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本編
-127- どこもかしこも オリバー視点
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デザートを運んできたフレイが、お茶の入れ方をアサヒから教わり、急ぎ足で奥に引っ込みました。
アサヒはとても物知りなようです。
「ねえ、オリバー」
「はい、何でしょう?」
マッチャティラミスというものを美味しそうにアサヒが食べる姿を眺めていると、目の前のコナーが僅かに真剣な声音で声をかけてきました。
私がアサヒを眺めていることに呆れたわけじゃなさそうです。
「あなた、今まで無理して周りに合わせて食べてたの?辛い物と苦いものと酸っぱいものと生野菜が苦手なのは知っていたけれど」
「無理して……というのは、語弊があるような気がします。
好みでない食べ物のほうが多いですから。
家の食事にしたって、好みでないものは良く出ますよ?
色々考えてくれてるのはわかるので、出されたものは食べています」
「って言われてもね……知っちゃったんだから、次から私の前では一切遠慮しないでくれる?
分かりにくいのよ、あなた」
「……分かりやすいと言われたばかりですが」
「私はアサヒじゃないのよ、無理言わないで頂戴」
「……わかりました。次から好きな料理をちゃんと頼みます」
「そうして」
笑顔で納得するコナーは、マッチャティラミスなるものを口に運び、『あら、本当に美味しいわね!』などと口に笑みをひきます。
無理をして合わせていたわけではないと思っていますし、今までだって遠慮していたわけでは……もう、性分ですから多少はしかたないと思うのです。
ちらりとアサヒに目を向けると、なにやら兄弟の話をしているようですね。
アサヒには弟さんがいたようです。
面倒見の良いアサヒは、お兄さんでしたか。
そういえば、相性の良さというのは、年齢には関わらず長子と末子が合う、などと聞いたことがあります。
アサヒが私に呆れはすれど見放さないのはそのせいもあるのかもしれませんね。
「やー正直さあ、しょっぱな、育ったらすげーいい男になりそうなのに、両手首に縛り痕付けててもったいねえなあって思ってたから」
「え……」
「アサヒ」
アサヒが笑いながらマナト君に告げた言葉に、ぎょっとしました。
育ったらすげーいい男に?これは、聞き捨てなりませんね。
「なんだよ」
「育ったらすげーいい男とは?」
「はあ?そこ?!」
アサヒはなぜかびっくりしているようですが、他にどこが、と聞きたいのは私の方です。
「何で驚くんです、そこしかないでしょう?マナト君がタイプということですか?」
「ちげーよ、単に、そう思っただけだって」
「……本当ですか?正直に言ってください」
「い゛っ?!」
「アサヒ」
マナト君の見た目がタイプだとしたら、私はアサヒの好みからかなり外れてしまいます。
マナト君は育ったら、どこか男らしく、野性的な……例えるならクロヒョウのような、しなやかさと色気を持つ男性になりそうです。
黒目黒髪の美しさと、整った顔立ちに、健康的な肌の色。
マナト君も、流石神器様なだけあります、アサヒとは違った美しさですが、周囲に埋もれず誰しもが目を惹くことでしょう。
顔は帝国内で争えるほど美しいと言われる私ですが、アサヒのタイプかは……好きになってくれているのは分かりますよ?
ですが、水色の髪に琥珀の瞳、肌は色白なのです。
アサヒのタイプの人が目の前に現れてしまったら?
今後外での交流も増えるでしょう。
今は私だけしか見ていないアサヒも、もしかしたら───
「だー……勘弁してくれよ、どこもかしこもタイプなのはお前だお前!」
真っ赤になってアサヒが私に指をさしてきました。
どこもかしこもタイプ?
どこもかしこも……。
「え……そうでしたか。それならそうと」
「言えるかよ」
恥ずかしそうに顔を背けるアサヒが本当に可愛らしい。
言ってくれれば、『すげーいい男』に反応もしなかったでしょう。
と言いますか、アサヒは私のことを“すげーいい男”と思ってくれているんですね。
「コナー、お前の旦那さん…や、嫁さんか?どっちでもいいか、来てねーの?」
アサヒが、いたたまれない様子でコナーに声をかけました。
あ……それは、私にはあまり、といいますか、絶対話題にして欲しくなかったものです。
「来てるわよ?」
「え、来てんの?どの人?」
「あっちよ、あっち。あの青い頭の長身よ」
ああ、アサヒは興味津々のようです。
私は出来る限り関わりたくないのですが……。
「うわー……」
アサヒは、コナーの伴侶である副会長に目を向けると思いっ切り顔を顰めました。
アサヒの顔つきを目にして、少し安心してしまった私自身の気持ちに気が付きました。
……それがまたほんの少しの自己嫌悪が生まれてしまいます。
彼は、ヒューズは、私にないものを持っています。
私の後に彼とお付き合いした方も数人いましたね。
それはそれで良いのですが……私へのあたりがキツいので、出来るだけ距離をあけていたい人です。
「その反応は珍しいわ」
コナーが面白そうにアサヒを見ます。
「あーなんか、イラっときた」
「見る目あるわー!」
コナーが大笑いでテーブルをぺしぺしと指先で鳴らしました。
楽しそうで何よりですが、私の不安がなくなりました。
彼を目にしてこんなにも心穏やかに要られるのは、アサヒが隣にいてくれるからでしょう。
「こいつ選んでんだから当たり前だろ」
「アサヒ!」
アサヒが私を目にし、得意げな顔を向けてくれました。
ああ、本当に、アサヒは私を喜ばせる天才です。
「うーん、それは……ちょっとどうかしら?」
そこは、同意できないのは……正直私も、まだ出来ませんが。
アサヒの中で、私を選んだことに見る目があるって思ってくれていることが重要です。
私の感動に水を差さないで欲しいです、ええ、切実に。
++++++++++
オリバー視点が長く続いてますが、この先書きたいお話があるのでもう少しだけ続きます!
アサヒはとても物知りなようです。
「ねえ、オリバー」
「はい、何でしょう?」
マッチャティラミスというものを美味しそうにアサヒが食べる姿を眺めていると、目の前のコナーが僅かに真剣な声音で声をかけてきました。
私がアサヒを眺めていることに呆れたわけじゃなさそうです。
「あなた、今まで無理して周りに合わせて食べてたの?辛い物と苦いものと酸っぱいものと生野菜が苦手なのは知っていたけれど」
「無理して……というのは、語弊があるような気がします。
好みでない食べ物のほうが多いですから。
家の食事にしたって、好みでないものは良く出ますよ?
色々考えてくれてるのはわかるので、出されたものは食べています」
「って言われてもね……知っちゃったんだから、次から私の前では一切遠慮しないでくれる?
分かりにくいのよ、あなた」
「……分かりやすいと言われたばかりですが」
「私はアサヒじゃないのよ、無理言わないで頂戴」
「……わかりました。次から好きな料理をちゃんと頼みます」
「そうして」
笑顔で納得するコナーは、マッチャティラミスなるものを口に運び、『あら、本当に美味しいわね!』などと口に笑みをひきます。
無理をして合わせていたわけではないと思っていますし、今までだって遠慮していたわけでは……もう、性分ですから多少はしかたないと思うのです。
ちらりとアサヒに目を向けると、なにやら兄弟の話をしているようですね。
アサヒには弟さんがいたようです。
面倒見の良いアサヒは、お兄さんでしたか。
そういえば、相性の良さというのは、年齢には関わらず長子と末子が合う、などと聞いたことがあります。
アサヒが私に呆れはすれど見放さないのはそのせいもあるのかもしれませんね。
「やー正直さあ、しょっぱな、育ったらすげーいい男になりそうなのに、両手首に縛り痕付けててもったいねえなあって思ってたから」
「え……」
「アサヒ」
アサヒが笑いながらマナト君に告げた言葉に、ぎょっとしました。
育ったらすげーいい男に?これは、聞き捨てなりませんね。
「なんだよ」
「育ったらすげーいい男とは?」
「はあ?そこ?!」
アサヒはなぜかびっくりしているようですが、他にどこが、と聞きたいのは私の方です。
「何で驚くんです、そこしかないでしょう?マナト君がタイプということですか?」
「ちげーよ、単に、そう思っただけだって」
「……本当ですか?正直に言ってください」
「い゛っ?!」
「アサヒ」
マナト君の見た目がタイプだとしたら、私はアサヒの好みからかなり外れてしまいます。
マナト君は育ったら、どこか男らしく、野性的な……例えるならクロヒョウのような、しなやかさと色気を持つ男性になりそうです。
黒目黒髪の美しさと、整った顔立ちに、健康的な肌の色。
マナト君も、流石神器様なだけあります、アサヒとは違った美しさですが、周囲に埋もれず誰しもが目を惹くことでしょう。
顔は帝国内で争えるほど美しいと言われる私ですが、アサヒのタイプかは……好きになってくれているのは分かりますよ?
ですが、水色の髪に琥珀の瞳、肌は色白なのです。
アサヒのタイプの人が目の前に現れてしまったら?
今後外での交流も増えるでしょう。
今は私だけしか見ていないアサヒも、もしかしたら───
「だー……勘弁してくれよ、どこもかしこもタイプなのはお前だお前!」
真っ赤になってアサヒが私に指をさしてきました。
どこもかしこもタイプ?
どこもかしこも……。
「え……そうでしたか。それならそうと」
「言えるかよ」
恥ずかしそうに顔を背けるアサヒが本当に可愛らしい。
言ってくれれば、『すげーいい男』に反応もしなかったでしょう。
と言いますか、アサヒは私のことを“すげーいい男”と思ってくれているんですね。
「コナー、お前の旦那さん…や、嫁さんか?どっちでもいいか、来てねーの?」
アサヒが、いたたまれない様子でコナーに声をかけました。
あ……それは、私にはあまり、といいますか、絶対話題にして欲しくなかったものです。
「来てるわよ?」
「え、来てんの?どの人?」
「あっちよ、あっち。あの青い頭の長身よ」
ああ、アサヒは興味津々のようです。
私は出来る限り関わりたくないのですが……。
「うわー……」
アサヒは、コナーの伴侶である副会長に目を向けると思いっ切り顔を顰めました。
アサヒの顔つきを目にして、少し安心してしまった私自身の気持ちに気が付きました。
……それがまたほんの少しの自己嫌悪が生まれてしまいます。
彼は、ヒューズは、私にないものを持っています。
私の後に彼とお付き合いした方も数人いましたね。
それはそれで良いのですが……私へのあたりがキツいので、出来るだけ距離をあけていたい人です。
「その反応は珍しいわ」
コナーが面白そうにアサヒを見ます。
「あーなんか、イラっときた」
「見る目あるわー!」
コナーが大笑いでテーブルをぺしぺしと指先で鳴らしました。
楽しそうで何よりですが、私の不安がなくなりました。
彼を目にしてこんなにも心穏やかに要られるのは、アサヒが隣にいてくれるからでしょう。
「こいつ選んでんだから当たり前だろ」
「アサヒ!」
アサヒが私を目にし、得意げな顔を向けてくれました。
ああ、本当に、アサヒは私を喜ばせる天才です。
「うーん、それは……ちょっとどうかしら?」
そこは、同意できないのは……正直私も、まだ出来ませんが。
アサヒの中で、私を選んだことに見る目があるって思ってくれていることが重要です。
私の感動に水を差さないで欲しいです、ええ、切実に。
++++++++++
オリバー視点が長く続いてますが、この先書きたいお話があるのでもう少しだけ続きます!
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