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37話 スタンピード・リバイブ…ヒーロー
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散り際は美しく。
そっと目を閉じるロイ。
「ヒール!」
アイラの回復魔法ロイの腫れた頬が癒える。
「も~!馬鹿な事したら…駄目だぞ!」
(お前がな!)
ロイはカーラの胸当てをポケットにしまう。
(必ずや胸当て小僧は復活するだろう…)
コア(学習しない男ね。)
カーラは…まだロイを睨んでいる!
「気にいっていたんだ……」
「はい?」
「気にいっていたんだよ!その胸当て!」
「俺もです!」
「ドス!」
ガラ空きの脇腹にカーラのミドルキックが入る!
「弁償しろ!この戦いが終わったら!下着屋に連れて行くからな!」
「はい!喜んで!」
半回転し強烈なバックブローを放つカーラ。
「ゴン!」
綺麗に顎を捉えて地面に倒れる…ロイ。
「ヒール!」
顎のダメージが和らぐ……
「駄目だぞ!聖女様にヒール無駄遣いさせちゃ!」
「は、はい…すみません…」
(元は…お前のせいだからな!)
「さあ!皆を追いかけましょう!」
3人は先行した一番隊を目指して突き進む!
一方で先行したゴードン率いる一番隊…
「数は多いが!雑魚モンスターだ!蹴散らせ!」
「おお!」
大量のキラーブーン達と乱戦状態の一番隊!!
「2千は居るか?雑魚のクセにやけに統率がとれているな…」
先程のオーガ達と逆状態の一番隊。
次第に数で圧倒され始める……
「引くなよ!お前ら!」
「はい!」
一番隊に群がるキラーブーン達の両サイドから声が聞こえる!
「横槍を入れてやれ!お前ら!」
「おお!」
「背後をとりな!」
「はっ!」
キラーブーンの群れを両サイドから強襲する!
統率がとれていたキラーブーン達だが…次第にバラバラになる…
「ナイスだ!お前ら!」
二番隊、三番隊が合流する!
「良し!押し返すぞ!各個撃破だ!」
「おお!!!」
2千はいるキラーブーン達を二百人の冒険者達で必死に押し返す!
「俺達が負けたら街の人達が危ないぞ!根性見せやがれ!」
ゴードンの激を受け踏ん張る冒険者達。
アイラ達が追いつく……
「うげ!キラーブーンが大量だな。」
カーラはロイを睨みつける!
まだ少し機嫌が悪い様だ。
「カーラさん……まだ怒ってます?」
「別に…ただ嘘つかれたのがショックなだけだ!」
コア(ロイが押し通すからです。)
「あんなに沢山のハチ野郎相手したら…疲れますわ!」
「カーラさんとデートしたい!」
ロイが突然呟く。
「あ?何て…言った!」
またロイを睨みつけるカーラ…
「カーラさんと戦いが終わったらデートしたい…」
「ロイ!お前!戦いの最中に何考えてんだ!」
「だって…」
カーラはホーリーアックスを構える!
「絶対だからな…」
「はい?」
「絶対!デートするからな!約束だ!」
そう良いながらカーラはブーンキラーの群れに突撃する!
「機嫌よくなった?」
コア(カーラはやる気がでています。)
「ブーンブーンうるさいんだよ!雑魚が!」
近づいて来るブーンキラー達をホーリーアックスを…
ぶん回し蹴散らしていく。
「おお…」
「カーラ!レッドオーガはどうした!」
乱戦の中、ゴードンが叫ぶ。
「ぶった切ってやったぜ!」
「Aランクだぞ!レッドオーガは!」
「ランク何か関係ないんだよ!アタシのデートの邪魔をするんじゃね~!!」
ホーリーアックスをぶん回し…次々とブーンキラーを蹴散らしていくカーラ!
「やるな~聖騎士さん…」
「は!聖騎士じゃねえ!聖女様専属の聖騎士【仮】だ!」
アイラの活躍に冒険者達は勢いづく!!
「カーラさんって…やっぱり強いなぁ…」
コア(はい。しかも今はやる気が最高状態です。)
「ブーンブーンうるさいわ!」
「儚く散りゆく花弁よ!その姿に魅せられる者の魂を共に誘い導きなさい!」
「月来香!!」
白く淡い花弁の様な光がブーンキラーの群れに降り注ぐ……
「ブーン!」「ブーンブーン!」「ブー…ン!」
ブーンキラー達は互いに攻撃し合う…
「お、おお!流石だ聖女様!」
お菓子を取り出しモグモグしている…アイラ。
「奴らが混乱している間に追撃するぞ!!」
「おお!!」
カーラを先頭に一気に畳み掛ける冒険者達。
見る見る間にキラーブーン達の数が減っていく。
「行けるぞ!押し返せ!」
「お、奥から、また何か来ます!」
ほぼ全てのブーンキラーを倒した冒険者…
しかし奥から第3波が来る!
「ストーンゴーレムだ!数…約30!」
ドス!ドス!と近づいて来るストーンゴーレム達…
「硬いだけの奴らだ!数人で囲んで削れ!」
「待ってください!ゴーレムの隙間から何か来ます!」
「あいつら……」
ウシロイノシシ達がゴーレムの隙間から猪突後進してくる!
ゴードン「外皮は硬いが……ケツだ!あいつらはケツに挿し込んでやれ!」
「…………………」
(俺の戦い方は…間違いじゃなかったんだ……)
剣を使う冒険者達が前衛となり隊列を組んだ一番隊、二番隊そして三番隊のサウナの街の冒険者達…
「おら!」
「ブヒ…プゥー…プ!」
「喰らいやがれ!」
「ぷす…ブボー!」
ケツに渾身の一撃が刺さり…
必ずオナラをする…ウシロイノシシ…
周辺に屁香りが漂う……
「くっさ!マジくさ!」
涙目になる冒険者達。
「死ぬよりましだろ!ケツに刺しまくれ!」
「ドス!」「プゥー」「ドス!」「ブオ!」「ドス!」
「ブッ!」
「ドス!」「プゥー」「ドス!」「ブオ!」「ドス!」
「ブッ!」
「何て…混沌とした戦場なんだ……」
「良し!屁香りが漂ううちにストーンゴーレムまで詰める!続け!」
ゴードンは大剣を振りかざし号令を発する。
ブリリの3人達も隊列に加わる。
「後少しのはずだ!攻めるぞ!」
「食後の運動よ!」
「良し俺も!」
ストーンゴーレムに隊列を組んだ冒険者達が襲いかかる!
「絶対!街を守るんだ!」
「おお!」
ロイが急に立ち止まる………
「アイツだ!」
ロイは以前酷い目にあわされたアルビノキラーを見つけた!※第21話「白ブーン」参照
「こんな所に、いやがったか!白ブーン!覚悟しろ!
ロイに追われ…逃げ出す白ブーン!
「ブーン!」
「あ!待て!この野郎!」
夢中で白ブーンを追いかけるロイ…相変わらず素早い白ブーン…
ロイは気がつくと隊列から外れ一人になっていた。
「待ちやがれ~!」
数十分間追いかけるロイ。気がつくと森の中いた…
「あいつ~」
ロイは。白ブーンを見失ってしまった。
そう言えばここは何処なんだ?と思いキョロキョロする
何かを発見するロイ。
「何だアレ!」
木の陰から覗いて見たその先には。地面が盛り上がり、大きな穴が開いていた…
一方で冒険者達とアイラ達。ストーンゴーレムを倒していた……
「ヒール!」
傷ついた冒険者達の治療をするアイラ。
「もう!ロイは何処に行ったのよ!」
カーラもロイを探して見たが見当たらない……
「居ないぞ!」
ゴードンが奥から近づいて来る。
「他の冒険者達に聞いてみたんだが何かを追いかけて一人で奥の方に行ったらしいぞ!」
「こんな時に…ロイったら!」
ブツブツ言いながら治療を続ける…
「ギ、ギルド長!!大変だ!!」
慌てる二番隊冒険者……
「どうした!」
「オーガの大群です!数は約…」
「早く言え!」
「100です!」
「くっ!多いな!」
先程の倒したオーガ。
今回は100体程…
「最低でも1体を4、5人で囲んで相手にしないとキツイのに…」
考えるゴードン。
「聖女様!済まないが…さっきの混乱魔法を使え無いか?」
「難しいと思う。低ランクのモンスターには効きやすいけど…」
「くっ!」
「100体何だろ?こっちは200人だ!2人で組んで、やるしかないだろ!」
「それしかないか。お前ら!オーガの群れが来る!何としても…此処で食い止めるぞ!」
「おお!」
近づいて来る100体のオーガ。
迎え撃つ冒険者達、約200人。
「ふん!デートの邪魔するなら!百だろうが千だろうが関係ない!ぶった切ってやる!」
……………………………………………………………………
コア(ロイ。嫌な予感がします。隠れて下さい。)
コアに言われて…木の裏でしゃがみ込むロイ。
何故か顔にはカーラの胸当てが装着されている。
コア(ふざけている状況ではない。)
「違うぞ!コア!ふざけていない…顔バレしない為の対策だ!」
コア(誰にですか。)
「あいつにだよ!」
穴から誰かが出てくる…
黒い…フード付きのマントに見を包む男?女?
手には水晶の様なものを持っている。
???「なかなか…しぶとい。」
水晶を見ながら呟く謎の人物…
コア(注意。魔力値がアイラ以上です。危険です。)
???「なぁ?…木の裏に隠れているお前は誰だ?」
(くっ!バレてる!)
…………ざっ!
謎の人物の前に出るロイ…
???「何だ…お前?」
「世のため人のため胸当ては胸のため…」
「こまった人には胸当てを!」
「おいらの胸には不必要。」
「絡みつく紐の結び目は鼻の下で受けとめやんす…」
「ひとよんで際どさの正義。胸当て小僧でやんす!」
???「もう一度言ってくれ…」
「世のため人のため胸当ては胸のため…」
「こまった人には胸当てを!」
「おいらの胸には不必要。」
「絡みつく紐の結び目は鼻の下で受けとめやんす…」
「ひとよんで際どさの正義…胸当て小僧でやんす!」
???「何だ、ただの馬鹿か……」
胸当て小僧に手を向ける謎の人物…
「死ね!」
手に赤く輝く紋章が現れる………
「ダークネス・ファイア!!!」
黒い炎が胸当て小僧に向かって放たれる……
「ウワ~~!!」
ぎりぎりで躱す胸当て小僧……
振り返ると隠れていた木が真っ黒く燃え…黒ずみと化していた……
???「ほう……躱すか?」
水晶を置き両手をかざす謎の人物…
「え?」
そして…両手から放たれる…ダークネス・ファイア!!
「うぎゃ~~~!!」
ぎりぎりでまた躱す胸当て小僧…
???「何だ…お前は…」
(コアの回避ルート無ければ…死ぬなコレは)
プレッシャーが強くなる。
(マジで…強いヤツだ……)
次回へ続く。
そっと目を閉じるロイ。
「ヒール!」
アイラの回復魔法ロイの腫れた頬が癒える。
「も~!馬鹿な事したら…駄目だぞ!」
(お前がな!)
ロイはカーラの胸当てをポケットにしまう。
(必ずや胸当て小僧は復活するだろう…)
コア(学習しない男ね。)
カーラは…まだロイを睨んでいる!
「気にいっていたんだ……」
「はい?」
「気にいっていたんだよ!その胸当て!」
「俺もです!」
「ドス!」
ガラ空きの脇腹にカーラのミドルキックが入る!
「弁償しろ!この戦いが終わったら!下着屋に連れて行くからな!」
「はい!喜んで!」
半回転し強烈なバックブローを放つカーラ。
「ゴン!」
綺麗に顎を捉えて地面に倒れる…ロイ。
「ヒール!」
顎のダメージが和らぐ……
「駄目だぞ!聖女様にヒール無駄遣いさせちゃ!」
「は、はい…すみません…」
(元は…お前のせいだからな!)
「さあ!皆を追いかけましょう!」
3人は先行した一番隊を目指して突き進む!
一方で先行したゴードン率いる一番隊…
「数は多いが!雑魚モンスターだ!蹴散らせ!」
「おお!」
大量のキラーブーン達と乱戦状態の一番隊!!
「2千は居るか?雑魚のクセにやけに統率がとれているな…」
先程のオーガ達と逆状態の一番隊。
次第に数で圧倒され始める……
「引くなよ!お前ら!」
「はい!」
一番隊に群がるキラーブーン達の両サイドから声が聞こえる!
「横槍を入れてやれ!お前ら!」
「おお!」
「背後をとりな!」
「はっ!」
キラーブーンの群れを両サイドから強襲する!
統率がとれていたキラーブーン達だが…次第にバラバラになる…
「ナイスだ!お前ら!」
二番隊、三番隊が合流する!
「良し!押し返すぞ!各個撃破だ!」
「おお!!!」
2千はいるキラーブーン達を二百人の冒険者達で必死に押し返す!
「俺達が負けたら街の人達が危ないぞ!根性見せやがれ!」
ゴードンの激を受け踏ん張る冒険者達。
アイラ達が追いつく……
「うげ!キラーブーンが大量だな。」
カーラはロイを睨みつける!
まだ少し機嫌が悪い様だ。
「カーラさん……まだ怒ってます?」
「別に…ただ嘘つかれたのがショックなだけだ!」
コア(ロイが押し通すからです。)
「あんなに沢山のハチ野郎相手したら…疲れますわ!」
「カーラさんとデートしたい!」
ロイが突然呟く。
「あ?何て…言った!」
またロイを睨みつけるカーラ…
「カーラさんと戦いが終わったらデートしたい…」
「ロイ!お前!戦いの最中に何考えてんだ!」
「だって…」
カーラはホーリーアックスを構える!
「絶対だからな…」
「はい?」
「絶対!デートするからな!約束だ!」
そう良いながらカーラはブーンキラーの群れに突撃する!
「機嫌よくなった?」
コア(カーラはやる気がでています。)
「ブーンブーンうるさいんだよ!雑魚が!」
近づいて来るブーンキラー達をホーリーアックスを…
ぶん回し蹴散らしていく。
「おお…」
「カーラ!レッドオーガはどうした!」
乱戦の中、ゴードンが叫ぶ。
「ぶった切ってやったぜ!」
「Aランクだぞ!レッドオーガは!」
「ランク何か関係ないんだよ!アタシのデートの邪魔をするんじゃね~!!」
ホーリーアックスをぶん回し…次々とブーンキラーを蹴散らしていくカーラ!
「やるな~聖騎士さん…」
「は!聖騎士じゃねえ!聖女様専属の聖騎士【仮】だ!」
アイラの活躍に冒険者達は勢いづく!!
「カーラさんって…やっぱり強いなぁ…」
コア(はい。しかも今はやる気が最高状態です。)
「ブーンブーンうるさいわ!」
「儚く散りゆく花弁よ!その姿に魅せられる者の魂を共に誘い導きなさい!」
「月来香!!」
白く淡い花弁の様な光がブーンキラーの群れに降り注ぐ……
「ブーン!」「ブーンブーン!」「ブー…ン!」
ブーンキラー達は互いに攻撃し合う…
「お、おお!流石だ聖女様!」
お菓子を取り出しモグモグしている…アイラ。
「奴らが混乱している間に追撃するぞ!!」
「おお!!」
カーラを先頭に一気に畳み掛ける冒険者達。
見る見る間にキラーブーン達の数が減っていく。
「行けるぞ!押し返せ!」
「お、奥から、また何か来ます!」
ほぼ全てのブーンキラーを倒した冒険者…
しかし奥から第3波が来る!
「ストーンゴーレムだ!数…約30!」
ドス!ドス!と近づいて来るストーンゴーレム達…
「硬いだけの奴らだ!数人で囲んで削れ!」
「待ってください!ゴーレムの隙間から何か来ます!」
「あいつら……」
ウシロイノシシ達がゴーレムの隙間から猪突後進してくる!
ゴードン「外皮は硬いが……ケツだ!あいつらはケツに挿し込んでやれ!」
「…………………」
(俺の戦い方は…間違いじゃなかったんだ……)
剣を使う冒険者達が前衛となり隊列を組んだ一番隊、二番隊そして三番隊のサウナの街の冒険者達…
「おら!」
「ブヒ…プゥー…プ!」
「喰らいやがれ!」
「ぷす…ブボー!」
ケツに渾身の一撃が刺さり…
必ずオナラをする…ウシロイノシシ…
周辺に屁香りが漂う……
「くっさ!マジくさ!」
涙目になる冒険者達。
「死ぬよりましだろ!ケツに刺しまくれ!」
「ドス!」「プゥー」「ドス!」「ブオ!」「ドス!」
「ブッ!」
「ドス!」「プゥー」「ドス!」「ブオ!」「ドス!」
「ブッ!」
「何て…混沌とした戦場なんだ……」
「良し!屁香りが漂ううちにストーンゴーレムまで詰める!続け!」
ゴードンは大剣を振りかざし号令を発する。
ブリリの3人達も隊列に加わる。
「後少しのはずだ!攻めるぞ!」
「食後の運動よ!」
「良し俺も!」
ストーンゴーレムに隊列を組んだ冒険者達が襲いかかる!
「絶対!街を守るんだ!」
「おお!」
ロイが急に立ち止まる………
「アイツだ!」
ロイは以前酷い目にあわされたアルビノキラーを見つけた!※第21話「白ブーン」参照
「こんな所に、いやがったか!白ブーン!覚悟しろ!
ロイに追われ…逃げ出す白ブーン!
「ブーン!」
「あ!待て!この野郎!」
夢中で白ブーンを追いかけるロイ…相変わらず素早い白ブーン…
ロイは気がつくと隊列から外れ一人になっていた。
「待ちやがれ~!」
数十分間追いかけるロイ。気がつくと森の中いた…
「あいつ~」
ロイは。白ブーンを見失ってしまった。
そう言えばここは何処なんだ?と思いキョロキョロする
何かを発見するロイ。
「何だアレ!」
木の陰から覗いて見たその先には。地面が盛り上がり、大きな穴が開いていた…
一方で冒険者達とアイラ達。ストーンゴーレムを倒していた……
「ヒール!」
傷ついた冒険者達の治療をするアイラ。
「もう!ロイは何処に行ったのよ!」
カーラもロイを探して見たが見当たらない……
「居ないぞ!」
ゴードンが奥から近づいて来る。
「他の冒険者達に聞いてみたんだが何かを追いかけて一人で奥の方に行ったらしいぞ!」
「こんな時に…ロイったら!」
ブツブツ言いながら治療を続ける…
「ギ、ギルド長!!大変だ!!」
慌てる二番隊冒険者……
「どうした!」
「オーガの大群です!数は約…」
「早く言え!」
「100です!」
「くっ!多いな!」
先程の倒したオーガ。
今回は100体程…
「最低でも1体を4、5人で囲んで相手にしないとキツイのに…」
考えるゴードン。
「聖女様!済まないが…さっきの混乱魔法を使え無いか?」
「難しいと思う。低ランクのモンスターには効きやすいけど…」
「くっ!」
「100体何だろ?こっちは200人だ!2人で組んで、やるしかないだろ!」
「それしかないか。お前ら!オーガの群れが来る!何としても…此処で食い止めるぞ!」
「おお!」
近づいて来る100体のオーガ。
迎え撃つ冒険者達、約200人。
「ふん!デートの邪魔するなら!百だろうが千だろうが関係ない!ぶった切ってやる!」
……………………………………………………………………
コア(ロイ。嫌な予感がします。隠れて下さい。)
コアに言われて…木の裏でしゃがみ込むロイ。
何故か顔にはカーラの胸当てが装着されている。
コア(ふざけている状況ではない。)
「違うぞ!コア!ふざけていない…顔バレしない為の対策だ!」
コア(誰にですか。)
「あいつにだよ!」
穴から誰かが出てくる…
黒い…フード付きのマントに見を包む男?女?
手には水晶の様なものを持っている。
???「なかなか…しぶとい。」
水晶を見ながら呟く謎の人物…
コア(注意。魔力値がアイラ以上です。危険です。)
???「なぁ?…木の裏に隠れているお前は誰だ?」
(くっ!バレてる!)
…………ざっ!
謎の人物の前に出るロイ…
???「何だ…お前?」
「世のため人のため胸当ては胸のため…」
「こまった人には胸当てを!」
「おいらの胸には不必要。」
「絡みつく紐の結び目は鼻の下で受けとめやんす…」
「ひとよんで際どさの正義。胸当て小僧でやんす!」
???「もう一度言ってくれ…」
「世のため人のため胸当ては胸のため…」
「こまった人には胸当てを!」
「おいらの胸には不必要。」
「絡みつく紐の結び目は鼻の下で受けとめやんす…」
「ひとよんで際どさの正義…胸当て小僧でやんす!」
???「何だ、ただの馬鹿か……」
胸当て小僧に手を向ける謎の人物…
「死ね!」
手に赤く輝く紋章が現れる………
「ダークネス・ファイア!!!」
黒い炎が胸当て小僧に向かって放たれる……
「ウワ~~!!」
ぎりぎりで躱す胸当て小僧……
振り返ると隠れていた木が真っ黒く燃え…黒ずみと化していた……
???「ほう……躱すか?」
水晶を置き両手をかざす謎の人物…
「え?」
そして…両手から放たれる…ダークネス・ファイア!!
「うぎゃ~~~!!」
ぎりぎりでまた躱す胸当て小僧…
???「何だ…お前は…」
(コアの回避ルート無ければ…死ぬなコレは)
プレッシャーが強くなる。
(マジで…強いヤツだ……)
次回へ続く。
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