大いなる神秘の鍵

エリファス1810

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第1部 宗教の神秘

第1部 第1条 数18

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第1部 第1条 数18

 数18

 数18は、宗教の教義の数である。
 宗教の教義は、全ての詩であり、全ての神秘である。
 マタイによる福音27章51節には、救い主イエス(の肉体)が死んだ時に、神殿のヴェールが裂かれた、と記されている。
 なぜなら、救い主イエス(の肉体)の死は、献身の勝利、思いやりによる奇跡的な行動、人の中の「神の力」、神の人性、人の神性、無上の秘密、全ての秘伝伝授の最終的な言葉を表す。
 ただし、救い主イエスは、人が最初はイエスの言葉を理解できない、と知っていた。
 そのため、ヨハネによる福音16章12節で、イエスは、「あなた達(、使徒)は今は、それ(、私、人に成った神イエスの教えの全ての光)に耐える事ができない。しかし、真理の霊が(あらわれて、)来る時、真理の霊が全ての真理をあなた達(、使徒)に教える(。真理の霊は私イエスの言葉の意味をあなた達、使徒に理解させる)」と話している。
 ヨハネによる福音16章12節の「真理の霊」とは、「知の精神」、「『神の知』の神の聖霊」、「『神の力』の神の聖霊」、「助言の神の聖霊」である。
 (
コリント人への第1の手紙1章24節「キリストは神の力であり神の知である」
マタイによる福音10章19節から20節「何をどう言うか心配するなかれ。言うべき時に、言うべき事は神の聖霊によって与えられる。言うべき事は、あなたが言っているのではなく、父である神の聖霊が言っているのである」
 )
 1845年12月12日に、ローマのカトリック教会で、ヨハネによる福音16章12節の「真理の霊」は、4つの信条を人に布告させて、「真理の霊」自身である「知の精神」を粛々と表した。

 (1)
 信心が人の理性より優れている場合は、人の理性は信心からの霊感を認めるべきである。
 (2)
 信心と知には各々独立した別の領域が有る。
 そのため、信心と知で、一方が他方の役割を侵害するべきではない。
 (3)
 人の理性を弱めるのではなく、逆に、人の理性を強めて成長させる事は、信心と神の思いやりにとって、適正である。
 (4)
 信心による決定を調べるのではなく、信心による決定の根拠のうち、自然な論理的な根拠を調べる、人の理性の、信心への合流は、信心を損なわず、信心を害さず、信心を助ける役に立つ事ばかりである。
 言い換えると、信心の原理において完全に論理的な信心は、信心による決定の根拠のうち、自然な論理的な根拠を、人が論理的に真剣に調べる事を、恐れるべきではなく、逆に、望むべきである。

 前記の様に、1845年12月12日に、ローマのカトリック教会は、4つの信条の布告をして、完全な宗教改革を成就した。
 前記の様に、1845年12月12日に、ローマのカトリック教会は、4つの信条の布告をして、地上における神の聖霊の統治を開始させた。
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