63 / 64
第六十三話 予期せぬ裏切り
しおりを挟む
「う――」
爆発したかのような激しい閃光を直視してしまい、俺の目は焼かれ、熱を帯びていた。苦痛に呻きながら貼りつくまぶたを懸命にこじ開けるも、まともに物が見えていない。ただ白い。
「く……そ……っ。エリナ!? 無事か!?」
直前までエリナが立っていた方向へ駆け出そうとしたが、向こうずねを嫌と言うほどぶつけて痺れるような苦痛にうずくま――ろうとして、今度は堅い柵に鼻っ柱をぶつけてしまった。
「痛てて……《咎人の座》に閉じ込められてるってこと忘れてた……。大丈夫か、エリナ!?」
「だ、大丈夫! けど、目が見えなくって……どこなの? 瑛!?」
「こ――ここにいるって、大丈夫だ。でも、俺も目が見えなくてさ」
ずいぶん慌てた声音だが、エリナは無事のようだ。俺はエリナを安心させようと落ち着いた声でこたえた。しかし内心は、エリナが思わず口にした俺の名前のせいでどきどきしていた。
と、かすかな衣擦れの音が届き、俺は何度もまばたきを繰り返しながら問いかける。
「お、おい! フリムル!? 一体どうなった! マルレーネは!?」
「……きゅう」
「……ふぐぅ」
生きてはいるらしい。
でも、どちらも今ので魔力を使い果たしたようだった。寝言のようなうわごとのような、言葉ともつかない呻きのような返事しか戻ってこない。状況がさっぱり見えず不安になって叫ぶ。
「誰か!? まともに見えてるヤツはいないのか!? 《七魔王》!!」
「――く」
「おい! 返事をしてくれ!」
「――くくくくくっ! はーっはぁー!」
「っ!?」
その声。
その笑い。
まだ聞き慣れない、馴染みのないものだったが、それでも俺は言い当てることができた。
「お前は……《憤怒の魔王》、ン・ズ・ヘルグっ!」
「……さあ? どうだかなぁ……くくく……っ!!」
あざ笑う声は俺の言葉を否定することなく、むしろ今の状況を楽しんでいるかのように答えをはぐらかした。そして、なにかを掴み上げるような音とともに、甲高い悲鳴が聴こえた。
「んにゃっ!?」
まさか――!?
咄嗟に俺の身体は動いたが、やはり《咎人の座》の強固な柵に嫌と言うほど拒絶されてしまった。膝頭の鈍い痛みに呻き顔を顰めながら、喚き散らすことしかできない自分が情けない。
「ぐっ――くそっ!! お、おい! そいつらに手を出すな!!」
「二匹もいるんだ、片方減っても問題ねえだろ? こんな面白ぇモンを放っとけるかって!」
「はぁーにゃーせぇー!」
「はっはー! 暴れんじゃねえって。間違って握りつぶしちまったら、つまらねえだろーが」
せめて目さえ見えれば――!
そんな泣き言は、所詮自己肯定のための下らない幻想だ。見えたところで、被告人として柵と魔法結界の中に閉じ込められてしまっている俺にはなにひとつできない。
なにひとつ――!
その時だった。
「エイ・アスマ殿、今、お助けいたしますぞ!」
「え――!? その声は!!」
「翼生えし靴もて、疾く速く疾風の如く天駆ける神よ! 彼の者を解き放て――《破鎖》!」
直後、ガラスが割れるような金属音がアリーナに響き渡って、今まですがりついていた《咎人の座》の木柵が消え失せ――うおっ!?――俺は危うくバランスを崩しかけた。
が。
「させないぞ、ン・ズ・ヘルグ!!」
倒れかかった姿勢を瞬発力に変換し、俺は一気に前へと、ヤツの声がした方へと駆け出していた。さっき聴こえたあの声は――間違いない、俺のフルネームを知っている人間なんて、あの人しかいないじゃないか。元・王国魔導士長、ベリストン。さすが、その名は伊達じゃない。
「な――っ!?」
「そこかっ!!」
まだ視力の回復状況は半分にも満たない。うすぼんやりとした大きな影がたじろいだのをわずかな手掛かりにして、俺はその腰あたりめがけて体当たりを仕掛けた――ガツン!
「糞ったれの人間風情が! 俺様の邪魔をするんじゃねえ! 放せ!」
「そうはいくか! その、フリムルだかマルレーネだか分からないけど、今すぐ解放しろよ!」
「はッ! 嫌・だ・ね!」
まるでロデオマシーンにしがみついている気分だ――乗ったことなんてないけど。
それでもただ身をよじらせるだけなところを見ると、両手が塞がっていて俺を引っぺがす余力はないらしい。それにしても酷い体臭だ。田舎のじいちゃんちの、隣の家で飼っていた豚を思い出す。
「こいつさえっ――手に入りゃあ! なんでもっ――やり放題、盗み放題っ――だからな!!」
「んなことさせてたまるか! お前だって《七魔王》の端くれだろ!?」
「さっきも言ったぜ? あんな仲良しごっこはもうたくさんさ! こっちから願い下げだ!!」
「お前にはプライドってモンがないのかよ! このクズ野郎!」
さっきより激しく暴れて抵抗するン・ズ・ヘルグのまばらに生えた体毛が、ぶちぶちっ! と手の中で千切れる音がして、俺は死に物狂いでもう一度がっちりと掴み直した。
逃がすか!
「クズで結構だぜ、糞人間! どうしても放せねえってんなら……良いことを思いついたぞ!」
「!?」
次の瞬間、ン・ズ・ヘルグの抵抗が消え失せ、逆に俺の身体を押そうとしはじめる。なんだ? 一体、何を――? 慌てて押し返そうとたたらを踏みながら、なんとか体勢を立て直す。
「はっはー! もう後がないぜ、糞勇者! あとちょいと押し込めば――!」
「お、おい! まさか……!?」
反射的に首をめぐらせ後ろを見る。
そこには――。
「う――うぉおおおおおっ!」
そこにあったのは、不気味に揺らめく光の壁のようなモノ。
たしかに俺には見覚えがあった。ありすぎた。
こいつは――《異界渡り》の入口か!!
「ぐうっ!! くっ……そぉ……!!」
徐々に明瞭になった視界に映ったそれは、嫌でも俺の記憶を呼び起こした。いや――あの時はたしか、虹色の輝きを放っていたはずだ。だが、背後に聳え立つ禍々しく蠢く光の壁は、あまりに不気味で妖しげな色を湛えていた。こんな中に放り込まれたらただでは済みそうにない。
「はっはー! どこから来たのか知らねえが、元いた世界へ帰るがいいさ、糞勇者!」
「いやいやいや! これ、絶対ヤバいヤツだろ!? 見て分からないのかよ!?」
「けっ! どっちだって構わねえさ! 邪魔者はとっとと消えるんだな!――ほらよっ!!」
「うおっ――!? や……め……ろ……っ!!」
自慢じゃないが、相撲は弱い。というか、スポーツで誰かに勝った記憶なんてほぼゼロだ。しかも、ン・ズ・ヘルグの巨体は、俺より頭ふたつ分は優に大きい。砂地の足元がずるずると滑っていく。焦る俺の額に汗がふつふつと湧き出る。
その時だ。
「ネェロ! お願い!」
「……せいぜいうまく避けろよ、勇者」
――ひゅばっ!!
咄嗟に身を屈めたのが正解だったようだ。まるでスローモーションの映像を見ているかのように、俺の頭の上、すれすれを駆け抜けた鈍く輝く大剣が、遅れて揺れる髪の毛を数本、ふっつり、と両断していく。その先にあったのは、驚愕と恐怖の入り混じったン・ズ・ヘルグの顔。
「てめえ……とち狂ったか!?」
「それはこちらのセリフだ、悪臭放つ薄汚い裏切りの豚め」
《天空の魔王》代行者、ネェロ・ドラゴニスは唾を吐くように言い捨て、斬り損ねた《憤怒の魔王》――いや、元《魔王》たるン・ズ・ヘルグを斜めに構えた大剣ごしに睨みつけた。
「――やはりお前は《魔王》の器ではなかった。所詮はオーク、正しき心を期待する方が愚かだったということだな……」
だが、ネェロの様子がおかしい。ときおり憎き裏切り者から顔を背け、あらぬ方向で首を傾げるようなそぶりをしている。
――視えていないのだ。
「へへへ……てめえ、手元がおぼつかねえようだな?」
ン・ズ・ヘルグはそれを敏感に察知したように、にやり、と口元を歪めて吐き捨てた。
「はっはー! そうと分かれば、今のうちに退散させてもらうとするぜ。こいつを土産にな!」
「やめろぉおおおおお!」
次の瞬間――。
ン・ズ・ヘルグの姿は、禍々しく蠢く壁の中へと消えていった。
爆発したかのような激しい閃光を直視してしまい、俺の目は焼かれ、熱を帯びていた。苦痛に呻きながら貼りつくまぶたを懸命にこじ開けるも、まともに物が見えていない。ただ白い。
「く……そ……っ。エリナ!? 無事か!?」
直前までエリナが立っていた方向へ駆け出そうとしたが、向こうずねを嫌と言うほどぶつけて痺れるような苦痛にうずくま――ろうとして、今度は堅い柵に鼻っ柱をぶつけてしまった。
「痛てて……《咎人の座》に閉じ込められてるってこと忘れてた……。大丈夫か、エリナ!?」
「だ、大丈夫! けど、目が見えなくって……どこなの? 瑛!?」
「こ――ここにいるって、大丈夫だ。でも、俺も目が見えなくてさ」
ずいぶん慌てた声音だが、エリナは無事のようだ。俺はエリナを安心させようと落ち着いた声でこたえた。しかし内心は、エリナが思わず口にした俺の名前のせいでどきどきしていた。
と、かすかな衣擦れの音が届き、俺は何度もまばたきを繰り返しながら問いかける。
「お、おい! フリムル!? 一体どうなった! マルレーネは!?」
「……きゅう」
「……ふぐぅ」
生きてはいるらしい。
でも、どちらも今ので魔力を使い果たしたようだった。寝言のようなうわごとのような、言葉ともつかない呻きのような返事しか戻ってこない。状況がさっぱり見えず不安になって叫ぶ。
「誰か!? まともに見えてるヤツはいないのか!? 《七魔王》!!」
「――く」
「おい! 返事をしてくれ!」
「――くくくくくっ! はーっはぁー!」
「っ!?」
その声。
その笑い。
まだ聞き慣れない、馴染みのないものだったが、それでも俺は言い当てることができた。
「お前は……《憤怒の魔王》、ン・ズ・ヘルグっ!」
「……さあ? どうだかなぁ……くくく……っ!!」
あざ笑う声は俺の言葉を否定することなく、むしろ今の状況を楽しんでいるかのように答えをはぐらかした。そして、なにかを掴み上げるような音とともに、甲高い悲鳴が聴こえた。
「んにゃっ!?」
まさか――!?
咄嗟に俺の身体は動いたが、やはり《咎人の座》の強固な柵に嫌と言うほど拒絶されてしまった。膝頭の鈍い痛みに呻き顔を顰めながら、喚き散らすことしかできない自分が情けない。
「ぐっ――くそっ!! お、おい! そいつらに手を出すな!!」
「二匹もいるんだ、片方減っても問題ねえだろ? こんな面白ぇモンを放っとけるかって!」
「はぁーにゃーせぇー!」
「はっはー! 暴れんじゃねえって。間違って握りつぶしちまったら、つまらねえだろーが」
せめて目さえ見えれば――!
そんな泣き言は、所詮自己肯定のための下らない幻想だ。見えたところで、被告人として柵と魔法結界の中に閉じ込められてしまっている俺にはなにひとつできない。
なにひとつ――!
その時だった。
「エイ・アスマ殿、今、お助けいたしますぞ!」
「え――!? その声は!!」
「翼生えし靴もて、疾く速く疾風の如く天駆ける神よ! 彼の者を解き放て――《破鎖》!」
直後、ガラスが割れるような金属音がアリーナに響き渡って、今まですがりついていた《咎人の座》の木柵が消え失せ――うおっ!?――俺は危うくバランスを崩しかけた。
が。
「させないぞ、ン・ズ・ヘルグ!!」
倒れかかった姿勢を瞬発力に変換し、俺は一気に前へと、ヤツの声がした方へと駆け出していた。さっき聴こえたあの声は――間違いない、俺のフルネームを知っている人間なんて、あの人しかいないじゃないか。元・王国魔導士長、ベリストン。さすが、その名は伊達じゃない。
「な――っ!?」
「そこかっ!!」
まだ視力の回復状況は半分にも満たない。うすぼんやりとした大きな影がたじろいだのをわずかな手掛かりにして、俺はその腰あたりめがけて体当たりを仕掛けた――ガツン!
「糞ったれの人間風情が! 俺様の邪魔をするんじゃねえ! 放せ!」
「そうはいくか! その、フリムルだかマルレーネだか分からないけど、今すぐ解放しろよ!」
「はッ! 嫌・だ・ね!」
まるでロデオマシーンにしがみついている気分だ――乗ったことなんてないけど。
それでもただ身をよじらせるだけなところを見ると、両手が塞がっていて俺を引っぺがす余力はないらしい。それにしても酷い体臭だ。田舎のじいちゃんちの、隣の家で飼っていた豚を思い出す。
「こいつさえっ――手に入りゃあ! なんでもっ――やり放題、盗み放題っ――だからな!!」
「んなことさせてたまるか! お前だって《七魔王》の端くれだろ!?」
「さっきも言ったぜ? あんな仲良しごっこはもうたくさんさ! こっちから願い下げだ!!」
「お前にはプライドってモンがないのかよ! このクズ野郎!」
さっきより激しく暴れて抵抗するン・ズ・ヘルグのまばらに生えた体毛が、ぶちぶちっ! と手の中で千切れる音がして、俺は死に物狂いでもう一度がっちりと掴み直した。
逃がすか!
「クズで結構だぜ、糞人間! どうしても放せねえってんなら……良いことを思いついたぞ!」
「!?」
次の瞬間、ン・ズ・ヘルグの抵抗が消え失せ、逆に俺の身体を押そうとしはじめる。なんだ? 一体、何を――? 慌てて押し返そうとたたらを踏みながら、なんとか体勢を立て直す。
「はっはー! もう後がないぜ、糞勇者! あとちょいと押し込めば――!」
「お、おい! まさか……!?」
反射的に首をめぐらせ後ろを見る。
そこには――。
「う――うぉおおおおおっ!」
そこにあったのは、不気味に揺らめく光の壁のようなモノ。
たしかに俺には見覚えがあった。ありすぎた。
こいつは――《異界渡り》の入口か!!
「ぐうっ!! くっ……そぉ……!!」
徐々に明瞭になった視界に映ったそれは、嫌でも俺の記憶を呼び起こした。いや――あの時はたしか、虹色の輝きを放っていたはずだ。だが、背後に聳え立つ禍々しく蠢く光の壁は、あまりに不気味で妖しげな色を湛えていた。こんな中に放り込まれたらただでは済みそうにない。
「はっはー! どこから来たのか知らねえが、元いた世界へ帰るがいいさ、糞勇者!」
「いやいやいや! これ、絶対ヤバいヤツだろ!? 見て分からないのかよ!?」
「けっ! どっちだって構わねえさ! 邪魔者はとっとと消えるんだな!――ほらよっ!!」
「うおっ――!? や……め……ろ……っ!!」
自慢じゃないが、相撲は弱い。というか、スポーツで誰かに勝った記憶なんてほぼゼロだ。しかも、ン・ズ・ヘルグの巨体は、俺より頭ふたつ分は優に大きい。砂地の足元がずるずると滑っていく。焦る俺の額に汗がふつふつと湧き出る。
その時だ。
「ネェロ! お願い!」
「……せいぜいうまく避けろよ、勇者」
――ひゅばっ!!
咄嗟に身を屈めたのが正解だったようだ。まるでスローモーションの映像を見ているかのように、俺の頭の上、すれすれを駆け抜けた鈍く輝く大剣が、遅れて揺れる髪の毛を数本、ふっつり、と両断していく。その先にあったのは、驚愕と恐怖の入り混じったン・ズ・ヘルグの顔。
「てめえ……とち狂ったか!?」
「それはこちらのセリフだ、悪臭放つ薄汚い裏切りの豚め」
《天空の魔王》代行者、ネェロ・ドラゴニスは唾を吐くように言い捨て、斬り損ねた《憤怒の魔王》――いや、元《魔王》たるン・ズ・ヘルグを斜めに構えた大剣ごしに睨みつけた。
「――やはりお前は《魔王》の器ではなかった。所詮はオーク、正しき心を期待する方が愚かだったということだな……」
だが、ネェロの様子がおかしい。ときおり憎き裏切り者から顔を背け、あらぬ方向で首を傾げるようなそぶりをしている。
――視えていないのだ。
「へへへ……てめえ、手元がおぼつかねえようだな?」
ン・ズ・ヘルグはそれを敏感に察知したように、にやり、と口元を歪めて吐き捨てた。
「はっはー! そうと分かれば、今のうちに退散させてもらうとするぜ。こいつを土産にな!」
「やめろぉおおおおお!」
次の瞬間――。
ン・ズ・ヘルグの姿は、禍々しく蠢く壁の中へと消えていった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる