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発展と鍛錬
PHASE-1253【よくよく考えると凄い才能】
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「皆、本当に良い子たちばかりで私は嬉しくおもう」
「ベルも少しはこの子たちを見習った方がいいぞ」
「トール。中々に言うようになってきたな……」
ベルを言い負かしていることに俺自身も驚いているところだよ。
「それでこれからの日程は?」
「昼食を取ってからチコ達の世話を皆でする」
「……」
「なんだその目は」
「ああ、いや……」
王都に戻ってからのベルの生活はモフモフ一色だな……。
「もちろん勇者様も来るよね♪」
抱っこしているゴロ太が上目づかいでそう言えば、
「なっ!?」
「はいそこ。ゴロ太の良案に対して明らかに嫌だというのを表に出さない……」
じゃないと……、俺のギヤマンハートが粉々に砕け散るからな……。
――ただでさえゴロ太を取られているんだ。もうこれ以上、自分の楽園をトールに踏みにじられたくない! という考えがあけすけなんだよ……。
どのみちゴロ太の提案の時点で、ベルは反対することは出来ないわけだけど。
――――。
再びザジーさんが活躍する厩舎一帯へと足を運ぶ。
「お、おお!」
厩舎内は戻ってきてからは初。内部の圧倒的光景に驚嘆の声を漏らしてしまう。
「とんでも動物園だな」
漏らしたついでに言葉を継ぐ。
馬は当然ながら、先生のヒッポグリフにエンドリュー侯とその麾下である竜騎兵が駆るワイバーン。
実質、先生が借りパクしているであろう赤黒い鱗に覆われたスピットワイバーンもいる。
「王城の厩舎だけでなく、ここでもワイバーンを預かっているんだな」
「木壁なんかで緊急事態が発生したら直ぐに対応できるように、ここの厩舎を利用しているんだ」
「お、ゴロ太はよく知ってるな」
頭を撫でてやればキャキャと大喜び。
以前の経験から、王都がもし攻められるとなれば、南と南西方向からが脅威となる。
なので西門付近にあるギルドハウスの厩舎を間借りしているという。
ワイバーンなどの大型騎乗生物の収容能力を有しているのは、現状だと王城の厩舎とこのギルドハウスの厩舎のみなのだそうだ。
褒められたことで大喜びするゴロ太のリアクションが可愛いので、俺の撫でる速度も更に速くなっていくのだが、その可愛がる姿を見て我慢できなくなっている存在も現れる。
ベルもその存在にカウントされるのだが……、
「ニ゛ャァァァァァァア゛」
だみ声にてズンズンと厩舎の床を揺らしながらやって来るのは――、
「おおチコ! 元気にしてたか」
象のように大きなマンティコアのチコが顔を近づけてくるので、優しく顎部分を撫でてやれば、ゴロゴロと喉を鳴らす。
大きくはあるが行動は猫そのものなんだよな。
ライオンのような鬣をもった頭を俺へとこすりつけてくるところも猫と同様の行動。
大きさが違いすぎるので足を踏ん張らないと吹っ飛ばされそうになるけども。
巨大な体での豪快な愛情表現ってのは、脅威を感じると同時に嬉しくもある。
「「「ニ゛ャァァァァァァァア゛――――」」」
チコに続くように、タカシ、キム、キョエも俺へと体をこすりつけてくる。
象サイズが自由に行き来できるこの厩舎の広さは大したものだ。
馬もいるが、巨大生物のために造られたこの厩舎は、柱の一本一本も太い。
もし厩舎内でコイツ等が暴れても、そう簡単に倒壊するという恐れはない造りだ。
まあ、コイツ等は賢いので暴れるって事はないだろうけど。
――だがコイツ等の知能の高さをぱっと見で判断するのは難しいんだろうな。
その証拠とばかりに、この厩舎に冒険者の姿はないし、使用している形跡もなかった。
お金に困っている新人さんや野良の冒険者たちであっても、巨大な生物が多くいるこの厩舎を寝床として使用する勇気はないようだな。
ここで寝食が出来るだけの胆力がある冒険者なら、有望株なんだけどね。
「しかし……」
俺もそんな冒険者たちを偉そうには言えない……。
これだけの大型生物に囲まれてしまうと、俺は今から捕食されるのか? といった恐怖を覚えるのも事実……。
トドメとばかりにオルトロスモドキ――シグルズまでやってくる。
ええっと――、シグルズってベルが名付けたけども、双頭の茶毛の方がジークフリートで、ダルメシアンなのがバルムンクだったよな。
コイツ等も合流すれば、圧殺される恐れもあるので――、
「みんな外に出よう~♪」
と、俺が提案を口に出す前に、抱っこされたゴロ太が一言そう発してくれる。
その発言に応じるように皆して鳴き声を揃え、ノシノシと厩舎から外へと出て行く。
「凄いなゴロ太」
「エヘ――」
「――そうだろう」
「いやベルに言ったわけじゃないぞ。ちゃんとエヘヘって聞かせなさいよ。ゴロ太の喜びを奪ったぞ」
「それはすまなかった」
なんて綺麗な一礼なんでしょうね。
ゴロ太となると本当に甘々になってしまうポンコツ乙女モードである。
ベルが可愛いモノの前ではポンコツになるのは仕方ないとして――、
「皆、ゴロ太の発言に従ったよな?」
抱っこするゴロ太に問うと、
「みんなボクの大切なおともだちなんだ。だからボクの言うことに賛成してくれるんだよ♪」
「お、そうか」
可愛い笑顔で俺を見上げての発言はギュッてしたくなる。
ベルの気持ちも分かるというものだ。
ゴロ太の愛らしさにはベルだけでなく、チコ達も従順になるようだな。
――そういえば以前、クレトス村付近でケーニッヒス・ティーガーという足回りに欠点はあるけども強い戦車のような名前のサーベルタイガーと出会ったが、子供を攫われて興奮していた母親のケーニッヒス・ティーガーに、ゴロ太が子供の無事を伝えたことで大人しく山の中へと戻っていたのを思い出す。
ここにいる合成獣とも会話が出来るし、自然界の生物とも会話が可能なゴロ太。
でもって人語も扱える。
スゲえな。ゴブリン語を話せるルーシャンナルさん以上だ。
抱っこしている白毛の子グマは、バイリンガル、トリリンガルを超えるマルチリンガルの使い手なのかもしれない。
「ベルも少しはこの子たちを見習った方がいいぞ」
「トール。中々に言うようになってきたな……」
ベルを言い負かしていることに俺自身も驚いているところだよ。
「それでこれからの日程は?」
「昼食を取ってからチコ達の世話を皆でする」
「……」
「なんだその目は」
「ああ、いや……」
王都に戻ってからのベルの生活はモフモフ一色だな……。
「もちろん勇者様も来るよね♪」
抱っこしているゴロ太が上目づかいでそう言えば、
「なっ!?」
「はいそこ。ゴロ太の良案に対して明らかに嫌だというのを表に出さない……」
じゃないと……、俺のギヤマンハートが粉々に砕け散るからな……。
――ただでさえゴロ太を取られているんだ。もうこれ以上、自分の楽園をトールに踏みにじられたくない! という考えがあけすけなんだよ……。
どのみちゴロ太の提案の時点で、ベルは反対することは出来ないわけだけど。
――――。
再びザジーさんが活躍する厩舎一帯へと足を運ぶ。
「お、おお!」
厩舎内は戻ってきてからは初。内部の圧倒的光景に驚嘆の声を漏らしてしまう。
「とんでも動物園だな」
漏らしたついでに言葉を継ぐ。
馬は当然ながら、先生のヒッポグリフにエンドリュー侯とその麾下である竜騎兵が駆るワイバーン。
実質、先生が借りパクしているであろう赤黒い鱗に覆われたスピットワイバーンもいる。
「王城の厩舎だけでなく、ここでもワイバーンを預かっているんだな」
「木壁なんかで緊急事態が発生したら直ぐに対応できるように、ここの厩舎を利用しているんだ」
「お、ゴロ太はよく知ってるな」
頭を撫でてやればキャキャと大喜び。
以前の経験から、王都がもし攻められるとなれば、南と南西方向からが脅威となる。
なので西門付近にあるギルドハウスの厩舎を間借りしているという。
ワイバーンなどの大型騎乗生物の収容能力を有しているのは、現状だと王城の厩舎とこのギルドハウスの厩舎のみなのだそうだ。
褒められたことで大喜びするゴロ太のリアクションが可愛いので、俺の撫でる速度も更に速くなっていくのだが、その可愛がる姿を見て我慢できなくなっている存在も現れる。
ベルもその存在にカウントされるのだが……、
「ニ゛ャァァァァァァア゛」
だみ声にてズンズンと厩舎の床を揺らしながらやって来るのは――、
「おおチコ! 元気にしてたか」
象のように大きなマンティコアのチコが顔を近づけてくるので、優しく顎部分を撫でてやれば、ゴロゴロと喉を鳴らす。
大きくはあるが行動は猫そのものなんだよな。
ライオンのような鬣をもった頭を俺へとこすりつけてくるところも猫と同様の行動。
大きさが違いすぎるので足を踏ん張らないと吹っ飛ばされそうになるけども。
巨大な体での豪快な愛情表現ってのは、脅威を感じると同時に嬉しくもある。
「「「ニ゛ャァァァァァァァア゛――――」」」
チコに続くように、タカシ、キム、キョエも俺へと体をこすりつけてくる。
象サイズが自由に行き来できるこの厩舎の広さは大したものだ。
馬もいるが、巨大生物のために造られたこの厩舎は、柱の一本一本も太い。
もし厩舎内でコイツ等が暴れても、そう簡単に倒壊するという恐れはない造りだ。
まあ、コイツ等は賢いので暴れるって事はないだろうけど。
――だがコイツ等の知能の高さをぱっと見で判断するのは難しいんだろうな。
その証拠とばかりに、この厩舎に冒険者の姿はないし、使用している形跡もなかった。
お金に困っている新人さんや野良の冒険者たちであっても、巨大な生物が多くいるこの厩舎を寝床として使用する勇気はないようだな。
ここで寝食が出来るだけの胆力がある冒険者なら、有望株なんだけどね。
「しかし……」
俺もそんな冒険者たちを偉そうには言えない……。
これだけの大型生物に囲まれてしまうと、俺は今から捕食されるのか? といった恐怖を覚えるのも事実……。
トドメとばかりにオルトロスモドキ――シグルズまでやってくる。
ええっと――、シグルズってベルが名付けたけども、双頭の茶毛の方がジークフリートで、ダルメシアンなのがバルムンクだったよな。
コイツ等も合流すれば、圧殺される恐れもあるので――、
「みんな外に出よう~♪」
と、俺が提案を口に出す前に、抱っこされたゴロ太が一言そう発してくれる。
その発言に応じるように皆して鳴き声を揃え、ノシノシと厩舎から外へと出て行く。
「凄いなゴロ太」
「エヘ――」
「――そうだろう」
「いやベルに言ったわけじゃないぞ。ちゃんとエヘヘって聞かせなさいよ。ゴロ太の喜びを奪ったぞ」
「それはすまなかった」
なんて綺麗な一礼なんでしょうね。
ゴロ太となると本当に甘々になってしまうポンコツ乙女モードである。
ベルが可愛いモノの前ではポンコツになるのは仕方ないとして――、
「皆、ゴロ太の発言に従ったよな?」
抱っこするゴロ太に問うと、
「みんなボクの大切なおともだちなんだ。だからボクの言うことに賛成してくれるんだよ♪」
「お、そうか」
可愛い笑顔で俺を見上げての発言はギュッてしたくなる。
ベルの気持ちも分かるというものだ。
ゴロ太の愛らしさにはベルだけでなく、チコ達も従順になるようだな。
――そういえば以前、クレトス村付近でケーニッヒス・ティーガーという足回りに欠点はあるけども強い戦車のような名前のサーベルタイガーと出会ったが、子供を攫われて興奮していた母親のケーニッヒス・ティーガーに、ゴロ太が子供の無事を伝えたことで大人しく山の中へと戻っていたのを思い出す。
ここにいる合成獣とも会話が出来るし、自然界の生物とも会話が可能なゴロ太。
でもって人語も扱える。
スゲえな。ゴブリン語を話せるルーシャンナルさん以上だ。
抱っこしている白毛の子グマは、バイリンガル、トリリンガルを超えるマルチリンガルの使い手なのかもしれない。
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