高等魔術の教理

2

　ベト
　B
　神殿の2つの柱
　知慮
　家
　グノーシス
　認知

　知とは真理の絶対な完全な保有である。
　前記の理由から、全ての時代の賢者は知という絶対な畏敬するべき言葉を畏敬した。
　賢者は知を保有しているふりをして神性の無上の特権を詐称する事をためらった。
　賢者は知という言葉の代わりに認知という言葉に甘んじた。
　賢者は知という言葉の代わりにグノーシスという言葉を選んだ。
　賢者は知という言葉の代わりに認知という言葉を選んだ。
　グノーシスは直感による知の認知を単に表す。
　実際、人は何を知っているだろうか？
　人は何も知らない。
　しかし、人は無知なままではいられない。
　人は無知である。
　しかし、人は全てを知る事を求められている。
　知は2つ1組を前提とする。
　知は知る者と知られるものを前提とする。
　2つ1組は社会と法を創造する。
　2はグノーシスの数である。
　2は認知の数である。
　2つ1組は創造するための自身の増殖を統一する。
　創世記2章22節の神聖な例え話で神はエヴァをアダムの胸の深くに秘められた肋骨から創造した。
　アダムは人のテトラ グラマトンである。
　神秘のイョッドはアダムを要約する。
　イョッド(י)はカバラの男性器の象徴である。
　イョッドをエヴァという3つ1組の名前に足すと、イェホバ、ヤハウェという神の名前が形成される。
　ヤハウェは超越的なカバラの魔術の言葉である。
　(高等魔術の祭儀14章「テトラ グラマトンは、魔術の無上の言葉であり、『である様に』を意味する」)
　神殿で大祭司はヤハウェをイョッド エヴァと発音していた。
　単一性は3つ1組の充実を完結して4つ1組の統一性を形成する。
　(
　3つ1組は充実である。
　4つ1組は統一性である。
　)
　4つ1組の統一性は全ての数の鍵である。
　4つ1組の統一性は全ての変化の鍵である。
　4つ1組の統一性は全ての形の鍵である。
　正方形を中心を軸に回転させると円を描く。
　回転が円積問題の解答である。
　4分の1回転が回転の基礎である。
　(
　虚数iを掛けると複素平面の原点を軸とする4分の1回転に成る。
　cosθ+sinθiをx+yiに掛けると複素平面の原点を軸とする座標(x, y)の角度θの回転に成る。
　)
　エメラルド板でヘルメスは「上のものは下のものから類推可能である」と話している。
　2つ1組は統一性のものさしとして役に立つ。
　上のものと下のものの間の類推可能性は3つ1組である。
　創造した原理は概念の男性器である。
　創造された原理は形の女性器である。
　垂直の男性器を水平の女性器に挿入するとグノーシス主義者の十字、メーソンの哲学の十字を形成する。
　2つのものの交差は4をもたらす。
　2つのものの交差は十字をもたらす。
　十字を、全ての角度に動かすと、回転させると、円を描く。

　アレフは男性である。
　ベトは女性である。

　1は原理である。
　2は言葉である。

　Aは自発性である。
　Bは受容性である。
　(
　1は自発性である。
　2は受容性である。
　)

　単一性はボアズである。
　2つ1組はヤキンである。
　(エリファス レヴィの「魔術の歴史」「ボアズとヤキンは強いものと弱いものを意味する」)

　伏羲の3つ1組の八卦で、単一性は陽であり、2つ1組は陰である。

　ボアズとヤキンはソロモンのカバラの神殿の門の外の2つの象徴的な柱の名前である。
　カバラではボアズとヤキンは自然、政治学、神の教えの対立の全ての神秘を説明する。
　ボアズとヤキンは自然科学、哲学、神の教えの対立の全ての神秘を説明する。
　ボアズとヤキンは男性と女性の間の生殖の戦いを説明する。
　自然の法によれば、女性は男性に抵抗する必要が有る。
　男性は女性を誘惑するか圧倒する必要が有る。
　自発的な原理は受容的な原理を求める。
　充満は空間を求める。
　蛇ウロボロスの口は自身の尾を引き寄せ、自身を回転させ、逃げると同時に、自身を追いかける。
　女性は男性の創造物と成る。
　全ての創造物は第一原因の花嫁である。
　全ての創造物は神の花嫁である。
　無上の存在、神が創造主と成った時に、創造されたのではない光の充満の中に空間をもたらすために、神はイョッド、男性器を立てた。
　神の創造する欲望とつり合う女性器、影のみぞを創造する必要が有った。
　神の光を放つ概念のイョッドが女性器、影のみぞを創造した。
　前記はタルムードにおけるカバリストの神秘的な表現である。
　大衆の無知と悪意のため、さらに簡潔に説明する事は不可能である。

　創造とは何か？
　創造する神の言葉の家である。

　女性器とは何か？
　男性器の家である。

　自発的な原理の性質とは何か？
　普及させる事である。

　受容的な原理の性質とは何か？
　集め実を結ばせる事である。

　男性とは何か？
　教え込む者、努力する者、深みを耕す者、種をまく者である。

　女性とは何か？
　形成する者、1つにする者、水を注ぐ者、浄化する者、刈り入れる者である。

　男性は戦う。
　女性は平和をもたらす。

　男性は創造するために破壊する。
　女性は守るために高める。

　男性は変革する。
　女性は懐柔する。

　男性はカインの父である。
　女性はアベルの母である。

　さらに、知とは何か？
　知とは2つの原理の一致である。
　知とは2つの原理を1つにする事である。
　知とはアベルの思いやりが導くカインの自発性である。
　知とは女性の甘い霊感に導かれた男性である。
　知とは法の正しい結婚に圧倒された放蕩である。
　知とは秩序と平和の思いやりが和らげた変革の力である。
　知とは思いやりが圧倒した自尊心である。
　知とはキリスト教の霊感を認知する学問である。
　知とはキリスト教の霊感を認知する哲学である。
　キリスト教の霊感を認知する時に、人の学問は賢明と成る。
　キリスト教の霊感を認知する時に、哲学は賢明と成る。
　キリスト教の霊感を認知する時に、学問は普遍の論理の誤りの無さを受け入れる。
　キリスト教の霊感を認知する時に、哲学は普遍の論理の誤りの無さを受け入れる。
　キリスト教の霊感を認知する時に、学問は思いやりに導かれる。
　キリスト教の霊感を認知する時に、哲学は思いやりに導かれる。
　キリスト教の霊感を認知する時に、学問はグノーシスと呼ばれる。
　キリスト教の霊感を認知する時に、哲学はグノーシスと呼ばれる。
　なぜなら、キリスト教の霊感を認知する時に、学問は未だ完全に知る事ができないものを少なくとも認知するからである。
　キリスト教の霊感を認知する時に、哲学は未だ完全に知る事ができないものを少なくとも認知するからである。
　単一性は2つ1組でのみ表れる。
　統一性は数2を形成する。
　単一性という概念は数2を形成する。
　大宇宙の統一性は正反対の二重の正三角形、六芒星で表される。
　世界の統一性は正反対の二重の正三角形、六芒星で表される。
　人の統一性は左右の統一で表される。
　この世界の人は両性具有者である。
　(
　この世界の男性の陰嚢は、この世界の女性の大陰唇である。
　この世界の女性の陰核は男性器である。
　神の体に陰嚢は無い。
　神の体に陰核は無い。
　)
　鼻、舌、へそ、男性器(、陰核)を除いて、この世界の人の体の全ての器官は2つ1組である。
　男性器はカバラのイョッドである。
　(
　神の体にへそは無い。
　神の体に陰核は無い。
　)
　神性の本質は1である。
　神性は存在の基礎として必然と自由という2つのものを前提とする。
　無上の論理の法は自由を神に必要とする。
　神において無上の論理の法は自由を統治する。
　(
　善悪の判断には事情を考慮する必要が有る。
　善悪の判断には事情を考慮する自由が必要である。
　)
　神は必然的に知的であり論理的である。

　光を明らかにするために神は影を仮定するだけで良かった。
　真理を表すために神は疑える様にした。
　影は光を具体的に表す。
　真理を一時的に明らかにするのに誤る可能性が必要である。
　もしサタンの盾がミカエルの槍を止めなかったならば、天使ミカエルの力は、空間に失われるか、上から下への無限の破壊と成って表れるであろう。
　(
　ヘブライ語でサタンは敵を意味する。
　悪は免疫のための仮想敵である。
　ミカエルは「誰が神の様に成れようか？　いいえ！」を意味する。
　エルは神を意味する。
　)
　ミカエルのかかとがサタンの上昇を止めなかったならば、サタンは神の王座につくと言うよりはむしろ、サタンは高みという深淵に自身を喪失するであろう。
　ミカエルはサタンを像の台座として必要とする。
　サタンはミカエルを機関車のブレーキとして必要とする。
　類推可能な普遍な力学で、あるものは抵抗するものにのみもたれかかれる。
　さらに、つり合いを保つ、引き寄せる力としりぞける力という2つの力が万物のつり合いを保つ。
　同様に、引き寄せる力としりぞける力は物理学、哲学、神の教えに存在する。
　引き寄せる力としりぞける力は自然科学、哲学、神の教えに存在する。
　物理学では、引き寄せる力としりぞける力はつり合いをもたらす。
　自然科学では、引き寄せる力としりぞける力はつり合いをもたらす。
　哲学では、引き寄せる力としりぞける力は批評をもたらす。
　神の教えでは、引き寄せる力としりぞける力は進歩的な啓示をもたらす。
　古代人は2つの力のつり合いの神秘をエロスとアンテロスの対立で表した。
　古代ヘブライ人は2つの力のつり合いの神秘を創世記32章24節から32節でのヤコブと天使の戦いで表した。
　古代インド人は2つの力のつり合いの神秘を不死を与える薬アムリタを作るためのデーヴァ神族と阿修羅神族のつなひきで表した。
　象徴的な蛇、竜をつなにした。
　象徴的な蛇、竜を金の山に巻き付けた。
　(
　サンスクリット語でデーヴァは神を意味する。
　阿修羅は非天と意訳される。
　)
　古代人は2つの力のつり合いの神秘をヘルマニビスのケーリュケイオンで表した。
　古代ヘブライ人は2つの力のつり合いの神秘を契約の箱の2つの智天使ケルビムで表した。
　古代人は2つの力のつり合いの神秘をオシリスの戦車の2つのスフィンクスで表した。
　古代人は2つの力のつり合いの神秘を白い熾天使セラフィムと黒い熾天使セラフィムで表した。
　2つの力のつり合いの神秘の自然科学的な事実は電気と磁気の両極性が実証している。
　2つの力のつり合いの神秘の学問的な事実は共感、反感の普遍の法が実証している。
　ゾロアスターの偽物の弟子は統一無しに2つ1組を分裂させた。
　ゾロアスターの偽物の弟子は神殿の2つの柱を分裂させた。
　ゾロアスターの偽物の弟子は神を分裂させようと試みた。
　絶対なもの、神を2として考えると、統一性の原理を取り戻すために、すぐに、3として考える必要が有る。
　前記の理由から、この世界の元素は、最初に4として理解され、2として説明され、最後に3として存在する。
　神の元素は、この世界の元素から類推可能である。
　啓蒙は2つ1組である。
　啓示は2つ1組である。
　全ての言葉は二重である。
　全ての言葉は2を前提とする。
　倫理道徳は啓蒙の結果である。
　倫理道徳は啓示の結果である。
　哲学は啓蒙の結果である。
　哲学は啓示の結果である。
　倫理道徳の基礎は対立である。
　哲学の基礎は対立である。
　対立は2つ1組の結果である。
　霊と形は相互に引き寄せ合いしりぞけ合う。
　概念と形の様に。
　真実と想像の様に。
　無上の論理は制限された知性と話す時に考えを必要とする。
　神は人と話す時に考えを必要とする。
　考えは、概念の領域から形の領域へ通過する事によって、概念の領域と形の領域という2つの世界と関係する。
　考えは必然的に連続または同時に霊と肉に話す2つの意味を持つ。
　倫理道徳の領域には非難する力と抑制してつぐなう力という2つの力が存在する。
　創世記4章のカインとアベルは倫理道徳の領域の非難する力と抑制してつぐなう力という2つの力の象徴である。
　アベルの倫理道徳的な超越性の論理によって、アベルはカインを苦しめる。
　自由に成るために、アベルを殺して、カインはアベルを不死にする。
　カインは自身の罪の犠牲と成る。
　カインはアベルの命に耐えられなかった。
　アベルの血はカインの安息に耐えられない。
　ルカによる福音15章11節から32節の放蕩息子はカインである。
　父は放蕩息子を許す。
　(マタイによる福音28章19節 父である神)
　なぜなら放蕩息子は多数の苦痛に耐えた後で父の国に戻ったからである。
　神には思いやりと正義が存在する。
　神は正義を正しい者に与える。
　神は思いやりを罪人に与える。
　世界の魂、地の魂、普遍の代行者には、思いやりの流れと怒りの流れが存在する。
　包囲し全てに浸透する流体。
　太陽の輝きから放たれる、大気の重さと中心に引き寄せる力が固定する、光線。
　神の聖霊の体。
　普遍の代行者と呼んでいるもの。
　古代人が自身の尾を飲み込む蛇ウロボロスに例えたもの。
　電磁気のエーテル。
　(
　エーテルは第5元素である。
　エーテルは光を仲介するものである。
　)
　命の光る熱。
　自身の尾を飲み込む蛇ウロボロスの様に、古代の石碑で二つ折りの両極のまわりの恋結びのイシスの帯として描かれているもの。
　自身の尾を飲み込む蛇ウロボロスは思慮と土星の象徴である。
　変化と命は2つの力の極端な緊張に存在する。
　ヨハネの黙示録3章15節で主イエスは「私イエスはあなたが冷たいか熱いかどちらかであってほしい」と話している。
　事実、大いなる罪人は生ぬるい女々しい男より生き生きとしている。
　大いなる罪人の善へ戻る時の充実さは誤りの大きさとつり合っているであろう。
　創世記3章15節の蛇の頭を圧倒する運命の女性は、常に盲目的な力の流れを克服する知の例えである。
　カバリストは知を海の処女と呼んでいる。
　地獄の竜は、楽しさに忘我状態と成って、海の処女の水がしたたる脚を火の舌でなめるために、はう。
　前記が2つ1組の祭司だけの神秘である。
　しかし、知られてはいけない2つ1組の祭司だけの神秘が1つ存在する。
　知られてはいけない理由は、ヘルメス トリスメギストスは、盲目的な運命の不道徳な面を知の不足のせいにする、大衆の誤解であると話している。
　エメラルド板以外でヘルメス トリスメギストスは「未知への恐怖によって大衆を抑える必要が有る」と話している。
　マタイによる福音7章6節でキリストは「豚に真珠を捨てるな。豚が真珠を踏みにじるといけないからである。豚があなたの方を向きあなたを引き裂くといけないからである」と話している。
　(
　豚は悪人の例えである。
　真珠は知の例えである。
　)
　果実が死である、善悪の知の木は、知られてはいけない2つ1組の祭司だけの神秘の例えである。
　知られてはいけない2つ1組の祭司だけの神秘を口外しても、誤解されるだけであろうし、自由意思の邪悪な拒絶に通例導くであろう。
　自由意思は倫理道徳的な命の原理である。
　本質的に知られてはいけない2つ1組の祭司だけの神秘の口外は死を意味する。
　2つ1組の祭司だけの神秘は魔術の大いなる秘密ではない。
　2つ1組の秘密は4つ1組の秘密へ導く、より正確に言うと2つ1組の秘密は4つ1組の秘密から生じ、3つ1組で解決される。
　4つ1組の秘密から生じ3つ1組で解決される2つ1組の秘密はスフィンクスの話した謎の言葉に含まれている。
　オイディプスは、命を守るために、知らないで犯した罪をつぐなうために、オイディプスの王国を建てるために、4つ1組の秘密から生じ3つ1組で解決される2つ1組の秘密を見つける必要が有った。
　ヘルメスの象徴的な作品、トートの書と呼ばれている物、タロットの2ページ目にはイシスまたはユノーが描かれている。
　イシスがかぶっている2本の角は2つ1組を表す。
　イシスはヴェールで頭を隠している。
　イシスは開かれた本をマントで部分的に隠している。
　ユノーは女王である。
　ユノーはギリシャの女神である。
　ユノーは左手を天へ向けてかかげ右手で地を指さしている。
　ユノーの身ぶりはヘルメスのエメラルド板の不思議な例え「上のものは下のものから類推可能である。下のものは上のものから類推可能である」という魔術の基礎である唯一の二重の考えを表している様である。
　ヨハネの黙示録11章の2人の証人、2人の殉教者に預言者の口伝はエリヤとエノクという名前を与えている。
　エリヤは信心の人、神がかりの人、奇跡の人である。
　エジプト人はエノクをヘルメスと呼んだ。
　(ヘルメス、メルクリウス、トートはエノクである。)
　フェニキア人はエノクをカドモスと呼んでたたえた。
　(カドモスはエノクである。)
　エノクは神聖なアルファベットの創造者である。
　エノクはロゴスへの入門への普遍の鍵タロットの創造者である。
　エノクはカバラの父である。
　創世記5章24節とエノク書の象徴的な実話でエノクは他の人の様に死なないで神がエノクを天へ連れて行った。
　エノクを時の終わりに地上へ戻らせるために神はエノクを天へ連れて行った。
　ヨハネによる福音21章23節でヨハネは死なないといううわさが広まった。
　ヨハネはヨハネの黙示録でエノクの言葉の象徴を復活させ説明している。
　使徒ヨハネとエノクの考えの復活が無知の時代の終わりに予定されている。
　使徒ヨハネとエノクの復活とはカバラの鍵タロットの理解による使徒ヨハネとエノクの考えの復活であろう。
　カバラの鍵タロットは唯一普遍の哲学の神殿の鍵を開ける。
　唯一普遍の哲学は非常に長い間隠された。
　隠された哲学は選ばれた者のためだけのものである。
　俗世の手から免れるために選ばれた者は姿を隠している。
　2つ1組による単一の生殖が3つ1組の概念、考えを必要とするに至る事を話した。
　統一の充実と完全の言葉である大いなる数である3に来た。