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21話 白ブーン
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街の南側の入口を出るブリリの3人。
「良し平原調査だぞ!」
モンスターを倒して、魔石を集めてパーティーの資金を貯める。それが目的だろう。
金稼ぎだぞ!
透き通る様なデカい声が門付近に響き渡る。
門周辺に偶々居た人達がブリリを見ている。
恥ずかしいから金稼ぎと叫ぶのは、やめてくれないか?
とロイはアイラに言うのだが、アイラからは真の目的を
偽ってはブリリの名が泣くと諭されロイも金稼ぎだ!
と叫ぶ。アイラに良い声量だと褒められ満更でもない
表情をするロイ。
「提案なんだが勝負しないか?」
勝負?
カーラは言う。
街の入口から3方向に各自散らばり。
平原調査をしながらモンスターを倒して行く。
個人のレベルアップにもなるし魔グミも手に入れた人
が食べる。前回の戦いを見て個々の戦闘経験の底上げが必要だと言う。
「3人一緒だと駄目?」
「駄目じゃないさ。ただ聖女様の魔法に頼りすぎたり、アタシが2人を守ったら、いざって時に…」
「勝負しましょう!」
何時もアイラを背負ったりカーラのエロ装備に目が行き
活躍らしい活躍もないロイ。
まあ付き人に出来る事なんか戦闘よりも日常の世話なのだろが、ロイはシンプルに強さを欲している。仲間を頼るのも大事だが一人の男としての強さが欲しい。
「…良いわ!勝負だぞ!」
「日が暮れる前に街の入口に集合しよう!」
「魔石の換金額1番低い人は晩御飯奢るんだぞ」
「良いなそれ!のった!」
「私が居なくて泣くなよ!ロイ!」
「聖女様こそ!!背負う人居なくて泣かないで下さいよ!」
「大丈夫だと思うが…ヤバくなったら街まで逃げるんだぞ!」
「大丈夫!私は聖女様だぞ!」
「良し!調査開始だ!」
一斉に走り出す3人。
アイラは正面へ進み…
カーラは右方面へ…
そしてロイは左方面へ!
【ロイ視点…】
コア(カーラの考え方は良いと思います。)
「ああ!レベルアップして強くなるぞ!」
コア(サポートします。)
真っ直ぐ平原を進むロイ
「ブーン」
あの、うざったい羽切音は…
3体のブーンキラーがブーン!ブーン!している。
この位の奴らなら余裕だとロイは爺ちゃんの剣を抜いて斬りつける!
初めて遭遇した時は苦戦したけど今なら恐怖は感じないぞハチ野郎!
2体のブーンキラーを一撃で仕留める!
お前達!俺の前でブーンブーンした事を、あの世で悔いるが良い。
最期の1体に剣先を向けたロイ。その姿はまるで日輪の陽を浴びた初心者剣士の様だ。
ブーンキラーの目が赤く輝いている。
そんな大きな瞳で俺を見ても俺は優しくしないからな!
ルートに従い。横から斬りつける。
スカ!
コアの微調整が入り新たに切り替わるルートを確認し、
ブーンキラーに剣を振り下ろす。
スカ!
コアが再微調整に入り切り替わるルートとルートを繋げる様に連続斬りを放つロイ。
ス~カ!
躱される度にコアの微調整が入りロイは必死に従う。
「スカ!」「スカ!」「スカ!」
全て躱されてしまう。
「ハァハァ…ブーンキラーのクセに異様に速いぞコイツ!」
コア「レアモンスターです。通常のブーンキラーより素早さが高いです。」
「レアモンスター?」
確かに普通のブーンキラーより白い……いや真っ白だ!
コア「アルビノキラーです。ランクCです。」
「珍しいのか?」
コア(はい。魔石は通常より高額取り引きされます。)
「良し!」
アルビノキラーを追いかけまわすロイ。
「コア!ルートを頼む!」
コア「了解。しかし素早さがロイより大分高い為。こちらの最短ルートでも命中する確率は極めて低いです。」
構わないさ!俺の斬撃の余波は大気をも震えあがらせる!そうだろ?相棒!
コア(貴方の自信の根拠は何処からくるのですか。)
堕落した人生を自らの意志で這い上がる!男とは
そんな奴に憧れている。ロイはそう思っているみたいだが。この世界で這い上がろうにもレベル差があれば
それは弱者の戯言になる。
実際問題。
アルビノキラーはロイの攻撃を躱しながら余裕を見せる
「コイツ…バカにしてるな!」
更に追いかけるロイ。
先にある岩場の上で止まるアルビノキラー。
「ふぅ~追い詰めたぞ!ハチ野郎!」
おもいきり斬りつけるロイ!
コアのルートを確認していないロイ。冷静さを失っている。そして難なく躱すアルビノキラー。
ガツン!
ロイの剣がアルビノキラーではなく止まっていた岩に
直撃する。
「いった~」
手が痺れる……
ぶつかった岩が揺れる。
剣先に振動が伝わる。
嫌な予感がするロイ。
岩が動き出す……
岩が剣先を押し返してくる。
見る見るうちに岩がロイの身長を越え陽の光を遮る。
「はあ?」
前日岩場で遭遇したストーンゴーレムだ!
しかも杖の様な石の武器を持っている。
コア(注意!ストーンマジシャンです。ランクB)
ストーンマジシャンはゴロゴロと何か呟きながら杖をかざす…杖の周りに石が複数現れた。
「………………もしかして?」
コア(魔法攻撃です。逃げて下さい。)
コアが回避のルートを出す。
ストーンマジシャンは杖を振りかざす…
無数の石がロイめがけて飛んでくる!!
「ウワ~~~~~!!」
全力で逃げるロイ!
石粒が襲って来る。まるで拡散ライトアローだ。いやこれは拡散ストーンアローだ!
「ちくしょー!」
必死に走り…
ストーンマジシャンの魔法攻撃の範囲外に出たロイ。
かろうじて被弾はないのだが今の攻撃で理解した。
今の俺ではどう足掻いてもあの石野郎には勝てない。
振り向くとストーンマジシャンの上でブーンブーンしているアルビノキラー。
「アイツ!絶対倒してやる!」
一時撤退するロイ。
アルビノキラー達の姿が見えなくなる所まで来た。
「ハァハァ…」
魔法袋から水を取り出すロイ!
「あの白ブーンめ!絶対倒してやるからな!」
そう言いながら水を飲み渇きを潤す…
(そう言えば…アイラとカーラさん水分補給できるのか?なんにも無いんじゃないか?)
コア(2人は何方も水。食料は携帯していません。)
「………」
急に心配になるロイ。
「良し!2人を探して水を渡そう!探しながらレベルアップしてやる!」
コア(優しいですね。勝負中ですよ。)
「ふん!勝負云々の前に…俺は聖女様の付き人だぞ!」
コア(真似していますよ。)
「聖女様~~今…水をお届けします!」
ロイは走り出す!!
次回へ続く。
「良し平原調査だぞ!」
モンスターを倒して、魔石を集めてパーティーの資金を貯める。それが目的だろう。
金稼ぎだぞ!
透き通る様なデカい声が門付近に響き渡る。
門周辺に偶々居た人達がブリリを見ている。
恥ずかしいから金稼ぎと叫ぶのは、やめてくれないか?
とロイはアイラに言うのだが、アイラからは真の目的を
偽ってはブリリの名が泣くと諭されロイも金稼ぎだ!
と叫ぶ。アイラに良い声量だと褒められ満更でもない
表情をするロイ。
「提案なんだが勝負しないか?」
勝負?
カーラは言う。
街の入口から3方向に各自散らばり。
平原調査をしながらモンスターを倒して行く。
個人のレベルアップにもなるし魔グミも手に入れた人
が食べる。前回の戦いを見て個々の戦闘経験の底上げが必要だと言う。
「3人一緒だと駄目?」
「駄目じゃないさ。ただ聖女様の魔法に頼りすぎたり、アタシが2人を守ったら、いざって時に…」
「勝負しましょう!」
何時もアイラを背負ったりカーラのエロ装備に目が行き
活躍らしい活躍もないロイ。
まあ付き人に出来る事なんか戦闘よりも日常の世話なのだろが、ロイはシンプルに強さを欲している。仲間を頼るのも大事だが一人の男としての強さが欲しい。
「…良いわ!勝負だぞ!」
「日が暮れる前に街の入口に集合しよう!」
「魔石の換金額1番低い人は晩御飯奢るんだぞ」
「良いなそれ!のった!」
「私が居なくて泣くなよ!ロイ!」
「聖女様こそ!!背負う人居なくて泣かないで下さいよ!」
「大丈夫だと思うが…ヤバくなったら街まで逃げるんだぞ!」
「大丈夫!私は聖女様だぞ!」
「良し!調査開始だ!」
一斉に走り出す3人。
アイラは正面へ進み…
カーラは右方面へ…
そしてロイは左方面へ!
【ロイ視点…】
コア(カーラの考え方は良いと思います。)
「ああ!レベルアップして強くなるぞ!」
コア(サポートします。)
真っ直ぐ平原を進むロイ
「ブーン」
あの、うざったい羽切音は…
3体のブーンキラーがブーン!ブーン!している。
この位の奴らなら余裕だとロイは爺ちゃんの剣を抜いて斬りつける!
初めて遭遇した時は苦戦したけど今なら恐怖は感じないぞハチ野郎!
2体のブーンキラーを一撃で仕留める!
お前達!俺の前でブーンブーンした事を、あの世で悔いるが良い。
最期の1体に剣先を向けたロイ。その姿はまるで日輪の陽を浴びた初心者剣士の様だ。
ブーンキラーの目が赤く輝いている。
そんな大きな瞳で俺を見ても俺は優しくしないからな!
ルートに従い。横から斬りつける。
スカ!
コアの微調整が入り新たに切り替わるルートを確認し、
ブーンキラーに剣を振り下ろす。
スカ!
コアが再微調整に入り切り替わるルートとルートを繋げる様に連続斬りを放つロイ。
ス~カ!
躱される度にコアの微調整が入りロイは必死に従う。
「スカ!」「スカ!」「スカ!」
全て躱されてしまう。
「ハァハァ…ブーンキラーのクセに異様に速いぞコイツ!」
コア「レアモンスターです。通常のブーンキラーより素早さが高いです。」
「レアモンスター?」
確かに普通のブーンキラーより白い……いや真っ白だ!
コア「アルビノキラーです。ランクCです。」
「珍しいのか?」
コア(はい。魔石は通常より高額取り引きされます。)
「良し!」
アルビノキラーを追いかけまわすロイ。
「コア!ルートを頼む!」
コア「了解。しかし素早さがロイより大分高い為。こちらの最短ルートでも命中する確率は極めて低いです。」
構わないさ!俺の斬撃の余波は大気をも震えあがらせる!そうだろ?相棒!
コア(貴方の自信の根拠は何処からくるのですか。)
堕落した人生を自らの意志で這い上がる!男とは
そんな奴に憧れている。ロイはそう思っているみたいだが。この世界で這い上がろうにもレベル差があれば
それは弱者の戯言になる。
実際問題。
アルビノキラーはロイの攻撃を躱しながら余裕を見せる
「コイツ…バカにしてるな!」
更に追いかけるロイ。
先にある岩場の上で止まるアルビノキラー。
「ふぅ~追い詰めたぞ!ハチ野郎!」
おもいきり斬りつけるロイ!
コアのルートを確認していないロイ。冷静さを失っている。そして難なく躱すアルビノキラー。
ガツン!
ロイの剣がアルビノキラーではなく止まっていた岩に
直撃する。
「いった~」
手が痺れる……
ぶつかった岩が揺れる。
剣先に振動が伝わる。
嫌な予感がするロイ。
岩が動き出す……
岩が剣先を押し返してくる。
見る見るうちに岩がロイの身長を越え陽の光を遮る。
「はあ?」
前日岩場で遭遇したストーンゴーレムだ!
しかも杖の様な石の武器を持っている。
コア(注意!ストーンマジシャンです。ランクB)
ストーンマジシャンはゴロゴロと何か呟きながら杖をかざす…杖の周りに石が複数現れた。
「………………もしかして?」
コア(魔法攻撃です。逃げて下さい。)
コアが回避のルートを出す。
ストーンマジシャンは杖を振りかざす…
無数の石がロイめがけて飛んでくる!!
「ウワ~~~~~!!」
全力で逃げるロイ!
石粒が襲って来る。まるで拡散ライトアローだ。いやこれは拡散ストーンアローだ!
「ちくしょー!」
必死に走り…
ストーンマジシャンの魔法攻撃の範囲外に出たロイ。
かろうじて被弾はないのだが今の攻撃で理解した。
今の俺ではどう足掻いてもあの石野郎には勝てない。
振り向くとストーンマジシャンの上でブーンブーンしているアルビノキラー。
「アイツ!絶対倒してやる!」
一時撤退するロイ。
アルビノキラー達の姿が見えなくなる所まで来た。
「ハァハァ…」
魔法袋から水を取り出すロイ!
「あの白ブーンめ!絶対倒してやるからな!」
そう言いながら水を飲み渇きを潤す…
(そう言えば…アイラとカーラさん水分補給できるのか?なんにも無いんじゃないか?)
コア(2人は何方も水。食料は携帯していません。)
「………」
急に心配になるロイ。
「良し!2人を探して水を渡そう!探しながらレベルアップしてやる!」
コア(優しいですね。勝負中ですよ。)
「ふん!勝負云々の前に…俺は聖女様の付き人だぞ!」
コア(真似していますよ。)
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次回へ続く。
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