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一章
-5- 出会い
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美しい観賞物のなちさんと鈴木氏を眺めながら、私はドリンクに口をつけた。
副サークル長の鈴木氏は何となく、『危ない気』がする。
これもただの勘だ。
や、感というべきか。
第六感と言えばそう。
今までもあるのだ。
この人やばそうだな、と最初から一定距離を置いていた人間が、実はカルト宗教団体の幹部であったり、
なんだか胡散臭そうな人だな、と思って、連絡交換すら断った歯科医だという婚活相手が、裏では有名な詐欺師であったり、この人なんか恐いな、と思った合コン相手が、薬で捕まったと後から聞くこともあった。
その、第六感によると、『危ない気』がする鈴木氏は、この人なんか恐いなの人だった“薬で捕まった彼”にまとう雰囲気が似ているのだ。
そんな危ない気がする男性から、時折所有物のように扱われる美しい生き物を何とか解放してあげたい、というある種『危ない』考えにまで至る。
他人がその思考を知ったら、私本人が『危ない人』なのだが、あいにくこの時の私は、自らは気が付かなかった。
最初から守らなくちゃっていう意識が自然と働いていたからだ。
それに。
なちさん自身気がついているのかいないのか、あからさまに態度に出すことはないにしても、居心地は悪そうに見えた。
鈴木氏に密着されるとほんの僅かに距離をとる、というのを繰り返しているのだ。
なちさんが、俺もトイレーと言って、席を立つ。
開始から1時間半。
解放のチャンスがやってきた!
先ほどの可愛い系の女の子三人は、すでにいない。
コートも荷物もあるから、隣に移動したのだろう。
女性二人と、次いで男性が一人、なちさんと入れ替わりに入ってきた。
女性二人は、集合時に連絡先を交換しあった二人組だった。
ロングスカートとAラインのワンピースで女性らしい服装に、大人しめでも化粧をしっかりしていたが、何となく同じ匂いがいする…と私から声をかけたのだ。
少し話をしたところ、バリバリ現役のオタク道を今でも貫いている子たちで、アニソンとボカロを中心に歌うとのことだった。
次いできた男性は、外見からもオタクのにおいを漂わせている。
私はそういった男性が苦手ではないし、寧ろ安心感すら覚える。
人が歌っている途中だったが、二人の女性に手を振り答えた。
けれど席の移動を考えてはいなかった。
このままあの美しい生き物を観賞出来ないのは惜しいけど、戻らず隣の部屋に移動してくれればと思う。
けれど、先ほどのかわいい系女子三人が移動したので、きっとなちさんはこちらに戻ってくるだろう。
そんな考えでいたからだ。
真向いということだけじゃない。
……あーマジか、どうしよう。
やりやがった、こいつ。
思わず脳内で舌打ちをうってしまう。
私は最初から飲み物を念のため出来るだけ右手側縁に近いほうへ置き、鈴木氏から距離を作っていた。
通常歌うときも右手側に置くが、モニターが右側だったから、の理由だ。
観賞対象はなちさんだけです、という態度でいたし、会話は左右にふっていたしその七割はちかさんだった。
けれど鈴木氏の動きは常に目の端に入れていたのだ、自衛のために。
たとえ三十路を超えていても、美人でなくとも、警戒心はある程度持ち合わせていたほうがいい。
曲が始まると薄暗くなる。
盛り上がる曲は、自然と画面やマイクを持っている歌い手の方に目がいく。
それに時間が経てば、隣通しで話も盛り上がり、周りのことなどあまり気にしなくなる。
そんな中で、飲み物に何かを混ぜても怪しまれないタイミングというのはいくらでもあるのだ。
まだ八割残っているなちさんのレモンサワーのジョッキに鈴木氏があきらかに何かを混ぜた。
手慣れていたように見えた。
一瞬の出来事だった。
ちかさんはまだ戻って来ていないし、なちさん本人も戻りはまだだ。
ちかさんは、もしかすると向かいの部屋に移動しているのかもしれない。
私は気が付いていたが、わざと気が付かないふりをした。
人の歌を聞いていますといった具合にリズムよく拍手を送りながら、
どうにかしてなちさんにこの混合物の入ったレモンサワーを飲ませないように出来ないかと思考を凝らす。
ここで真正面から追及しても、賛同してくれる人はいないだろう。
まして、私は今日が初参加、相手は副サークル長である。
それに確かめるすべもない。
入れた、入れない、の言い合いは、この会を壊すだけだし、何を入れたかわからない以上、うかつに間違えたふりで飲むわけにもいかない。
ならば、飲めないようにするしかない。
思いついた……というか、もうそれ以外に思いつかなかった。
が、どうしてもわざとらしくなるだろうし、気をとめていなかった周りには不思議に思われずとも鈴木氏にはわざとだとばれる可能性が高い。
今後、少なくとも鈴木氏の参加する回には参加できなくなる。
寧ろ、今後の参加すらあやしい。
が、背に腹は代えられない。
それでもあの綺麗な球体間接のドールを思わせる生き物を守れるなら、それでいい。
「ただいまー、おー、なんか結構入れ替わってる」
曲の歌い終わりに、なちさんが入室してきた。
「なげーよ」
「や、曲終わんの待ってたんだって」
「私もお手洗いいってくるね……っと、っわー!」
「おわっ?!っとと、大丈夫っすか?」
「へーき、あーごめんなさいっ!、そっちかかってない?!」
「大丈夫です、凄ーい、綺麗にお皿に入ってるー!」
私が躓き、正しくは躓いたふりをしたのだけれど、手をついた先にあったレモンサワーは、ガシャンと大きな音を立てて倒れた。
倒れた先の唐揚げやポテトがのっていたやや深めの大皿には、氷の島々と炭酸の海が出来ている。
幸い、短いポテトが数本とお飾りと化したパセリが残っていただけで、被害は最小限にすんでいた……はずだった。
鈴木氏を除いては。
なちさんが入室してきたタイミングで起こったそれに、鈴木氏は一部始終はわからなかったはず。
目の前での出来事だったけれど、なちさんが入ってきたから入り口と逆隣の私には目がいかなかったと思う。
「おい、何やってんだよ、勿体ないだろうがっ!」
「ごめんなさい、鈴木さんのでしたか?」
「や、なちのだけど……ほぼ残ってただろうが」
やたら剣幕をあげる鈴木氏に、すまなそうな表情で謝る初参加の女性という図は、同情を煽る。
「まーまー、怪我も服の汚れもなくてジョッキも割ってないし良かったじゃん。フリーだしまた頼めばいいっしょ」
案の定、私の隣に座っていたまー君が、鈴木氏をなだめに入ってくれた。
あー、この女わざとやったなってばれたかなあ?
疑ってはいそう。
私は言葉と表情では謝り、冷静に鈴木氏を観察していた。
それでも怒りを抑えない鈴木氏を横目に、私はほぼ空になったレモンサワーを手にとる。
そう、本来はトイレに行く、という目的で席を立ったのだ。
「なちさん、ごめんね、ついでに頼んできます」
「は?少し残ってるだろうが」
答えは、なちさんからではなく、鈴木氏からだ。
「ほとんど空にしちゃったし、それに飲み口に手ついちゃったので、すぐに新しいのもらってきます」
「っ……」
申し訳なさそうに出口へと移動する私に対して皆が道を開けていく。
道を開けなかったのは、扉の前にいたまま戻るタイミングをのがしていたなちさんだけだった。
「それとも、他のにする?」
「あー…や、いい。自分でもらってくるから、貸して、それ」
ジョッキを受け取ろうとなちさんが手を出すのは、私が思っていた通りだったと言っていい。
このジョッキにつぎ足すわけにはいかない。
にしても。
さっきは満面の笑みで会話を楽しんでいたのに、今は、無表情で拒絶がみえる。
それもしかたないか。
たぶん、『すげー好き』発言から、私への認識の違いがあるんだろうな。
あれは、あそこで言葉に詰まった私の落ち度だ。
「じゃ、一緒に行こ?」
「…だから、大丈夫だって」
気にしないふうを装い、綺麗な生き物、なちさんを先導する。
そうして私は、“レモンサワーをだめにして、なちさんと一緒に部屋から出ること”に成功したのだ。
副サークル長の鈴木氏は何となく、『危ない気』がする。
これもただの勘だ。
や、感というべきか。
第六感と言えばそう。
今までもあるのだ。
この人やばそうだな、と最初から一定距離を置いていた人間が、実はカルト宗教団体の幹部であったり、
なんだか胡散臭そうな人だな、と思って、連絡交換すら断った歯科医だという婚活相手が、裏では有名な詐欺師であったり、この人なんか恐いな、と思った合コン相手が、薬で捕まったと後から聞くこともあった。
その、第六感によると、『危ない気』がする鈴木氏は、この人なんか恐いなの人だった“薬で捕まった彼”にまとう雰囲気が似ているのだ。
そんな危ない気がする男性から、時折所有物のように扱われる美しい生き物を何とか解放してあげたい、というある種『危ない』考えにまで至る。
他人がその思考を知ったら、私本人が『危ない人』なのだが、あいにくこの時の私は、自らは気が付かなかった。
最初から守らなくちゃっていう意識が自然と働いていたからだ。
それに。
なちさん自身気がついているのかいないのか、あからさまに態度に出すことはないにしても、居心地は悪そうに見えた。
鈴木氏に密着されるとほんの僅かに距離をとる、というのを繰り返しているのだ。
なちさんが、俺もトイレーと言って、席を立つ。
開始から1時間半。
解放のチャンスがやってきた!
先ほどの可愛い系の女の子三人は、すでにいない。
コートも荷物もあるから、隣に移動したのだろう。
女性二人と、次いで男性が一人、なちさんと入れ替わりに入ってきた。
女性二人は、集合時に連絡先を交換しあった二人組だった。
ロングスカートとAラインのワンピースで女性らしい服装に、大人しめでも化粧をしっかりしていたが、何となく同じ匂いがいする…と私から声をかけたのだ。
少し話をしたところ、バリバリ現役のオタク道を今でも貫いている子たちで、アニソンとボカロを中心に歌うとのことだった。
次いできた男性は、外見からもオタクのにおいを漂わせている。
私はそういった男性が苦手ではないし、寧ろ安心感すら覚える。
人が歌っている途中だったが、二人の女性に手を振り答えた。
けれど席の移動を考えてはいなかった。
このままあの美しい生き物を観賞出来ないのは惜しいけど、戻らず隣の部屋に移動してくれればと思う。
けれど、先ほどのかわいい系女子三人が移動したので、きっとなちさんはこちらに戻ってくるだろう。
そんな考えでいたからだ。
真向いということだけじゃない。
……あーマジか、どうしよう。
やりやがった、こいつ。
思わず脳内で舌打ちをうってしまう。
私は最初から飲み物を念のため出来るだけ右手側縁に近いほうへ置き、鈴木氏から距離を作っていた。
通常歌うときも右手側に置くが、モニターが右側だったから、の理由だ。
観賞対象はなちさんだけです、という態度でいたし、会話は左右にふっていたしその七割はちかさんだった。
けれど鈴木氏の動きは常に目の端に入れていたのだ、自衛のために。
たとえ三十路を超えていても、美人でなくとも、警戒心はある程度持ち合わせていたほうがいい。
曲が始まると薄暗くなる。
盛り上がる曲は、自然と画面やマイクを持っている歌い手の方に目がいく。
それに時間が経てば、隣通しで話も盛り上がり、周りのことなどあまり気にしなくなる。
そんな中で、飲み物に何かを混ぜても怪しまれないタイミングというのはいくらでもあるのだ。
まだ八割残っているなちさんのレモンサワーのジョッキに鈴木氏があきらかに何かを混ぜた。
手慣れていたように見えた。
一瞬の出来事だった。
ちかさんはまだ戻って来ていないし、なちさん本人も戻りはまだだ。
ちかさんは、もしかすると向かいの部屋に移動しているのかもしれない。
私は気が付いていたが、わざと気が付かないふりをした。
人の歌を聞いていますといった具合にリズムよく拍手を送りながら、
どうにかしてなちさんにこの混合物の入ったレモンサワーを飲ませないように出来ないかと思考を凝らす。
ここで真正面から追及しても、賛同してくれる人はいないだろう。
まして、私は今日が初参加、相手は副サークル長である。
それに確かめるすべもない。
入れた、入れない、の言い合いは、この会を壊すだけだし、何を入れたかわからない以上、うかつに間違えたふりで飲むわけにもいかない。
ならば、飲めないようにするしかない。
思いついた……というか、もうそれ以外に思いつかなかった。
が、どうしてもわざとらしくなるだろうし、気をとめていなかった周りには不思議に思われずとも鈴木氏にはわざとだとばれる可能性が高い。
今後、少なくとも鈴木氏の参加する回には参加できなくなる。
寧ろ、今後の参加すらあやしい。
が、背に腹は代えられない。
それでもあの綺麗な球体間接のドールを思わせる生き物を守れるなら、それでいい。
「ただいまー、おー、なんか結構入れ替わってる」
曲の歌い終わりに、なちさんが入室してきた。
「なげーよ」
「や、曲終わんの待ってたんだって」
「私もお手洗いいってくるね……っと、っわー!」
「おわっ?!っとと、大丈夫っすか?」
「へーき、あーごめんなさいっ!、そっちかかってない?!」
「大丈夫です、凄ーい、綺麗にお皿に入ってるー!」
私が躓き、正しくは躓いたふりをしたのだけれど、手をついた先にあったレモンサワーは、ガシャンと大きな音を立てて倒れた。
倒れた先の唐揚げやポテトがのっていたやや深めの大皿には、氷の島々と炭酸の海が出来ている。
幸い、短いポテトが数本とお飾りと化したパセリが残っていただけで、被害は最小限にすんでいた……はずだった。
鈴木氏を除いては。
なちさんが入室してきたタイミングで起こったそれに、鈴木氏は一部始終はわからなかったはず。
目の前での出来事だったけれど、なちさんが入ってきたから入り口と逆隣の私には目がいかなかったと思う。
「おい、何やってんだよ、勿体ないだろうがっ!」
「ごめんなさい、鈴木さんのでしたか?」
「や、なちのだけど……ほぼ残ってただろうが」
やたら剣幕をあげる鈴木氏に、すまなそうな表情で謝る初参加の女性という図は、同情を煽る。
「まーまー、怪我も服の汚れもなくてジョッキも割ってないし良かったじゃん。フリーだしまた頼めばいいっしょ」
案の定、私の隣に座っていたまー君が、鈴木氏をなだめに入ってくれた。
あー、この女わざとやったなってばれたかなあ?
疑ってはいそう。
私は言葉と表情では謝り、冷静に鈴木氏を観察していた。
それでも怒りを抑えない鈴木氏を横目に、私はほぼ空になったレモンサワーを手にとる。
そう、本来はトイレに行く、という目的で席を立ったのだ。
「なちさん、ごめんね、ついでに頼んできます」
「は?少し残ってるだろうが」
答えは、なちさんからではなく、鈴木氏からだ。
「ほとんど空にしちゃったし、それに飲み口に手ついちゃったので、すぐに新しいのもらってきます」
「っ……」
申し訳なさそうに出口へと移動する私に対して皆が道を開けていく。
道を開けなかったのは、扉の前にいたまま戻るタイミングをのがしていたなちさんだけだった。
「それとも、他のにする?」
「あー…や、いい。自分でもらってくるから、貸して、それ」
ジョッキを受け取ろうとなちさんが手を出すのは、私が思っていた通りだったと言っていい。
このジョッキにつぎ足すわけにはいかない。
にしても。
さっきは満面の笑みで会話を楽しんでいたのに、今は、無表情で拒絶がみえる。
それもしかたないか。
たぶん、『すげー好き』発言から、私への認識の違いがあるんだろうな。
あれは、あそこで言葉に詰まった私の落ち度だ。
「じゃ、一緒に行こ?」
「…だから、大丈夫だって」
気にしないふうを装い、綺麗な生き物、なちさんを先導する。
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