上 下
5 / 5
-壱章-命の終わりと魂の始まり

エピソード5「現在地と任務」

しおりを挟む
今後の行動を決めるため、まず俺はクエストを確認することにした。

石渕:「えーっと、任務、他チームのスクアッドを壊滅させる、日数+10でさらに相手の日数も貰える...。でもリスクが高すぎるよな...。」

小野:「これは?不浄の実(×10)の採取!安全だよ!」

秋下:「でもこれ、日数+1ですよ。効率が悪すぎません?」

石渕:「安全に越したことはねえけど、確かに効率を考えるとそうもいかねぇよなぁ...」

皆、都合のいいクエストを探していると

宮間:「これなんていかがでしょう?」

宮間が何か見つけたようだ

石渕:「どれどれ...」

秋下:「餓鬼5匹の討伐、日数+5ですか。確かに悪くないですね。でも、餓鬼ってどの程度なのでしょうか...」

石渕:「確かに、強さによっては諦めないといけないよな」

宮間:「でも、人間4人に比べて報酬が半分ってことは、餓鬼5匹でも人間4人の半分以下ってことですよね?」

秋下:「確かにそう考えるのが妥当ですね。さすが宮間さんですね。」

宮間:「いえいえこれくらい。」

宮間のおかげでクエストは決まったが次は場所や立地についてだった。

石渕:「そういやぁ、今って地獄のどこら辺なんだ?餓鬼が近くにいるかもわからんし。」

小野:「今マップを開いてみると、えーっと、最果ての森?って言うところにいるみたいです!」

石渕:「餓鬼の出現場所って、任務の所に書いてない?」

宮間:「書いてありました!この森も生息地になってますね...」

秋下:「つまり、ここを我々の拠点にするには危ないってことですね。」

石渕:「ただ、当てもなく歩いてもなぁ...」

するとマップを確認していた小野があるものに気づく

小野:「石渕さんマップのここ見てください!」

石渕:「どれ...ショップ?」

小野:「もしかしたらここに何か売ってるんじゃないんでしょうか?」

宮間:「行くあてもないですし、まずはここを目指してみてもいいんではないでしょうか?」

石渕:「俺は賛成!2人は?」

秋下:「もちろん俺も賛成だよ」

小野:「私もですっ!」

石渕:「そうと決まれば早速出発だな!」

宮間:「えぇ、ただ、ここは既に餓鬼のたまり場です。いつ来てもおかしくないのは変わりありませんので気を引き締めて行きましょう。」

そうして俺たち4人は「最果ての森」の外れにあるショップを目指すことになった。





エピソード6へ...
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

3024年宇宙のスズキ

神谷モロ
SF
 俺の名はイチロー・スズキ。  もちろんベースボールとは無関係な一般人だ。  21世紀に生きていた普通の日本人。  ひょんな事故から冷凍睡眠されていたが1000年後の未来に蘇った現代の浦島太郎である。  今は福祉事業団体フリーボートの社員で、福祉船アマテラスの船長だ。 ※この作品はカクヨムでも掲載しています。

未来への転送

廣瀬純一
SF
未来に転送された男女の体が入れ替わる話

蛍地獄奇譚

玉楼二千佳
ライト文芸
地獄の門番が何者かに襲われ、妖怪達が人間界に解き放たれた。閻魔大王は、我が次男蛍を人間界に下界させ、蛍は三吉をお供に調査を開始する。蛍は絢詩野学園の生徒として、潜伏する。そこで、人間の少女なずなと出逢う。 蛍となずな。決して出逢うことのなかった二人が出逢った時、運命の歯車は動き始める…。 *表紙のイラストは鯛飯好様から頂きました。 著作権は鯛飯好様にあります。無断転載厳禁

高校生とUFO

廣瀬純一
SF
UFOと遭遇した高校生の男女の体が入れ替わる話

【完結】もういいよね?

玲羅
SF
AIがパートナーとして身近になり、仮想空間へのフルダイブが一般的になった近未来で起こった、いつかあるかもしれないお話

独裁者・武田信玄

いずもカリーシ
歴史・時代
歴史の本とは別の視点で武田信玄という人間を描きます! 平和な時代に、戦争の素人が娯楽[エンターテイメント]の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。 『事実は小説よりも奇なり』 この言葉の通り、事実の方が好奇心をそそるものであるのに…… 歴史の本が単純で薄い内容であるせいで、フィクションの方が面白く、深い内容になっていることが残念でなりません。 過去の出来事ではありますが、独裁国家が民主国家を数で上回り、戦争が相次いで起こる『現代』だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。 【第壱章 独裁者への階段】 国を一つにできない弱く愚かな支配者は、必ず滅ぶのが戦国乱世の習い 【第弐章 川中島合戦】 戦争の勝利に必要な条件は第一に補給、第二に地形 【第参章 戦いの黒幕】 人の持つ欲を煽って争いの種を撒き、愚かな者を操って戦争へと発展させる武器商人 【第肆章 織田信長の愛娘】 人間の生きる価値は、誰かの役に立つ生き方のみにこそある 【最終章 西上作戦】 人々を一つにするには、敵が絶対に必要である この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。 (前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です)

処理中です...