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二章 ガチムチ占い師のお導き~お前が占い師なのかよっ!~
●責任取りやがれ
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アグードに触られても感じてしまうのに、サダナックに操られているクウガに触られると、感じ方が全然違ってしまう。
体の深い所まで甘く疼いて、与えられる快感に身も心も囚われていく。
自分から顔を上げて唇を強請りそうになり、オレはキュッと唇を噛み締める。
このまま受け入れてしまったらどうなるか分からないけど、絶対に良いことはないと思う。魔物に屈するってことだし。あとクウガの体で悦ぶなんてイヤだ……けど、魔物に負けるよりは――。
オレは必死に魔力を集めていく。
尻を弄られて気が散ってしょうがないけれど、それでも集めて、口に運んで――ガブッ。
力の入らない歯を、クウガの首筋に立ててやった。
「クッ……まだ俺に抗えるか……まったく面白い」
クウガの息が乱れる。どうやらサダナックにダメージを与えられているみたいだが、喉で笑っていやがる。
さっさと出ていきやがれ、と怒りを込めて歯に力を加えると、クウガの体がビクッと大きく跳ねた。
「今日はこれくらいにしてやろう。またな、ルカ……」
サダナックがオレの中を指で弄りながら、チュッ、と髪にキスをして気配を消す。オレを捕らえていたローバーの触手も力をなくし、その場へ落ちてしまう。
……クウガの指が動きを止め、息を引く音がした。
「こ……れは、いったい……」
やっと元に戻りやがったなクウガ……。
サダナックに支配されている間、まったく意識がなかったらしい。気が付いたらオレを抱き留めながら尻を弄って手籠めにしているという状態に、固まっているのが分かってしまう。
元に戻ったならすぐにやめて離れてくれ――と心では思うのに、口から出てしまった言葉は悶絶ものだった。
「クウガ……お前の、せいでこんな……っ……責任取れ、バカ……」
中途半端に煽られた体は、徹底的に抱かれないと気が済まない状態に成り果てていた。
顔を見なくてもクウガから激しい困惑が伝わってくる。
でも恐る恐る、オレの中の指を動かして解すことを再開する。そしてあっという間に大胆に動いて追い詰めてくる。
「アッ……ぁ、ぁ、ン……クウガぁ……」
思わず甘く喘げば、クウガから熱い吐息が零れてくる。それが伝わるだけで体が痺れて、オレは甘えるようにしがみついてしまう。
このままもっと弄って欲しいと意地を張ることも忘れていると、不意にクウガの指が中から消えて、激しいもどかしさに襲われる。
非難するように見上げれば、戸惑っている割に熱い眼差しでオレを見るクウガと目が合った。
「もっと君の体勢が楽になる所へ移動する。少しだけ我慢してくれ」
気のせいか、クウガがまったく嫌そうじゃない。それどころかむしろ抱きたそうな――まさか、な。
オレはクウガに抱き上げられ、ぐったりしたまま木の陰へ連れ込まれた。
体の深い所まで甘く疼いて、与えられる快感に身も心も囚われていく。
自分から顔を上げて唇を強請りそうになり、オレはキュッと唇を噛み締める。
このまま受け入れてしまったらどうなるか分からないけど、絶対に良いことはないと思う。魔物に屈するってことだし。あとクウガの体で悦ぶなんてイヤだ……けど、魔物に負けるよりは――。
オレは必死に魔力を集めていく。
尻を弄られて気が散ってしょうがないけれど、それでも集めて、口に運んで――ガブッ。
力の入らない歯を、クウガの首筋に立ててやった。
「クッ……まだ俺に抗えるか……まったく面白い」
クウガの息が乱れる。どうやらサダナックにダメージを与えられているみたいだが、喉で笑っていやがる。
さっさと出ていきやがれ、と怒りを込めて歯に力を加えると、クウガの体がビクッと大きく跳ねた。
「今日はこれくらいにしてやろう。またな、ルカ……」
サダナックがオレの中を指で弄りながら、チュッ、と髪にキスをして気配を消す。オレを捕らえていたローバーの触手も力をなくし、その場へ落ちてしまう。
……クウガの指が動きを止め、息を引く音がした。
「こ……れは、いったい……」
やっと元に戻りやがったなクウガ……。
サダナックに支配されている間、まったく意識がなかったらしい。気が付いたらオレを抱き留めながら尻を弄って手籠めにしているという状態に、固まっているのが分かってしまう。
元に戻ったならすぐにやめて離れてくれ――と心では思うのに、口から出てしまった言葉は悶絶ものだった。
「クウガ……お前の、せいでこんな……っ……責任取れ、バカ……」
中途半端に煽られた体は、徹底的に抱かれないと気が済まない状態に成り果てていた。
顔を見なくてもクウガから激しい困惑が伝わってくる。
でも恐る恐る、オレの中の指を動かして解すことを再開する。そしてあっという間に大胆に動いて追い詰めてくる。
「アッ……ぁ、ぁ、ン……クウガぁ……」
思わず甘く喘げば、クウガから熱い吐息が零れてくる。それが伝わるだけで体が痺れて、オレは甘えるようにしがみついてしまう。
このままもっと弄って欲しいと意地を張ることも忘れていると、不意にクウガの指が中から消えて、激しいもどかしさに襲われる。
非難するように見上げれば、戸惑っている割に熱い眼差しでオレを見るクウガと目が合った。
「もっと君の体勢が楽になる所へ移動する。少しだけ我慢してくれ」
気のせいか、クウガがまったく嫌そうじゃない。それどころかむしろ抱きたそうな――まさか、な。
オレはクウガに抱き上げられ、ぐったりしたまま木の陰へ連れ込まれた。
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