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第5章 第1節 東の塔 ~耕す~
98.依頼をこなすみたいです
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ハジメが階段を登り切るとそこには街が広がっていた。空には太陽があり、雲があり、鳥が飛んでいる。行き交う人々は楽しそうに、忙しそうにしている。ハジメが茫然と立ち尽くしていると、背後から女の子の声が飛んできた。
「お兄ちゃん、冒険者だよね」
振り返ると麦わら帽子をかぶった10歳くらいの女子が立っていた。
「じゃぁ、ギルドへ案内してあげるね」
とハジメの言葉を待たず手を取り冒険者ギルドへと連れていかれた。その力は強く、抵抗することが出来なかった。ハジメは後衛職であるが、体力LV.5である。LV.5がMAXだと周知されているこの世界の一般常識的にはトップクラスなのだ。だがこの少女に力で叶わなかったのである。まるで駄々を捏ねた子供が母親に腕を掴まれて引きずられていくかのような光景だった。
ハジメたちが冒険者ギルドの扉を片手で開けると、受付嬢の前まで歩いて
「お客さんだよー」
とハジメを紹介した。受付嬢も
「あら。ありがとう。良かったら飴食べてね」
と少女に飴を5個ほど手渡していた。ハジメが呆気に取られているうちに少女
「お兄ちゃん、頑張ってねー」
と手を振りながらギルドを後にしていた。
「では、登録しましょうね」
と受付嬢はハジメの右手を引っ張り水晶の上に載せる。
「はい。登録完了しました。これであなたはフーリンの街の冒険者です。さぁ、早速依頼を受けましょう。冒険者ランクFのあなたにはこの依頼ですっ」
そういって有無を言わさず2枚の依頼書をハジメに押し付け、ギルドから追い出された。
「・・・・なんなんだ、この有無を言わさない感・・・・」
ハジメは茫然としながらも依頼を見る。そこには
~地図を作って欲しい~
この街の作りは煩雑すぎるので、地図を作ってください。
報酬:銀貨10枚
違約金:白金貨1000枚
依頼主:フーリンの冒険者ギルド
~ゴミ拾い~
道端にゴミが沢山落ちています。掃除をお願いします。
報酬:ゴミ100kgにつき銀貨1枚
違約金:白金貨1500枚
依頼主:フーリンの冒険者ギルド
「なんだ、この違約金!!」
ハジメが驚いて確認するためにギルドにもう一度戻ると、彼に押し付けた受付嬢は
「もう依頼受け付けしたので断るなら違約金が発生します」
と言う。勿論ハジメはそんなお金は持っていないため、断る事は出来なかった。
「まぁ、塔の中なのは間違いないから、上に続く階段を探しつつ依頼をこなすしかないか・・・・」
しぶしぶ納得したのだった。街の中だしそこまでのリスクはないだろうと思ったのもあった。ハジメは地図を書きつつ、街の中のゴミを回収していく。消去で消してもいいのだが、そうなると依頼達成にはならないから、地道に拾うことしかできなかった。
開始して体感5時間ほどして街の南東部、全体の1/4ほどの地図とゴミ拾いが終わった。空にある太陽はまだ高く、階段も見つかってはいない。5時間も経つのに太陽の位置が変わってように思えた。
「もしかして、時間が動いていない?」
そう思ったが周囲の人は商売したり、歩いたり、話し込んでいたりしている。謎ばかり大きくなる。更に5時間後が経過し冒険者ギルドを中心として右半分の地図とゴミ拾いが終わる。
「やっぱり、太陽のようなものは動いていない・・・」
どうやら時間の経過が無いのか、とてもつもなくゆっくりなのか・・・・。結局その後10時間ほどして2つの依頼は完了したのだった。
結果、このギルドの北の突き当りに階段はあった。階段を昇ろうとしたが、階段の手前で何かに遮られて進むことが出来なかった。魔力を練って抵抗してみたりしたが、まったく効果はなかったのだった。途方に暮れていると階段の近くの城壁に【ギルドランクA以上のみ通過できる】と張り紙があったのである。ハジメはギルドランクを上げるほうが早道かもしれないと思った。急がば回れである。
そうしてハジメはクタクタになりながら冒険者ギルドへと入っていった。
「おかえりなさい。まずは地図を預かりますね・・・・。うんうん。いい出来ですよ。素晴らしいです。それでゴミはギルドの裏にお願いしますね。担当者が居ますので、そちらに全部出してださい。その後こちらに戻ってきて貰って、地図の依頼達成金をお渡ししますね」
と言う。ハジメ的には文句の1つ2つ3つでも言いたかったが、それを知ってか受付嬢は問答無用にギルドの外に追い出した。ハジメが裏に回ると一人の男がゴミを仕分けしていた。
「おぅ。お疲れさん。ゴミを持ってきてくれたのか。ここに出してくれるか?」
と大きな鉄板のような部分を指さす。まるで前世でのクリーンセンターにゴミを出す際、車ごと重さを計れる装置のようである。
「じゃぁ、先にリサイクル出来ないものから出しますね」
とアイテムボックスから取り出す。ここは常識が通じないのだから、アイテムボックスから取り出すことに抵抗はなかった。結果、500kgを超えていた。
「おぉ。仕訳けてくれてるのか。ありがたい。良ければこっちにおいてくれないか?」
と言われたのでそのようにする。そして次に金属などのリサイクルできるものを出していく。それも総量800kgを超え、2種類の端数も合わせて1400kgに届いていた。銀貨14枚分の収入である。
「仕訳けしてくれたから、銀貨1枚追加しておくな。本当に助かったよ。ありがとう」
と男は言い、小さい木札を5枚と一回り大きい木札を1枚ハジメに渡した。ハジメは自分の仕事が褒められたことを喜び、その札を持ってギルドの受付へ向かった。
ハジメが押し付け受付嬢のところまで戻り、木札を手渡す。
「はい、確かに。これであなたはランクがEへ上がりました。これが依頼達成金で、こちらが次の依頼です」
と言いまたも依頼書を押し付けてくる。その時、頭に無機質な声がする。
『条件を達成しました。地図作成、収集のスキルを獲得しました』
ハジメが報酬の銀貨25枚、25000Sの報酬を見て戸惑っていると、受付嬢に「邪魔です」と言われ右手でぽいっとギルドの外へ放り投げられた。
「なんだろ、このクエスト・・・・。報酬はかなり少ないけど、スキルが貰える・・・?」
ハジメが自分の両手をみていると、ギルドの扉が開き例の受付嬢が顔を出した。
「あ、忘れてました。回復。じゃぁお仕事お願いしますね。あぁ、因みに私はプリマベーラという名前ですので」
と言い、ハジメが淡い緑色に包まれていたのだけ確認すると扉の向こうへ消えて行った。
「・・・・疲れが完全に取れてる・・・・」
ハジメは自分の両手を見て思わず呟く。周囲に居た町人たちはそんな光景を気にとめることなくいつもの生活を送っていた。ここでは珍しいことではないようである。
「・・・どっちにしても依頼をこなさないと上の階にはいけないみたいだし、頑張るしかないか」
彼は気持ちを切り替えて、次の依頼を確認した。
~実験助手求む~
魔術師ギルドで実験の助手をお願いしたい。
拘束時間:5時間
報酬:金貨1枚
違約金:白金貨1000枚
依頼主:フーリンの魔術師ギルド
~実験体の確保~
実験体の確保をお願いしたい。
詳細はギルドまで
報酬:金貨2枚
違約金:白金貨2000枚
依頼主:フーリンの魔術師ギルド
「どっちにしても魔術師ギルドか・・・」
ハジメはそう呟き冒険者ギルドの北西に位置する魔術師ギルドへ向かった。扉を開けるとそこには紺色のマントを羽織り、とんがり帽子を被った筋肉ムキムキでポージングまで取っているビキニ姿の女性が笑って立っていた。ほとんど犯罪者である。
「おぉ、君が、」フロント ダブルバイセップス
「プリマベーラ君が、」フロント ラットスプレッド
「言っていた、」サイドチェスト
「冒険者か、」バック ダブルバイセップス
「待っていたよ」サイド トライセップス
ハジメはとても帰りたくなった。ワンフレーズづつボディービルのポージングを取るのは止めてほしい。『おぉ、君がプリマベーラ君が言っていた冒険者か。待っていたよ』と数秒で終わる発言に3分程掛かっている。話が前に進まない。しかも後ろ向きのポーズの時はいちいちマントを外すのである。前を向いた時は彼女の御付きの人が再装着をしているのだ。職員さんも大変である。もしかしたらマント装着係という嫌な部署があるのかもしれない・・・。幸いなことに彼女以外の職員さんは普通のザ・魔法使いという風貌か、町人のような恰好だった。
「依頼内容は、」ラットスプレッド・バック
「これを、」アブドミナル アンド サイ
「読んでくれ」モスト マスキュラー
といちいちポーズを決めると御付きの人がハジメに1枚の紙を渡してきたのだった。
「お兄ちゃん、冒険者だよね」
振り返ると麦わら帽子をかぶった10歳くらいの女子が立っていた。
「じゃぁ、ギルドへ案内してあげるね」
とハジメの言葉を待たず手を取り冒険者ギルドへと連れていかれた。その力は強く、抵抗することが出来なかった。ハジメは後衛職であるが、体力LV.5である。LV.5がMAXだと周知されているこの世界の一般常識的にはトップクラスなのだ。だがこの少女に力で叶わなかったのである。まるで駄々を捏ねた子供が母親に腕を掴まれて引きずられていくかのような光景だった。
ハジメたちが冒険者ギルドの扉を片手で開けると、受付嬢の前まで歩いて
「お客さんだよー」
とハジメを紹介した。受付嬢も
「あら。ありがとう。良かったら飴食べてね」
と少女に飴を5個ほど手渡していた。ハジメが呆気に取られているうちに少女
「お兄ちゃん、頑張ってねー」
と手を振りながらギルドを後にしていた。
「では、登録しましょうね」
と受付嬢はハジメの右手を引っ張り水晶の上に載せる。
「はい。登録完了しました。これであなたはフーリンの街の冒険者です。さぁ、早速依頼を受けましょう。冒険者ランクFのあなたにはこの依頼ですっ」
そういって有無を言わさず2枚の依頼書をハジメに押し付け、ギルドから追い出された。
「・・・・なんなんだ、この有無を言わさない感・・・・」
ハジメは茫然としながらも依頼を見る。そこには
~地図を作って欲しい~
この街の作りは煩雑すぎるので、地図を作ってください。
報酬:銀貨10枚
違約金:白金貨1000枚
依頼主:フーリンの冒険者ギルド
~ゴミ拾い~
道端にゴミが沢山落ちています。掃除をお願いします。
報酬:ゴミ100kgにつき銀貨1枚
違約金:白金貨1500枚
依頼主:フーリンの冒険者ギルド
「なんだ、この違約金!!」
ハジメが驚いて確認するためにギルドにもう一度戻ると、彼に押し付けた受付嬢は
「もう依頼受け付けしたので断るなら違約金が発生します」
と言う。勿論ハジメはそんなお金は持っていないため、断る事は出来なかった。
「まぁ、塔の中なのは間違いないから、上に続く階段を探しつつ依頼をこなすしかないか・・・・」
しぶしぶ納得したのだった。街の中だしそこまでのリスクはないだろうと思ったのもあった。ハジメは地図を書きつつ、街の中のゴミを回収していく。消去で消してもいいのだが、そうなると依頼達成にはならないから、地道に拾うことしかできなかった。
開始して体感5時間ほどして街の南東部、全体の1/4ほどの地図とゴミ拾いが終わった。空にある太陽はまだ高く、階段も見つかってはいない。5時間も経つのに太陽の位置が変わってように思えた。
「もしかして、時間が動いていない?」
そう思ったが周囲の人は商売したり、歩いたり、話し込んでいたりしている。謎ばかり大きくなる。更に5時間後が経過し冒険者ギルドを中心として右半分の地図とゴミ拾いが終わる。
「やっぱり、太陽のようなものは動いていない・・・」
どうやら時間の経過が無いのか、とてもつもなくゆっくりなのか・・・・。結局その後10時間ほどして2つの依頼は完了したのだった。
結果、このギルドの北の突き当りに階段はあった。階段を昇ろうとしたが、階段の手前で何かに遮られて進むことが出来なかった。魔力を練って抵抗してみたりしたが、まったく効果はなかったのだった。途方に暮れていると階段の近くの城壁に【ギルドランクA以上のみ通過できる】と張り紙があったのである。ハジメはギルドランクを上げるほうが早道かもしれないと思った。急がば回れである。
そうしてハジメはクタクタになりながら冒険者ギルドへと入っていった。
「おかえりなさい。まずは地図を預かりますね・・・・。うんうん。いい出来ですよ。素晴らしいです。それでゴミはギルドの裏にお願いしますね。担当者が居ますので、そちらに全部出してださい。その後こちらに戻ってきて貰って、地図の依頼達成金をお渡ししますね」
と言う。ハジメ的には文句の1つ2つ3つでも言いたかったが、それを知ってか受付嬢は問答無用にギルドの外に追い出した。ハジメが裏に回ると一人の男がゴミを仕分けしていた。
「おぅ。お疲れさん。ゴミを持ってきてくれたのか。ここに出してくれるか?」
と大きな鉄板のような部分を指さす。まるで前世でのクリーンセンターにゴミを出す際、車ごと重さを計れる装置のようである。
「じゃぁ、先にリサイクル出来ないものから出しますね」
とアイテムボックスから取り出す。ここは常識が通じないのだから、アイテムボックスから取り出すことに抵抗はなかった。結果、500kgを超えていた。
「おぉ。仕訳けてくれてるのか。ありがたい。良ければこっちにおいてくれないか?」
と言われたのでそのようにする。そして次に金属などのリサイクルできるものを出していく。それも総量800kgを超え、2種類の端数も合わせて1400kgに届いていた。銀貨14枚分の収入である。
「仕訳けしてくれたから、銀貨1枚追加しておくな。本当に助かったよ。ありがとう」
と男は言い、小さい木札を5枚と一回り大きい木札を1枚ハジメに渡した。ハジメは自分の仕事が褒められたことを喜び、その札を持ってギルドの受付へ向かった。
ハジメが押し付け受付嬢のところまで戻り、木札を手渡す。
「はい、確かに。これであなたはランクがEへ上がりました。これが依頼達成金で、こちらが次の依頼です」
と言いまたも依頼書を押し付けてくる。その時、頭に無機質な声がする。
『条件を達成しました。地図作成、収集のスキルを獲得しました』
ハジメが報酬の銀貨25枚、25000Sの報酬を見て戸惑っていると、受付嬢に「邪魔です」と言われ右手でぽいっとギルドの外へ放り投げられた。
「なんだろ、このクエスト・・・・。報酬はかなり少ないけど、スキルが貰える・・・?」
ハジメが自分の両手をみていると、ギルドの扉が開き例の受付嬢が顔を出した。
「あ、忘れてました。回復。じゃぁお仕事お願いしますね。あぁ、因みに私はプリマベーラという名前ですので」
と言い、ハジメが淡い緑色に包まれていたのだけ確認すると扉の向こうへ消えて行った。
「・・・・疲れが完全に取れてる・・・・」
ハジメは自分の両手を見て思わず呟く。周囲に居た町人たちはそんな光景を気にとめることなくいつもの生活を送っていた。ここでは珍しいことではないようである。
「・・・どっちにしても依頼をこなさないと上の階にはいけないみたいだし、頑張るしかないか」
彼は気持ちを切り替えて、次の依頼を確認した。
~実験助手求む~
魔術師ギルドで実験の助手をお願いしたい。
拘束時間:5時間
報酬:金貨1枚
違約金:白金貨1000枚
依頼主:フーリンの魔術師ギルド
~実験体の確保~
実験体の確保をお願いしたい。
詳細はギルドまで
報酬:金貨2枚
違約金:白金貨2000枚
依頼主:フーリンの魔術師ギルド
「どっちにしても魔術師ギルドか・・・」
ハジメはそう呟き冒険者ギルドの北西に位置する魔術師ギルドへ向かった。扉を開けるとそこには紺色のマントを羽織り、とんがり帽子を被った筋肉ムキムキでポージングまで取っているビキニ姿の女性が笑って立っていた。ほとんど犯罪者である。
「おぉ、君が、」フロント ダブルバイセップス
「プリマベーラ君が、」フロント ラットスプレッド
「言っていた、」サイドチェスト
「冒険者か、」バック ダブルバイセップス
「待っていたよ」サイド トライセップス
ハジメはとても帰りたくなった。ワンフレーズづつボディービルのポージングを取るのは止めてほしい。『おぉ、君がプリマベーラ君が言っていた冒険者か。待っていたよ』と数秒で終わる発言に3分程掛かっている。話が前に進まない。しかも後ろ向きのポーズの時はいちいちマントを外すのである。前を向いた時は彼女の御付きの人が再装着をしているのだ。職員さんも大変である。もしかしたらマント装着係という嫌な部署があるのかもしれない・・・。幸いなことに彼女以外の職員さんは普通のザ・魔法使いという風貌か、町人のような恰好だった。
「依頼内容は、」ラットスプレッド・バック
「これを、」アブドミナル アンド サイ
「読んでくれ」モスト マスキュラー
といちいちポーズを決めると御付きの人がハジメに1枚の紙を渡してきたのだった。
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