27 / 173
閑話 第1章
26.閑話:コウ
しおりを挟む
「コウー、これ食べる?市場で安かったんだよー。ちょっと魔法の練習で冷やしてみたら美味しかったから。はいあーん」
とご主人様のハジメ様は僕の口に真っ赤に売れたイチゴを入れてくれました。良く冷えていて、甘酸っぱくてとても美味しかったです。僕が美味しいというとご主人様は嬉しそうな顔をしてくれます。僕はその笑顔がとても好きです。リナリー姉さんにも僕と同じことをしていましたが、姉さんは少し恥ずかしそうでした。口に入れられたイチゴがとてもおいしかったのでしょう、目を丸くして幸せそうに食べていました。その姿に僕は幸せを感じるのです。売られたあの日には考えることもできなかったのです。
僕が生まれた村はとても貧しくて、皆お腹を空かせていました。毎日食事も出来ず、2-3日に1度ご飯を食べることが出来ればいい方で、その食事もお腹いっぱいにはなりません。家もぼろぼろで隙間風は当たり前のように入ってきました。実際玄関の扉をノックしたら壊れたということも日常茶飯事でした。畑もありましたが作物は痩せ細り売ることも出来ない事が続いていたのだそうです。
僕の元家族は両親と僕、妹の4人でした。妹は生まれつき体が弱く年に数回ポーションを飲んでいたのです。反面僕は元気で畑で作物を作ったりと家を手伝っていました。両親は妹につきっきりでしたがそれなりに暮らしていました。しかし僕が売られる1か月前ほどから両親の態度が変わりました。へんによそよそしくなり、僕はその理由を知ることになりました。
ある秋の昼下がり、いつもの様に畑仕事をしていると、そこへ父親と商人のような男が2人やってきました。男たちは満足そうに僕を見ると父親に向かい、
「約束通り金貨5枚で買おう。それでお前の借金は無しになる。」
と言いました。この時悟りました。僕は金貨5枚で奴隷になるのだと。よそよそしかったのも、悲しそうな目で僕を見ていた理由も知りました。恐らく妹の治療費の借金を僕で払ったのでしょう。それを知った時悲しくもなんともありませんでした。なんとも思わなかったのです。
僕は何も言わず男たちについていきました。両親と妹を振り返ることなくただ着いていきました。
僕を買った商人は違法奴隷商でした。商人たちは獣人の強そうな男、綺麗な人間の女性、眼鏡を掛けた商人風のエルフが居て、商売の時は僕を買った商人以外は偽物のリストリングを付けていました。彼らは着いた街で売られ、数日後には僕たちの側に戻ってきていました。
本物のリストリングを付けた人は僕を入れて5人でした。女性は次々と新しい人が入って、売られていきました。2人大人の男の人がいましたが、荷物持ちとして使われていて、3人目の男を買うと、今まで居た男は新しく開墾している村に寄ったときなどに高く売られていました。
でも僕のような子供を買ってくれるところはありませんでした。売れ残るたびに舌打ちをされ、食事を数日抜かれることもよくありましたが僕はなんとも思いませんでした。そうして3年程が過ぎた時、イブの街の大きな家に仲間の女性が売られていきました。僕はまた数日後に戻るのだろうと思っていましたが、イブの街を離れた翌日に警備隊によって僕たちは囲まれました。そして商人と一緒に居る全員が捕まりイブの街へ連れ戻されたのです。
僕たちは冒険者ギルドに連れていかれ話を聞かれました。どうやら売られた女性が逃げ出すのに失敗し、捕まったようでした。そして商人の悪事が全てバレ、今回捕まったようでした。僕が子どもということもあってか、ギルド長のセバスチャンさんと言う人が担当になり、知っている限り話しました。そしたら「よく頑張ったね」と言われ頭を撫でられたのです。セバスチャンさんがそっとハンカチで涙を拭いてくれたことで自分が泣いていることに気づいたのでした。
そして数日後、商人とその仲間たちは処刑されたと知りました。セバスチャンさんは違法奴隷商人であっても正式な奴隷契約だから僕の奴隷解放は出来ないと言いました。それは仕方のないことですし、今更家に戻ることもしたくありませんでした。
そして更に2日後、セバスチャンさんが僕の居る部屋に入ってきて、
「直ぐに行かなければならいところがあります」
と言い、ベッドに腰かけてぼーっとしていた僕を連れてある場所に行きました。どうやら店の様です。その扉を開けて入って行きます。そこには黒髪で黒目の男の人が立っていて、僕とセバスチャンさんを見比べているようでした。そして僕たちが入ってきた扉に鍵を掛けて上に開くカウンターを通って台所へと案内されました。セバスチャンさんは椅子に座りましたが、奴隷である僕は座ることは許されません。だから立っていたのですが、押さえつけられ無理やり座らせれました。セバスチャンさんに助けを求めましたが、
「大丈夫ですよ、座ってくださいね」
と言われたので仕方なくそのままでいました。もしかすると僕はこの男の人に売られるのかもしれないと思いました。すると体が強張るのが分かりました。僕の頭の中ではどんなことをされるのか不安になりました。開拓される村に売られた男の人は以前「奴隷は殴られたりするが、絶対に反抗してはいけない。そうするともっと酷いことをされる」と僕に教えてくれました。そうしていると店の男の人はお茶とお菓子を僕たちの前に置きました。お菓子はとてもいい匂いで危なくお腹が鳴るところでした。セバスチャンさんの方を見ると
「頂きましょう」
と言い、お菓子を勧めてくれたので、一口と思って食べました。初めて食べたお菓子はとても甘くて甘くて甘くて・・・・。気が付くとセバスチャンさんとお店の男の人の分まで食べてしまっていました。僕が夢中になっている間に話が進んでいたようです。これでは買って貰えないかもしれません。そうなると戦闘奴隷や鉱山奴隷となってしまって死んでしまうのです。自分の行動を強く後悔しました。セバスチャンさんと男の人の話は続いています。
「本物のリストバンドを着けられた者は5人でしたが、4人は病気が判明し現在治療をしていて、今後奴隷商会で売りに出されると思います。それで5人目がこの子なのです。この通りかなりやせ細っていましてこの子を奴隷として売れる体型に戻し売るとなると病気治療後に売られる奴隷よりかなりの時間と金額がかかってしまうのです。本人に掛かった金額は販売料金に上乗せされてしまいます。そうなると売れ残ってしまい戦闘奴隷として戦の最前線に送られてしまうか鉱山で死ぬまで働かせられるかの二者択一になってしまうのです。私としても親の借金の方に売られ、そこまでこのまだ若き者に背負わせるのは・・・・。悩んでいたところ丁度オースティンさんが来られて、事情を説明したらハジメさんに聞いてみたらどうかと言われ、今日訪問させていただいた訳です」
こうして僕はご主人様に買われることになりました。今思えば本当に幸運なことでした。9日に1日はお休みがあるし、その時は自由に過ごして構わないし、使いきれないほどのお小遣いまでくれます。お小遣いの件はリナリー姉さんは甘やかしすぎと怒っていますが。まぁそんなわけで今日も僕は幸せです。
とご主人様のハジメ様は僕の口に真っ赤に売れたイチゴを入れてくれました。良く冷えていて、甘酸っぱくてとても美味しかったです。僕が美味しいというとご主人様は嬉しそうな顔をしてくれます。僕はその笑顔がとても好きです。リナリー姉さんにも僕と同じことをしていましたが、姉さんは少し恥ずかしそうでした。口に入れられたイチゴがとてもおいしかったのでしょう、目を丸くして幸せそうに食べていました。その姿に僕は幸せを感じるのです。売られたあの日には考えることもできなかったのです。
僕が生まれた村はとても貧しくて、皆お腹を空かせていました。毎日食事も出来ず、2-3日に1度ご飯を食べることが出来ればいい方で、その食事もお腹いっぱいにはなりません。家もぼろぼろで隙間風は当たり前のように入ってきました。実際玄関の扉をノックしたら壊れたということも日常茶飯事でした。畑もありましたが作物は痩せ細り売ることも出来ない事が続いていたのだそうです。
僕の元家族は両親と僕、妹の4人でした。妹は生まれつき体が弱く年に数回ポーションを飲んでいたのです。反面僕は元気で畑で作物を作ったりと家を手伝っていました。両親は妹につきっきりでしたがそれなりに暮らしていました。しかし僕が売られる1か月前ほどから両親の態度が変わりました。へんによそよそしくなり、僕はその理由を知ることになりました。
ある秋の昼下がり、いつもの様に畑仕事をしていると、そこへ父親と商人のような男が2人やってきました。男たちは満足そうに僕を見ると父親に向かい、
「約束通り金貨5枚で買おう。それでお前の借金は無しになる。」
と言いました。この時悟りました。僕は金貨5枚で奴隷になるのだと。よそよそしかったのも、悲しそうな目で僕を見ていた理由も知りました。恐らく妹の治療費の借金を僕で払ったのでしょう。それを知った時悲しくもなんともありませんでした。なんとも思わなかったのです。
僕は何も言わず男たちについていきました。両親と妹を振り返ることなくただ着いていきました。
僕を買った商人は違法奴隷商でした。商人たちは獣人の強そうな男、綺麗な人間の女性、眼鏡を掛けた商人風のエルフが居て、商売の時は僕を買った商人以外は偽物のリストリングを付けていました。彼らは着いた街で売られ、数日後には僕たちの側に戻ってきていました。
本物のリストリングを付けた人は僕を入れて5人でした。女性は次々と新しい人が入って、売られていきました。2人大人の男の人がいましたが、荷物持ちとして使われていて、3人目の男を買うと、今まで居た男は新しく開墾している村に寄ったときなどに高く売られていました。
でも僕のような子供を買ってくれるところはありませんでした。売れ残るたびに舌打ちをされ、食事を数日抜かれることもよくありましたが僕はなんとも思いませんでした。そうして3年程が過ぎた時、イブの街の大きな家に仲間の女性が売られていきました。僕はまた数日後に戻るのだろうと思っていましたが、イブの街を離れた翌日に警備隊によって僕たちは囲まれました。そして商人と一緒に居る全員が捕まりイブの街へ連れ戻されたのです。
僕たちは冒険者ギルドに連れていかれ話を聞かれました。どうやら売られた女性が逃げ出すのに失敗し、捕まったようでした。そして商人の悪事が全てバレ、今回捕まったようでした。僕が子どもということもあってか、ギルド長のセバスチャンさんと言う人が担当になり、知っている限り話しました。そしたら「よく頑張ったね」と言われ頭を撫でられたのです。セバスチャンさんがそっとハンカチで涙を拭いてくれたことで自分が泣いていることに気づいたのでした。
そして数日後、商人とその仲間たちは処刑されたと知りました。セバスチャンさんは違法奴隷商人であっても正式な奴隷契約だから僕の奴隷解放は出来ないと言いました。それは仕方のないことですし、今更家に戻ることもしたくありませんでした。
そして更に2日後、セバスチャンさんが僕の居る部屋に入ってきて、
「直ぐに行かなければならいところがあります」
と言い、ベッドに腰かけてぼーっとしていた僕を連れてある場所に行きました。どうやら店の様です。その扉を開けて入って行きます。そこには黒髪で黒目の男の人が立っていて、僕とセバスチャンさんを見比べているようでした。そして僕たちが入ってきた扉に鍵を掛けて上に開くカウンターを通って台所へと案内されました。セバスチャンさんは椅子に座りましたが、奴隷である僕は座ることは許されません。だから立っていたのですが、押さえつけられ無理やり座らせれました。セバスチャンさんに助けを求めましたが、
「大丈夫ですよ、座ってくださいね」
と言われたので仕方なくそのままでいました。もしかすると僕はこの男の人に売られるのかもしれないと思いました。すると体が強張るのが分かりました。僕の頭の中ではどんなことをされるのか不安になりました。開拓される村に売られた男の人は以前「奴隷は殴られたりするが、絶対に反抗してはいけない。そうするともっと酷いことをされる」と僕に教えてくれました。そうしていると店の男の人はお茶とお菓子を僕たちの前に置きました。お菓子はとてもいい匂いで危なくお腹が鳴るところでした。セバスチャンさんの方を見ると
「頂きましょう」
と言い、お菓子を勧めてくれたので、一口と思って食べました。初めて食べたお菓子はとても甘くて甘くて甘くて・・・・。気が付くとセバスチャンさんとお店の男の人の分まで食べてしまっていました。僕が夢中になっている間に話が進んでいたようです。これでは買って貰えないかもしれません。そうなると戦闘奴隷や鉱山奴隷となってしまって死んでしまうのです。自分の行動を強く後悔しました。セバスチャンさんと男の人の話は続いています。
「本物のリストバンドを着けられた者は5人でしたが、4人は病気が判明し現在治療をしていて、今後奴隷商会で売りに出されると思います。それで5人目がこの子なのです。この通りかなりやせ細っていましてこの子を奴隷として売れる体型に戻し売るとなると病気治療後に売られる奴隷よりかなりの時間と金額がかかってしまうのです。本人に掛かった金額は販売料金に上乗せされてしまいます。そうなると売れ残ってしまい戦闘奴隷として戦の最前線に送られてしまうか鉱山で死ぬまで働かせられるかの二者択一になってしまうのです。私としても親の借金の方に売られ、そこまでこのまだ若き者に背負わせるのは・・・・。悩んでいたところ丁度オースティンさんが来られて、事情を説明したらハジメさんに聞いてみたらどうかと言われ、今日訪問させていただいた訳です」
こうして僕はご主人様に買われることになりました。今思えば本当に幸運なことでした。9日に1日はお休みがあるし、その時は自由に過ごして構わないし、使いきれないほどのお小遣いまでくれます。お小遣いの件はリナリー姉さんは甘やかしすぎと怒っていますが。まぁそんなわけで今日も僕は幸せです。
0
お気に入りに追加
151
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
父が死んだのでようやく邪魔な女とその息子を処分できる
兎屋亀吉
恋愛
伯爵家の当主だった父が亡くなりました。これでようやく、父の愛妾として我が物顔で屋敷内をうろつくばい菌のような女とその息子を処分することができます。父が死ねば息子が当主になれるとでも思ったのかもしれませんが、父がいなくなった今となっては思う通りになることなど何一つありませんよ。今まで父の威を借りてさんざんいびってくれた仕返しといきましょうか。根に持つタイプの陰険女主人公。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
【完結】実家に捨てられた私は侯爵邸に拾われ、使用人としてのんびりとスローライフを満喫しています〜なお、実家はどんどん崩壊しているようです〜
よどら文鳥
恋愛
フィアラの父は、再婚してから新たな妻と子供だけの生活を望んでいたため、フィアラは邪魔者だった。
フィアラは毎日毎日、家事だけではなく父の仕事までも強制的にやらされる毎日である。
だがフィアラが十四歳になったとある日、長く奴隷生活を続けていたデジョレーン子爵邸から抹消される運命になる。
侯爵がフィアラを除名したうえで専属使用人として雇いたいという申し出があったからだ。
金銭面で余裕のないデジョレーン子爵にとってはこのうえない案件であったため、フィアラはゴミのように捨てられた。
父の発言では『侯爵一家は非常に悪名高く、さらに過酷な日々になるだろう』と宣言していたため、フィアラは不安なまま侯爵邸へ向かう。
だが侯爵邸で待っていたのは過酷な毎日ではなくむしろ……。
いっぽう、フィアラのいなくなった子爵邸では大金が入ってきて全員が大喜び。
さっそくこの大金を手にして新たな使用人を雇う。
お金にも困らずのびのびとした生活ができるかと思っていたのだが、現実は……。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる