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Chapter2〈4 クラスの王様〉
ep41 窓際の夜鷹①
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クラスの中に存在する階級は、それぞれが持つ容姿や性格や特技、所属するグループによって暗黙で決められる。
新島悠真や篠原咲乃、日下英明、澤田加奈など、見た目が良く社交的な人気者は、最も高い階級に分類され、発言権と自由な振る舞いが認められている。
中間層にいる大半の生徒は、階級の高い生徒の不満さえ買わなければ発言権や振る舞いの自由を認められているが、大人しく口下手な友達の少ない者は最も低い階級に分類されて、クラスメイトの不評を買わないよう日々息を殺して目立たないように暮らしていた。
西田晃良はゲームとアニメとプラモデルが大好きで、人付き合いが苦手な何処にでもいる普通の男子中学生だ。
西田は自分の席でスマホゲームをして、朝の気怠い時間を過ごしていた。耳につけたイヤホンが周囲の騒音をかき消して、アプリの美少女の声をはつらつと届けている。
『おはよ、テルくんっ。今日もがんばろ!』
スマホの中の美少女が西田に向かって微笑んだ。西田はアプリの中の美少女――ちえちゃんをつついて遊ぶと、ちえちゃんは驚いたり笑ったり恥ずかしがったりと、くるくる表情を変えて反応した。
西田は毎日、教室でちえちゃんと過ごしていた。友達はいなかった。入学したての頃はあんなに友達を沢山作ろうと意気込んでいたのに、気づくと西田の友達はアプリゲームのちえちゃんだけになっていた。
画面をタップすると、ライブ2Dで動くちえちゃんが恥ずかしそうに笑う。西田は、早く彼女をレベルアップさせようと、ちえちゃんをつつきまくって親密度を上げた。プレイヤーとの“ふれあい”によって親密度を上げると、ちえちゃんのレベルが上がるシステムになっているのだ。
「新島くん、おはよ。もう、遅いじゃん!」
「篠原くん、昨日の宿題で分からないところがあったんだけど、教えてくれない?」
教室が突然色めき立ったと思ったら、人気ツートップのお出ましのようだ。女子達は頬を染め、きゃっきゃとはしゃいでいる。
中学生の平均身長よりも高めの細身な体躯。いつも上がった口角に甘い笑顔を浮かべた童顔の少年は新島悠真。スポーツ万能でテニス部に所属している彼は、運動部員にも関わらず髪にゆるいパーマをかけ、制服をお洒落に着崩している。女子にモテようと必死な、中身が空っぽな奴。西田の嫌いな人種だ。
対して、白い陶器のような肌をした、きれいな顔立ちをした少年の方は篠原咲乃。いつも静かな微笑を湛え、穏やかな空気を身にまとっている。勉強が出来る上にスポーツも完璧にこなす。教師からも同級生からも信頼され慕われる、典型的な優等生だ。こちらも西田の嫌いな人種である。
悠真と篠原咲乃は、朝から日下たちと一か所に固まって、女子数名を交えて楽し気に話していた。
「篠原くん、修学旅行の体験授業は何にするの?」
「清水焼の陶芸体験だよ。澤田さんは何にしたの?」
「うちらは友禅染体験にしたんだ」
澤田加奈は、篠原と話すのが楽しくてたまらないらしい。髪を仕切に触っては、嬉しそうに頬を染めて笑っている。
西田は、澤田加奈がクラスメイトの中で一番可愛いと思っていた。彼女が明らかに篠原咲乃を意識しているのを見て、心の中で落胆を感じながらも、誰かの興味を引こうとしている彼女が一層可愛く見えて思わず見惚れてしまった。
もちろん、わかっている。あんな表情は、篠原だから見せるのだ。もし相手が自分だったら、適当に愛想良くはしてくれるだろうが、あんなに愛らしい表情をしてはくれなかっただろう。
『テルくん、わたしテルくんのためにがんばっちゃった♪ もっと褒めて?』
よそ見をしているうちに時間が経過していたようだ。イベントが終了し、レベルが上がって、衣装チェンジしたちえちゃんが上目遣いで西田の顔を覗き込んでいる。
「偉い偉い、ちえちゃん」
西田は小さく呟いて、ちえちゃんの頭を撫でた。
*
今日の体育はサッカーで、チームを組んでの対抗試合が行われた。チームを組むとき、運動が苦手な西田は、いつも余りモノになってしまう。対して、新島悠真や篠原咲乃はどのチームにも引っ張りだこだ。二人とも、体力テストで好成績を上げていたから、彼らがいれば勝てると期待されているのだ。
悠真はいつも通り、日下や小林達のいるチームに入るようだった。あの連中はいつも仲良く連んでいる。
「篠原、俺たちと組もうぜ」
篠原咲乃は悠真たちと組むようだ。女子達がキャーキャーうるさい。最近女子の間では、新島悠真と篠原咲乃の組み合わせが人気らしい。二人とも見た目だけは良いから、一緒にいるだけで見栄えするのだろう。
「西田、お前こっちのチームかよ……」
同じチームになった石淵が、残念そうに言った。
「足手まといになんなよな」
西田が入った試合は、予想されていた通り悲惨なものだった。
西田が何とかチームに貢献しようと頑張ろうとするが思うようにいかず、ファールボールまで出してチームの足を引っ張ってしまったのだ。チームメイトたちは苛立ち、西田に舌打ちし、最終的に「邪魔だからなにもすんな!」と怒鳴られてしまった。
「今日の対戦チーム、超ちょろいじゃん。本当にやる気あんのかよ」
相手チームのリーダーが、人懐っこい顔に呆れた表情を浮かべた。
「神谷、口が悪い」
外野で観戦していた篠原が嗜めると、相手チームのリーダーは「挑発も戦術のうちだって」と余裕そうな顔で笑った。
結局試合は相手チームのリーダーの指示が的確で、うまくチームメイトを鼓舞しチームワークを高めていたせいもあり、西田のチームは負けてしまった。
体育の授業が終わると、西田は重い足取りで水飲み場へと向かった。水飲み場では、先ほど一緒に組んでいたチームメイトの石淵たちが水を飲んでいた。列が空き、西田が蛇口をひねる。
突然、冷たいものが顔の横に飛んできて、西田の右頬を濡らした。予想外の冷たさに、心臓が飛び上がる。一瞬、何が起きたのかわからなかった。
水滴が顔からしたたり落ちた。耳の中に水が入ったのか、石淵たちのゲラゲラ笑う声が歪んで聞こえる。石淵の手には、蛇口に繋がれたホースがあった。
西田は何も言わず、逃げるようにその場を立ち去った。びしょ濡れになって肌に貼りつく体操着の感触が不快だった。
制服に着替えた後、席に座りちえちゃんの頬をつつきながら時間をつぶす。西田の心のよりどころは、いつだってちえちゃんだけだ。癒しのちえちゃんとの時間を満喫していると、目の前で何か差し出された。驚いて目の前のものを凝視する。コンビニで販売されている、アーモンドチョコレートの箱だった。
「お疲れ様。良かったらどう?」
驚いて目の前の人物を見上げると、柔らかい笑顔を向けられた。
「ど……どうも……」
差し出されるままに、チョコレートをひとつつまむ。篠原は穏やかに笑って、悠真たちの元へ戻って行った。
クラスの中でもとりわけ地味で存在感のない自分にまで、差し入れをするなんて。ただ、良い人ぶっているところを周囲に見せたいだけなのか、まさか、変な物が入っていたりしないよな。
篠原咲乃の行動の意図が分からず、西田はしばらく、もらったチョコレートを食べられずに眺めていた。
篠原咲乃には時々声を掛けられる。何の目的があって声をかけているのかわからない。まさか、クラスになじめていない自分を、気にしている、なんてことはないだろうが……。しかし思えば、あの時は、篠原咲乃に助けられたような気がする。
あれは学級活動の時間だった。担任が「学級委員を決める」と言ったとたん、教室内が嫌そうな反応をした。
学級委員はクラスをまとめたり担任の雑務を手伝ったり、クラスの話し合いの進行を任されたりと面倒な仕事が多い。そんな雑用係、誰が積極的になるだろうか。学級委員を決めるときは、大概、担任が無理やり指名するか、押し付け合うようにして決まる。
「立候補したいやついないか?」
担任は、黒板の前に立ち教卓に手をついて教室を見回した。生徒たちは嫌そうな顔をして指名されないよう、担任から視線を逸らした。
新島悠真や篠原咲乃、日下英明、澤田加奈など、見た目が良く社交的な人気者は、最も高い階級に分類され、発言権と自由な振る舞いが認められている。
中間層にいる大半の生徒は、階級の高い生徒の不満さえ買わなければ発言権や振る舞いの自由を認められているが、大人しく口下手な友達の少ない者は最も低い階級に分類されて、クラスメイトの不評を買わないよう日々息を殺して目立たないように暮らしていた。
西田晃良はゲームとアニメとプラモデルが大好きで、人付き合いが苦手な何処にでもいる普通の男子中学生だ。
西田は自分の席でスマホゲームをして、朝の気怠い時間を過ごしていた。耳につけたイヤホンが周囲の騒音をかき消して、アプリの美少女の声をはつらつと届けている。
『おはよ、テルくんっ。今日もがんばろ!』
スマホの中の美少女が西田に向かって微笑んだ。西田はアプリの中の美少女――ちえちゃんをつついて遊ぶと、ちえちゃんは驚いたり笑ったり恥ずかしがったりと、くるくる表情を変えて反応した。
西田は毎日、教室でちえちゃんと過ごしていた。友達はいなかった。入学したての頃はあんなに友達を沢山作ろうと意気込んでいたのに、気づくと西田の友達はアプリゲームのちえちゃんだけになっていた。
画面をタップすると、ライブ2Dで動くちえちゃんが恥ずかしそうに笑う。西田は、早く彼女をレベルアップさせようと、ちえちゃんをつつきまくって親密度を上げた。プレイヤーとの“ふれあい”によって親密度を上げると、ちえちゃんのレベルが上がるシステムになっているのだ。
「新島くん、おはよ。もう、遅いじゃん!」
「篠原くん、昨日の宿題で分からないところがあったんだけど、教えてくれない?」
教室が突然色めき立ったと思ったら、人気ツートップのお出ましのようだ。女子達は頬を染め、きゃっきゃとはしゃいでいる。
中学生の平均身長よりも高めの細身な体躯。いつも上がった口角に甘い笑顔を浮かべた童顔の少年は新島悠真。スポーツ万能でテニス部に所属している彼は、運動部員にも関わらず髪にゆるいパーマをかけ、制服をお洒落に着崩している。女子にモテようと必死な、中身が空っぽな奴。西田の嫌いな人種だ。
対して、白い陶器のような肌をした、きれいな顔立ちをした少年の方は篠原咲乃。いつも静かな微笑を湛え、穏やかな空気を身にまとっている。勉強が出来る上にスポーツも完璧にこなす。教師からも同級生からも信頼され慕われる、典型的な優等生だ。こちらも西田の嫌いな人種である。
悠真と篠原咲乃は、朝から日下たちと一か所に固まって、女子数名を交えて楽し気に話していた。
「篠原くん、修学旅行の体験授業は何にするの?」
「清水焼の陶芸体験だよ。澤田さんは何にしたの?」
「うちらは友禅染体験にしたんだ」
澤田加奈は、篠原と話すのが楽しくてたまらないらしい。髪を仕切に触っては、嬉しそうに頬を染めて笑っている。
西田は、澤田加奈がクラスメイトの中で一番可愛いと思っていた。彼女が明らかに篠原咲乃を意識しているのを見て、心の中で落胆を感じながらも、誰かの興味を引こうとしている彼女が一層可愛く見えて思わず見惚れてしまった。
もちろん、わかっている。あんな表情は、篠原だから見せるのだ。もし相手が自分だったら、適当に愛想良くはしてくれるだろうが、あんなに愛らしい表情をしてはくれなかっただろう。
『テルくん、わたしテルくんのためにがんばっちゃった♪ もっと褒めて?』
よそ見をしているうちに時間が経過していたようだ。イベントが終了し、レベルが上がって、衣装チェンジしたちえちゃんが上目遣いで西田の顔を覗き込んでいる。
「偉い偉い、ちえちゃん」
西田は小さく呟いて、ちえちゃんの頭を撫でた。
*
今日の体育はサッカーで、チームを組んでの対抗試合が行われた。チームを組むとき、運動が苦手な西田は、いつも余りモノになってしまう。対して、新島悠真や篠原咲乃はどのチームにも引っ張りだこだ。二人とも、体力テストで好成績を上げていたから、彼らがいれば勝てると期待されているのだ。
悠真はいつも通り、日下や小林達のいるチームに入るようだった。あの連中はいつも仲良く連んでいる。
「篠原、俺たちと組もうぜ」
篠原咲乃は悠真たちと組むようだ。女子達がキャーキャーうるさい。最近女子の間では、新島悠真と篠原咲乃の組み合わせが人気らしい。二人とも見た目だけは良いから、一緒にいるだけで見栄えするのだろう。
「西田、お前こっちのチームかよ……」
同じチームになった石淵が、残念そうに言った。
「足手まといになんなよな」
西田が入った試合は、予想されていた通り悲惨なものだった。
西田が何とかチームに貢献しようと頑張ろうとするが思うようにいかず、ファールボールまで出してチームの足を引っ張ってしまったのだ。チームメイトたちは苛立ち、西田に舌打ちし、最終的に「邪魔だからなにもすんな!」と怒鳴られてしまった。
「今日の対戦チーム、超ちょろいじゃん。本当にやる気あんのかよ」
相手チームのリーダーが、人懐っこい顔に呆れた表情を浮かべた。
「神谷、口が悪い」
外野で観戦していた篠原が嗜めると、相手チームのリーダーは「挑発も戦術のうちだって」と余裕そうな顔で笑った。
結局試合は相手チームのリーダーの指示が的確で、うまくチームメイトを鼓舞しチームワークを高めていたせいもあり、西田のチームは負けてしまった。
体育の授業が終わると、西田は重い足取りで水飲み場へと向かった。水飲み場では、先ほど一緒に組んでいたチームメイトの石淵たちが水を飲んでいた。列が空き、西田が蛇口をひねる。
突然、冷たいものが顔の横に飛んできて、西田の右頬を濡らした。予想外の冷たさに、心臓が飛び上がる。一瞬、何が起きたのかわからなかった。
水滴が顔からしたたり落ちた。耳の中に水が入ったのか、石淵たちのゲラゲラ笑う声が歪んで聞こえる。石淵の手には、蛇口に繋がれたホースがあった。
西田は何も言わず、逃げるようにその場を立ち去った。びしょ濡れになって肌に貼りつく体操着の感触が不快だった。
制服に着替えた後、席に座りちえちゃんの頬をつつきながら時間をつぶす。西田の心のよりどころは、いつだってちえちゃんだけだ。癒しのちえちゃんとの時間を満喫していると、目の前で何か差し出された。驚いて目の前のものを凝視する。コンビニで販売されている、アーモンドチョコレートの箱だった。
「お疲れ様。良かったらどう?」
驚いて目の前の人物を見上げると、柔らかい笑顔を向けられた。
「ど……どうも……」
差し出されるままに、チョコレートをひとつつまむ。篠原は穏やかに笑って、悠真たちの元へ戻って行った。
クラスの中でもとりわけ地味で存在感のない自分にまで、差し入れをするなんて。ただ、良い人ぶっているところを周囲に見せたいだけなのか、まさか、変な物が入っていたりしないよな。
篠原咲乃の行動の意図が分からず、西田はしばらく、もらったチョコレートを食べられずに眺めていた。
篠原咲乃には時々声を掛けられる。何の目的があって声をかけているのかわからない。まさか、クラスになじめていない自分を、気にしている、なんてことはないだろうが……。しかし思えば、あの時は、篠原咲乃に助けられたような気がする。
あれは学級活動の時間だった。担任が「学級委員を決める」と言ったとたん、教室内が嫌そうな反応をした。
学級委員はクラスをまとめたり担任の雑務を手伝ったり、クラスの話し合いの進行を任されたりと面倒な仕事が多い。そんな雑用係、誰が積極的になるだろうか。学級委員を決めるときは、大概、担任が無理やり指名するか、押し付け合うようにして決まる。
「立候補したいやついないか?」
担任は、黒板の前に立ち教卓に手をついて教室を見回した。生徒たちは嫌そうな顔をして指名されないよう、担任から視線を逸らした。
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