有者と同等、もしくは少し多くなると言われています。属性はどちらかを引き継ぎ、姿かたちは神器様を引き継ぐことも珍しく無いため、美しい子供が期待出来ます」
「なら、20越えってことか」
「はい。魔力量で苦労することはないと思われます。アサヒは私の3倍ほどありますから、もし双子でも魔力酔いの心配はないですね」
なんでも、子供の魔力が母親より多い場合、魔力酔いを起こすそうだ。
酷いと命に関わる。
だからこそ、魔力の高い女性が産まれない今、神器様ってのが貴族や豪商の中で必要とされてるらしい。
双子の場合は、倍の魔力が腹にたまるそうだ。
なら、三つ子は?って思うが、この世界、人間同士で三つ子は産まれたことが無い……というか、産まれない、という。
双子もとても珍しいそうだ。
マジか。
まあ、双子=不吉だとかいう阿呆な考えがないだけマシだ。
悪魔付きだとか魔女だとかそんなもんを信じてる世界だから、妙に勘ぐっちまった。
「それと、神器様からの子供は帝国の宝であり、多ければ多いほど富と繁栄が約束されている、等と言われていますが、神器様であろうとなかろうと、子供は等しく宝であると私は思っています」
「あー……なるほど」
だから、所有者だけじゃなくて、第一夫人から第三夫人までポコポコ産むことを推奨してるわけか。
オリバーの親父さんが神器様の金を出したと言ってたな。
ってことは、孫、俺とオリバーの間に子供を出来るのを望んでるはずだ。
そこは間違いない。
神器様とオリバーの間にできる子供だ。
どっちに似たって見目麗しい子供が生まれるだろうと考えるだろうな、普通。
まあ、俺も、この世界じゃ、人目を惹くくらいは見てくれが良い方だ。
日本で埋もれてしまっても、この世界では、黒目黒髪に色白で華奢ってのは結構目立つ。
どっちに似ても溺愛されそうだ。
オリバーの兄2人は、恋愛結婚でどちらも男性だそうだ。
養子をとってもいいが、ワグナー家を継ぐのも期待がかかってるかも知れない。
でも、さっきオリバーが言ってくれたように、出来なかったとしても俺のせいではないってことは少し気が楽だ。
それと、すぐにオリバーと結婚を許してくれたのもデカい。
なんつーかさ、子供優先なら万が一とか考えて、所有者変更も視野に入れてもいいはずだろ?
それをしないんだから、貴族のオリバーより、個人のオリバーを優先してくれたんだなって思う。
そういうこと、俺にはなんも言ってこないけどな。
中身がへっぽこなオリバーに幻滅しないで仲睦まじくしてるだけで大歓迎されてる状態だ。
「オリバー、子供はすぐに欲しいか?」
「アサヒに似た子供が生まれたら、もの凄く可愛いでしょうね。
でも、私は正直どちらでもいいんです。子供が生まれたら生まれたで、私とアサヒの時間が減ってしまいますし。
その分、別の楽しい時間が増えるのもわかっていますよ」
「そっか。じゃあ、まあ、自然に任せるってことで」
「……っはい」
オリバーが自分で説明したいって言うのを俺は止めない。
そう、例え説明下手でもだ。
話がバラバラに飛ぶようなら、俺がまとめていけばいい。
言えない間柄でもないんだしさ。
「上手く説明しようとしなくていい」
「え?」
「お前説明すんの壊滅的にヘタクソだもんよ。話したいことからなんでも、それこそいいわけからでも何でもいい」
「ありがとうございます」
ちゃんと聞くぞ、という意思をもって伝えると、オリバーは綺麗な笑顔で嬉しそうにお礼を言ってきた。
ヘタクソと言われて怒らないのがオリバーだな。
「では、お言葉に甘えて。神器様は、最初に魔力譲渡をされた人を欲しがるように出来ています。
枯渇後に別の者が魔力譲渡をした場合、今度はそちらを欲っします。
妊娠すると落ち着くそうです。
ですから、神器様に負担にならないよう、通常は子供を産んだら次の者、というように順番に相手をするのが理想とされています」
「つまり、今日は旦那と、明日は第一夫人と、明後日第二夫人、とかじゃなくて、妊娠するまでは旦那と、生まれたら第一夫人と───って感じか?」
魔力の枯渇云々とヒートについてはコナーから聞いたが、だからこその選択か。
まあ、オリバーは俺だけでいいっつってるんだし、俺が夫人なわけだから相手は俺だけだ。
順番も何もない。
俺が最初で、次も俺で、最後も俺だ。
「はい。魔力が枯渇するとヒートという状態になる、とコナーが言っていたでしょう?」
「ああ」
「相手の魔力を満たす行為というのは、なにも神器様に限ったことではなく、恋人や夫婦、もちろん夫夫間であっても極自然なことなんです。
魔力が足りない、という状態になること自体、神器様でなく人同士……ここはあえて人、という言葉を使いますがそうであっても、ないことなんです」
「つまり、俺が神器様じゃなかったとしても、オリバーの魔力でいつも満たされてるのは変わらないってことか?」
「はい。アサヒが神器様であろうと、そうでなかろうと、互いに魔力が満たされている状態であるのに変わりありません。
神器様でなくても、相手の魔力が足りないと不安になるものです」
「なるほど」
ってことは、恋人同士、夫婦、夫夫同士なら、セックスだとかキスだとかで魔力が満ち足りているのは当然のことなのか。
魔力が満ちているってことは、愛情が満ちているってことに繋がるらしい。
ってことは、だ。
特にヒート云々教えられてなくても、俺の場合はそこまで気にすることでもなかったのかもしれないな。
大抵二人でいる時は傍にいるし、家の中じゃ所かまわずいちゃいちゃちゅっちゅしてるわけだし。
今だって手を繋がれて話を聞いている。
手を繋いだくらいじゃ魔力の流れは少量らしいが、長く頻繁に繋いでいたら変わってくるだろ、たぶん。
ヒートになるってこと自体、あり得ないことだと考えていいな。
もしなるようなことがあれば、それはオリバーの身に何かあった時ってことだ。
「それなら、俺にはお前だけだから特に気にすることもなさそうだな。
言っちゃなんだけど、こんだけベタベタしてるのは珍しいと思うぞ?
俺が神器様だからって、態とそうしてるわけじゃないんだろ?」
「勿論です!したくてしてるだけです」
「ははっだよなあ」
俺は俺で満足してるし、丁度いい。
寧ろ、急に無くなったら不安になるのが目に見えてる。
たまに、ほんの少しだけ鬱陶しく思ったとしても、本気で鬱陶しく思ったことは無い。
「他は?」
寧ろ、ここからが本題だろう。
ここまでは、オリバーにしちゃやけにわかりやすい説明だった。
花丸をやっていい。
「神器様の出産は、必ず安産となりますし、産まれてくる子供は五体満足で健康なことが約束されています」
「へー、そこ心配しなくていいのか。無事に生まれるなら願ったりだな」
「とはいえ、神器様が大怪我を負われたり病気にかかったりすれば、産まれないこともあります。神器様だって、病気にはなりますし、怪我もしますから」
「あーそっか」
こっちに来てから風邪とは無縁だ。
よく食べて、よく動いて、よく寝てるからだろうな。
「それと、妊娠しない時、神器様に非は一切ありません。100パーセント相手の責任です」
「まあ、神の器だもんな。バカ高い金積んで、産めない体の神器様もいるとかはないな」
元々そのために神が作った神器様だ。
元の世界だって、不妊はなにも女性だけの問題じゃない。
男性側にも原因があることも少なくないしな。
万が一子供が出来なくてがっかりされたとしても、俺への待遇は変わらなそうだ。
妊娠への変なプレッシャーはなくなった。
まあ、不安とか恐さはなくなりはしねーけど。
「子供の魔力量は、所有者と同等、もしくは少し多くなると言われています。属性はどちらかを引き継ぎ、姿かたちは神器様を引き継ぐことも珍しく無いため、美しい子供が期待出来ます」
「なら、20越えってことか」
「はい。魔力量で苦労することはないと思われます。アサヒは私の3倍ほどありますから、もし双子でも魔力酔いの心配はないですね」
なんでも、子供の魔力が母親より多い場合、魔力酔いを起こすそうだ。
酷いと命に関わる。
だからこそ、魔力の高い女性が産まれない今、神器様ってのが貴族や豪商の中で必要とされてるらしい。
双子の場合は、倍の魔力が腹にたまるそうだ。
なら、三つ子は?って思うが、この世界、人間同士で三つ子は産まれたことが無い……というか、産まれない、という。
双子もとても珍しいそうだ。
マジか。
まあ、双子=不吉だとかいう阿呆な考えがないだけマシだ。
悪魔付きだとか魔女だとかそんなもんを信じてる世界だから、妙に勘ぐっちまった。
「それと、神器様からの子供は帝国の宝であり、多ければ多いほど富と繁栄が約束されている、等と言われていますが、神器様であろうとなかろうと、子供は等しく宝であると私は思っています」
「あー……なるほど」
だから、所有者だけじゃなくて、第一夫人から第三夫人までポコポコ産むことを推奨してるわけか。
オリバーの親父さんが神器様の金を出したと言ってたな。
ってことは、孫、俺とオリバーの間に子供を出来るのを望んでるはずだ。
そこは間違いない。
神器様とオリバーの間にできる子供だ。
どっちに似たって見目麗しい子供が生まれるだろうと考えるだろうな、普通。
まあ、俺も、この世界じゃ、人目を惹くくらいは見てくれが良い方だ。
日本で埋もれてしまっても、この世界では、黒目黒髪に色白で華奢ってのは結構目立つ。
どっちに似ても溺愛されそうだ。
オリバーの兄2人は、恋愛結婚でどちらも男性だそうだ。
養子をとってもいいが、ワグナー家を継ぐのも期待がかかってるかも知れない。
でも、さっきオリバーが言ってくれたように、出来なかったとしても俺のせいではないってことは少し気が楽だ。
それと、すぐにオリバーと結婚を許してくれたのもデカい。
なんつーかさ、子供優先なら万が一とか考えて、所有者変更も視野に入れてもいいはずだろ?
それをしないんだから、貴族のオリバーより、個人のオリバーを優先してくれたんだなって思う。
そういうこと、俺にはなんも言ってこないけどな。
中身がへっぽこなオリバーに幻滅しないで仲睦まじくしてるだけで大歓迎されてる状態だ。
「オリバー、子供はすぐに欲しいか?」
「アサヒに似た子供が生まれたら、もの凄く可愛いでしょうね。
でも、私は正直どちらでもいいんです。子供が生まれたら生まれたで、私とアサヒの時間が減ってしまいますし。
その分、別の楽しい時間が増えるのもわかっていますよ」
「そっか。じゃあ、まあ、自然に任せるってことで」
「……っはい」
56
お気に入りに追加
1,006
あなたにおすすめの小説
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!
ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー]
特別賞受賞 書籍化決定!!
応援くださった皆様、ありがとうございます!!
望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。
そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。
神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。
そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。
これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、
たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる