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八話 本当の仲間は誰?
●もうなかったことにはできないこと
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俺の反応に満足したのか、才明が安堵したような息をつく。抱き締めてくる腕がギュッと締め付けを強め、絶対に俺を離してなるものかという執着が伝わってくる。
「ひと区切りつけるためには、戦をこなさなければ……そのために準備したいことがありますので、本日の執政の指示を出した後、私とともに鍛冶屋へ行きましょう。貴方の手を煩わせたくないのですが、領主様の承認が必要になりますから」
「ああ。必要なことならば、喜んで行かせてもらう」
「それと、特殊な行動をするためには褒美を得て、力を得る必要があるので今すぐ下さい」
「必要ならば仕方がな――な、なんだって?」
「今すぐ私を構って下さい。お願いします」
どこか楽しげな笑いを含みながら才明が強請ってくる。
俺が体ごとこの世界に来てしまっていると知っているのに。
今まではゲームの中だからと割り切れたから受け入れられたが……。
体を強張らせてしまった俺の耳に、才明がフッと息を吹きかける。
「ぁ……っ」
「この世界の覇王になるまで、この仕組みから逃げることはできないのですよ。そういう流れを華候焔殿が作ってしまったから。そして私はそれに飛び乗ってしまった……もうなかったことにはできないのですよ。誠人様も、私も――」
おもむろに才明の手が俺の太腿を撫でる。
生々しい体温を感じる手。俺にとっての現実そのもの。ぞわりと背筋に寒気が走る。
なのに腰の奥が疼いてしまい、力が抜ける。
「……他の、褒美は駄目なのか……?」
「誠人様の味を知ってしまったら。他なんて無意味ですよ。この世界で数少ない現実の体ですから……他の者とは感触が違い過ぎるんですよ」
熱っぽい息を吐き出すと、才明は俺の耳を舐めながら大腿を執拗に撫で、俺を嬉しそうに弄ぶ。
「力強い体……私に触れられて生まれる熱……服越しに触るだけでもこの手が満たされます。中を味わおうものなら、頭の中が焼き切れそうなほど嬉しくて、気が狂いそうなんですよ。私のような存在は特に……」
ツツ、と指先を滑らせて、才明が俺の股間の下をつついてくる。
服越しの感触がもどかしくて、思わず俺は才明にしがみついて「んン……っ」と身悶えてしまう。
せっかく着替えたばかりだというのに、才明は人の腰帯を解いて下穿きに手を差し込んでくる。
直接触られてしまった途端、俺のものが硬くなり、才明の手を歓迎してしまう。
昨夜は東郷さんに構われたはずなのに……。堪え性のない体に成り果てたことに絶望しながら、俺は腰を揺らして才明の手に昂ったものを擦り付けてしまった。
「ひと区切りつけるためには、戦をこなさなければ……そのために準備したいことがありますので、本日の執政の指示を出した後、私とともに鍛冶屋へ行きましょう。貴方の手を煩わせたくないのですが、領主様の承認が必要になりますから」
「ああ。必要なことならば、喜んで行かせてもらう」
「それと、特殊な行動をするためには褒美を得て、力を得る必要があるので今すぐ下さい」
「必要ならば仕方がな――な、なんだって?」
「今すぐ私を構って下さい。お願いします」
どこか楽しげな笑いを含みながら才明が強請ってくる。
俺が体ごとこの世界に来てしまっていると知っているのに。
今まではゲームの中だからと割り切れたから受け入れられたが……。
体を強張らせてしまった俺の耳に、才明がフッと息を吹きかける。
「ぁ……っ」
「この世界の覇王になるまで、この仕組みから逃げることはできないのですよ。そういう流れを華候焔殿が作ってしまったから。そして私はそれに飛び乗ってしまった……もうなかったことにはできないのですよ。誠人様も、私も――」
おもむろに才明の手が俺の太腿を撫でる。
生々しい体温を感じる手。俺にとっての現実そのもの。ぞわりと背筋に寒気が走る。
なのに腰の奥が疼いてしまい、力が抜ける。
「……他の、褒美は駄目なのか……?」
「誠人様の味を知ってしまったら。他なんて無意味ですよ。この世界で数少ない現実の体ですから……他の者とは感触が違い過ぎるんですよ」
熱っぽい息を吐き出すと、才明は俺の耳を舐めながら大腿を執拗に撫で、俺を嬉しそうに弄ぶ。
「力強い体……私に触れられて生まれる熱……服越しに触るだけでもこの手が満たされます。中を味わおうものなら、頭の中が焼き切れそうなほど嬉しくて、気が狂いそうなんですよ。私のような存在は特に……」
ツツ、と指先を滑らせて、才明が俺の股間の下をつついてくる。
服越しの感触がもどかしくて、思わず俺は才明にしがみついて「んン……っ」と身悶えてしまう。
せっかく着替えたばかりだというのに、才明は人の腰帯を解いて下穿きに手を差し込んでくる。
直接触られてしまった途端、俺のものが硬くなり、才明の手を歓迎してしまう。
昨夜は東郷さんに構われたはずなのに……。堪え性のない体に成り果てたことに絶望しながら、俺は腰を揺らして才明の手に昂ったものを擦り付けてしまった。
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