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極東
PHASE-384【クレバスって例えはエロい】
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婀娜っぽさに当てられ、興奮によって乱れた呼吸を整えて――――、
「ぱ……」
『ぱ?』
言うのだ。夢なんだからな。目の前には94センチのアバカンであるロケットおっぱいがあるんだぞ。
ここで実行しないのは、夢の中で俺に好意を寄せているベルに失礼というものではないだろうか? ――――うん! 絶対に失礼だ!
なので実行に移すのだ俺!
「ぱ、ぱふぱふを所望します!」
言ってやった! 巨乳好きの男ならば、十割が経験したい行為!
多感で年頃な少年ならば、一度は夢見る浪漫。
王道RPGによって植え付けられた浪漫。
俺はその浪漫を言葉にして、裂帛の気合いと共に発してやった。
『ぱふぱふ――――とは?』
おっと、ここで俺の精神を揺さぶってくるか。
夢とはいえ、かなり恥ずかしいぞ。首を傾げて聞いてくる姿はたまらんくらいに可愛いけど。美人だけど、可愛いとか最高ですな!
そんな美人に説明しないといけないとか、変態の所行だ。折角の艶やかな瞳が、半眼に変わらないかと心配してしまう。
勇気を出して説明すれば、
『――――なるほど。フフ――――』
半眼ではなく妖艶な笑みだ。流石は俺の夢。
「だめ……かな?」
『いや、純粋だと思ってな。もっと凄いことを頼んでも良かったのにな』
え、マジで! そんな急にハッスルな展開にもっていってもいいのかな。
だがしかしだ。俺は童貞。まだまだそっち方面の免疫がないので、徐々にエロメーターを上げていくという方向でお願いします。
でもって、エロメーターが限界突破になったら、童貞を捨てさせてください!
でもなんなんだろうな、この夢は。本当にリアルすぎるぞ。
しかも二日連続でだ。こういう夢はこっちの世界では当たり前なのだろうか。
もしそうだとするなら――――最高だな!
日本に戻らなくてもいいと思ってしまう。
『ほら』
両腕を全開に広げてウエルカムな対応ですよ。
現実のベルも、常に俺にこうであってほしいね。
ゴクリと生唾飲んでから、
「失礼します」
ベッドにて居住まいを正して、正座からの土下座のような一礼を行った後に――………………、
「ヒャッハァァァァァァ! イィィィハァァァァァァァァ!!!!」
『どうだ?』
どうだって、最高の弾力と柔らかな双丘。
クレバスの中に顔を埋めれば、返事など出来るわけがない!
ハハハ――――! 双丘だのクレバスだのと、俺の表現は駄目駄目のエッロエロですな。
地の文でこの部分を書こうものなら、完全なる十八禁のハッスル小説やハッスルゲーじゃないですか。
『一心不乱に顔を埋めて楽しんでくれて何よりだ』
たまらん。これはたまらんぞ。いい、実にいい!
なんていい香りなんだろう。温かいし、柔らかくて跳ね返してきそうな弾力。これは本当に夢なのか? 現実としか思えない。
最高の場所だ。ベルのロケットおっぱいこそ、俺にとってのまほろばだ。
俺、この夢の住人になりたい…………、
「――――い」
?
「お――――い」
――……ん? なんだろうか?
「おい」
おん?
俺を呼ぶ声が徐々にしっかりとしたものになっていく。
声の主は、今現在お楽しみ中のベルのもの。
婀娜っぽさはなく、いつもの落ち着いた口調。
「いい加減に起きないか」
なんだよ。声音は変わったが、さっきと同じことを言ってるじゃないか。
俺は起きてるし、お前のおっぱいを堪能しているだろう。
「起きろ」
「分かったよ」
やおら目を開けば――――、へへ――、やっぱりベルがいるじゃないか。
下から眺めるアバカンも最高だな。
――……でもおかしいな。さっきは俺が上になってたのに、なんで今は下から見上げているんだろうか?
「ぱ……」
『ぱ?』
言うのだ。夢なんだからな。目の前には94センチのアバカンであるロケットおっぱいがあるんだぞ。
ここで実行しないのは、夢の中で俺に好意を寄せているベルに失礼というものではないだろうか? ――――うん! 絶対に失礼だ!
なので実行に移すのだ俺!
「ぱ、ぱふぱふを所望します!」
言ってやった! 巨乳好きの男ならば、十割が経験したい行為!
多感で年頃な少年ならば、一度は夢見る浪漫。
王道RPGによって植え付けられた浪漫。
俺はその浪漫を言葉にして、裂帛の気合いと共に発してやった。
『ぱふぱふ――――とは?』
おっと、ここで俺の精神を揺さぶってくるか。
夢とはいえ、かなり恥ずかしいぞ。首を傾げて聞いてくる姿はたまらんくらいに可愛いけど。美人だけど、可愛いとか最高ですな!
そんな美人に説明しないといけないとか、変態の所行だ。折角の艶やかな瞳が、半眼に変わらないかと心配してしまう。
勇気を出して説明すれば、
『――――なるほど。フフ――――』
半眼ではなく妖艶な笑みだ。流石は俺の夢。
「だめ……かな?」
『いや、純粋だと思ってな。もっと凄いことを頼んでも良かったのにな』
え、マジで! そんな急にハッスルな展開にもっていってもいいのかな。
だがしかしだ。俺は童貞。まだまだそっち方面の免疫がないので、徐々にエロメーターを上げていくという方向でお願いします。
でもって、エロメーターが限界突破になったら、童貞を捨てさせてください!
でもなんなんだろうな、この夢は。本当にリアルすぎるぞ。
しかも二日連続でだ。こういう夢はこっちの世界では当たり前なのだろうか。
もしそうだとするなら――――最高だな!
日本に戻らなくてもいいと思ってしまう。
『ほら』
両腕を全開に広げてウエルカムな対応ですよ。
現実のベルも、常に俺にこうであってほしいね。
ゴクリと生唾飲んでから、
「失礼します」
ベッドにて居住まいを正して、正座からの土下座のような一礼を行った後に――………………、
「ヒャッハァァァァァァ! イィィィハァァァァァァァァ!!!!」
『どうだ?』
どうだって、最高の弾力と柔らかな双丘。
クレバスの中に顔を埋めれば、返事など出来るわけがない!
ハハハ――――! 双丘だのクレバスだのと、俺の表現は駄目駄目のエッロエロですな。
地の文でこの部分を書こうものなら、完全なる十八禁のハッスル小説やハッスルゲーじゃないですか。
『一心不乱に顔を埋めて楽しんでくれて何よりだ』
たまらん。これはたまらんぞ。いい、実にいい!
なんていい香りなんだろう。温かいし、柔らかくて跳ね返してきそうな弾力。これは本当に夢なのか? 現実としか思えない。
最高の場所だ。ベルのロケットおっぱいこそ、俺にとってのまほろばだ。
俺、この夢の住人になりたい…………、
「――――い」
?
「お――――い」
――……ん? なんだろうか?
「おい」
おん?
俺を呼ぶ声が徐々にしっかりとしたものになっていく。
声の主は、今現在お楽しみ中のベルのもの。
婀娜っぽさはなく、いつもの落ち着いた口調。
「いい加減に起きないか」
なんだよ。声音は変わったが、さっきと同じことを言ってるじゃないか。
俺は起きてるし、お前のおっぱいを堪能しているだろう。
「起きろ」
「分かったよ」
やおら目を開けば――――、へへ――、やっぱりベルがいるじゃないか。
下から眺めるアバカンも最高だな。
――……でもおかしいな。さっきは俺が上になってたのに、なんで今は下から見上げているんだろうか?
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