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第1章 旅立つ
9.お茶会をするようです
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ハジメは宿に帰りハンドブックを確認すると報酬に多産と書いてあった。どういった効果なのか分からないため、ステータスを開く。
「この状態で鑑定使ったら分からないかな」
と希望的感想述べつつ多産の項目を見つめつつスキルを発動してみる。
<鑑定>
多産:物を作成した時その作成量を10%増量することが出来る。レベルの上昇により増加量は増える。
「少し増えるってことか。これからに期待だな。あれ?幸運がLv.2に上がってる。出会った人がいい人だったからな。ラッキーなことが積み重なったら幸運が上がるんだったら面白いけどな。まぁ取りあえず金策しないと」
ハジメは呟き乳鉢に薬草を2本投入するのであった。
「オースティンさんは5本分までって言ってたから大きな瓶2本分か。多産があるから3本目は準備しておかないとな」
ハジメは大きい瓶を3つ準備して作成を始めるのであった。
完成した量は多産のスキルが効果を表し3本目の1/5まで完成することができたが、もう随分と夜も更けていたため床に就いた。
朝食後
「おはようございます。オースティンさん。ポーションを作ってきたんで買ってくれませんか?」
とオースティンの道具屋のドアを開けて入って行った。
「おはようございます、ハジメさん。喜んで買わせていただきますよ」
と彼は笑顔で答えた。ハジメは昨夜作った大瓶2本分、ポーション5本分を買ってもらった。フラスコはないため、1本3700S、5本で18,500S。それでも割りのいい収入であった。
「ありがとうございました。また明日も買ってくださいね」
とハジメは笑顔で手を振り道具屋を出ようとすると、オースティンが声を掛けてきた。
「ハジメさん、もしかしてこれだけの量を毎日作れるのですか?5本分は割と限界の量なんですよ。普通の薬師ですとまるまる1日作業に追われるのです。ハジメさんは昨日冒険者ギルドの依頼もこなしてましたよね?もし毎日5本分作れるのでしたら、商人ギルドに登録して自分でお店を持った方がいいですよ」
と言われた。ハジメは商売敵になってもいいのだろうかと思ったので聞いてみた。
「それってオースティンさんの商売敵になっちゃいますよ?僕は冒険者の特権であるふらふら自由を楽しみたいですし・・・」
オースティンは笑いながらそれに答えた。
「うちは雑貨屋の要素が強いですから。ポーションも雑貨屋程度しか置いてないので、気にしなくて大丈夫ですよ。あ、両方のギルドに登録は可能です。店を持てば奴隷でも買って店番させればいいですよ。そしてハジメさんは冒険をするというのがここの冒険者のセオリーのようなものです。私も若いころはそうしていましたが、足を怪我してしまい今は私が店の管理をしていますけどね」
と笑った。
この世界では奴隷達は魔工技術にて開発された奴隷のリストリングを左手に装着され様々な制限を受けることになる。まず主人の命令は最優先される。また奴隷自身の命よりも主人の命令が重んじられる。つまり主人の指示を命を賭して行うことが通常であった。次に財産を持てない。奴隷のものはすべて主人のものである。そのため奴隷は消耗品にように扱われることが多々あった。元日本人として育ってきたハジメにとって奴隷というものは避けたい要素であったことが顔に出ていたのだろう。
「忌避感があるのですね。良いことです。その感情がある方は奴隷の扱いが丁寧になるので買われて良かったと思われることが多いのです」
そう言い、後ろに向かって
「お茶を2つお願いします」
と声を掛け、ハジメに向かい、
「少しお話でもしましょう。」
オースティンはハジメにしばらく待つように伝え、店の奥に入っていた。数分後ハジメの入ってきたドアから入ってきた。
「カウンターの中と外はつながってないのですよ。ですので一度外に出て回り込まないと入れないのですよ」
と笑顔で話した。ここでも異世界規格であった。
「どうぞ、ここにお座りください」
とテーブルセットをハジメに勧めた。ハジメは促されるまま椅子に座った。そこへ
「ご主人様、お茶でございます。蒸らす時間を頂きますね」
とベージュのワンピースに白のエプロンを着け金色のストレートロングな髪に桜色のヘアピンが目立っている上品な女性がお茶をカウンターに置いた。その立ち振る舞いはとても洗練されていた。ただし左手には奴隷のリストリングがあった。彼女がカウンターの奥に消えた時、オースティンが話を始める。
「私がまだ冒険者をしていたとき、この店を任せるために買い求めた奴隷です。今は私の身の回りの世話をしてくれています。最初は私も彼女を本当に使い捨てのように扱っていました。本当に酷い主人でした。足を怪我した時、彼女に八つ当たりをしたりもしましたが、彼女は主人である私に歯向かうこともできませんでした。それでも私を支えくれました。私が前を向き、この店のことを生きがいと思えるようになった今でも支えてくれています。ありがたいことです」
そこまで懺悔のように一気に話すと、表のドアから女性が入ってくるとカウンターへ行きとお茶を持ってオースティンとハジメの前に白いカップを置き、お茶を注いでくれた。
「アップルティーです。朝には良いと思いまして」
にこりと笑うその表情には悲壮感は伺えなかった。オースティンはカップを受け取ると
「ありがとうジェーン。私の懺悔を聞いてもらっていたんだよ」
と笑った。
「なるほど。そうだったのですか。表の看板は準備中にしておきますね。奥で帳簿を付けていいます。御用がありましたらお呼びください」
と笑顔で言い店への出入り口から出て行った。
「ハジメさん、店舗を買い奴隷を買うとおよそ白金3枚と半白金1枚ほどかかります。そして体力ポーションは私の店では毎日約10本売れます。大体45,000S程度です。生活費を引いても家賃もないですから充分食べていけるはずです」
とハジメに向かい真摯な顔で話してくれた。ハジメは天井を見上げ、
「イブはどの大陸からもほぼ中央にありますしね。場所は良いところかもしれませんね、まぁどちらにしても先立つものがまだまだ必要です」
と頭を掻いた。
「まずは店舗を手に入れてみてはどうですか?商人ギルドに登録する際聞いてみるといいと思います。店舗だけなら3,000,000S程度ですよ」
とカップの紅茶を全て飲み干した。
ハンドブック 4項目目
4-1.住人とお茶をしよう:Clear!
「この状態で鑑定使ったら分からないかな」
と希望的感想述べつつ多産の項目を見つめつつスキルを発動してみる。
<鑑定>
多産:物を作成した時その作成量を10%増量することが出来る。レベルの上昇により増加量は増える。
「少し増えるってことか。これからに期待だな。あれ?幸運がLv.2に上がってる。出会った人がいい人だったからな。ラッキーなことが積み重なったら幸運が上がるんだったら面白いけどな。まぁ取りあえず金策しないと」
ハジメは呟き乳鉢に薬草を2本投入するのであった。
「オースティンさんは5本分までって言ってたから大きな瓶2本分か。多産があるから3本目は準備しておかないとな」
ハジメは大きい瓶を3つ準備して作成を始めるのであった。
完成した量は多産のスキルが効果を表し3本目の1/5まで完成することができたが、もう随分と夜も更けていたため床に就いた。
朝食後
「おはようございます。オースティンさん。ポーションを作ってきたんで買ってくれませんか?」
とオースティンの道具屋のドアを開けて入って行った。
「おはようございます、ハジメさん。喜んで買わせていただきますよ」
と彼は笑顔で答えた。ハジメは昨夜作った大瓶2本分、ポーション5本分を買ってもらった。フラスコはないため、1本3700S、5本で18,500S。それでも割りのいい収入であった。
「ありがとうございました。また明日も買ってくださいね」
とハジメは笑顔で手を振り道具屋を出ようとすると、オースティンが声を掛けてきた。
「ハジメさん、もしかしてこれだけの量を毎日作れるのですか?5本分は割と限界の量なんですよ。普通の薬師ですとまるまる1日作業に追われるのです。ハジメさんは昨日冒険者ギルドの依頼もこなしてましたよね?もし毎日5本分作れるのでしたら、商人ギルドに登録して自分でお店を持った方がいいですよ」
と言われた。ハジメは商売敵になってもいいのだろうかと思ったので聞いてみた。
「それってオースティンさんの商売敵になっちゃいますよ?僕は冒険者の特権であるふらふら自由を楽しみたいですし・・・」
オースティンは笑いながらそれに答えた。
「うちは雑貨屋の要素が強いですから。ポーションも雑貨屋程度しか置いてないので、気にしなくて大丈夫ですよ。あ、両方のギルドに登録は可能です。店を持てば奴隷でも買って店番させればいいですよ。そしてハジメさんは冒険をするというのがここの冒険者のセオリーのようなものです。私も若いころはそうしていましたが、足を怪我してしまい今は私が店の管理をしていますけどね」
と笑った。
この世界では奴隷達は魔工技術にて開発された奴隷のリストリングを左手に装着され様々な制限を受けることになる。まず主人の命令は最優先される。また奴隷自身の命よりも主人の命令が重んじられる。つまり主人の指示を命を賭して行うことが通常であった。次に財産を持てない。奴隷のものはすべて主人のものである。そのため奴隷は消耗品にように扱われることが多々あった。元日本人として育ってきたハジメにとって奴隷というものは避けたい要素であったことが顔に出ていたのだろう。
「忌避感があるのですね。良いことです。その感情がある方は奴隷の扱いが丁寧になるので買われて良かったと思われることが多いのです」
そう言い、後ろに向かって
「お茶を2つお願いします」
と声を掛け、ハジメに向かい、
「少しお話でもしましょう。」
オースティンはハジメにしばらく待つように伝え、店の奥に入っていた。数分後ハジメの入ってきたドアから入ってきた。
「カウンターの中と外はつながってないのですよ。ですので一度外に出て回り込まないと入れないのですよ」
と笑顔で話した。ここでも異世界規格であった。
「どうぞ、ここにお座りください」
とテーブルセットをハジメに勧めた。ハジメは促されるまま椅子に座った。そこへ
「ご主人様、お茶でございます。蒸らす時間を頂きますね」
とベージュのワンピースに白のエプロンを着け金色のストレートロングな髪に桜色のヘアピンが目立っている上品な女性がお茶をカウンターに置いた。その立ち振る舞いはとても洗練されていた。ただし左手には奴隷のリストリングがあった。彼女がカウンターの奥に消えた時、オースティンが話を始める。
「私がまだ冒険者をしていたとき、この店を任せるために買い求めた奴隷です。今は私の身の回りの世話をしてくれています。最初は私も彼女を本当に使い捨てのように扱っていました。本当に酷い主人でした。足を怪我した時、彼女に八つ当たりをしたりもしましたが、彼女は主人である私に歯向かうこともできませんでした。それでも私を支えくれました。私が前を向き、この店のことを生きがいと思えるようになった今でも支えてくれています。ありがたいことです」
そこまで懺悔のように一気に話すと、表のドアから女性が入ってくるとカウンターへ行きとお茶を持ってオースティンとハジメの前に白いカップを置き、お茶を注いでくれた。
「アップルティーです。朝には良いと思いまして」
にこりと笑うその表情には悲壮感は伺えなかった。オースティンはカップを受け取ると
「ありがとうジェーン。私の懺悔を聞いてもらっていたんだよ」
と笑った。
「なるほど。そうだったのですか。表の看板は準備中にしておきますね。奥で帳簿を付けていいます。御用がありましたらお呼びください」
と笑顔で言い店への出入り口から出て行った。
「ハジメさん、店舗を買い奴隷を買うとおよそ白金3枚と半白金1枚ほどかかります。そして体力ポーションは私の店では毎日約10本売れます。大体45,000S程度です。生活費を引いても家賃もないですから充分食べていけるはずです」
とハジメに向かい真摯な顔で話してくれた。ハジメは天井を見上げ、
「イブはどの大陸からもほぼ中央にありますしね。場所は良いところかもしれませんね、まぁどちらにしても先立つものがまだまだ必要です」
と頭を掻いた。
「まずは店舗を手に入れてみてはどうですか?商人ギルドに登録する際聞いてみるといいと思います。店舗だけなら3,000,000S程度ですよ」
とカップの紅茶を全て飲み干した。
ハンドブック 4項目目
4-1.住人とお茶をしよう:Clear!
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