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二章 ガチムチ占い師のお導き~お前が占い師なのかよっ!~
●淫紋の拡大
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できればクウガの顔を見ながらはイヤだった。
だからオレはクウガの腕から降ろされた直後、自ら木に手をついて、腰を突き出して背後からやるように促した。
「ほら、もう準備はできてるから……早く……ン……」
クウガはがっつくようにキスでオレの言葉を遮り、衣服を脱がしにかかる。
下半身がひん剥かれてスースーする……傍から見たら間抜けなんだろうなあと思っていると、
「ひっ……ぁぁ……ッ」
おもむろにクウガがオレの腰を撫でてくる。その感触があまりに痺れて、思わず声が出てしまう。
唇を離したクウガはオレの腰に目を向け、「これは……」と言葉を漏らした。
「ど、どうしたんだ……?」
「尾てい骨に、ハートのような模様が浮かんでいる。昔からこうなのか?」
そんなワケあるか……っ。
もしかして下腹に淫紋をつけられた時に? いや、それだったらアグードがオレを抱いてる時に気づいて教えてくれてるよな?
ということは、さっきのやり取りで新しくつけられた? まさか……。
オレは嫌な予感を覚えながら自分の下腹を覗き込んで見てみる。
下腹に小さくつけられていたはずの淫紋。
いつの間にかツタのような模様が増え、恥骨や太腿の付け根にまで模様が広がっている。……下に生えてる毛も金髪だし、元々薄い生え方だから、、毛の下に刻まれた淫紋がしっかりと見えやがる。
サダナックの野郎、そんなにオレをエロで壊したいのか!?
怒りと呆れで戦慄いていると――ぴとっ、とクウガが後ろの淫紋を触ってくる。
オレの理性をぶっ壊すには十分だった。
「んンン――……ッッ……そ、そこ、触るな――」
「不思議だ……触ると粘り気のある液が、滴り落ちてくる」
「さ、触ると愛液……?? オレ、男なのに……アッ、く、ぅぅ……ン」
クウガが尾てい骨の淫紋を弄る度に、オレの後孔から太腿に粘っこいものが一筋落ちていくのが分かる。それだけでもどかしさが膨れ上がって、膝が情けなく踊ってしまうし、腰が誘うように揺れてしまう。
尻から愛液だなんて、ふざけた体にしやがって……と心の中ではサダナックに悪態をつくばかりなのに、淫紋のせいで感じてしまうのを抑えられない。
今はとにかく奥を抉られたい。
オレの本心を汲み取るようにクウガは粘った液で指を濡らすと、オレの双丘の奥へ塗り込んでくる。
そして孔をしっかりと解した後、自分の昂ぶりを当て、オレの中へと埋めてきた。
先端を呑み込んだだけで、オレの目から涙が溢れて止まらない。
やっと欲しかったものが来た――クウガが来た。
気づけば頭を振り乱し、オレは悦び泣いていた。
だからオレはクウガの腕から降ろされた直後、自ら木に手をついて、腰を突き出して背後からやるように促した。
「ほら、もう準備はできてるから……早く……ン……」
クウガはがっつくようにキスでオレの言葉を遮り、衣服を脱がしにかかる。
下半身がひん剥かれてスースーする……傍から見たら間抜けなんだろうなあと思っていると、
「ひっ……ぁぁ……ッ」
おもむろにクウガがオレの腰を撫でてくる。その感触があまりに痺れて、思わず声が出てしまう。
唇を離したクウガはオレの腰に目を向け、「これは……」と言葉を漏らした。
「ど、どうしたんだ……?」
「尾てい骨に、ハートのような模様が浮かんでいる。昔からこうなのか?」
そんなワケあるか……っ。
もしかして下腹に淫紋をつけられた時に? いや、それだったらアグードがオレを抱いてる時に気づいて教えてくれてるよな?
ということは、さっきのやり取りで新しくつけられた? まさか……。
オレは嫌な予感を覚えながら自分の下腹を覗き込んで見てみる。
下腹に小さくつけられていたはずの淫紋。
いつの間にかツタのような模様が増え、恥骨や太腿の付け根にまで模様が広がっている。……下に生えてる毛も金髪だし、元々薄い生え方だから、、毛の下に刻まれた淫紋がしっかりと見えやがる。
サダナックの野郎、そんなにオレをエロで壊したいのか!?
怒りと呆れで戦慄いていると――ぴとっ、とクウガが後ろの淫紋を触ってくる。
オレの理性をぶっ壊すには十分だった。
「んンン――……ッッ……そ、そこ、触るな――」
「不思議だ……触ると粘り気のある液が、滴り落ちてくる」
「さ、触ると愛液……?? オレ、男なのに……アッ、く、ぅぅ……ン」
クウガが尾てい骨の淫紋を弄る度に、オレの後孔から太腿に粘っこいものが一筋落ちていくのが分かる。それだけでもどかしさが膨れ上がって、膝が情けなく踊ってしまうし、腰が誘うように揺れてしまう。
尻から愛液だなんて、ふざけた体にしやがって……と心の中ではサダナックに悪態をつくばかりなのに、淫紋のせいで感じてしまうのを抑えられない。
今はとにかく奥を抉られたい。
オレの本心を汲み取るようにクウガは粘った液で指を濡らすと、オレの双丘の奥へ塗り込んでくる。
そして孔をしっかりと解した後、自分の昂ぶりを当て、オレの中へと埋めてきた。
先端を呑み込んだだけで、オレの目から涙が溢れて止まらない。
やっと欲しかったものが来た――クウガが来た。
気づけば頭を振り乱し、オレは悦び泣いていた。
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