32 / 149
〈2 ダイアモンドリリー〉
ep24 運命の糸を手繰り寄せた①
しおりを挟む
昇降口の前で待っていた彩美は、咲乃の姿を見つけると、彼に駆け寄った。
「篠原くん、大丈夫だった!?」
「うん。待たせてごめんね」
彩美は首を横に振った。
「私は平気。でも、さっき中本さんが……」
5分くらい前に、涙で目を赤くした結子が、彩美に目を向ける事も無く走り去って行った。
彩美が不安げに咲乃に伝えると、咲乃は特に気にしたふうでもなく、穏やかに頷いた。
「そう。じゃあ、神谷の所へ行こうか」
咲乃のあっさりとした様子に、彩美は驚いた。あんなに仲が良いように見えていたのは自分の勘違いだったのか。
病院に向かう途中、ふたりは花屋に寄った。選んだのは、ダイアモンドリリーという種類の花だった。ピンクや白、黄色などの色鮮やかな花束は、日の光をはじいて宝石のように輝いている。
「篠原くん、そのお花、好きなの?」
彩美は、美術の授業で咲乃が同じ種類の花を描いていたことを思い出した。宝石のように光り輝く花束を持った咲乃は、優しい顔をして花びらや葉に痛みが無いか念入りに確認している。
「見舞いに来たってのがわかるかなって」
咲乃が描いたデッサンの絵は、とても良く描かれていると美術の先生がみんなの前で紹介していたから、クラスメイトならだれでも目にしている。形が特徴的なダイアモンドリリーならば、花に疎い神谷でも覚えているだろう。
自分が来たことを伝えるためにダイアモンドリリーを選んだのだと彩美は納得して、咲乃の手の中で淑やかに輝くダイアモンドリリーの花束を見つめた。
病室では、呼吸器を付けた神谷が深く眠っている。咲乃は、病室の花瓶にダイアモンドリリーを飾った。
「神谷くん、良くなるかな」
彩美がぽつりと言ったのを聞き取って、咲乃は穏やかに頷いた。
「大丈夫だよ。神谷なら」
そう、きっと神谷なら。彼ならすぐに怪我を治して、またいつもみたいに調子良く騒いで、クラスを明るく照らしてくれる。
彩美も咲乃に頷いて、病室を後にした。
二人は病院を出ると、目の前の公園のベンチに座った。お互い何を言うでもなく、のどかな午後の風景を眺める。
彩美は近くで買った自販機の緑茶を飲みながら、内心ソワソワしていた。咲乃は何か考え事をしているようだ。何も話さない。
「神谷に、俺のことでLINEしていたのって、山口さんだよね?」
何か話題は無いかと思考を巡らせていた彩美に、不意に咲乃の方から話しかけられた。
彩美は言葉を詰まらせた。LINEのことを、神谷から聞いていたのだ。
「ご、ごめんなさい!」
彩美はベンチから立ち上がり、咲乃に深々と頭を下げた。
「私、許せなくて。なんでアイツが篠原くんの友達でいられるのか、全然わかんなくて。だ、だって、私も……篠原くんと仲良くなりたかったのに……っ!」
今では、あんなことしなければよかったと反省している。自分が咲乃と親しくなれないのは、けして神谷のせいなんかじゃない。勇気がなかった自分のせいなのに。
「あの日は、何を話していたの?」
彩美はおずおずと、咲乃に促されるまま隣に座った。
「……中本さんのことで、色々……」
「中本さんのこと?」
「最初は、八つ当たりだったの。でも、色々言っていたら悲しくなっちゃって、そのまま、神谷くんの前で泣いちゃって――」
いつもだったら、神谷に通話などかけたりしない。しかし、その日は、体育の時のことがあまりにもショックで、なかなか寝付けなくて、時間も考えずに神谷に電話をかけてしまった。何でもいいから吐き出したい気持ちだった。
「それから3時間も話を聞いてもらっていたの?」
「次の日が試合だなんて一言も言わなかったんだもん! ……ひとこと言ってくれたら私だって……」
夜中にかかって来るくらいだから、切迫した雰囲気もあったのだろう。泣いてしまった彩美を邪険に出来ず、結局神谷は、長々と彩美の愚痴に付き合ってしまったのだ。愚痴を聞いていたら3時間とは、随分長話に付き合わされたものだ。デリカシーはない癖に、変なところで面倒見のいいところがある。
「それで、あの日ひとりで謝りに行こうとしていたんだ?」
結子とバーガーショップの前で彩美と鉢会わせたとき、彩美は、紙袋を持って神谷への病院へ向かっていた。
咲乃が尋ねると彩美は小さく頷いた。
「神谷くんに、今までのことを謝ろうと思ってたんだ。でも、結局あの後そのまま家に帰っちゃって……」
項垂れる彩美は、咲乃から見ても、心から反省しているように見える。
「私、今度こそは神谷くんに謝らなきゃ。……篠原くん、協力してくれる?」
彩美は目を潤ませながら、上目遣いになって咲乃を見つめた。ここぞとばかりに、咲乃に擦り寄ろうとする彩美に、咲乃はにっこりと顔面に笑顔を貼り付けた。
「きっと神谷なら許してくれるよ。頑張って山口さん」
咲乃は、病院の方へ目を走らせた。
「そろそろ、病室に戻ろうか」
「え?」
微笑んで言う咲乃に、彩美はなぜ今出て出たばかりの病室に戻るのかわからず、目をパチクリさせた。
*
初めて彼を目にした時、読んでいた恋愛小説のヒーローが現実に現れたのだと思った。
日に当たるときらきら輝く茶色い髪色と、白く滑らかな肌。色づきの良い唇に、背の高い細身の体躯。印象的なのはその目だった。前髪の下に切れ長の目。全身から清涼な空気と清廉さを纏っているのに、瞳だけは暗澹とした鈍い光を宿している。
一目見て、何処かへ消えてしまいそうだと感じた。私はその不思議な空気を纏った彼に目を奪われて、周囲の雑音が聞こえなくなってしまった。
黒板の前に立ち、担任に自己紹介を促されると、彼は涼やかな優しい声で言った。
「――から来ました、篠原咲乃です。よろしくお願いします」
それだけが、はっきりと私の耳へ届いた。
小学生の頃から、私はおまじないが好きだった。図書室でおまじないの本を借りたり、インターネットで調べたりして、私は色んなおまじないを試した。人前に出ても緊張しないおまじないとか、永遠の友情を誓うおまじないとか。本当に叶ったものもあれば、叶ったのかどうかもわからないものもあったけど、それでも、叶うかもしれないというドキドキが好きで、夢中になっておまじないのことを調べたりしていた。
中学生になれば、全部気の持ちようだと考えるようになって、おまじないなんて信じなくなってしまったけど、それでも、篠原くんに恋をしてから、いろんな恋のおまじないを、友達と一緒に試すようになった。おまじないをしていると、辛い恋も気休めにはなるような気がするから。
赤い糸のおまじないも、試してみたものの一つだった。今まで、一言も篠原くんとしゃべれないまま過ぎていくんだと思っていた私の日常は、そのおまじないのおかげで、少しだけ変化があった。
「ねぇ、結子。このおまじない、試してみない?」
理央はそう言って、サイトに載っていたおまじないを私に見せた。そこには、『超強力、絶対に両想いになるおまじない』と書かれていた。
「何が必要なの?」
「ええっと……A4サイズの白い紙と、赤いペン、それから、自分の名前と住所と、好きな相手の名前と、その人の住所だって」
「篠原くんの……住所?」
そのおまじないは、A4サイズの紙を半分に折り、右側は好きな人の名前と住所を、左側に自分の名前と住所を書き、満月の夜にろうそくの火でその紙を燃やす、という儀式めいたものだった。
「このおまじない、結構、叶うみたい。コメントに、『好きな人に告白されました』とか、『願いが叶いました』とかたくさん書かれてるし、やってみようよ!」
「でも、篠原くんの家の住所なんて、私、知らないよ……?」
「そんなの、後を付けて行っちゃえばいいじゃん!」
「えっ!?」
私は、理央の大胆な発言に驚いた。後を付けるなんて、なんだかストーカーじみている。さすがの結子も気が引けた。
「で、でも、そんなことしたら、迷惑じゃない?」
「見つかったら、そりゃあね。でも、篠原くんを狙ってるライバルは沢山いるんだし、これくらいしないと結子の気持ち届かないと思わない?」
理央にはっきり言われて、胸の奥がズキンと痛んだ。思わず、右手で左手の小指を握りしめる。おまじないの力を借りないと、私は篠原くんと話もできない。振り向いてもらえない。
それでもその時は、勝手に後を付けることに抵抗感を覚えて、新しいおまじないを試すことは諦めた。
だけどその後、結局私は篠原くんの後をつけた。
焦っていたのだ。早く"両想いになれる”おまじないをしないと、山口さんに篠原くんを取られてしまうと思ったから。
「篠原くん、大丈夫だった!?」
「うん。待たせてごめんね」
彩美は首を横に振った。
「私は平気。でも、さっき中本さんが……」
5分くらい前に、涙で目を赤くした結子が、彩美に目を向ける事も無く走り去って行った。
彩美が不安げに咲乃に伝えると、咲乃は特に気にしたふうでもなく、穏やかに頷いた。
「そう。じゃあ、神谷の所へ行こうか」
咲乃のあっさりとした様子に、彩美は驚いた。あんなに仲が良いように見えていたのは自分の勘違いだったのか。
病院に向かう途中、ふたりは花屋に寄った。選んだのは、ダイアモンドリリーという種類の花だった。ピンクや白、黄色などの色鮮やかな花束は、日の光をはじいて宝石のように輝いている。
「篠原くん、そのお花、好きなの?」
彩美は、美術の授業で咲乃が同じ種類の花を描いていたことを思い出した。宝石のように光り輝く花束を持った咲乃は、優しい顔をして花びらや葉に痛みが無いか念入りに確認している。
「見舞いに来たってのがわかるかなって」
咲乃が描いたデッサンの絵は、とても良く描かれていると美術の先生がみんなの前で紹介していたから、クラスメイトならだれでも目にしている。形が特徴的なダイアモンドリリーならば、花に疎い神谷でも覚えているだろう。
自分が来たことを伝えるためにダイアモンドリリーを選んだのだと彩美は納得して、咲乃の手の中で淑やかに輝くダイアモンドリリーの花束を見つめた。
病室では、呼吸器を付けた神谷が深く眠っている。咲乃は、病室の花瓶にダイアモンドリリーを飾った。
「神谷くん、良くなるかな」
彩美がぽつりと言ったのを聞き取って、咲乃は穏やかに頷いた。
「大丈夫だよ。神谷なら」
そう、きっと神谷なら。彼ならすぐに怪我を治して、またいつもみたいに調子良く騒いで、クラスを明るく照らしてくれる。
彩美も咲乃に頷いて、病室を後にした。
二人は病院を出ると、目の前の公園のベンチに座った。お互い何を言うでもなく、のどかな午後の風景を眺める。
彩美は近くで買った自販機の緑茶を飲みながら、内心ソワソワしていた。咲乃は何か考え事をしているようだ。何も話さない。
「神谷に、俺のことでLINEしていたのって、山口さんだよね?」
何か話題は無いかと思考を巡らせていた彩美に、不意に咲乃の方から話しかけられた。
彩美は言葉を詰まらせた。LINEのことを、神谷から聞いていたのだ。
「ご、ごめんなさい!」
彩美はベンチから立ち上がり、咲乃に深々と頭を下げた。
「私、許せなくて。なんでアイツが篠原くんの友達でいられるのか、全然わかんなくて。だ、だって、私も……篠原くんと仲良くなりたかったのに……っ!」
今では、あんなことしなければよかったと反省している。自分が咲乃と親しくなれないのは、けして神谷のせいなんかじゃない。勇気がなかった自分のせいなのに。
「あの日は、何を話していたの?」
彩美はおずおずと、咲乃に促されるまま隣に座った。
「……中本さんのことで、色々……」
「中本さんのこと?」
「最初は、八つ当たりだったの。でも、色々言っていたら悲しくなっちゃって、そのまま、神谷くんの前で泣いちゃって――」
いつもだったら、神谷に通話などかけたりしない。しかし、その日は、体育の時のことがあまりにもショックで、なかなか寝付けなくて、時間も考えずに神谷に電話をかけてしまった。何でもいいから吐き出したい気持ちだった。
「それから3時間も話を聞いてもらっていたの?」
「次の日が試合だなんて一言も言わなかったんだもん! ……ひとこと言ってくれたら私だって……」
夜中にかかって来るくらいだから、切迫した雰囲気もあったのだろう。泣いてしまった彩美を邪険に出来ず、結局神谷は、長々と彩美の愚痴に付き合ってしまったのだ。愚痴を聞いていたら3時間とは、随分長話に付き合わされたものだ。デリカシーはない癖に、変なところで面倒見のいいところがある。
「それで、あの日ひとりで謝りに行こうとしていたんだ?」
結子とバーガーショップの前で彩美と鉢会わせたとき、彩美は、紙袋を持って神谷への病院へ向かっていた。
咲乃が尋ねると彩美は小さく頷いた。
「神谷くんに、今までのことを謝ろうと思ってたんだ。でも、結局あの後そのまま家に帰っちゃって……」
項垂れる彩美は、咲乃から見ても、心から反省しているように見える。
「私、今度こそは神谷くんに謝らなきゃ。……篠原くん、協力してくれる?」
彩美は目を潤ませながら、上目遣いになって咲乃を見つめた。ここぞとばかりに、咲乃に擦り寄ろうとする彩美に、咲乃はにっこりと顔面に笑顔を貼り付けた。
「きっと神谷なら許してくれるよ。頑張って山口さん」
咲乃は、病院の方へ目を走らせた。
「そろそろ、病室に戻ろうか」
「え?」
微笑んで言う咲乃に、彩美はなぜ今出て出たばかりの病室に戻るのかわからず、目をパチクリさせた。
*
初めて彼を目にした時、読んでいた恋愛小説のヒーローが現実に現れたのだと思った。
日に当たるときらきら輝く茶色い髪色と、白く滑らかな肌。色づきの良い唇に、背の高い細身の体躯。印象的なのはその目だった。前髪の下に切れ長の目。全身から清涼な空気と清廉さを纏っているのに、瞳だけは暗澹とした鈍い光を宿している。
一目見て、何処かへ消えてしまいそうだと感じた。私はその不思議な空気を纏った彼に目を奪われて、周囲の雑音が聞こえなくなってしまった。
黒板の前に立ち、担任に自己紹介を促されると、彼は涼やかな優しい声で言った。
「――から来ました、篠原咲乃です。よろしくお願いします」
それだけが、はっきりと私の耳へ届いた。
小学生の頃から、私はおまじないが好きだった。図書室でおまじないの本を借りたり、インターネットで調べたりして、私は色んなおまじないを試した。人前に出ても緊張しないおまじないとか、永遠の友情を誓うおまじないとか。本当に叶ったものもあれば、叶ったのかどうかもわからないものもあったけど、それでも、叶うかもしれないというドキドキが好きで、夢中になっておまじないのことを調べたりしていた。
中学生になれば、全部気の持ちようだと考えるようになって、おまじないなんて信じなくなってしまったけど、それでも、篠原くんに恋をしてから、いろんな恋のおまじないを、友達と一緒に試すようになった。おまじないをしていると、辛い恋も気休めにはなるような気がするから。
赤い糸のおまじないも、試してみたものの一つだった。今まで、一言も篠原くんとしゃべれないまま過ぎていくんだと思っていた私の日常は、そのおまじないのおかげで、少しだけ変化があった。
「ねぇ、結子。このおまじない、試してみない?」
理央はそう言って、サイトに載っていたおまじないを私に見せた。そこには、『超強力、絶対に両想いになるおまじない』と書かれていた。
「何が必要なの?」
「ええっと……A4サイズの白い紙と、赤いペン、それから、自分の名前と住所と、好きな相手の名前と、その人の住所だって」
「篠原くんの……住所?」
そのおまじないは、A4サイズの紙を半分に折り、右側は好きな人の名前と住所を、左側に自分の名前と住所を書き、満月の夜にろうそくの火でその紙を燃やす、という儀式めいたものだった。
「このおまじない、結構、叶うみたい。コメントに、『好きな人に告白されました』とか、『願いが叶いました』とかたくさん書かれてるし、やってみようよ!」
「でも、篠原くんの家の住所なんて、私、知らないよ……?」
「そんなの、後を付けて行っちゃえばいいじゃん!」
「えっ!?」
私は、理央の大胆な発言に驚いた。後を付けるなんて、なんだかストーカーじみている。さすがの結子も気が引けた。
「で、でも、そんなことしたら、迷惑じゃない?」
「見つかったら、そりゃあね。でも、篠原くんを狙ってるライバルは沢山いるんだし、これくらいしないと結子の気持ち届かないと思わない?」
理央にはっきり言われて、胸の奥がズキンと痛んだ。思わず、右手で左手の小指を握りしめる。おまじないの力を借りないと、私は篠原くんと話もできない。振り向いてもらえない。
それでもその時は、勝手に後を付けることに抵抗感を覚えて、新しいおまじないを試すことは諦めた。
だけどその後、結局私は篠原くんの後をつけた。
焦っていたのだ。早く"両想いになれる”おまじないをしないと、山口さんに篠原くんを取られてしまうと思ったから。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる