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十話 至高への一歩
●最初の相手
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身体がいくつもの愛撫に翻弄され、三人を感じることしか許されない中。
おもむろに背後の華侯焔が俺の頭を撫でながら、耳元で囁いた。
「そろそろ中に欲しくてたまらないんじゃないか、誠人?」
少しでも理性の欠片が残っていれば、顔を熱くして首を横に振っている内容。しかし今の俺には安堵混じりの歓喜しか覚えられなかった。
「ん……はや、く……」
「待たせて悪かったな。三人を相手にしても、辛くならないようにしたかったんだ」
低く優しい声色で告げると、華侯焔は俺の唇を軽く吸う。彼なりの優しさが伝わってきて、胸の奥が高鳴ってしまう。
このまま華侯焔と繋がりたい――と思いそうになるが、華侯焔の一言で目が覚めた。
「最初は……才明、お前がやるか? 指や腕ばかり舐って、物足りなかっただろ?」
話を振られて才明が意外そうに眉を上げる。てっきり始めは華侯焔がくると思っていただけに、俺も意外に思って小さく息を引いてしまう。
俺を見やってから、才明は小首を傾げながら華侯焔に尋ねる。
「良いのですか? 華侯焔が構わないのでしたら、遠慮はしませんが……」
「今回はお前の働きが大きいだろ。コンパウンドボウの大量生産に、部隊の編成に練兵。そもそも、これがなかったら太史翔と戦おうなんて思わなかったからな」
珍しく華侯焔は才明を褒め、さらに言葉を続ける。
「しっかり成果を出した奴は報われるべきだ。俺の顔色を見て遠慮なんかするな。次の戦で俺が一番活躍すればいいだけの話」
言いながら華侯焔が俺の身体から少し離れ、俺に四つん這いの体勢を取らせてくる。
何度も甘く達して力が入らない身体。手や膝を立てるだけで小刻みに震えてしまい、今にも崩れ落ちてしまいそうだ。
そんな俺の両肩を掴み、支えながら華侯焔は才明を招く。
「ほら、早くして欲しいと待ち望まれているぞ。やらないんだったら英正と変われ」
「……極上の褒美を譲るだなんて、そんなことはしませんよ」
才明が息をつきながら俺の後ろに回り、腰を掴んでくる。
帯が解けて、ただ袖を通しただけの寝間着の裾を横へ流し、俺の臀部を露わにされる。無防備でぬかるんだ後孔を見せつける形になり、羞恥で身体が熱くてたまらない。
それでも早く中に欲しくて後ろを振り向き、才明と目を合わせると、すぐに熱く昂ぶった先端がぴたりとつけられた。
「お待たせして申し訳ありません、誠人様。今すぐに奥まで満たして差し上げますから――」
才明はもったいぶらずに昂りを突き立て、俺を抉り、繋がっていく。
肉壁を広げながら、奥へと沈んでいく感触。
最奥へ近づくほどに、ゾクゾクしたものが背筋を這い上がり、頭の中を甘い膜のようなもので包み込んできた。
「あっ、ぁぁ……ア――……ッ!」
才明のものを根本まで迎えた直後、俺の中は大きく弾け、うねりを生んだ。
おもむろに背後の華侯焔が俺の頭を撫でながら、耳元で囁いた。
「そろそろ中に欲しくてたまらないんじゃないか、誠人?」
少しでも理性の欠片が残っていれば、顔を熱くして首を横に振っている内容。しかし今の俺には安堵混じりの歓喜しか覚えられなかった。
「ん……はや、く……」
「待たせて悪かったな。三人を相手にしても、辛くならないようにしたかったんだ」
低く優しい声色で告げると、華侯焔は俺の唇を軽く吸う。彼なりの優しさが伝わってきて、胸の奥が高鳴ってしまう。
このまま華侯焔と繋がりたい――と思いそうになるが、華侯焔の一言で目が覚めた。
「最初は……才明、お前がやるか? 指や腕ばかり舐って、物足りなかっただろ?」
話を振られて才明が意外そうに眉を上げる。てっきり始めは華侯焔がくると思っていただけに、俺も意外に思って小さく息を引いてしまう。
俺を見やってから、才明は小首を傾げながら華侯焔に尋ねる。
「良いのですか? 華侯焔が構わないのでしたら、遠慮はしませんが……」
「今回はお前の働きが大きいだろ。コンパウンドボウの大量生産に、部隊の編成に練兵。そもそも、これがなかったら太史翔と戦おうなんて思わなかったからな」
珍しく華侯焔は才明を褒め、さらに言葉を続ける。
「しっかり成果を出した奴は報われるべきだ。俺の顔色を見て遠慮なんかするな。次の戦で俺が一番活躍すればいいだけの話」
言いながら華侯焔が俺の身体から少し離れ、俺に四つん這いの体勢を取らせてくる。
何度も甘く達して力が入らない身体。手や膝を立てるだけで小刻みに震えてしまい、今にも崩れ落ちてしまいそうだ。
そんな俺の両肩を掴み、支えながら華侯焔は才明を招く。
「ほら、早くして欲しいと待ち望まれているぞ。やらないんだったら英正と変われ」
「……極上の褒美を譲るだなんて、そんなことはしませんよ」
才明が息をつきながら俺の後ろに回り、腰を掴んでくる。
帯が解けて、ただ袖を通しただけの寝間着の裾を横へ流し、俺の臀部を露わにされる。無防備でぬかるんだ後孔を見せつける形になり、羞恥で身体が熱くてたまらない。
それでも早く中に欲しくて後ろを振り向き、才明と目を合わせると、すぐに熱く昂ぶった先端がぴたりとつけられた。
「お待たせして申し訳ありません、誠人様。今すぐに奥まで満たして差し上げますから――」
才明はもったいぶらずに昂りを突き立て、俺を抉り、繋がっていく。
肉壁を広げながら、奥へと沈んでいく感触。
最奥へ近づくほどに、ゾクゾクしたものが背筋を這い上がり、頭の中を甘い膜のようなもので包み込んできた。
「あっ、ぁぁ……ア――……ッ!」
才明のものを根本まで迎えた直後、俺の中は大きく弾け、うねりを生んだ。
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