5 / 55
第一章 溜息は少女を殺す
溜息は少女を殺す(5)
しおりを挟む
次の日。
あたしは白兎さんと約束したとおり、通学路の途中で待っていました。
「済みませんね、嬉野さん。お待たせしてしまって――」
その呼びかけに振り返ったあたしの脳裏に真っ先に浮かんだのは、誰!? でした。
丁寧に撫でつけた黒髪の下で微笑んでいるのは確かに見たことのある顔。左目の下の泣き黒子二つ。確かにそれは、白兎さんのものです。
ですがその表情には、昨日とは違う幾分年を経た年輪がうっすらと刻まれていました。手には高級そうな黒革のブリーフケース。三つ揃いの糊の利いたスーツを颯爽と着こなすその姿はまるで別人です。そしてその隣には、トレードマークの赤いチョーカーを外しただけの美弥さんが控えめに俯き加減で立っていました。
急いであたしは白兎さんの傍に近づいて囁きかけます。
(髪、どうしたんです!? それに、何だか見た目の年齢まで変わってますけど!?)
(はは。驚いた? 商売柄、変装は得意でね。じゃあ、行こうか)
呆気にとられたあたしを置き去りにして、白兎さんと美弥さんは学院の方へと歩いて行きます。慌てて追いかけるあたし。あまり言葉を交わすこともなくじき学院へと辿り着きました。
「まずは守衛さんに挨拶しないといけません。どちらに伺えばよろしいでしょうか?」
「あう……ええと、こっちです」
丁寧で上品な白兎さんの口調に、いつものペースを崩されているのはあたしの方です。
守衛室は昇降口の一番奥にあります。そこで来客受付も行っているのです。
そして、あたしたちのクラス、2ー5の下駄箱もその壁沿いにありました。履いてきたローファーと交換に上履きを取り出して振り返ると、後ろには3ー4の下駄箱があります。これは学院の方針で、学年ごとにまとめられる配置ではなく、学年の垣根を越えた交流が生まれるように、という配慮かららしいのです。
(なので、『溜息の主』はきっと、3ー4の誰かだと思うんですよ! 美人揃いなんです!)
昨日、すでに白兎さんにはそう説明してあります。ちょっと呆れた顔をされましたが。
それを覚えているのかいないのか、白兎さんと美弥さんはあまり周囲を気にする素振りを見せず、下駄箱の並びにある守衛室へとまっすぐ向かいました。
「あの。失礼します。私、こういう者でして――」
「はいはいはい。なんでしょ?」
いつもあたしたち生徒の登下校を見守ってくれている守衛のおじいさんが慌てたように窓口まで飛んできました。いつも変わらずそこでにこにこと微笑んでくれているだけで、それがもうすっかり当たり前になっているあたしは、今日まで守衛さんの名前は知りませんでした。紺のツナギの胸ポケットのあたりに、『武山』と書かれたネームプレートがあります。
「萩華女子学院の国森学園長より推薦状を頂戴しまして、妹の美弥子をこちらに通わせていただけないかとご相談に参った次第です。校長先生にお取次ぎいただけないでしょうか?」
「しゅ、萩華さんのご生徒様でしたか。それはそれは……」
萩華女子学院と言えば、ウチの学院にも負けず劣らずの名門お嬢様学校です。もちろんあたしもお名前は存じ上げています。守衛の武山さんもピンと来たらしく、ポケットから皺くちゃのハンカチを取り出して、微笑みを崩すことなくぱたぱたと額の汗を拭いています。
「い、今、ちょっと立て込んでおりまして」
「――? 何かあったのですか?」
「い、いえいえいえ! 何かあったというほどでも……」
しきりに武山さんは背後を気にする素振りを見せ、狼狽をあらわにします。これにはあたしも勘が働きました。昨日の五十嵐さんの一件、それで校長先生はご不在なのに違いないです。
とは言え、名門お嬢様学校から転入したい、と希望する優秀な生徒を連れ立った目の前の人物を、自分一人の判断だけで無下に追い帰すことも難しいのでしょう。さりとて正直に昨日起きた出来事を伝えるのはあまりにショッキングですし、相手の心象も悪くしかねません。
次第に武山さんの顔色が血の気を失い、いつもの優しい微笑みがぎこちなく強張っていきました。
「もしご不在であれば、どなたかお話を聞いていただける方にお取次ぎいただければ」
「そ、それが……そのう……」
この慌てぶりでは、校長先生はもとより、教頭先生や二年生の学年主任である1組の芳原先生もご一緒に五十嵐さんのお見舞いに伺っているに違いありません。武山さんはますます追い詰められてしまったかのようにもごもごと口ごもるばかりで、二の句が継げない様子です。
遂に。
はぁ……。
その口から溜息が漏れ出てしまいました。それを合図にしたかのように、白兎さん扮する突然の訪問者は相好を崩します。
「仕方ありません。では、ご挨拶は日を改めることに致しましょう。お困りの様子ですから」
「そ、そうしていただけると……助かります。はい」
ほっ、と息を吐いた刹那です。
「そうそう。こちらに伺う途中、妙な噂を耳にしたのですが?」
「み、妙……と言いますと?」
ぎくり、と飛び上がるようにして恐る恐る武山さんは聞き返しました。白兎さんは顎に手を添え、しばらく考え込む素振りを見せてからゆっくりとこう口に出しました。
「確か……こちらに通われている生徒さん方は、皆さんとても仲がよろしいそうで」
しばしの沈黙。
「……もしもし?」
「へぁ?」
相手を気遣うように眉を顰めた表情で白兎さんが声をかけると、それを合図に武山さんにかけられていた金縛りの魔法が解け、安堵と共に気の抜けた意味を成さない変な声が漏れ出ました。そして、じきにいつもどおりの人の良いにこにことした表情を取り戻します。
「あ、ああ、ああ! はいはい! とても仲が良いですよ! 実に微笑ましいです!」
それから、記憶を辿るように武山さんの白髪交じりの眉は不思議そうに斜めに傾ぎました。
「で……み、妙、というのは、どのような?」
「ああ。いえいえ、深い意味ではなくてですね――」
白兎さんは顔の前で大袈裟に手を振ると、弱々しい苦笑を浮かべて見せました。
「中には仲が良すぎて、同性同士で恋仲にまでなっている生徒さんもいるとかいないとか」
「ははあ」
武山さんは白兎さんの台詞を耳にして、きょとん、とした顔で形だけ頷いてみせました。こんなご年配の方にぶつけるには、あまりに想像を超えた突拍子もない話だったのでしょう。
「そう言った話は、この年寄りには良く分かりませんなあ。仲が良い、というのは掛け値なしに本当ですがね? 上級生を『お姉様』と呼んだりして、そりゃもう姉妹のように親し気に、仲睦まじくじゃれついている生徒さんたちの姿をここから毎朝拝見してますよ。はいはい」
「成程。で……昨日はどうでしょう? いつもとお変わりありませんでしたか?」
「き、昨日、ですか? あー、どうでしたかねえ?」
話題が問題の昨日のこととなると、再び武山さんはしどろもどろになってしまいました。
「昨日ですよね……。実はそのう……私、昨日はいろいろ考え事をしていたもので……」
良く覚えていない、そういうことのようで、それ以上情報を得ることはできなかったのです。
あたしは白兎さんと約束したとおり、通学路の途中で待っていました。
「済みませんね、嬉野さん。お待たせしてしまって――」
その呼びかけに振り返ったあたしの脳裏に真っ先に浮かんだのは、誰!? でした。
丁寧に撫でつけた黒髪の下で微笑んでいるのは確かに見たことのある顔。左目の下の泣き黒子二つ。確かにそれは、白兎さんのものです。
ですがその表情には、昨日とは違う幾分年を経た年輪がうっすらと刻まれていました。手には高級そうな黒革のブリーフケース。三つ揃いの糊の利いたスーツを颯爽と着こなすその姿はまるで別人です。そしてその隣には、トレードマークの赤いチョーカーを外しただけの美弥さんが控えめに俯き加減で立っていました。
急いであたしは白兎さんの傍に近づいて囁きかけます。
(髪、どうしたんです!? それに、何だか見た目の年齢まで変わってますけど!?)
(はは。驚いた? 商売柄、変装は得意でね。じゃあ、行こうか)
呆気にとられたあたしを置き去りにして、白兎さんと美弥さんは学院の方へと歩いて行きます。慌てて追いかけるあたし。あまり言葉を交わすこともなくじき学院へと辿り着きました。
「まずは守衛さんに挨拶しないといけません。どちらに伺えばよろしいでしょうか?」
「あう……ええと、こっちです」
丁寧で上品な白兎さんの口調に、いつものペースを崩されているのはあたしの方です。
守衛室は昇降口の一番奥にあります。そこで来客受付も行っているのです。
そして、あたしたちのクラス、2ー5の下駄箱もその壁沿いにありました。履いてきたローファーと交換に上履きを取り出して振り返ると、後ろには3ー4の下駄箱があります。これは学院の方針で、学年ごとにまとめられる配置ではなく、学年の垣根を越えた交流が生まれるように、という配慮かららしいのです。
(なので、『溜息の主』はきっと、3ー4の誰かだと思うんですよ! 美人揃いなんです!)
昨日、すでに白兎さんにはそう説明してあります。ちょっと呆れた顔をされましたが。
それを覚えているのかいないのか、白兎さんと美弥さんはあまり周囲を気にする素振りを見せず、下駄箱の並びにある守衛室へとまっすぐ向かいました。
「あの。失礼します。私、こういう者でして――」
「はいはいはい。なんでしょ?」
いつもあたしたち生徒の登下校を見守ってくれている守衛のおじいさんが慌てたように窓口まで飛んできました。いつも変わらずそこでにこにこと微笑んでくれているだけで、それがもうすっかり当たり前になっているあたしは、今日まで守衛さんの名前は知りませんでした。紺のツナギの胸ポケットのあたりに、『武山』と書かれたネームプレートがあります。
「萩華女子学院の国森学園長より推薦状を頂戴しまして、妹の美弥子をこちらに通わせていただけないかとご相談に参った次第です。校長先生にお取次ぎいただけないでしょうか?」
「しゅ、萩華さんのご生徒様でしたか。それはそれは……」
萩華女子学院と言えば、ウチの学院にも負けず劣らずの名門お嬢様学校です。もちろんあたしもお名前は存じ上げています。守衛の武山さんもピンと来たらしく、ポケットから皺くちゃのハンカチを取り出して、微笑みを崩すことなくぱたぱたと額の汗を拭いています。
「い、今、ちょっと立て込んでおりまして」
「――? 何かあったのですか?」
「い、いえいえいえ! 何かあったというほどでも……」
しきりに武山さんは背後を気にする素振りを見せ、狼狽をあらわにします。これにはあたしも勘が働きました。昨日の五十嵐さんの一件、それで校長先生はご不在なのに違いないです。
とは言え、名門お嬢様学校から転入したい、と希望する優秀な生徒を連れ立った目の前の人物を、自分一人の判断だけで無下に追い帰すことも難しいのでしょう。さりとて正直に昨日起きた出来事を伝えるのはあまりにショッキングですし、相手の心象も悪くしかねません。
次第に武山さんの顔色が血の気を失い、いつもの優しい微笑みがぎこちなく強張っていきました。
「もしご不在であれば、どなたかお話を聞いていただける方にお取次ぎいただければ」
「そ、それが……そのう……」
この慌てぶりでは、校長先生はもとより、教頭先生や二年生の学年主任である1組の芳原先生もご一緒に五十嵐さんのお見舞いに伺っているに違いありません。武山さんはますます追い詰められてしまったかのようにもごもごと口ごもるばかりで、二の句が継げない様子です。
遂に。
はぁ……。
その口から溜息が漏れ出てしまいました。それを合図にしたかのように、白兎さん扮する突然の訪問者は相好を崩します。
「仕方ありません。では、ご挨拶は日を改めることに致しましょう。お困りの様子ですから」
「そ、そうしていただけると……助かります。はい」
ほっ、と息を吐いた刹那です。
「そうそう。こちらに伺う途中、妙な噂を耳にしたのですが?」
「み、妙……と言いますと?」
ぎくり、と飛び上がるようにして恐る恐る武山さんは聞き返しました。白兎さんは顎に手を添え、しばらく考え込む素振りを見せてからゆっくりとこう口に出しました。
「確か……こちらに通われている生徒さん方は、皆さんとても仲がよろしいそうで」
しばしの沈黙。
「……もしもし?」
「へぁ?」
相手を気遣うように眉を顰めた表情で白兎さんが声をかけると、それを合図に武山さんにかけられていた金縛りの魔法が解け、安堵と共に気の抜けた意味を成さない変な声が漏れ出ました。そして、じきにいつもどおりの人の良いにこにことした表情を取り戻します。
「あ、ああ、ああ! はいはい! とても仲が良いですよ! 実に微笑ましいです!」
それから、記憶を辿るように武山さんの白髪交じりの眉は不思議そうに斜めに傾ぎました。
「で……み、妙、というのは、どのような?」
「ああ。いえいえ、深い意味ではなくてですね――」
白兎さんは顔の前で大袈裟に手を振ると、弱々しい苦笑を浮かべて見せました。
「中には仲が良すぎて、同性同士で恋仲にまでなっている生徒さんもいるとかいないとか」
「ははあ」
武山さんは白兎さんの台詞を耳にして、きょとん、とした顔で形だけ頷いてみせました。こんなご年配の方にぶつけるには、あまりに想像を超えた突拍子もない話だったのでしょう。
「そう言った話は、この年寄りには良く分かりませんなあ。仲が良い、というのは掛け値なしに本当ですがね? 上級生を『お姉様』と呼んだりして、そりゃもう姉妹のように親し気に、仲睦まじくじゃれついている生徒さんたちの姿をここから毎朝拝見してますよ。はいはい」
「成程。で……昨日はどうでしょう? いつもとお変わりありませんでしたか?」
「き、昨日、ですか? あー、どうでしたかねえ?」
話題が問題の昨日のこととなると、再び武山さんはしどろもどろになってしまいました。
「昨日ですよね……。実はそのう……私、昨日はいろいろ考え事をしていたもので……」
良く覚えていない、そういうことのようで、それ以上情報を得ることはできなかったのです。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説

【完結】共生
ひなこ
ミステリー
高校生の少女・三崎有紗(みさき・ありさ)はアナウンサーである母・優子(ゆうこ)が若い頃に歌手だったことを封印し、また歌うことも嫌うのを不審に思っていた。
ある日有紗の歌声のせいで、優子に異変が起こる。
隠された母の過去が、二十年の時を経て明らかになる?

男装官吏と花散る後宮〜禹国謎解き物語〜
春日あざみ
キャラ文芸
<第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました。応援ありがとうございました!>
宮廷で史書編纂事業が立ち上がると聞き、居ても立ってもいられなくなった歴史オタクの柳羅刹(りゅうらせつ)。男と偽り官吏登用試験、科挙を受験し、見事第一等の成績で官吏となった彼女だったが。珍妙な仮面の貴人、雲嵐に女であることがバレてしまう。皇帝の食客であるという彼は、羅刹の秘密を守る代わり、後宮の悪霊によるとされる妃嬪の連続不審死事件の調査を命じる。
しかたなく羅刹は、悪霊について調べ始めるが——?
「歴女×仮面の貴人(奇人?)」が紡ぐ、中華風世界を舞台にしたミステリ開幕!
【キャラ文芸大賞 奨励賞】壊れたアンドロイドの独り言
蒼衣ユイ/広瀬由衣
キャラ文芸
若手イケメンエンジニア漆原朔也を目当てにインターンを始めた美咲。
目論見通り漆原に出会うも性格の悪さに愕然とする。
そんなある日、壊れたアンドロイドを拾い漆原と持ち主探しをすることになった。
これが美咲の家族に大きな変化をもたらすことになる。
壊れたアンドロイドが家族を繋ぐSFミステリー。
illust 匣乃シュリ様(Twitter @hakonoshuri)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
彼女が愛した彼は
朝飛
ミステリー
美しく妖艶な妻の朱海(あけみ)と幸せな結婚生活を送るはずだった真也(しんや)だが、ある時を堺に朱海が精神を病んでしまい、苦痛に満ちた結婚生活へと変わってしまった。
朱海が病んでしまった理由は何なのか。真相に迫ろうとする度に謎が深まり、、、。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる