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ヘー
E
五芒星
厳しさ
見なさい!
4章までで、魔術の考えのより無味乾燥な深い面を明らかにした。
5章から、魔術を始める。
5章から、不思議を表す事ができる。
最も秘密なものを明らかにできる。
五芒星は四大元素を統治する精神を表す。
地水火風の四大元素の霊を五芒星で鎖につなげられる。
五芒星を身につけ、五芒星を適切に応用すれば、魂の目の様な能力、想像力の仲介で神を見る事ができる。
天使の軍団があなたに仕えるであろう。
(神の聖霊の軍団があなたに仕えるであろう。)
悪人の霊の軍団があなたに仕えるであろう。
第一に、確実な原理を確立しよう。
見る事ができない世界は存在しない。
しかし、器官には多数の完成の段階が存在する。
肉体は魂の粗い壊れ易い外皮であると言える。
肉体の器官の仲介無しに、魂の感覚力によって、透明なものである想像力によって、魂は世界に存在する精神的なものと肉体的なものを知覚できる。
精神的なものと肉体的なものという言葉は単に実質的に薄さまたは濃さの段階を表す。
人の中の想像力と呼ばれているものは、大いなる磁気の代行者である生きている光の中に含まれている映像と反映を同化する魂の本質的な能力に過ぎない。
知が本体または光を啓示するために仲介する時に、映像と反映は啓示と成る。
前記だけが天才が夢想家や愚者と異なる。
天才の創造物からは真理が類推可能である。
夢想家や愚者の創造物は破損した反映や偽りの映像である。
前記の理由から、賢者には、想像する事は見る事である。
魔術師には、話す事は創造する事である様に。
従って、想像力によって、事実、霊を見る事ができる。
しかし、達道者の想像力は透明である。
大衆の想像力は不透明である。
普通の光が透明な窓を通過する様に、真理の光は達道者の想像力を通過する。
普通の光がかすと異物に満ちたガラスのかたまりに当たる時の様に、大衆の想像力は真理の光を屈折させる。
大衆の誤りの最大の原因は堕落した想像力の相互の反映である。
明確な知によって予見者は自身が想像するものが真実である事を知る。
出来事が予見者の予見を常に強める。
「高等魔術の祭儀」で、どの様な方法で想像力の透明さが得られるかについて話すつもりである。
スヴェーデンボルグに頻繁に起きた様に、真理の光によって動かないで予見者は全ての世界と交流する。
しかし、スヴェーデンボルグの想像力の透明さは不完全であった。
スヴェーデンボルグは光線から反映を見分けられなかった。
スヴェーデンボルグはキマイラの様な妄想を最も見事な夢に頻繁に混ぜてしまった。
夢と話した。
なぜなら、夢は自然な周期的な忘我状態である眠りの結果である。
忘我状態に成る事は眠る事である。
催眠術は眠りをもたらす。
催眠術は眠りを導く。
催眠術で起こる誤りの原因は、起きている人の透明なものである想像力からの反映、特に催眠術師の想像力からの反映である。
夢は真理の光線の屈折がもたらす予見である。
キマイラの様な妄想は真理の光線の反映による幻である。
「聖アントニウスの誘惑」の夢魔と奇形のものは反映と直接の光線の混乱を表す。
魂が戦っている間は夢は論理的である。
魂が侵す陶酔に屈した時に夢は狂気と成る。
直接の光線のもつれをほどく事と反映から直接の光線を区別する事は秘伝伝授者の務めである。
(夢解きは秘伝伝授者の務めである。)
ここで明確に話しておこう。
人の精鋭の数人が世界で常に夢を解いている。
直感によって夢は永遠の啓示と成る。
魂の間を隔てる越えられない壁は存在しない。
なぜなら、突然の断絶は存在しない。
自然には精神の間を隔てられる突然の壁は存在しない。
全てのものはつながっている。
全てのものは交わっている。
全てのものは完成可能である。
人の能力が今は無限ではなくても少なくとも無制限であれば、いつか全ての人が全てのものを見るに至る事が可能であると分かるであろう。
人の能力が今は無限ではなくても少なくとも無制限であれば、いつか全ての人が全てのものを知るに至る事が可能であると分かるであろう。
自然には虚無は存在しない。
何ものかが全てに存在する。
自然には完全な死は存在しない。
全てのものが生きている。
皇帝ナポレオンはジョゼフ フェッシュ枢機卿に「あの星があなたには見えるか?」とたずねた。
ジョゼフ フェッシュ枢機卿は皇帝ナポレオンに「いいえ」と答えた。
皇帝ナポレオンは「(見えない)星が見える」と話した。
皇帝ナポレオンには確かに(見えない)星が見えていた。
偉人は迷信深いと非難される。
なぜなら、偉人には大衆には見えないものが見えた。
単なる予見者と異なり、天才は自身が知覚したものを他人に感覚的に伝える能力が有る。
単なる予見者と異なり、熱狂と共鳴の力によって、天才は他人に信じさせる能力が有る。
天才は神の言葉の仲介者である。
予見する方法を話そう。
全ての形は概念と対応している。
固有の形を持たない概念は存在しない。
本源の光は全ての概念を仲介するものである。
本源の光は全ての形の母である。
本源の光は仲介するものの濃さによって減衰または変化した全ての概念と形を流出したものから流出したものへ伝える。
二次的な形は流出した光の源泉へ戻る反映である。
ものの形は光の変化である。
ものの形は光の中に残る。
反映はものの形を光に委ねる。
前記の様に、星の光、地上の流体、大いなる磁気の代行者と呼ばれるものは、全ての種類の映像または反映で満ちている。
魂は星の光の中の映像または反映を呼び出す事ができる。
魂は星の光の中の映像または反映をカバリストが透明なものと呼んでいる想像力に適用する事ができる。
星の光の中の映像は常に目の前に存在する。
起きている時間の現実のより強い印象が、星の光の中の映像を消しているだけで、星の光の中の映像は常に目の前に存在する。
または、精神が夢中に成っていて、星の光の中の映像を消しているだけで、星の光の中の映像は常に目の前に存在する。
精神が夢中に成っていると、星の光の流動的な映像から想像力をそらしてしまう。
眠っている時に、星の光の映像は自然と目の前に現れる。
前記の様に、夢はもたらされる。
眠っている時に、何ものかが夢を導かなければ、夢は不確かに非論理的に成る。
眠っている時に、無意識に知が夢を導けば、夢は予見に変わる。
動物磁気による催眠術は、起きている自発的な意思と眠っている受容的な意思の結合がもたらす、人工の眠りである。
催眠術は、夢を予見に変えるために、映像によって真理に到達するために、反映の選択で、起きている自発的な意思が眠っている受容的な意思を導く、人工の眠りである。
前記の様に、被催眠者は催眠術師が行かせる場所に実際に行くわけではない。
被催眠者は星の光の中の映像を呼び出す。
星の光の中に存在しないものを見る事はできない。
星の光は神経に直接作用する。
神経は、動物組織の中の、星の光の伝導体である。
神経は星の光を脳に伝える。
前記の理由から、催眠状態で、普通の光の明かり無しで、神経によって、ものを見る事ができる。
星の光、星の流体は隠れた光である。
同様に、隠された自然科学は隠れた熱の存在を認める。
二者間の催眠は確かに不思議な発見である。
透明に到達した、思いのままに自身を導く、単独の独力の催眠は、魔術のわざの極致である。
単独の独力の催眠という大いなるわざの秘密は発見を待つ必要は無い。
特に高名なティアナのアポロニウスといった多数の秘伝伝授者は単独の独力の催眠の方法を知り実践してきた。
ティアナのアポロニウスは単独の独力の催眠についての理論を残した。
「高等魔術の祭儀」で単独の独力の催眠の方法について話すつもりである。
催眠術の透明さの鍵と、催眠術の現象の方向は、知が方向を傾ける事を可能とし決定する、精神の一致と意思の完全な一致という2つのものにかかっている。
精神の一致と意思の一致が複数人の催眠術の操作に必要である。
単独の催眠に必要な用意は、1章で、用意の困難さ、本物の達道者に必要な資質を数え上げ確立した時に話した。
6章以降で単独の催眠の重要な基礎的な要点をさらに説明するつもりである。
意思は星の光を統治する。
星の光は四大元素の物質的な魂である。
星の光は四大元素の肉体的な魂である。
星の光は四大元素の自然科学的な魂である。
魔術は星の光を五芒星で表す。
5章の最初で五芒星の絵を示した。
五芒星を理解して用いれば、四大元素の霊を五芒星に従わせられる。
五芒星を降霊術の魔法陣の円の中や台の上に置くと、四大元素の霊を従順にできる。
魔術では五芒星を降霊術の魔法陣の円の中や台の上に置いて四大元素の霊を従順にさせる事を「四大元素の霊を閉じ込める」と呼んでいる。
五芒星で四大元素の霊を従わせられる不思議を簡潔に説明しよう。
全ての創造されたものは象徴で相互に交流し合う。
明確な形がいくつかの真理に付随する全てのものを表す。
霊の超然さとつり合って形の完成度は高まる。
物質の鎖による過重な負担が無い者は直感によってすぐに象徴が本物の力の表れか軽率な意思の表れかを認知する。
賢者の知は意義をpantacleに与える。
賢者の知は価値をpantacleに与える。
知が力を意思に与える様に。
知が重みを意思に与える様に。
霊は力をすぐに理解する。
前記の理由から、五芒星によって、予見者が起きていても眠っていても、霊が自ら予見者の透明なものである想像力の前に霊の反映をもたらす形で、霊が視覚に現れる様にする事ができる。
五芒星によって、霊が地上で生きた事が有る場合は、霊が自ら予見者の想像力の前に、星の光の中に存在する霊の反映をもたらす形で、霊が視覚に現れる様にする事ができる。
五芒星によって、霊が地上で生きた事が無い場合は、霊が自ら予見者の想像力の前に、霊のロゴスを類推可能である霊の反映をもたらす形で、霊が視覚に現れる様にする事ができる。
前記は全ての予見を説明する。
前記の理由から、死んだ者は地上で生きていた時の姿か墓の中にいる姿で常に予見者の前に現れる。
死んだ者は予見者の肉体が知覚できる姿で常に予見者の前に現れる。
妊娠した女性は他の人より星の光の影響を受ける。
星の光は幼子の形成に協力する。
星の光は星の光の中に満ちている形の記憶を妊娠した女性に絶え間無くもたらす。
前記は説明する。
どの様に無上の高徳な女性が疑わしい似顔によって悪意ある観察者に誤解させるか。
妊娠した女性は夢の中で印象を受けた映像で頻繁に結婚の果実である幼子を特徴づける。
前記の様に、同じ顔つきが代々伝わる。
五芒星をカバラ的に応用すれば胎内の幼子の形を決める事ができる。
秘伝伝授者の女性はネロ、アキレス、ルイ14世、ナポレオンの特徴を息子に与えられるかもしれない。
前記の方法を「高等魔術の祭儀」で話すつもりである。
カバラでは五芒星を小宇宙の象徴と呼んでいる。
ファウストの美しい独白でゲーテは五芒星を非常にほめている。
「ああっ! 五芒星を見ると全ての感覚が飛躍的に向上する!
命の若さと神聖な喜びが神経と血脈の中でわきたつのを感じる。
五芒星を描いた者は神である!
五芒星は魂のめまいを静める。
五芒星は貧しい心を神秘の喜びで満たす。
五芒星は周囲の自然の力のヴェールを脱がせて明らかにする。
私自身が神ではないか!
全てのものが私には非常に明らかである。
五芒星の簡潔な線によって自発的な自然の啓示を魂で見る。
次の賢者の言葉が真実である事を初めて理解する。
霊の世界は閉ざされていない!
あなたの感覚がにぶいだけである!
あなたの心が死んでいるだけである!
復活しなさい!
知の達道者よ、地上のヴェールで覆われている、あなたの心を、夜明けの輝きで、洗いなさい!」
(ファウスト第1部第1場面)
1854年7月24日に、「高等魔術の教理」の著者、エリファス レヴィは、全ての儀式によって十分な用意をした後に、五芒星で降霊術の実験をした。
「高等魔術の祭儀」の13章で話すつもりである。
前記の降霊術の実験は成功した。
前記の降霊術の実験の詳細、降霊術の原理については、13章で話すつもりである。
前記の降霊術の実験の詳細、降霊術の原理は、本物の知者が苦も無く認めるであろう、新しい病理学の事実を確立する。
前記の降霊術の実験を3回くり返した。
前記の降霊術の実験は本当に驚くべき現実の幻覚ではない結果をもたらした。
肩をすくめて笑いものにする前に疑い深い人には良心的な知的な降霊術の試みをすすめる。
5章の最初の五芒星の絵は、知によって完成させたものである。
エリファス レヴィは5章の最初の五芒星の絵を降霊術の実験で用いた。
5章の最初の五芒星の絵はティコ ブラーエの魔術のカレンダー、Duchentauの魔術のカレンダー、ソロモンの鍵の全ての絵より完成されている。
五芒星の完全な理解無しに五芒星を応用する事は最も危険である。
五芒星の頂点の向きは任意ではない。
五芒星の頂点の向きは作用の特徴全体を変える。
「高等魔術の祭儀」で五芒星の頂点の向きについて説明するつもりである。
パラケルススは魔術の変革者である。
パラケルススは独力の実践の成功で他の全ての秘伝伝授者を超えていた。
パラケルススは霊を従えるpantacleの全ての魔術の象徴と全てのカバラの象徴は五芒星と六芒星の2つに要約できると話している。
五芒星と六芒星は他の全ての象徴の総合である。
六芒星は大宇宙の象徴である。
六芒星は世界の象徴である。
六芒星はソロモンの封印である。
2章で六芒星の絵をもたらした。
5章で再び六芒星の絵をもたらす。
五芒星は小宇宙の象徴である。
五芒星は人の象徴である。
五芒星は六芒星より力が有る。
五芒星は人の隠された哲学の無上の詳細の説明をもたらすものと言える。
もし、なぜ象徴が霊に非常に力を発揮できるのか、たずねられたら、なぜ全てのキリスト教徒の大衆が十字架の象徴の前に従うのか、たずね返す。
要約するロゴスである考え無しでは象徴は何ものでもない。
要約するロゴスである考え無しでは象徴には力が無い。
象徴は象徴が表す自然の全ての隠れた力を要約する。
象徴は四大元素の霊や他の霊より巨大な力を四大元素の霊や他の霊に常に表す。
象徴は四大元素の霊や他の霊を自然と畏敬で満たす。
象徴は知と意思による無知と弱さの統治によって四大元素の霊や他の霊を従わせる。
五芒星は賢者の石をつくるのと大いなる務めを果たすのに必要な大いなる唯一の錬金炉の正確なつり合いをはかる。
第5元素を練る事ができる無上の完全な浄化器は五芒星の形に一致する。
五芒星の象徴は第5元素自体を表す。
E
五芒星
厳しさ
見なさい!
4章までで、魔術の考えのより無味乾燥な深い面を明らかにした。
5章から、魔術を始める。
5章から、不思議を表す事ができる。
最も秘密なものを明らかにできる。
五芒星は四大元素を統治する精神を表す。
地水火風の四大元素の霊を五芒星で鎖につなげられる。
五芒星を身につけ、五芒星を適切に応用すれば、魂の目の様な能力、想像力の仲介で神を見る事ができる。
天使の軍団があなたに仕えるであろう。
(神の聖霊の軍団があなたに仕えるであろう。)
悪人の霊の軍団があなたに仕えるであろう。
第一に、確実な原理を確立しよう。
見る事ができない世界は存在しない。
しかし、器官には多数の完成の段階が存在する。
肉体は魂の粗い壊れ易い外皮であると言える。
肉体の器官の仲介無しに、魂の感覚力によって、透明なものである想像力によって、魂は世界に存在する精神的なものと肉体的なものを知覚できる。
精神的なものと肉体的なものという言葉は単に実質的に薄さまたは濃さの段階を表す。
人の中の想像力と呼ばれているものは、大いなる磁気の代行者である生きている光の中に含まれている映像と反映を同化する魂の本質的な能力に過ぎない。
知が本体または光を啓示するために仲介する時に、映像と反映は啓示と成る。
前記だけが天才が夢想家や愚者と異なる。
天才の創造物からは真理が類推可能である。
夢想家や愚者の創造物は破損した反映や偽りの映像である。
前記の理由から、賢者には、想像する事は見る事である。
魔術師には、話す事は創造する事である様に。
従って、想像力によって、事実、霊を見る事ができる。
しかし、達道者の想像力は透明である。
大衆の想像力は不透明である。
普通の光が透明な窓を通過する様に、真理の光は達道者の想像力を通過する。
普通の光がかすと異物に満ちたガラスのかたまりに当たる時の様に、大衆の想像力は真理の光を屈折させる。
大衆の誤りの最大の原因は堕落した想像力の相互の反映である。
明確な知によって予見者は自身が想像するものが真実である事を知る。
出来事が予見者の予見を常に強める。
「高等魔術の祭儀」で、どの様な方法で想像力の透明さが得られるかについて話すつもりである。
スヴェーデンボルグに頻繁に起きた様に、真理の光によって動かないで予見者は全ての世界と交流する。
しかし、スヴェーデンボルグの想像力の透明さは不完全であった。
スヴェーデンボルグは光線から反映を見分けられなかった。
スヴェーデンボルグはキマイラの様な妄想を最も見事な夢に頻繁に混ぜてしまった。
夢と話した。
なぜなら、夢は自然な周期的な忘我状態である眠りの結果である。
忘我状態に成る事は眠る事である。
催眠術は眠りをもたらす。
催眠術は眠りを導く。
催眠術で起こる誤りの原因は、起きている人の透明なものである想像力からの反映、特に催眠術師の想像力からの反映である。
夢は真理の光線の屈折がもたらす予見である。
キマイラの様な妄想は真理の光線の反映による幻である。
「聖アントニウスの誘惑」の夢魔と奇形のものは反映と直接の光線の混乱を表す。
魂が戦っている間は夢は論理的である。
魂が侵す陶酔に屈した時に夢は狂気と成る。
直接の光線のもつれをほどく事と反映から直接の光線を区別する事は秘伝伝授者の務めである。
(夢解きは秘伝伝授者の務めである。)
ここで明確に話しておこう。
人の精鋭の数人が世界で常に夢を解いている。
直感によって夢は永遠の啓示と成る。
魂の間を隔てる越えられない壁は存在しない。
なぜなら、突然の断絶は存在しない。
自然には精神の間を隔てられる突然の壁は存在しない。
全てのものはつながっている。
全てのものは交わっている。
全てのものは完成可能である。
人の能力が今は無限ではなくても少なくとも無制限であれば、いつか全ての人が全てのものを見るに至る事が可能であると分かるであろう。
人の能力が今は無限ではなくても少なくとも無制限であれば、いつか全ての人が全てのものを知るに至る事が可能であると分かるであろう。
自然には虚無は存在しない。
何ものかが全てに存在する。
自然には完全な死は存在しない。
全てのものが生きている。
皇帝ナポレオンはジョゼフ フェッシュ枢機卿に「あの星があなたには見えるか?」とたずねた。
ジョゼフ フェッシュ枢機卿は皇帝ナポレオンに「いいえ」と答えた。
皇帝ナポレオンは「(見えない)星が見える」と話した。
皇帝ナポレオンには確かに(見えない)星が見えていた。
偉人は迷信深いと非難される。
なぜなら、偉人には大衆には見えないものが見えた。
単なる予見者と異なり、天才は自身が知覚したものを他人に感覚的に伝える能力が有る。
単なる予見者と異なり、熱狂と共鳴の力によって、天才は他人に信じさせる能力が有る。
天才は神の言葉の仲介者である。
予見する方法を話そう。
全ての形は概念と対応している。
固有の形を持たない概念は存在しない。
本源の光は全ての概念を仲介するものである。
本源の光は全ての形の母である。
本源の光は仲介するものの濃さによって減衰または変化した全ての概念と形を流出したものから流出したものへ伝える。
二次的な形は流出した光の源泉へ戻る反映である。
ものの形は光の変化である。
ものの形は光の中に残る。
反映はものの形を光に委ねる。
前記の様に、星の光、地上の流体、大いなる磁気の代行者と呼ばれるものは、全ての種類の映像または反映で満ちている。
魂は星の光の中の映像または反映を呼び出す事ができる。
魂は星の光の中の映像または反映をカバリストが透明なものと呼んでいる想像力に適用する事ができる。
星の光の中の映像は常に目の前に存在する。
起きている時間の現実のより強い印象が、星の光の中の映像を消しているだけで、星の光の中の映像は常に目の前に存在する。
または、精神が夢中に成っていて、星の光の中の映像を消しているだけで、星の光の中の映像は常に目の前に存在する。
精神が夢中に成っていると、星の光の流動的な映像から想像力をそらしてしまう。
眠っている時に、星の光の映像は自然と目の前に現れる。
前記の様に、夢はもたらされる。
眠っている時に、何ものかが夢を導かなければ、夢は不確かに非論理的に成る。
眠っている時に、無意識に知が夢を導けば、夢は予見に変わる。
動物磁気による催眠術は、起きている自発的な意思と眠っている受容的な意思の結合がもたらす、人工の眠りである。
催眠術は、夢を予見に変えるために、映像によって真理に到達するために、反映の選択で、起きている自発的な意思が眠っている受容的な意思を導く、人工の眠りである。
前記の様に、被催眠者は催眠術師が行かせる場所に実際に行くわけではない。
被催眠者は星の光の中の映像を呼び出す。
星の光の中に存在しないものを見る事はできない。
星の光は神経に直接作用する。
神経は、動物組織の中の、星の光の伝導体である。
神経は星の光を脳に伝える。
前記の理由から、催眠状態で、普通の光の明かり無しで、神経によって、ものを見る事ができる。
星の光、星の流体は隠れた光である。
同様に、隠された自然科学は隠れた熱の存在を認める。
二者間の催眠は確かに不思議な発見である。
透明に到達した、思いのままに自身を導く、単独の独力の催眠は、魔術のわざの極致である。
単独の独力の催眠という大いなるわざの秘密は発見を待つ必要は無い。
特に高名なティアナのアポロニウスといった多数の秘伝伝授者は単独の独力の催眠の方法を知り実践してきた。
ティアナのアポロニウスは単独の独力の催眠についての理論を残した。
「高等魔術の祭儀」で単独の独力の催眠の方法について話すつもりである。
催眠術の透明さの鍵と、催眠術の現象の方向は、知が方向を傾ける事を可能とし決定する、精神の一致と意思の完全な一致という2つのものにかかっている。
精神の一致と意思の一致が複数人の催眠術の操作に必要である。
単独の催眠に必要な用意は、1章で、用意の困難さ、本物の達道者に必要な資質を数え上げ確立した時に話した。
6章以降で単独の催眠の重要な基礎的な要点をさらに説明するつもりである。
意思は星の光を統治する。
星の光は四大元素の物質的な魂である。
星の光は四大元素の肉体的な魂である。
星の光は四大元素の自然科学的な魂である。
魔術は星の光を五芒星で表す。
5章の最初で五芒星の絵を示した。
五芒星を理解して用いれば、四大元素の霊を五芒星に従わせられる。
五芒星を降霊術の魔法陣の円の中や台の上に置くと、四大元素の霊を従順にできる。
魔術では五芒星を降霊術の魔法陣の円の中や台の上に置いて四大元素の霊を従順にさせる事を「四大元素の霊を閉じ込める」と呼んでいる。
五芒星で四大元素の霊を従わせられる不思議を簡潔に説明しよう。
全ての創造されたものは象徴で相互に交流し合う。
明確な形がいくつかの真理に付随する全てのものを表す。
霊の超然さとつり合って形の完成度は高まる。
物質の鎖による過重な負担が無い者は直感によってすぐに象徴が本物の力の表れか軽率な意思の表れかを認知する。
賢者の知は意義をpantacleに与える。
賢者の知は価値をpantacleに与える。
知が力を意思に与える様に。
知が重みを意思に与える様に。
霊は力をすぐに理解する。
前記の理由から、五芒星によって、予見者が起きていても眠っていても、霊が自ら予見者の透明なものである想像力の前に霊の反映をもたらす形で、霊が視覚に現れる様にする事ができる。
五芒星によって、霊が地上で生きた事が有る場合は、霊が自ら予見者の想像力の前に、星の光の中に存在する霊の反映をもたらす形で、霊が視覚に現れる様にする事ができる。
五芒星によって、霊が地上で生きた事が無い場合は、霊が自ら予見者の想像力の前に、霊のロゴスを類推可能である霊の反映をもたらす形で、霊が視覚に現れる様にする事ができる。
前記は全ての予見を説明する。
前記の理由から、死んだ者は地上で生きていた時の姿か墓の中にいる姿で常に予見者の前に現れる。
死んだ者は予見者の肉体が知覚できる姿で常に予見者の前に現れる。
妊娠した女性は他の人より星の光の影響を受ける。
星の光は幼子の形成に協力する。
星の光は星の光の中に満ちている形の記憶を妊娠した女性に絶え間無くもたらす。
前記は説明する。
どの様に無上の高徳な女性が疑わしい似顔によって悪意ある観察者に誤解させるか。
妊娠した女性は夢の中で印象を受けた映像で頻繁に結婚の果実である幼子を特徴づける。
前記の様に、同じ顔つきが代々伝わる。
五芒星をカバラ的に応用すれば胎内の幼子の形を決める事ができる。
秘伝伝授者の女性はネロ、アキレス、ルイ14世、ナポレオンの特徴を息子に与えられるかもしれない。
前記の方法を「高等魔術の祭儀」で話すつもりである。
カバラでは五芒星を小宇宙の象徴と呼んでいる。
ファウストの美しい独白でゲーテは五芒星を非常にほめている。
「ああっ! 五芒星を見ると全ての感覚が飛躍的に向上する!
命の若さと神聖な喜びが神経と血脈の中でわきたつのを感じる。
五芒星を描いた者は神である!
五芒星は魂のめまいを静める。
五芒星は貧しい心を神秘の喜びで満たす。
五芒星は周囲の自然の力のヴェールを脱がせて明らかにする。
私自身が神ではないか!
全てのものが私には非常に明らかである。
五芒星の簡潔な線によって自発的な自然の啓示を魂で見る。
次の賢者の言葉が真実である事を初めて理解する。
霊の世界は閉ざされていない!
あなたの感覚がにぶいだけである!
あなたの心が死んでいるだけである!
復活しなさい!
知の達道者よ、地上のヴェールで覆われている、あなたの心を、夜明けの輝きで、洗いなさい!」
(ファウスト第1部第1場面)
1854年7月24日に、「高等魔術の教理」の著者、エリファス レヴィは、全ての儀式によって十分な用意をした後に、五芒星で降霊術の実験をした。
「高等魔術の祭儀」の13章で話すつもりである。
前記の降霊術の実験は成功した。
前記の降霊術の実験の詳細、降霊術の原理については、13章で話すつもりである。
前記の降霊術の実験の詳細、降霊術の原理は、本物の知者が苦も無く認めるであろう、新しい病理学の事実を確立する。
前記の降霊術の実験を3回くり返した。
前記の降霊術の実験は本当に驚くべき現実の幻覚ではない結果をもたらした。
肩をすくめて笑いものにする前に疑い深い人には良心的な知的な降霊術の試みをすすめる。
5章の最初の五芒星の絵は、知によって完成させたものである。
エリファス レヴィは5章の最初の五芒星の絵を降霊術の実験で用いた。
5章の最初の五芒星の絵はティコ ブラーエの魔術のカレンダー、Duchentauの魔術のカレンダー、ソロモンの鍵の全ての絵より完成されている。
五芒星の完全な理解無しに五芒星を応用する事は最も危険である。
五芒星の頂点の向きは任意ではない。
五芒星の頂点の向きは作用の特徴全体を変える。
「高等魔術の祭儀」で五芒星の頂点の向きについて説明するつもりである。
パラケルススは魔術の変革者である。
パラケルススは独力の実践の成功で他の全ての秘伝伝授者を超えていた。
パラケルススは霊を従えるpantacleの全ての魔術の象徴と全てのカバラの象徴は五芒星と六芒星の2つに要約できると話している。
五芒星と六芒星は他の全ての象徴の総合である。
六芒星は大宇宙の象徴である。
六芒星は世界の象徴である。
六芒星はソロモンの封印である。
2章で六芒星の絵をもたらした。
5章で再び六芒星の絵をもたらす。
五芒星は小宇宙の象徴である。
五芒星は人の象徴である。
五芒星は六芒星より力が有る。
五芒星は人の隠された哲学の無上の詳細の説明をもたらすものと言える。
もし、なぜ象徴が霊に非常に力を発揮できるのか、たずねられたら、なぜ全てのキリスト教徒の大衆が十字架の象徴の前に従うのか、たずね返す。
要約するロゴスである考え無しでは象徴は何ものでもない。
要約するロゴスである考え無しでは象徴には力が無い。
象徴は象徴が表す自然の全ての隠れた力を要約する。
象徴は四大元素の霊や他の霊より巨大な力を四大元素の霊や他の霊に常に表す。
象徴は四大元素の霊や他の霊を自然と畏敬で満たす。
象徴は知と意思による無知と弱さの統治によって四大元素の霊や他の霊を従わせる。
五芒星は賢者の石をつくるのと大いなる務めを果たすのに必要な大いなる唯一の錬金炉の正確なつり合いをはかる。
第5元素を練る事ができる無上の完全な浄化器は五芒星の形に一致する。
五芒星の象徴は第5元素自体を表す。
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