6 / 8
第1章 出会い編
4
しおりを挟むレオ兄様を連れて庭にきたレティシアはまさかの事態に目を疑った。
見間違えでなかったら今、エル様が押し倒されている。
うちの愛犬に……。(♂)
「え、ええぇぇっ?!!エル様?!」
「わふっ!わふわふっ!!(侵入者捕まえた!褒めて褒めて!!)」
「こらっ、エル様はたぶん侵入者じゃないですよ!」
「たぶんって…。」
エル様は起き上がって服を整えている。その間にレティシアは愛犬のライゾーに言い聞かせる。
「エル様は王子様だからこんなことしちゃダメよ。」
「わふわふっわふっ!(いつもかってに来てレティを泣かせてる!)」
「ダーメ!王子様にじゃれたら失礼だよ。」
下手したら私と一緒に殺されちゃう!
「レティ、僕は大丈夫だよ。……ところでさぁ、この人誰?」
そう言ってレオ兄様に目線を向ける。
「あ、えっと「僕は新しくローズ家に引き取られたレオンハルト・ローズです。エルシオン殿下の従兄弟です。よろしくお願い致します。」…です。」
「…はぁ?………あぁ、なるほど伯母上の…レオンハルトか、よろしく。」
バチバチバチ
なぜか二人の間に火花がちっている気がする。
この雰囲気を壊したくてお茶を提案することにした。
「レオ兄様、エル様、お茶をしましょう!」
「「うん、そうだね。」」
ギロッ
あわわゎゎゎ、睨みあってる!!
どうやら二人は気が合わないようです……。
メイド達に庭に椅子とテーブルを用意してもらいとても空気の悪いお茶会がはじまりました。
「そうだ、ねぇレティ。」
「はい?」
「僕の婚約者にならない?」
「???!!」
誰かここでお茶を吹き出さなかった私を褒めてほしいです。
この人は突然何を言い出すんですか?!イケメンだからって私をからかっていいとでも?!
「冗談じゃないからね。」
「えぇぇ?!」
「エルシオン殿下、レティにはまだ早いです。」
「レオンハルトに聞いてない。」
また睨みあってるぅぅぅ。
ここは私がそれっぽいことを適当にいえば…
「あ、あの、エル様!私は好きな人と結婚したいんです!だ、だからまだエル様とは婚約しません!」
「ふーん、まだねぇ。じゃあ僕のこと好きになるまで色々してあげる。」
ゾワッ
ひぇっ、こ、怖いです!
見間違えでなかったら今、エル様が押し倒されている。
うちの愛犬に……。(♂)
「え、ええぇぇっ?!!エル様?!」
「わふっ!わふわふっ!!(侵入者捕まえた!褒めて褒めて!!)」
「こらっ、エル様はたぶん侵入者じゃないですよ!」
「たぶんって…。」
エル様は起き上がって服を整えている。その間にレティシアは愛犬のライゾーに言い聞かせる。
「エル様は王子様だからこんなことしちゃダメよ。」
「わふわふっわふっ!(いつもかってに来てレティを泣かせてる!)」
「ダーメ!王子様にじゃれたら失礼だよ。」
下手したら私と一緒に殺されちゃう!
「レティ、僕は大丈夫だよ。……ところでさぁ、この人誰?」
そう言ってレオ兄様に目線を向ける。
「あ、えっと「僕は新しくローズ家に引き取られたレオンハルト・ローズです。エルシオン殿下の従兄弟です。よろしくお願い致します。」…です。」
「…はぁ?………あぁ、なるほど伯母上の…レオンハルトか、よろしく。」
バチバチバチ
なぜか二人の間に火花がちっている気がする。
この雰囲気を壊したくてお茶を提案することにした。
「レオ兄様、エル様、お茶をしましょう!」
「「うん、そうだね。」」
ギロッ
あわわゎゎゎ、睨みあってる!!
どうやら二人は気が合わないようです……。
メイド達に庭に椅子とテーブルを用意してもらいとても空気の悪いお茶会がはじまりました。
「そうだ、ねぇレティ。」
「はい?」
「僕の婚約者にならない?」
「???!!」
誰かここでお茶を吹き出さなかった私を褒めてほしいです。
この人は突然何を言い出すんですか?!イケメンだからって私をからかっていいとでも?!
「冗談じゃないからね。」
「えぇぇ?!」
「エルシオン殿下、レティにはまだ早いです。」
「レオンハルトに聞いてない。」
また睨みあってるぅぅぅ。
ここは私がそれっぽいことを適当にいえば…
「あ、あの、エル様!私は好きな人と結婚したいんです!だ、だからまだエル様とは婚約しません!」
「ふーん、まだねぇ。じゃあ僕のこと好きになるまで色々してあげる。」
ゾワッ
ひぇっ、こ、怖いです!
0
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
私が知ってる貴方
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
理沙は仕事帰りにフラフラ歩いていた。そして、車にぶつかってしまった。目を開けるとそこにいたのは眼光鋭い人で、かなり怖い印象を受けたのだが。この人は一体!?
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる