46 / 196
本編
-46- 再会
しおりを挟む
「っ……!?」
こいつ……っいつ来た?どっから!?
全く気がつかなかった!
背が高く、ピンク頭。
逆光だから、多少顔が見づらいものの、エメラルド色のきつい眼差しが特徴的だ。
しかも、あのローブ。
色は違うが、初日にぶっ倒れてた近衛魔道士とかいう連中と同じ作りじゃねぇか!
素早く距離を取り、体勢を整え、魔力を練り上げた。
「あ、悪ぃーーー俺は」
相手は片手をあげて、ばつの悪そうに口を開くが、どっから勝手に入ってきやがった?
『この家は普段私たちしか入れないようになっていますから安心してください』
そう言ってたし、昨夜のなんかの穴はおはぎが塞いだんだろ?
またどっか通れるような穴があいたのか?
威嚇で、つぶてを3つほど作り上げる。
「げ、待て待て、……あー、くっそ」
男が、両手を軽く上げていたが、眼差しがきつくなると同時、俺の作り上げたつぶてが3つとも粉々になった。
こいつ、今何しやがった!?
魔法に関しては、さわりしかしてない俺にとって、こいつを魔法でどうにかするのは厳しい。
しかも、あろうことか奴の立っている位置がすこぶる悪い。
温室を背に俺と対峙してるもんだから、木魔法に頼ることができない上に、威嚇以外の魔法をここで使いたくない。
しかたない、体術に持ち込むしかない。
先手必勝で、間合いをつめる。
刹那、相手の顔が驚きに変わった。
とりあえず蹴り上げようとした、そのとき。
「旭さん!」
『アサヒ、待って!』
「っぶほ」
顔にモフモフしたものがはりついた、おはぎだ。
口ん中におはぎの毛が入っちまった。
おはぎをべりっと引きはがす。
それより……。
「蓮君……え?」
『アサヒ、アレックスいい人』
「いい人?」
『オリバーの友達』
「友達……」
友達でいい人って言ったってめちゃくちゃ怪しい恰好してんじゃねぇか。
蓮君と一緒なのが…ていうか、おはぎもだが、蓮君もどこから来た?
みんなそうぽこぽこ現れることなんてできるのか?
『ん。ここ、アレックスの家』
「は?いまなんつった、おはぎ」
『この家、アレックスの家』
「はあ!?マジで?」
「旭さん、無事でよかった」
蓮君が柔らかな笑顔を向けてくれる。
少し大きめの白いシャツに、くるぶしが見えるほどの黒いズボンを履いていた。
ちゃんとした服を着ている。
服のサイズは合っていないが、髪も服も整えらえていた。
なにより、元気そうだ。
よかった。
「蓮君も。元気そうで安心した。えーと……ってことは、え……っやっべ!」
ちらりと背の高い男をみやると、ばつの悪そうに口元を緩めてくる。
いやいや、マジで?
アレックスの家ってことは、この人が侯爵様ってことになる。
てか、俺、今何した?
3つのつぶてで威嚇して、更に蹴り上げようとした。
誰を?
この家の主の侯爵様を、だ。
やばすぎだろ、え、どうしたらいい?まずいんじゃねえの?
侯爵様ってこんな若いのか?しかもオリバーの友人?聞いてねえ!!
てか、侯爵様ならなんでそんな恰好してんだ、もっとわかりやすく貴族的な服を着てくれよ!
俺が固まってると、口元を緩めたまま男が…いや、侯爵様が俺に話しかけてきた。
「あー、や、こんな格好できたし、いきなり目の前に現れたのも悪かった。
昨夜あんなことがあったんなら、しょうがない。この家の持ち主、アレクサンドラ=エリソンだ。オリバーとは元学友で、彼から君のことは聞いているが……え、けど…まさか」
マジか、本当に侯爵様だった。
これもう、挽回とか無理じゃね?
養子が決まったばっかなのに、クリフォード子爵にもすげー迷惑かけること間違いなしだ……。
「エリソン侯爵様、ご無礼を働き申し訳ありません。
私は、オリバー様の神器となり4日ほど前からこちらでお世話になっております、アサヒ=トウドウと申します」
養子先が決まったとはいえ、正式に決定するのは書類が通ってからだと聞いている。
すぐに受理はされるだろうとの話だが、クリフォードを名乗るわけにはいかない。
あー…どうするかなー……5分くらい前に戻りたい。
まっすぐ綺麗に頭をさげると、おはぎが腿のあたりに抱き着いてくる。
あいかわらず可愛いな、おはぎ。
この可愛さで、なんとか誤魔化されねえかな?
『アサヒ、元気出す。大丈夫、アレックス、優しい』
「うん、アレックスはすごく優しい人だよ、旭さん。大丈夫、怒ってないよ。ね?」
「あ、ああ、俺のことはアレックスと呼んでくれ」
「はい、では、アレックス様、私のことはアサヒ、と」
「ああ。楽に話してくれて構わな……あーじゃなくて、や、それは良いんだ。けど……それより……」
「…アレックス?どうしたの?」
なんだ?随分驚いて俺とおはぎを見てる。
あー……おはぎに驚いてんのか。
オリバーのやつもすげー驚いてたもんな。
なんだっけ、おはぎの種類って。
オリバーがなんとかっていう妖精だって言ってたが、“そのなんとか”が思い出せない。
俺にはどーでもいーと思っちまったせいだ。
「旭さん、その猫すごく可愛いね?」
蓮君が、おはぎを目にしてぱあと明るく笑う。
おーすげーな。
凄い美人が笑顔だと、凄い威力がある。
蓮君が俺とおはぎの方まで来ると、しゃがんで、両手を軽く広げた。
おはぎがその両手に両手をのせる。
美人に可愛い猫、いい絵になるなあ、癒されるわ。
「だろ?おはぎって言うんだ」
「はじめまして、僕はレン。旭さんの友達だよ。仲良くしてね」
『レン、アサヒの友達?』
「うん、そう、友達。僕もおはぎって呼んでもいい?」
『ん。いいよ』
「ありがとう、おはぎ。っ旭さん、凄いね、こっちの猫は二足歩行でお話も出来るんだね!さすが異世界。
旭さんがおはぎって名前をつけたの?」
「そ、丸まったらおはぎみたいだなって思って。丸まったとこ見たことないけどな。
けどさ、そうだよな?蓮君だって、そう思うよな?こっちの猫は二足歩行で話も出来てすげーな異世界って思うよな?」
「え?うん、元の世界じゃアニメや漫画の中でしかなかったもん」
「だよな!」
ほらー俺の感覚は間違っちゃいなかった!
元の世界の人間にとっちゃ常識的な感想だった!
「あー、レン、そいつはたぶん、猫じゃない」
「え?こっちの世界では猫って言わないなら、なんて言うの?」
「や、猫は猫って言うぞ、こっちでも。じゃ、なくてだな…」
エリソン様……じゃなくて、アレックス様、少しずつ復活してくれたようだ。
オリバーと同じくらい驚いていらっしゃるようだ。
蓮君へのおはぎの説明に困られている。
「アサ……、アレックス!そっちに来られたのですか?」
オリバーが家の方からやってきた。
おせーよ!もう少し早く来い!って思ったが、俺が先に一人で向かうって言っちまったんだった。
十分に早い…っていうか、時間的に部屋に行って戻ってきた、くらいの時間じゃねえのか?
「オリバー、悪い、この時間なら温室の方にいるかと思って。急に目の前に出ちまったから、アサヒを驚かせた」
「アサヒ、この方は、私の元学友で親友の、アレックスです」
「うん、聞いた、今」
聞いた、それは。けどな。
「なあ、オリバー…俺、侯爵様がお前の親友だって聞いてないんだけど」
「え?……あー、言ってませんでしたっけ?」
「聞いてない。それと、お前、今日アレックス様が来られるって知ってたのか?」
「あ、すみません。それを言い忘れていたのを先ほど思い出して」
マジか。
+++++++++
異世界に召喚された二世俳優~と、おなじ時間軸で進めるつもりが、1日先行してしまいました(><)
ですが、このまま進めて行こうと思います。
こいつ……っいつ来た?どっから!?
全く気がつかなかった!
背が高く、ピンク頭。
逆光だから、多少顔が見づらいものの、エメラルド色のきつい眼差しが特徴的だ。
しかも、あのローブ。
色は違うが、初日にぶっ倒れてた近衛魔道士とかいう連中と同じ作りじゃねぇか!
素早く距離を取り、体勢を整え、魔力を練り上げた。
「あ、悪ぃーーー俺は」
相手は片手をあげて、ばつの悪そうに口を開くが、どっから勝手に入ってきやがった?
『この家は普段私たちしか入れないようになっていますから安心してください』
そう言ってたし、昨夜のなんかの穴はおはぎが塞いだんだろ?
またどっか通れるような穴があいたのか?
威嚇で、つぶてを3つほど作り上げる。
「げ、待て待て、……あー、くっそ」
男が、両手を軽く上げていたが、眼差しがきつくなると同時、俺の作り上げたつぶてが3つとも粉々になった。
こいつ、今何しやがった!?
魔法に関しては、さわりしかしてない俺にとって、こいつを魔法でどうにかするのは厳しい。
しかも、あろうことか奴の立っている位置がすこぶる悪い。
温室を背に俺と対峙してるもんだから、木魔法に頼ることができない上に、威嚇以外の魔法をここで使いたくない。
しかたない、体術に持ち込むしかない。
先手必勝で、間合いをつめる。
刹那、相手の顔が驚きに変わった。
とりあえず蹴り上げようとした、そのとき。
「旭さん!」
『アサヒ、待って!』
「っぶほ」
顔にモフモフしたものがはりついた、おはぎだ。
口ん中におはぎの毛が入っちまった。
おはぎをべりっと引きはがす。
それより……。
「蓮君……え?」
『アサヒ、アレックスいい人』
「いい人?」
『オリバーの友達』
「友達……」
友達でいい人って言ったってめちゃくちゃ怪しい恰好してんじゃねぇか。
蓮君と一緒なのが…ていうか、おはぎもだが、蓮君もどこから来た?
みんなそうぽこぽこ現れることなんてできるのか?
『ん。ここ、アレックスの家』
「は?いまなんつった、おはぎ」
『この家、アレックスの家』
「はあ!?マジで?」
「旭さん、無事でよかった」
蓮君が柔らかな笑顔を向けてくれる。
少し大きめの白いシャツに、くるぶしが見えるほどの黒いズボンを履いていた。
ちゃんとした服を着ている。
服のサイズは合っていないが、髪も服も整えらえていた。
なにより、元気そうだ。
よかった。
「蓮君も。元気そうで安心した。えーと……ってことは、え……っやっべ!」
ちらりと背の高い男をみやると、ばつの悪そうに口元を緩めてくる。
いやいや、マジで?
アレックスの家ってことは、この人が侯爵様ってことになる。
てか、俺、今何した?
3つのつぶてで威嚇して、更に蹴り上げようとした。
誰を?
この家の主の侯爵様を、だ。
やばすぎだろ、え、どうしたらいい?まずいんじゃねえの?
侯爵様ってこんな若いのか?しかもオリバーの友人?聞いてねえ!!
てか、侯爵様ならなんでそんな恰好してんだ、もっとわかりやすく貴族的な服を着てくれよ!
俺が固まってると、口元を緩めたまま男が…いや、侯爵様が俺に話しかけてきた。
「あー、や、こんな格好できたし、いきなり目の前に現れたのも悪かった。
昨夜あんなことがあったんなら、しょうがない。この家の持ち主、アレクサンドラ=エリソンだ。オリバーとは元学友で、彼から君のことは聞いているが……え、けど…まさか」
マジか、本当に侯爵様だった。
これもう、挽回とか無理じゃね?
養子が決まったばっかなのに、クリフォード子爵にもすげー迷惑かけること間違いなしだ……。
「エリソン侯爵様、ご無礼を働き申し訳ありません。
私は、オリバー様の神器となり4日ほど前からこちらでお世話になっております、アサヒ=トウドウと申します」
養子先が決まったとはいえ、正式に決定するのは書類が通ってからだと聞いている。
すぐに受理はされるだろうとの話だが、クリフォードを名乗るわけにはいかない。
あー…どうするかなー……5分くらい前に戻りたい。
まっすぐ綺麗に頭をさげると、おはぎが腿のあたりに抱き着いてくる。
あいかわらず可愛いな、おはぎ。
この可愛さで、なんとか誤魔化されねえかな?
『アサヒ、元気出す。大丈夫、アレックス、優しい』
「うん、アレックスはすごく優しい人だよ、旭さん。大丈夫、怒ってないよ。ね?」
「あ、ああ、俺のことはアレックスと呼んでくれ」
「はい、では、アレックス様、私のことはアサヒ、と」
「ああ。楽に話してくれて構わな……あーじゃなくて、や、それは良いんだ。けど……それより……」
「…アレックス?どうしたの?」
なんだ?随分驚いて俺とおはぎを見てる。
あー……おはぎに驚いてんのか。
オリバーのやつもすげー驚いてたもんな。
なんだっけ、おはぎの種類って。
オリバーがなんとかっていう妖精だって言ってたが、“そのなんとか”が思い出せない。
俺にはどーでもいーと思っちまったせいだ。
「旭さん、その猫すごく可愛いね?」
蓮君が、おはぎを目にしてぱあと明るく笑う。
おーすげーな。
凄い美人が笑顔だと、凄い威力がある。
蓮君が俺とおはぎの方まで来ると、しゃがんで、両手を軽く広げた。
おはぎがその両手に両手をのせる。
美人に可愛い猫、いい絵になるなあ、癒されるわ。
「だろ?おはぎって言うんだ」
「はじめまして、僕はレン。旭さんの友達だよ。仲良くしてね」
『レン、アサヒの友達?』
「うん、そう、友達。僕もおはぎって呼んでもいい?」
『ん。いいよ』
「ありがとう、おはぎ。っ旭さん、凄いね、こっちの猫は二足歩行でお話も出来るんだね!さすが異世界。
旭さんがおはぎって名前をつけたの?」
「そ、丸まったらおはぎみたいだなって思って。丸まったとこ見たことないけどな。
けどさ、そうだよな?蓮君だって、そう思うよな?こっちの猫は二足歩行で話も出来てすげーな異世界って思うよな?」
「え?うん、元の世界じゃアニメや漫画の中でしかなかったもん」
「だよな!」
ほらー俺の感覚は間違っちゃいなかった!
元の世界の人間にとっちゃ常識的な感想だった!
「あー、レン、そいつはたぶん、猫じゃない」
「え?こっちの世界では猫って言わないなら、なんて言うの?」
「や、猫は猫って言うぞ、こっちでも。じゃ、なくてだな…」
エリソン様……じゃなくて、アレックス様、少しずつ復活してくれたようだ。
オリバーと同じくらい驚いていらっしゃるようだ。
蓮君へのおはぎの説明に困られている。
「アサ……、アレックス!そっちに来られたのですか?」
オリバーが家の方からやってきた。
おせーよ!もう少し早く来い!って思ったが、俺が先に一人で向かうって言っちまったんだった。
十分に早い…っていうか、時間的に部屋に行って戻ってきた、くらいの時間じゃねえのか?
「オリバー、悪い、この時間なら温室の方にいるかと思って。急に目の前に出ちまったから、アサヒを驚かせた」
「アサヒ、この方は、私の元学友で親友の、アレックスです」
「うん、聞いた、今」
聞いた、それは。けどな。
「なあ、オリバー…俺、侯爵様がお前の親友だって聞いてないんだけど」
「え?……あー、言ってませんでしたっけ?」
「聞いてない。それと、お前、今日アレックス様が来られるって知ってたのか?」
「あ、すみません。それを言い忘れていたのを先ほど思い出して」
マジか。
+++++++++
異世界に召喚された二世俳優~と、おなじ時間軸で進めるつもりが、1日先行してしまいました(><)
ですが、このまま進めて行こうと思います。
53
お気に入りに追加
1,010
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
王道学園なのに、王道じゃない!!
主食は、blです。
BL
今作品の主人公、レイは6歳の時に自身の前世が、陰キャの腐男子だったことを思い出す。
レイは、自身のいる世界が前世、ハマりにハマっていた『転校生は愛され優等生.ᐟ.ᐟ』の世界だと気付き、腐男子として、美形×転校生のBのLを見て楽しもうと思っていたが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる