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胎動
PHASE-02
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――――――。
まあ、この邪教徒という名のコメディアンの方、喋る喋る……。
聞いてないことまで話してくれる。
自分たちは邪神様の復活のために東奔西走して、各地に封じられていた、
パンゲアの心臓。
緋色の魔玉石。
嘆きの粉骨。
紫獄の瞳。
大紅蓮の皮。
――――それらを全て手に入れて、今現在、邪神の封じられたタンブラ神殿の地下遺跡に眠る、邪神パンゲアに、パンゲアの心臓を埋め込んだところで、条約が気になり、いったん儀式を停止中にしているそうだ。
「心臓を埋め込んだことによってですね。我等が偉大なる神、パンゲア様と疎通がとれるようになりまして~」
くっそ明るいな本当に。邪神蘇らせるのが、本当にこんな方々で良いのか? これで復活とかしたら、邪神どんな気持ちだよ。
「で、ぜひともお三方にはタンブラまで来ていただきたく。よろしければアレインさんも」
「いえ、結構」
ふう! 即答で拒否りましたな! 頭を抱えてしまう、悩みの種を芽吹かせるのは転舵、面舵一杯で回避ですか。
その拒否権を、ぜひとも僕にも行使出来る権限を与えてもらいたいです。
整備長なんて完全に顔が死んでますよ。行きたくないよね~。そりゃ~行きたくないさ! 条約とか知らんわけでしょ? 大昔の存在なんだから、邪神。
殺る気に満ちてたらどうするんですか。僕たち死んじゃう……。復活後、最初の贄にさてしまう。
「じゃあ、行きましょうか!」
ふう! テンション高い!
拳を天井に高らかに向けて、お仕事大好きなロールさんは何とも楽しそうだ~。
お祭りの時みたいにテンション高いですね。
あの時はとっても楽しかったのにな~。
なんでこんなことになるかな~。
はぁ…………。
「疫病神だ……」
疫病神じゃなくて、邪神ですよ。なにとち狂ってるんですか整備長。
「お前が配属されてから、ベリーハードなの増えすぎなんだよ」
は!? なに? 僕が悪いの!
――く、くるしい……。このおっさん、本気で僕の首を締めにきやがった。
上等じゃこら! いつまでも下手に出てやると思うなよ。
バッカスで酔ってた時は、ピート君、ピート君って甘えるように言ってたくせに!
お返しとばかりに、僕も思いっ切り、首を諸手で締めてやる。
――バタバタと局内で暴れ回る様を俯瞰で見れば、完全に子供の喧嘩である。
いかんせん、喧嘩をする経験が今までなかったもんだから、どうすれば終わるのか分からない僕は、整備長が降参するまで折れようとしなかった。
「はい! 元気があっていいですね~」
僕と整備長。ヒョイと首を掴まれて、戦闘を強制中断。
ハッタさん僕と同じような細くて色白の腕なのに、子猫のように、軽々と男二人を掴むんだね。そこはやっぱり常人ではないんだね……。
「気を取り直して、出発進こ~う!」
「イーハァァァァァァァア」
ロールさんに続いて、ハッタさんのテンションが更に上がる。
整備長とは舌打ちしながら睨み合い。負けてやんね~からなマジで。
邪神とかどうでもいいわ! 目の前の敵の方が重大だよ。偉くなって本当にこき使ってやるからな。
いずれブラック地獄に叩き落としてやる!
――――中々に、ぎすぎすした状況で、タンブラ神殿まで観光しつつ、徒歩移動。
時折、猫背気味のおっさんが僕の方に顔を向け、視線が交わると、舌打ちしてくる。
なので、僕も全力で舌打ちで返す。
「子供じゃないんだから」
呆れるロールさん。この人にマイナスイメージ作るのは避けたいけども、おっさんの方が年上ですから。僕にではなく、おっさんに言ってくださいよ。
唇を尖らせる僕に、やれやれといった感じで、ロールさんは先を行くハッタさんに周りの建造物の説明を聞いているようだ。
今から約千年前に造られた――――、なんて説明が耳朶に入ってくる。
いいもん……。一人で僕も楽しむから。
僕、悪くないのに。おっさんから仕掛けてきたのに……。僕には、優しくして良いんじゃないかな……。
――――なんか、子供がいじけた感じになってしまっている。自己憐憫というより、拗ねている感が強いな……。これは正直、情けないと思いますよ。
俯瞰で自分を見れる僕は偉いと思うの。
――――ふむ、やはり凄いというか、神々を奉っているだけあって、荘厳な建造物が並んでいる。
乳白色の神殿。成人男性の胴回りくらいはある柱が並び、奥には神を象った石像。それを見ている観光客や、信仰している人の多いこと。
淡い白に、苔の緑が混じり合っているのが、歴史を刻んできたことを窺わせる。
「こちらが旧暦の建造物である。オルプラ神殿でございます。ここには我等が邪神様を封じた一人。勇者パルティナの石像が祭られてます。いや~壊してやりたい」
「そういう、発言は聞き逃せませんよ~」
「いや~参ったな~なかったことに」
なんて、前の方では、ツアーガイドとなったハッタさんが聞き心地の良い声で冗談を含めて…………、冗談ではないかもしれないけど、軽妙に語る。
それに柔らかな返しで、歴史を楽しんでいるロールさん。
ハッタさん、的確なもんだから、周囲の観光客の方々も、
「「「「へ~そうなんだ」」」」
と、耳を傾けて、話に聞き入っていた。
――――僕もちょっと、聞きたいから、観光客に混じろうとしたら、肩が当たる。目を向ければ整備長。
「チッ」
直ぐに舌打ちをされたので、
「チッ!」
強めに返して、距離を取った。なんだよ、おっさんも興味あったのかよ。
――――更に進むと、観光客や信仰者の姿はなくなる。
ここから先が入ってはいけない区域だということを理解しているからだ。
これより先は、危険な生物も生息し、何より邪神が封じられてるってことで、恐れて野盗ですら近づかないそうだ。
そんなところに僕たちは行くのか……。
怖くなってきた。獰猛なモンスターとか出たらどうするんだろう。僕も整備長もたよりないですよ。ロールさん。
こんなことなら、グライフ君を連れてくれば良かった。ドラゴンならワイバーンクラスくらいは余裕で倒せるだけの力を持っているらしいし。
ハッタさんだけが頼りか……。まあ、普段からパンゲア神殿にいるらしいから、モンスターとかも倒してるのかな。軽々と僕たちも持ち上げたし、
必然的にハッタさんの周囲に集まる僕ら。
整備長とは、ここでも肩が当たったけど、命に関わるから、ここでは舌打ちの応酬はなしだ。
――――深い森の中を歩く。木々が陽射しを遮っているから、まだ昼頃なのに、ちょっと先になると闇に覆われて見えない。
周囲に木々や、無数の蔦が絡まった神殿や石像があるのが目に入る。手入れはされていないけど、人工的に保全された先ほどまでの神殿より、自然と一体化したようにも思えて、厳かで、神々しく見えてしまうから不思議だ。
「前方、気をつけてくださいね」
「え?」
ふぁ!? 赤い毛並みに、尻尾の先端がモーニングスターのようなトゲトゲがいっぱいついてる。獅子みたいな鬣に人面ぽい顔立ち。
「マンティコアだ-! 食べられる~!」
いがみ合っていた僕と整備長が恐怖で抱き合う中。
大声出したもんだから、口から涎を垂らしていたマンティコアは、餌と判断して僕たちの方に突っ込んでくる。
大木なんてあっても問題ないとばかりになぎ倒して、接近する大獅子サイズの脅威がすぐそこに!
「ロールさん逃げて!」
銀髪が目立ち、僕らよりも柔らかそうな肉だと判断したマンティコアは、ロールさんに狙いを定めたように、軌道を変えた。
僕がロールさんを守らないと。
敬愛する方を助けようと、使命感を抱く僕。
――といっても出来る事は、手を掴んで逃げ出すぐらい。
「ナイスでーす」
僕の勇気に拇指を立ててくるハッタさんの快活な声。僕たち三人の前に立ち、マンティコアを遮る。
悠然と佇むハッタさんに何かを感じたのか、襲歩から一気に常歩まで勢いを殺し、動きを止めて、身をかがませるマンティコア。
――森閑とした森の中。一人と一頭の間には何者も入り込めない空間があるように感じ取れる。
――――次の瞬間、静から動に変わった――――――。
まあ、この邪教徒という名のコメディアンの方、喋る喋る……。
聞いてないことまで話してくれる。
自分たちは邪神様の復活のために東奔西走して、各地に封じられていた、
パンゲアの心臓。
緋色の魔玉石。
嘆きの粉骨。
紫獄の瞳。
大紅蓮の皮。
――――それらを全て手に入れて、今現在、邪神の封じられたタンブラ神殿の地下遺跡に眠る、邪神パンゲアに、パンゲアの心臓を埋め込んだところで、条約が気になり、いったん儀式を停止中にしているそうだ。
「心臓を埋め込んだことによってですね。我等が偉大なる神、パンゲア様と疎通がとれるようになりまして~」
くっそ明るいな本当に。邪神蘇らせるのが、本当にこんな方々で良いのか? これで復活とかしたら、邪神どんな気持ちだよ。
「で、ぜひともお三方にはタンブラまで来ていただきたく。よろしければアレインさんも」
「いえ、結構」
ふう! 即答で拒否りましたな! 頭を抱えてしまう、悩みの種を芽吹かせるのは転舵、面舵一杯で回避ですか。
その拒否権を、ぜひとも僕にも行使出来る権限を与えてもらいたいです。
整備長なんて完全に顔が死んでますよ。行きたくないよね~。そりゃ~行きたくないさ! 条約とか知らんわけでしょ? 大昔の存在なんだから、邪神。
殺る気に満ちてたらどうするんですか。僕たち死んじゃう……。復活後、最初の贄にさてしまう。
「じゃあ、行きましょうか!」
ふう! テンション高い!
拳を天井に高らかに向けて、お仕事大好きなロールさんは何とも楽しそうだ~。
お祭りの時みたいにテンション高いですね。
あの時はとっても楽しかったのにな~。
なんでこんなことになるかな~。
はぁ…………。
「疫病神だ……」
疫病神じゃなくて、邪神ですよ。なにとち狂ってるんですか整備長。
「お前が配属されてから、ベリーハードなの増えすぎなんだよ」
は!? なに? 僕が悪いの!
――く、くるしい……。このおっさん、本気で僕の首を締めにきやがった。
上等じゃこら! いつまでも下手に出てやると思うなよ。
バッカスで酔ってた時は、ピート君、ピート君って甘えるように言ってたくせに!
お返しとばかりに、僕も思いっ切り、首を諸手で締めてやる。
――バタバタと局内で暴れ回る様を俯瞰で見れば、完全に子供の喧嘩である。
いかんせん、喧嘩をする経験が今までなかったもんだから、どうすれば終わるのか分からない僕は、整備長が降参するまで折れようとしなかった。
「はい! 元気があっていいですね~」
僕と整備長。ヒョイと首を掴まれて、戦闘を強制中断。
ハッタさん僕と同じような細くて色白の腕なのに、子猫のように、軽々と男二人を掴むんだね。そこはやっぱり常人ではないんだね……。
「気を取り直して、出発進こ~う!」
「イーハァァァァァァァア」
ロールさんに続いて、ハッタさんのテンションが更に上がる。
整備長とは舌打ちしながら睨み合い。負けてやんね~からなマジで。
邪神とかどうでもいいわ! 目の前の敵の方が重大だよ。偉くなって本当にこき使ってやるからな。
いずれブラック地獄に叩き落としてやる!
――――中々に、ぎすぎすした状況で、タンブラ神殿まで観光しつつ、徒歩移動。
時折、猫背気味のおっさんが僕の方に顔を向け、視線が交わると、舌打ちしてくる。
なので、僕も全力で舌打ちで返す。
「子供じゃないんだから」
呆れるロールさん。この人にマイナスイメージ作るのは避けたいけども、おっさんの方が年上ですから。僕にではなく、おっさんに言ってくださいよ。
唇を尖らせる僕に、やれやれといった感じで、ロールさんは先を行くハッタさんに周りの建造物の説明を聞いているようだ。
今から約千年前に造られた――――、なんて説明が耳朶に入ってくる。
いいもん……。一人で僕も楽しむから。
僕、悪くないのに。おっさんから仕掛けてきたのに……。僕には、優しくして良いんじゃないかな……。
――――なんか、子供がいじけた感じになってしまっている。自己憐憫というより、拗ねている感が強いな……。これは正直、情けないと思いますよ。
俯瞰で自分を見れる僕は偉いと思うの。
――――ふむ、やはり凄いというか、神々を奉っているだけあって、荘厳な建造物が並んでいる。
乳白色の神殿。成人男性の胴回りくらいはある柱が並び、奥には神を象った石像。それを見ている観光客や、信仰している人の多いこと。
淡い白に、苔の緑が混じり合っているのが、歴史を刻んできたことを窺わせる。
「こちらが旧暦の建造物である。オルプラ神殿でございます。ここには我等が邪神様を封じた一人。勇者パルティナの石像が祭られてます。いや~壊してやりたい」
「そういう、発言は聞き逃せませんよ~」
「いや~参ったな~なかったことに」
なんて、前の方では、ツアーガイドとなったハッタさんが聞き心地の良い声で冗談を含めて…………、冗談ではないかもしれないけど、軽妙に語る。
それに柔らかな返しで、歴史を楽しんでいるロールさん。
ハッタさん、的確なもんだから、周囲の観光客の方々も、
「「「「へ~そうなんだ」」」」
と、耳を傾けて、話に聞き入っていた。
――――僕もちょっと、聞きたいから、観光客に混じろうとしたら、肩が当たる。目を向ければ整備長。
「チッ」
直ぐに舌打ちをされたので、
「チッ!」
強めに返して、距離を取った。なんだよ、おっさんも興味あったのかよ。
――――更に進むと、観光客や信仰者の姿はなくなる。
ここから先が入ってはいけない区域だということを理解しているからだ。
これより先は、危険な生物も生息し、何より邪神が封じられてるってことで、恐れて野盗ですら近づかないそうだ。
そんなところに僕たちは行くのか……。
怖くなってきた。獰猛なモンスターとか出たらどうするんだろう。僕も整備長もたよりないですよ。ロールさん。
こんなことなら、グライフ君を連れてくれば良かった。ドラゴンならワイバーンクラスくらいは余裕で倒せるだけの力を持っているらしいし。
ハッタさんだけが頼りか……。まあ、普段からパンゲア神殿にいるらしいから、モンスターとかも倒してるのかな。軽々と僕たちも持ち上げたし、
必然的にハッタさんの周囲に集まる僕ら。
整備長とは、ここでも肩が当たったけど、命に関わるから、ここでは舌打ちの応酬はなしだ。
――――深い森の中を歩く。木々が陽射しを遮っているから、まだ昼頃なのに、ちょっと先になると闇に覆われて見えない。
周囲に木々や、無数の蔦が絡まった神殿や石像があるのが目に入る。手入れはされていないけど、人工的に保全された先ほどまでの神殿より、自然と一体化したようにも思えて、厳かで、神々しく見えてしまうから不思議だ。
「前方、気をつけてくださいね」
「え?」
ふぁ!? 赤い毛並みに、尻尾の先端がモーニングスターのようなトゲトゲがいっぱいついてる。獅子みたいな鬣に人面ぽい顔立ち。
「マンティコアだ-! 食べられる~!」
いがみ合っていた僕と整備長が恐怖で抱き合う中。
大声出したもんだから、口から涎を垂らしていたマンティコアは、餌と判断して僕たちの方に突っ込んでくる。
大木なんてあっても問題ないとばかりになぎ倒して、接近する大獅子サイズの脅威がすぐそこに!
「ロールさん逃げて!」
銀髪が目立ち、僕らよりも柔らかそうな肉だと判断したマンティコアは、ロールさんに狙いを定めたように、軌道を変えた。
僕がロールさんを守らないと。
敬愛する方を助けようと、使命感を抱く僕。
――といっても出来る事は、手を掴んで逃げ出すぐらい。
「ナイスでーす」
僕の勇気に拇指を立ててくるハッタさんの快活な声。僕たち三人の前に立ち、マンティコアを遮る。
悠然と佇むハッタさんに何かを感じたのか、襲歩から一気に常歩まで勢いを殺し、動きを止めて、身をかがませるマンティコア。
――森閑とした森の中。一人と一頭の間には何者も入り込めない空間があるように感じ取れる。
――――次の瞬間、静から動に変わった――――――。
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