1,035 / 1,668
エルフの国
PHASE-1035【インテリアもファンタジー】
しおりを挟む
「本当にうちの跳ねっ返りがご迷惑をおかけしております……」
「お父様、跳ねっ返りじゃないから。それに迷惑はかけてない。私はしっかりと活躍してます」
反論はするけどもやはり父親は苦手なようで、先ほどからイカ耳状態を維持するシャルナ。
「この放蕩者が! 見聞を広めると言って出たきり戻らないとは! 勇者殿がこの国を訪れてくださってよかった。大事な時期なのだかな」
「仕方ないでしょ。瘴気が蔓延してたんだから」
「だからといってこの百年の間に戻ってくる機会はあっただろう」
「いいじゃない。たかが百年くらい。大事な時期とか言われても知らないし」
――……俺達は一体なんの会話を聞かされているんだ……。
人間だと今生の別れを軽く凌駕してる話なんだけど……。
「まったく。お前はもう勇者殿の仲間になったのだ。恥をかかせてはならんぞ。今後は連絡だけでも寄越すように」
「はいはい分かりました」
「勇者殿の前だからこれだけですんでいるのだぞ」
「はいはい」
「はいは一回」
「は~い」
「のばさない! 本当に、お恥ずかしいところをお目にかけました」
「ああ、いえいえ……」
時の流れの使い方がダイナミックすぎてそっちに気を取られていたから、話の内容なんて入ってきてないよ。
ルミナングスさんのお怒りが解けたと判断したようで、途端にイカ耳が元気に動き出す。
年齢は凄いけども、シャルナの思考は俺達と変わらないよね。
エルフって長命だけども、なんというか揃いも揃って賢者って感じの立ち位置ではないよな。
長命による貫禄ってのがないからな。
いろんな作品にもエルフは登場するけど、魔法や弓の技術は確かに凄いが、賢者って呼ばれる存在よりも人間味に溢れた存在の方が多いような気がする。
目の前のやりとりも正にそれだしな。
「勇者殿。御一行がこの国に滞在する間は、この屋敷を我が家だと思って利用してください。無駄に部屋だけはありますので」
「ありがとうございます」
「中々に素晴らしいお住まいのようで」
ここでひょっこりと俺の後ろから姿を見せ、室内を見渡す琥珀の瞳のコクリコさん。
人様の家の内装をキョロキョロと見るんじゃありません! 恥ずかしい! と、注意をしてみても、ベルではなく俺の発言となれば聞く耳は持たないのはいつものこと。
「何も無いところですが、従者殿がお気に召してくださり何よりです。好きなだけ見てください」
ルミナングスさんの寛容さに感謝だ。
でもそんなことを言えば、コクリコは言葉をそのまま受け取って、好き放題するかもしれませんよ。
――まあコクリコが楽しげなのも分かるけどね。
丁寧に一部屋一部屋を案内してくれるルミナングスさん。
目で楽しむ事の出来るモノが多かった。
一つの鉱物から切り出して作ったという長テーブルはほのかな緑光にて輝いており、暗がりの中でも周囲を照らすだけの力を持っていた。
テーブルの周囲に等間隔で生えた――というより置かれたキノコは、そこいらの椅子と同等の大きさであり、実際に椅子として使用される。
長テーブルの光に照らされるキノコは何とも幻想的。
こういったインテリアが今のエルフ達の間で流行っているというのも教えてくれた。
趣向を凝らして客人の目を楽しませてくれるのも、家主がわざわざ部屋の説明をしてくれるのも、全ては勇者殿と御一行だからこそと言ってくれる。
いや~勘違いしそう。
「勘違いはするなよ。お前はまだまだ弱者だからな」
「そういう事だ」
「あ、はい……」
俺の心を読んだとばかりに、薄暗い部屋の中でベルとゲッコーさんの最強さん二人が釘を刺してくる。
最終的に調子に乗ることが許されないのが俺の運命……。
暗がりで目を楽しませるインテリアを堪能したところで、タイミング良く部屋に灯りがつく。
「ご自由におかけになってくだ――」
ルミナングスさんが言い終えるまで待てないとばかりに、
「では遠慮なく」
椅子取りゲームでもあろうものなら、優勝間違いなしのコクリコ。
もちろん長テーブルということもあって、腰を下ろすのは――上座。
流石はコクリコ。いつだってぶれない。
「これは素晴らしい座り心地ですね」
キノコの椅子はふわふわだとご満悦。
「確かにな」
ベルも気に入ったようだ。
抱えられたミユキはもっとふわふわなところでご満悦だけどね。
「どれどれ」
ミユキを羨ましがりつつ、俺も腰を下ろそうとすれば、
「そこでよろしいのですか!?」
俺が下座に座ろうとしたからか、ルミナングスさんが驚きの表情で声をかけてくる。
コクリコが上座に座っている時点で、席にはなんの意味もない。
「何処に座っても問題なしですよ」
そう返せば、ルミナングスさんの表情は、驚きから感心したものへと変わる。
うむ。礼儀というか、階級にかんしていちいち気にするようだね。
ルミナングスさんというより、エルフの社会は。
わずかなやり取りだったけど、エルフ社会を垣間見たような気がした。
「おお! 確かにこれはいい」
ふわふわの感触が臀部に伝わってくる。
深く沈んで腰が埋もれた辺りでわずかな反発感を感じ取ることが出来る。
柔らかさと低反発。臀部と腰回りを包み込んでくれるような座り心地は最高の一言。
背もたれは無いけども、重心を後ろに向けてもしっかりとやさしく腰回りを包み込んでくれるから安定性も抜群。
「ゲーミングチェアに欲しい」
真っ先にそう思う辺り、やはり俺はゲーマー。
座るだけで疲れが抜けていくような感覚を得られるなんて、素晴らしいキノコ椅子だな。
インテリアも屋敷自体も素晴らしい。
こういった屋敷がエルフの王様が住まう城に存在することが許されるんだからな。
「シャルナってやっぱり立派な家柄なんだな~」
キノコの座り心地が良くて、リラックスしまくった声でそう言えば、皆して首肯で返してくれた。
皆も座り心地の良さにリラックスしているようで、首肯は鷹揚とした動きだった。
でも言われた本人だけは頬を膨らませて不機嫌。
何が気にくわないのやら。
「お父様、跳ねっ返りじゃないから。それに迷惑はかけてない。私はしっかりと活躍してます」
反論はするけどもやはり父親は苦手なようで、先ほどからイカ耳状態を維持するシャルナ。
「この放蕩者が! 見聞を広めると言って出たきり戻らないとは! 勇者殿がこの国を訪れてくださってよかった。大事な時期なのだかな」
「仕方ないでしょ。瘴気が蔓延してたんだから」
「だからといってこの百年の間に戻ってくる機会はあっただろう」
「いいじゃない。たかが百年くらい。大事な時期とか言われても知らないし」
――……俺達は一体なんの会話を聞かされているんだ……。
人間だと今生の別れを軽く凌駕してる話なんだけど……。
「まったく。お前はもう勇者殿の仲間になったのだ。恥をかかせてはならんぞ。今後は連絡だけでも寄越すように」
「はいはい分かりました」
「勇者殿の前だからこれだけですんでいるのだぞ」
「はいはい」
「はいは一回」
「は~い」
「のばさない! 本当に、お恥ずかしいところをお目にかけました」
「ああ、いえいえ……」
時の流れの使い方がダイナミックすぎてそっちに気を取られていたから、話の内容なんて入ってきてないよ。
ルミナングスさんのお怒りが解けたと判断したようで、途端にイカ耳が元気に動き出す。
年齢は凄いけども、シャルナの思考は俺達と変わらないよね。
エルフって長命だけども、なんというか揃いも揃って賢者って感じの立ち位置ではないよな。
長命による貫禄ってのがないからな。
いろんな作品にもエルフは登場するけど、魔法や弓の技術は確かに凄いが、賢者って呼ばれる存在よりも人間味に溢れた存在の方が多いような気がする。
目の前のやりとりも正にそれだしな。
「勇者殿。御一行がこの国に滞在する間は、この屋敷を我が家だと思って利用してください。無駄に部屋だけはありますので」
「ありがとうございます」
「中々に素晴らしいお住まいのようで」
ここでひょっこりと俺の後ろから姿を見せ、室内を見渡す琥珀の瞳のコクリコさん。
人様の家の内装をキョロキョロと見るんじゃありません! 恥ずかしい! と、注意をしてみても、ベルではなく俺の発言となれば聞く耳は持たないのはいつものこと。
「何も無いところですが、従者殿がお気に召してくださり何よりです。好きなだけ見てください」
ルミナングスさんの寛容さに感謝だ。
でもそんなことを言えば、コクリコは言葉をそのまま受け取って、好き放題するかもしれませんよ。
――まあコクリコが楽しげなのも分かるけどね。
丁寧に一部屋一部屋を案内してくれるルミナングスさん。
目で楽しむ事の出来るモノが多かった。
一つの鉱物から切り出して作ったという長テーブルはほのかな緑光にて輝いており、暗がりの中でも周囲を照らすだけの力を持っていた。
テーブルの周囲に等間隔で生えた――というより置かれたキノコは、そこいらの椅子と同等の大きさであり、実際に椅子として使用される。
長テーブルの光に照らされるキノコは何とも幻想的。
こういったインテリアが今のエルフ達の間で流行っているというのも教えてくれた。
趣向を凝らして客人の目を楽しませてくれるのも、家主がわざわざ部屋の説明をしてくれるのも、全ては勇者殿と御一行だからこそと言ってくれる。
いや~勘違いしそう。
「勘違いはするなよ。お前はまだまだ弱者だからな」
「そういう事だ」
「あ、はい……」
俺の心を読んだとばかりに、薄暗い部屋の中でベルとゲッコーさんの最強さん二人が釘を刺してくる。
最終的に調子に乗ることが許されないのが俺の運命……。
暗がりで目を楽しませるインテリアを堪能したところで、タイミング良く部屋に灯りがつく。
「ご自由におかけになってくだ――」
ルミナングスさんが言い終えるまで待てないとばかりに、
「では遠慮なく」
椅子取りゲームでもあろうものなら、優勝間違いなしのコクリコ。
もちろん長テーブルということもあって、腰を下ろすのは――上座。
流石はコクリコ。いつだってぶれない。
「これは素晴らしい座り心地ですね」
キノコの椅子はふわふわだとご満悦。
「確かにな」
ベルも気に入ったようだ。
抱えられたミユキはもっとふわふわなところでご満悦だけどね。
「どれどれ」
ミユキを羨ましがりつつ、俺も腰を下ろそうとすれば、
「そこでよろしいのですか!?」
俺が下座に座ろうとしたからか、ルミナングスさんが驚きの表情で声をかけてくる。
コクリコが上座に座っている時点で、席にはなんの意味もない。
「何処に座っても問題なしですよ」
そう返せば、ルミナングスさんの表情は、驚きから感心したものへと変わる。
うむ。礼儀というか、階級にかんしていちいち気にするようだね。
ルミナングスさんというより、エルフの社会は。
わずかなやり取りだったけど、エルフ社会を垣間見たような気がした。
「おお! 確かにこれはいい」
ふわふわの感触が臀部に伝わってくる。
深く沈んで腰が埋もれた辺りでわずかな反発感を感じ取ることが出来る。
柔らかさと低反発。臀部と腰回りを包み込んでくれるような座り心地は最高の一言。
背もたれは無いけども、重心を後ろに向けてもしっかりとやさしく腰回りを包み込んでくれるから安定性も抜群。
「ゲーミングチェアに欲しい」
真っ先にそう思う辺り、やはり俺はゲーマー。
座るだけで疲れが抜けていくような感覚を得られるなんて、素晴らしいキノコ椅子だな。
インテリアも屋敷自体も素晴らしい。
こういった屋敷がエルフの王様が住まう城に存在することが許されるんだからな。
「シャルナってやっぱり立派な家柄なんだな~」
キノコの座り心地が良くて、リラックスしまくった声でそう言えば、皆して首肯で返してくれた。
皆も座り心地の良さにリラックスしているようで、首肯は鷹揚とした動きだった。
でも言われた本人だけは頬を膨らませて不機嫌。
何が気にくわないのやら。
0
お気に入りに追加
447
あなたにおすすめの小説
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる