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第一章:転移、そして学園へ
第1話 叶わぬ願い
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「にーちゃん今日もあれやってよ!」
「お、いいぜ。危ないから離れてろよ」
今日も俺は子供達にせがまれて旗を振り回す。体の後で、前で、前後左右でグルグル。
「かっけー!」
「天理ちゃん、こっち手伝ってー」
「あ、はい! ごめんな、俺行かなくちゃ」
店長に呼ばれて店の裏に回る。目の前にはたくさんの箱が積み重ねられていた。
「これ、店の中まで運べばいいんですか?」
「ええ、お願いね」
「任せてください!」
俺、遠山天理は商店街の八百屋で働いている。暇な時は旗で遊んで客を呼びながら、主に力仕事をしている。
16歳にして俺はすでに働いているわけだが、これには理由がある。貧乏すぎたんだ。父さんは物心つく前に死んでいて、母さんは働きすぎが災いして精神が壊れた。
昔からお世話になってる八百屋の店長が俺を受け入れてくれなかったらどうなってたことか。
そんなこんなで働けるのが俺しかいないわけだ。俺はあんまり気にしてないがな。
学校にはあんまりいい思い出がない。貧乏で服がボロボロだった上に、俺は左右で目の色が違う。クラスメートにはどうも気味が悪かったようで、ほとんど無視されたまま卒業した。
もしも高校に行けたとしても、同じことになるのが関の山だ。
とりあえず今は精一杯生きよう。もしかしたら奇跡が起きて、この貧乏生活ともおさらばできるかもしれないからな。
奇跡は何もしないやつには起きない。さあ、今日も頑張ろう!
*
「じゃあ店長、お疲れ様でした」
「お疲れ様。ねえ、これ商店街のみんなから。ちゃんと食べてね、大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
何せよ俺は少食だ。かなり少ない量でも何とかやっていける。貧乏な俺にとってはありがたくて仕方がない。
さて、これをどう料理しようか。食材がたくさん入った袋を眺めて漠然と考えていた。
「ただいまー」
ボロボロのアパートの部屋で、俺は母さんに呼びかけてみた。返答はない。母さんはすやすや眠っていた。
……暇だ。特に何の娯楽も持ってないし、どうすっかな。……あそこに行くか。
俺は夜道を歩いていく。着いたのはバスケットボールのコート。誰もいないそこで一人ボールを弄ぶ。
俺も結構動けるんだけどな、いかんせん一緒にやる相手がいない。バスケ部にも、金がなくて入ってなかったからな。
一つだけ覚えがある。これをくれたのは父さんだったはずなんだ。父さんが残したたった一つの形見。父さん、どんな顔してたっけな。確か
俺はこれで育ってきた。ドリブルでボールが跳ねる音とボールがネットを擦る乾いた音で俺は生きてきた。……常に一人の虚しさがついて回ってきたけどな。
そんなこんなで、小一時間思い出に浸りながら楽しんだ。流石にそろそろ帰って寝よう。
帰り道、少し地面でボールを跳ねさせながら帰っていた。でもなんだか異様な音がするし、強い光が後ろから差していた。なんだこの音、エンジン?
後ろを見たら、車がこっちにすごい速度で突っ込んできていた。
「おい、ちょっと待てよ! なんだよこれ!!」
運転席に人が乗ってない!? なんで動くんだよ! 止まれ、止まれよ!!
「誰か! 助けてくれ!!」
動き出そうとした時にはもう遅かった。絶対に走る前にぶつかる。世界がゆっくりに見えた。
なんだよ、俺まだ、人生諦めたくないのに……!
ドンッ、と鈍い音がした。俺が横に動いている。何かに押された。誰が押した? 女の子?
「あっ……!」
その女の子は小さな声を上げながら撥ねられた。俺もギリギリ避けきれず、壁に激突する。
「なんで……君が……巻き添えになることなんて……なくていいはずなのに……」
君は……誰だ? 顔を見ようとした。なかった。塀の角に顔をぶつけて顔がなくなっていた。
俺は……俺は…………人に迷惑をかけて死ぬのか…………? 待ってくれ……。
……待ってはくれなかった。バチバチと、何かが鳴り響いた。
*
目が覚めた時、目の前にはいかにも天国といった感じの空間が広がっていた。こんな場所にいて、助かってるはずがない。
生えていた木に変な実がついていた。白いリンゴに黒い羽がついているそのおかしな実を、興味本位で手に取った。
「あっつ!」
右手に黒い火が付き、左手が光りだす。右手の火がとんでもなく熱く、めちゃくちゃ焦った。幸いにすぐに消えた。
「一体なんだったんだ……?」
「お、ようやく起きたみたいだね。おはよう、それともこんばんわ?」
声がした方を振り返ると白い服を着た男が立っていた。
「あ、あなたは……誰ですか……?」
「僕は神さ。君は感電死したんだ」
か、感電死? 俺は撥ねられて死んだんじゃないのか?
「車が電柱を倒したんだけど、その時電線が君の体に触れてね。さて、そんなことより君に言いたいことがあるんだけど」
言いたいこと? 一体なんなんだ?
「単刀直入に言うと、君には違う世界で生きてもらう」
「は?」
何いってんだこの人……いや人なのか? 目は真っ赤だし、よく見たら羽と輪っか付いてる……そういや神って言ってたな、そもそも人じゃない。
え、なんでなんで? いきなり死んだと思ったら別の場所で生きろ? 頭が混乱している、わけがわからない。
「いや、え……は?」
「色々あって僕らの世界、別の世界の人間を定期的にこっちに持ってこないとバランス崩れちゃうの。ごめんね」
持ってきた? なら俺は意図的に殺されたのか? だったら、あの誰もいない車は……。
「ふざけんな……」
「ん?」
「ふざけんな! 神だか何だか知らないけどな、そんなんで奪ったのか! 俺の命を! 俺……俺……他人まで巻き込んで……お前のせいで!! 関係ない人まで!!」
神は笑っていた。何なんだお前、何考えてんだよお前。なんでそんな顔ができるんだ? 人間じゃないから人の心がないのか?
「まあ、転移先には魔法とかあるしさ……ほら、強い能力とかあげるから……」
「いらない、そんなもの! 俺とあの子をどうにかしてくれ!」
神が悲しそうな顔をしていた。そんな顔するなら、最初から殺すなよ。
「ここに来た時点でもう帰れない。それに時間がない。だから君には早くここを出て、下界に降りてもらわなくちゃいけない」
神が俺の後を指さし、その後すぐに穴が空いた。中には何の色をしてるから分からない空間が 広がっている。
「行ってくれ遠山天理! 本当にもう時間がない!」
「行かない、絶対に行かない!」
神はため息をついた。その後、なぜか神は自分の赤い瞳の右目をちぎった。
「諦めるなよ、生きることを」
そんなことを言いながら神はちぎった右目を俺の右目があるところに押し付けながら、俺を押して穴に落とした。
「待て、まだ話は終わってない……! 終わってねえぞぉぉぉぉ!!!!」
落ちていくうちに神の顔は遠ざかって、見えなくなった。そしてそのまま、穴は閉じてしまうのだった。
*
「あー! なんとか間に合ったー!」
「そうか、よかったな。僕は悲しいけどね。だから、死ね」
*
言葉にできないような不快感を感じながら俺は落ちていた。もう戻れない。
……どうせ戻れないなら、貧乏生活脱却して普通に生きる目的は、この世界で果たそう。
そうだ、この世界で、この世界で幸せに生きれば。そうやって自分に嘘をつくこと以外に俺の精神を落ち着ける方法はなかった。
「いって!」
そのうち穴がまた空いて、俺は地面に激突した。周りを見ると町があって、みんな俺を見ていた。
そりゃいきなり人が落ちてきたら驚くよな。でも俺はこの世界を知らない。どうしようか。……とりあえず近くにいた人に町について聞こうかな。
「あの、すみませ……」
「近寄らないで!」
「悪魔の血統が! どっから現れやがった!」
「は……?」
周りのもう一度見て気づいた。俺を見ている人がみんな、俺を憎むように睨んでいたのだ。
「お、いいぜ。危ないから離れてろよ」
今日も俺は子供達にせがまれて旗を振り回す。体の後で、前で、前後左右でグルグル。
「かっけー!」
「天理ちゃん、こっち手伝ってー」
「あ、はい! ごめんな、俺行かなくちゃ」
店長に呼ばれて店の裏に回る。目の前にはたくさんの箱が積み重ねられていた。
「これ、店の中まで運べばいいんですか?」
「ええ、お願いね」
「任せてください!」
俺、遠山天理は商店街の八百屋で働いている。暇な時は旗で遊んで客を呼びながら、主に力仕事をしている。
16歳にして俺はすでに働いているわけだが、これには理由がある。貧乏すぎたんだ。父さんは物心つく前に死んでいて、母さんは働きすぎが災いして精神が壊れた。
昔からお世話になってる八百屋の店長が俺を受け入れてくれなかったらどうなってたことか。
そんなこんなで働けるのが俺しかいないわけだ。俺はあんまり気にしてないがな。
学校にはあんまりいい思い出がない。貧乏で服がボロボロだった上に、俺は左右で目の色が違う。クラスメートにはどうも気味が悪かったようで、ほとんど無視されたまま卒業した。
もしも高校に行けたとしても、同じことになるのが関の山だ。
とりあえず今は精一杯生きよう。もしかしたら奇跡が起きて、この貧乏生活ともおさらばできるかもしれないからな。
奇跡は何もしないやつには起きない。さあ、今日も頑張ろう!
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「じゃあ店長、お疲れ様でした」
「お疲れ様。ねえ、これ商店街のみんなから。ちゃんと食べてね、大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
何せよ俺は少食だ。かなり少ない量でも何とかやっていける。貧乏な俺にとってはありがたくて仕方がない。
さて、これをどう料理しようか。食材がたくさん入った袋を眺めて漠然と考えていた。
「ただいまー」
ボロボロのアパートの部屋で、俺は母さんに呼びかけてみた。返答はない。母さんはすやすや眠っていた。
……暇だ。特に何の娯楽も持ってないし、どうすっかな。……あそこに行くか。
俺は夜道を歩いていく。着いたのはバスケットボールのコート。誰もいないそこで一人ボールを弄ぶ。
俺も結構動けるんだけどな、いかんせん一緒にやる相手がいない。バスケ部にも、金がなくて入ってなかったからな。
一つだけ覚えがある。これをくれたのは父さんだったはずなんだ。父さんが残したたった一つの形見。父さん、どんな顔してたっけな。確か
俺はこれで育ってきた。ドリブルでボールが跳ねる音とボールがネットを擦る乾いた音で俺は生きてきた。……常に一人の虚しさがついて回ってきたけどな。
そんなこんなで、小一時間思い出に浸りながら楽しんだ。流石にそろそろ帰って寝よう。
帰り道、少し地面でボールを跳ねさせながら帰っていた。でもなんだか異様な音がするし、強い光が後ろから差していた。なんだこの音、エンジン?
後ろを見たら、車がこっちにすごい速度で突っ込んできていた。
「おい、ちょっと待てよ! なんだよこれ!!」
運転席に人が乗ってない!? なんで動くんだよ! 止まれ、止まれよ!!
「誰か! 助けてくれ!!」
動き出そうとした時にはもう遅かった。絶対に走る前にぶつかる。世界がゆっくりに見えた。
なんだよ、俺まだ、人生諦めたくないのに……!
ドンッ、と鈍い音がした。俺が横に動いている。何かに押された。誰が押した? 女の子?
「あっ……!」
その女の子は小さな声を上げながら撥ねられた。俺もギリギリ避けきれず、壁に激突する。
「なんで……君が……巻き添えになることなんて……なくていいはずなのに……」
君は……誰だ? 顔を見ようとした。なかった。塀の角に顔をぶつけて顔がなくなっていた。
俺は……俺は…………人に迷惑をかけて死ぬのか…………? 待ってくれ……。
……待ってはくれなかった。バチバチと、何かが鳴り響いた。
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目が覚めた時、目の前にはいかにも天国といった感じの空間が広がっていた。こんな場所にいて、助かってるはずがない。
生えていた木に変な実がついていた。白いリンゴに黒い羽がついているそのおかしな実を、興味本位で手に取った。
「あっつ!」
右手に黒い火が付き、左手が光りだす。右手の火がとんでもなく熱く、めちゃくちゃ焦った。幸いにすぐに消えた。
「一体なんだったんだ……?」
「お、ようやく起きたみたいだね。おはよう、それともこんばんわ?」
声がした方を振り返ると白い服を着た男が立っていた。
「あ、あなたは……誰ですか……?」
「僕は神さ。君は感電死したんだ」
か、感電死? 俺は撥ねられて死んだんじゃないのか?
「車が電柱を倒したんだけど、その時電線が君の体に触れてね。さて、そんなことより君に言いたいことがあるんだけど」
言いたいこと? 一体なんなんだ?
「単刀直入に言うと、君には違う世界で生きてもらう」
「は?」
何いってんだこの人……いや人なのか? 目は真っ赤だし、よく見たら羽と輪っか付いてる……そういや神って言ってたな、そもそも人じゃない。
え、なんでなんで? いきなり死んだと思ったら別の場所で生きろ? 頭が混乱している、わけがわからない。
「いや、え……は?」
「色々あって僕らの世界、別の世界の人間を定期的にこっちに持ってこないとバランス崩れちゃうの。ごめんね」
持ってきた? なら俺は意図的に殺されたのか? だったら、あの誰もいない車は……。
「ふざけんな……」
「ん?」
「ふざけんな! 神だか何だか知らないけどな、そんなんで奪ったのか! 俺の命を! 俺……俺……他人まで巻き込んで……お前のせいで!! 関係ない人まで!!」
神は笑っていた。何なんだお前、何考えてんだよお前。なんでそんな顔ができるんだ? 人間じゃないから人の心がないのか?
「まあ、転移先には魔法とかあるしさ……ほら、強い能力とかあげるから……」
「いらない、そんなもの! 俺とあの子をどうにかしてくれ!」
神が悲しそうな顔をしていた。そんな顔するなら、最初から殺すなよ。
「ここに来た時点でもう帰れない。それに時間がない。だから君には早くここを出て、下界に降りてもらわなくちゃいけない」
神が俺の後を指さし、その後すぐに穴が空いた。中には何の色をしてるから分からない空間が 広がっている。
「行ってくれ遠山天理! 本当にもう時間がない!」
「行かない、絶対に行かない!」
神はため息をついた。その後、なぜか神は自分の赤い瞳の右目をちぎった。
「諦めるなよ、生きることを」
そんなことを言いながら神はちぎった右目を俺の右目があるところに押し付けながら、俺を押して穴に落とした。
「待て、まだ話は終わってない……! 終わってねえぞぉぉぉぉ!!!!」
落ちていくうちに神の顔は遠ざかって、見えなくなった。そしてそのまま、穴は閉じてしまうのだった。
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「あー! なんとか間に合ったー!」
「そうか、よかったな。僕は悲しいけどね。だから、死ね」
*
言葉にできないような不快感を感じながら俺は落ちていた。もう戻れない。
……どうせ戻れないなら、貧乏生活脱却して普通に生きる目的は、この世界で果たそう。
そうだ、この世界で、この世界で幸せに生きれば。そうやって自分に嘘をつくこと以外に俺の精神を落ち着ける方法はなかった。
「いって!」
そのうち穴がまた空いて、俺は地面に激突した。周りを見ると町があって、みんな俺を見ていた。
そりゃいきなり人が落ちてきたら驚くよな。でも俺はこの世界を知らない。どうしようか。……とりあえず近くにいた人に町について聞こうかな。
「あの、すみませ……」
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