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VS触手の森・特大ローパー
▼北の森の正体
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衣服を剥ぎ取る時間すら惜しそうに、大小様々な触手がグリオスの体を這い、手足に巻き付き、衣服ごと撫で回して淫靡な体を煽っていく。
口に触手の先端を捻じ込まれると、甘い体液が中へ広がり、その甘美な味わいに頭が浮遊するような錯覚すら生まれてしまう。
もっと舐めたい衝動に駆られ、グリオスは自ら舌を絡めて熱く舐り、頭を前後に動かして扱いていく。すると柔らかだった触手の芯に硬さが生まれ、ピュルリ、と粘度のある液体が放たれる。
より甘くて、芳醇な液体。熟れに熟れた果実に噛り付いた時のような幸福感に、思わずグリオスはうっとりとしてしまう。そんな時、
「グリオス、ずるいー。そんなエロい顔して見せつけるなんて! もうオレ、ガマンしなくていいよね? だってグリオス、感じまくってるもの」
エルジュの声にグリオスは我に返る。
ここで触手の快楽に呑まれてしまえば、何もかもお終いだ。
スライムなんかとは比べ物にならないほどの物量に圧倒され続け、ボロボロに朽ち果てた身を延々と嬲り続け、人の体内に卵を産み付け、出産させるための栄養を常に送り続ける――そんな魔物が存在すると、グリオスは本で見たことがあった。
そこに書かれていたのは一本の木ほどの大きさの魔物。名はローパー。
本体は岩に擬態し、獲物が近づいてきたら無数の触手で捕えて望みのままに嬲るという。
今自分たちを襲っているのはこの森一帯の大きさ。特大のローパーだ。いくらエルジュが無敵でも、捕らわれ、体液を口にしたら最後、逃げ出すことは不可能だろうとグリオスは考えてしまう。
一瞬グリオスの脳裏に二人とも触手に捕らわれ、互いに目の前でおびただしい快楽に犯され続ける相手を眺めながら、命尽きるまで喘ぎ続ける光景がよぎる。
きっと一人で悶え続けるよりも快感なのだろう。考えるだけでグリオスの体の奥が疼き、小さな脈動が生まれる。もう淫らなことを考えるだけで、甘い絶頂を覚えてしまう体に成り果てていた。
このまま理性も、人としての尊厳も、エルジュを守ってやりたいと望む想いも、何もかも捨ててしまえば、人相手では味わえない暴力的な快感に堕とされ、幸せすら覚えてしまうのだろう。
靄がかる頭でグリオスがそう思っていると、触手は衣服を破り始め、露わになった胸や股間を嬲ってくる。そしてもどかしさで気が狂いそうな後孔へも触手は伸び、口に放った芳醇な体液をかけ、塗り込んでくる。
「あぁぁ……ッ……は、はやく……ぅぅ……」
思わず強請りかけてグリオスは唇を硬く閉じ、首を横に振る。
そしてエルジュに目を合わせ、必死の思いで口を開いた。
口に触手の先端を捻じ込まれると、甘い体液が中へ広がり、その甘美な味わいに頭が浮遊するような錯覚すら生まれてしまう。
もっと舐めたい衝動に駆られ、グリオスは自ら舌を絡めて熱く舐り、頭を前後に動かして扱いていく。すると柔らかだった触手の芯に硬さが生まれ、ピュルリ、と粘度のある液体が放たれる。
より甘くて、芳醇な液体。熟れに熟れた果実に噛り付いた時のような幸福感に、思わずグリオスはうっとりとしてしまう。そんな時、
「グリオス、ずるいー。そんなエロい顔して見せつけるなんて! もうオレ、ガマンしなくていいよね? だってグリオス、感じまくってるもの」
エルジュの声にグリオスは我に返る。
ここで触手の快楽に呑まれてしまえば、何もかもお終いだ。
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今自分たちを襲っているのはこの森一帯の大きさ。特大のローパーだ。いくらエルジュが無敵でも、捕らわれ、体液を口にしたら最後、逃げ出すことは不可能だろうとグリオスは考えてしまう。
一瞬グリオスの脳裏に二人とも触手に捕らわれ、互いに目の前でおびただしい快楽に犯され続ける相手を眺めながら、命尽きるまで喘ぎ続ける光景がよぎる。
きっと一人で悶え続けるよりも快感なのだろう。考えるだけでグリオスの体の奥が疼き、小さな脈動が生まれる。もう淫らなことを考えるだけで、甘い絶頂を覚えてしまう体に成り果てていた。
このまま理性も、人としての尊厳も、エルジュを守ってやりたいと望む想いも、何もかも捨ててしまえば、人相手では味わえない暴力的な快感に堕とされ、幸せすら覚えてしまうのだろう。
靄がかる頭でグリオスがそう思っていると、触手は衣服を破り始め、露わになった胸や股間を嬲ってくる。そしてもどかしさで気が狂いそうな後孔へも触手は伸び、口に放った芳醇な体液をかけ、塗り込んでくる。
「あぁぁ……ッ……は、はやく……ぅぅ……」
思わず強請りかけてグリオスは唇を硬く閉じ、首を横に振る。
そしてエルジュに目を合わせ、必死の思いで口を開いた。
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