上 下
1 / 1

ロリ爆乳で小悪魔攻め攻めサキュバスな彼女に、ず~~~っとねちっこく激しいパイズリでいじめられて愛される話

しおりを挟む
「ん~……。今の音ゲはコンプしたし、飽きる……」

 時刻はまだ夕方。一人の男子の部屋で、机に上半身を投げ出した体勢でスマホのゲームをしている少女がいた。

 他の女子高生と比べると、ぱっちりとした目が目立つ幼さが残る顔立ちに、低めの身長。
 しかし、他の女子とは違う特徴がいくつかあった。これらの特徴と可愛さのせいで、道行く人は咄嗟に彼女を目で追ってしまうだろう。

 彼女を真正面から見ると、まず目に飛び込んでくる大きな特徴が2つある。
 一つは、机と上半身の間でぎゅうっと押しつぶされている、100cm程のバストサイズを誇る豊満な柔らかい爆乳。
 もう一つは、ほのかに暖かそうなピンク色を含んだ、触れるだけで暖かいと錯覚してしまいそうな長い赤髪。

「あぁ~。こういう時、優しくて心強い彼氏がおやつを持って来てくれて、さらに暇つぶしになることをしてくれたらなぁ~?」

 最後に、彼女の後ろには三つ目の特徴がある。臀部でんぶあたりから細く伸びた、先っぽがハート形になった黒色の尻尾。
 決して、腰に巻いている器具やお尻に差している玩具おもちゃから生えているものではない。実際に尻尾として臀部から生えているのだ。
 それが行き場を失ったかのように、暇そうにゆらゆらと左右に揺れている。通常の人間ではありえない器官。

 とどのつまり彼女は、崎代さきしろ恋華れんかはロリ爆乳体形のサキュバスであった。なお、サキュバスと人間男性の間に生まれたハーフである。

 わざとらしく間延びした声を上げながら、宿題の用紙に解答を書き終わった男子をちらっちらっと見る恋華。

 男子の名は久保くぼりょう。この部屋の持ち主であり、恋華の恋人であった。
 なお、恋華より遅く解答を書き終わったのは、恋華に手取り足取り解き方を教えていて、自分の分を後回しにしていたからである。

「宿題も終わったしなぁ。せんべいでも持ってくるか?」

「んー……せんべいよりは美味しいものの方が良いかなぁ」

 恋華はスマホをぽちぽちと目的もなく操作してから電源を切り、ゆっくりと上半身を上げる。
 今まで潰されていた爆乳が、ぽよんと綺麗な形を取り戻した。女子高生というには不釣り合いな、あまりにも大きい脂肪の塊。

「恋華……もしかして、この時間から、か?」

「ん? ……んふふ~♡ 面倒な授業や宿題とか、デイリーミッションとか全部終わったらさぁ、やっぱりね? りょうりょうのを飲みたいなぁ」

 その仕草と物言いに、燎はぎくりとする。恋華が『美味しいもの』をねだる場合、彼の体にとんでもない負担がかかるからである。
 それはもう、その時間が終わった後はしばらくの間指一本動かせなくなるくらいに疲れるのだ。

「愛しの彼女が食べたいーんって言ってるのに、りょうりょうは何もしてくれないのー?」

「うっ……」

 いじわるな薄い笑みを浮かべたまま、こてんと恋華は首を傾ける。その仕草だけで、男子はころっと恋に落ちるだろう。もっとも、恋華はもう既に燎に夢中な恋する乙女なのだが。

 サキュバスが男性に求める美味しいものといえば……。そう、男の精液。男の命の源がたっぷり詰まった、どろどろの熟成した白い液体。
 新たな命を生み出すために体内で大事に作られたそれは、サキュバスにとってこれのために生きていると言わせるくらいのごちそうなのだ。

「サキュバスに気持ちよく搾り取られるのにお金もかからないし、死なないよっ♡ 彼氏として役得じゃん♡ 断る理由ある?」

「な、無いけど」

 恋華の精液を搾り取る行為は激しいものだから、いくら愛されるといっても体に非常に重い負荷がかかるのである。いったいどんなことをこれからされるのかと、燎はぶるりと震える。
 しかしその負担を考慮しても、まんざらではなかった。むしろ、我慢せず正直に求められることをとても嬉しく感じていた。

 なぜなら二人は、お互いに好きだという思いを抱えて仲良く付き合っているから。
 家が隣同士の幼馴染で昔からよく遊んで仲が良く、また、サキュバスとしての成長に伴う搾精についての相談などを乗り越えれば、二人がやがて付き合いだすのは当然のことだった。

「さっ、ベッドいこベッドいこっ♡ いっぱい搾り取ってやるぜダーリンっ♡ こんな美少女サキュバスのおやつになれるんだから、幸せ者だなこのー♡」

「わかったから、引っ張るなって」

 重い胸を抱いて立つのなんていつものこと。すくっと立ち上がった恋華は、燎の腕を引っ張り、早くベッドへ腰かけろと促す。
 ベッドの前でとんっと胸を軽く押され、燎はそのまま柔らかいベッドに腰を下ろす。情欲に燃えた愛しい恋人の視線を感じ、それだけで燎はぞくぞくっと震え上がった。そのせいで股間に血液が集まりだす。

「んおっ、もうムクムクって起ち始めてんじゃん♡ 付き合ってる彼女に恥ずかしい勃起バレてんぞっ♡ アタシまだ何もしてないしっ、ウケる」

 片手で口元を抑え、ぷぷぷっと意地悪い笑い声を出す恋華。
 それを受けて燎はぷいっと恥ずかし気に、目の前にどんと存在する爆乳から顔ごと目線を逸らした。

「そりゃあ、恋華に何かされるって想像したら起つだろうがよ……」

「あはっ、素直に負け認めてるし。可愛いぜ、りょうりょう♡」

 ぐぐ、ぐ、とペニスがズボンを内側から強く押し上げる。自分に期待してくれていると理解した恋華も、本能的にぞくぞくと背筋を走り抜ける快感を感じた。サキュバスとして、自分に欲情してくれているというのはこの上ない賞賛なのだ。

「で、その……今日は?」

「んー、あー、パイズリかな? 宿題やってる時から、時折アタシのおっぱい見てたでしょ。そういうのバレバレだしっ。いっつも好きにさせてんのに……彼女としては求められて嬉しいぞっ♡ 今日はサキュバスパイズリで、たくさん気持ちよくなろうな♡」

 パイズリ。暖かくたわわなおっぱいで、男のぴんと勃起した竿をずりずりと刺激する行為。
 あのやんわりとした爆乳にそんなことをされると……。想像しただけで、燎は思わずごくりと息を飲んでしまった。
 男性器に血がぎゅうぎゅうと集まり海綿体を膨らませて、ズボンの中が熱く窮屈になる。外側からでも、ズボンの中でぴくぴくと震える男性器がはっきりとわかるほどだ。

「ぁ~♡ 可愛い反応してるじゃん♡ 恋人を視姦してからの妄想でいきり立つダメ彼氏チンポ、アタシが枯れ果てるまでズッてやるから……♡ 彼ぴチンポ、いただきます……っ♡」

 燎の両足を左右にどけるように開かせ、恋華はその間に興奮しながらふわりとしゃがみ込む。
 そして、細い人差し指でズボンの上からペニスをつんつんと小突く。それだけで神経が集中した敏感なペニスはびくりと震え、燎ははうっと息を漏らす。

「なに満足そうなため息ついてんのっ。まだまだこれからだし……♡ ほら、かりかり、かりかりかりかり、かりっ……♡」

「――っ……! ぁ゛~~……っ。恋華っ、それ好きだ……っ」

 今度はいじらしく爪を立て、先端をズボン越しに引っ搔く行為。生地越しに強めで一点に集中したくすぐったい刺激が来るため、ペニスがさっきよりも強くびくんびくんと腰ごと跳ねた。
 その心地よさとくすぐったさで、燎は思わず天井を仰ぎ見て右手で顔を抑える。左手は後ろに傾けて、ベッドに倒れ込みそうな体を支える。その行為で大好きな彼氏が自分の行為に夢中になっていることを、恋華は理解する。

「ん~? 好き? 好きぃ? これ好きなんだ? にひひっ、サキュバスに爪でズボン越しに引っかかれるの好き? かりかり、かりかりかり……♡ びくびくおちんぽ、可愛らしいぞ♡」

「うぁ゛……っ、違う、ちがう……っ。あ゛っ……ぁーー……違うけどすきっ……」

「ん? 違うんだ? 何が違うの? 正直な反応示してるよ? おちんぽさん、もっともっと~ってズボンの中で暴れてるし♡ くすくす笑ってあげるから、何が違うのか正直に言え♡」

 燎は顔を押さえていた右手を再び後ろに傾けてベッドに突き、意地悪く笑う恋華の顔を熱を帯びた目で見る。

「恋華にされるから好きなんだ……っ。恋華、れんか……っ」

「う~♡ その反応、彼女冥利に尽きる♡ いつもカッコいいのに、M状態になると可愛いぞりょうりょう♡ かり、かりかりかり……♡ ……くすっ、そろそろズボン脱ごうか♡ もう苦しいでしょ?」

 爪先でくすぐられる行為からペニスが解放される。燎が一息ついたところで恋華はゆっくりと、早く早くというもどかしさを与えるようにカチャカチャと音を立てて興奮を煽るようにベルトの留め具を外す。

 にんまりとした笑みを恋華が浮かべると、以心伝心のように燎は両手と両足で体を支え、腰を浮かせた。
 そのまま恋華はずりずりとパンツごとズボンを降ろし、男性の生殖器、ペニスを露出させた。

 ぼろんっと音がするように飛び出て、べちんとおへその下の肌にぶつかるくらい、ギンギンに勃起したペニス。あはぁ、と恋華の口から暖かい吐息がうっとりと漏れる。

「美味しそぉ……♡ 反り返ってんじゃん♡ サキュバスに性的に食べられちゃうのに、こんなに大きくしてるんだ? やっぱりょうりょう、マゾっ気あるよね……♡ おっと、今度は足浮かせて―♡」

 燎はまた腰を下ろし、今度は両足を浮かせる。恋華の動きはまるで手慣れた風俗嬢だ。一介の男子が興奮しないわけがなかった。
 学生服のズボンが、ずるりと両足から抜けていく。

「くひひっ……♡」

「ふぅ゛っ――!?」

 予想外の片足の裏へのいたずら。足の指先へと延びていく神経が集まる足裏を、不意に恋華が爪で軽く引っ掻いたのだ。
 いきなりのことで声を出せず我慢するしかなかった燎の顔を、楽しそうに恋華は見つめる。

「可愛い……♡ ほんと可愛いぃ……♡ ちんぽさんガン起ちじゃーん。アタシのこと大好き過ぎてその結果とか、嬉しすぎんですけど♡」

 今は何もされていないのに、ぴくっ、ぴくっ、ぴくっと定期的に震えるペニス。それは彼女にとって、あまりにも魅力的すぎる動きだった。劣情を高める材料でしかない。

 恋華はペニスにそっと顔を近づけ、いきり立つそれの先端にふぅ……っと優しく息を吹きかける。
 生暖かい空気がそっと吹きかけられ、ぞわりという快感が燎の背筋を駆け上がる。触れられていないのに、またも微かな声が漏れ出た。

「ぉ゛――っ♡」

「ふぅー……♡ ふぅぅぅー♡ ふっ、ふっ、ふーっ……♡ 皮被りさんだね……♡ りょうりょう、いっぱい気持ちよくしてあげるからねー♡ 今日は、くひひっ、壊れちゃうかも」

 何度もしつこく周囲から息を吹きかけ、ビクビクと震えるペニスを楽しむ恋華。先端へ、裏筋へ、竿へ、根元へ。

 そして左手でそっと根元を押さえられるだけで、燎はぱちっと静電気を受けたような反応を示す。
 それにじーっと真正面から局部を見つめられることで、気恥ずかしくなっていた。

 恋華は空いていた右手の指で輪を作る。そしてペニスの上から被せるように小さ目な輪を乗せ、優しく下へ動かして皮をずり下げる。赤く充血し、蒸れた亀頭が姿を現した。
 先端からは、もう水滴のようにぷくりと我慢汁が出てきており、どれだけ燎が興奮しているかを恋華に伝える。

 男性特有の匂いをすんすんと嗅いでから、恋華はべろりべろりと見せびらかすように唇を左右に舐めて濡らす。そして――

 ペニスの根元を両手で押さえつつ、どろーっ……♡ と下から裏筋をじっくりと舐めあげた。
 柔らかく表面がざらざらとした、ねちっこい舌から逃げるようにペニスが激しく震えるが、根元を手で固定されているため逃げられない。
 腰が引けるのに、固定されて快感を逃がすことができない。ただ与えられるねっとりとした水気と快楽を燎は受け入れさせられる。

 また、ねとーっ……♡ とした動きで下から美味しそうに舐めあげる。
 恋華は次に、逃さないようにしつつ亀頭に何度か軽いキスを繰り返した。先端へ、左右から、今度は裏筋をちゅうっと吸うように。

 ちゅぱっ♡ ちゅっ……♡ ちゅくっ♡ ちゅぅぅぅっ♡

「んっ♡ ちゅぷっ♡ りょうりょう、せいえきたくさんつくれーっ♡ むーっ♡ アタシも頑張るから、りょうりょうもすきすきせーえき、たくさんつくれーっ♡」

「ぅぁっ……すごっ……」

 まだ何度かペニスに軽いキスをされているだけなのに、燎はうっとりとしてしまう。
 愛しい彼女に、しかも淫魔サキュバスの血を引く少女に、これから精を搾り取られる。その事実が『このまま彼女に食べられてしまいたい』という欲望を強くし、心を彼女の色に染め上げていく。

 お尻の後ろで、ひゅらひゅらと嬉しそうにゆっくり左右に揺れている恋華の尻尾。視界に入るその動きすら、獲物を狙う悪魔の動きなのだと興奮を高める材料になる。
 人間ならざる者に与えられる快楽、どれほど気持ち良いものか。

 恋華はまた下からゆっくりと丁寧に何度か舐めあげた後、そのまま亀頭を濡れた唇で挟み込むように口に含んだ。もむもむと、唇だけをいやらしく動かして亀頭をマッサージする。

「はっ――っっっ♡ れんかっ、ぁー……すきっ、れんかすき……」

 熱にうなされている時のように、うわ言のごとく好意を口にする燎。目をつぶって、与えられる快楽に集中しようとしていた。

 そして、恋華は奥まで飲み込むようにしてペニス全体を迎え入れる。
 そのまま口から抜けそうなくらいから喉の奥まで2度往復し、口内の唾液をまぶすようにしてペニスを淫らにコーティングした。

「ぷはっ……りょうりょう~♡ もうぼーっとしてる? まだパイズリ始まってすらいないぞ? それにアタシ、脱いですらいないよ? だめだめモード可愛すぎんぞー♡」

 ペニスをてらてらと濡らされた燎は、もはや無言。荒い息を繰り返し、恋華の次の行動を待つ犬になり果てていた。
 先走り汁もどんどんと目立つくらいに分泌されている。性行為の時間を知らされた睾丸が、新たな精液を急速に作り始める。

 ここで恋華は一度立ち上がり、自慢の大きな胸を持った体を包む、ワイシャツのボタンに手をかける。
 ぷちっ、ぷちっとはち切れそうな音と共に外されていくワイシャツのボタン。豊満な胸を完全に包み込んでいるシャツは、普通の人が着るようなバストサイズではない特注品である。

 ぷちっ、ぷちっ、ぷちっ……♡

 すべてのボタンが外れた。

 ゆっくりとワイシャツを、重い扉を開いて財宝を見せびらかすかのように、胸元から左右に徐々に開く。むわっ……と、エッチな汗が蒸発したやらしい匂いが燎の鼻腔に届く。

「でっか……。ほんとデカいな……」

 燎はごくりと唾を飲んだ。
 現れたのは、底が見えないほどみっちりとつまった深い谷間。黒い花柄の勝負下着ブラジャーに支えられた、心を奪われるくらい大きく、しかし大きすぎると違和感を感じることのない丸いマシュマロのような胸。

 先端である乳首はブラジャーに隠されてまだ見えないが、うっすらとピンク色な乳輪の円周が見え隠れしている。

 全体がどうぞ揉んでくださいといわんばかりに柔らかそうで、燎の目線はその深く暗い谷間に釘付けになってしまう。

「やだぁ♡ りょうりょう、ガン見しすぎ……♡ 特注のシャツ、脱ぎ捨てちゃったよ……♡ こういうの探すの大変なんだよね~♡ ブラジャーも特注だし……♡」

 恋華は背後に腕を回し、ぷつんというはじけるような音と共にホックを外す。
 そして手品を見せる時のハンカチのように、乳首を隠すようにしてブラジャーをつまんだ。

 指でつまんで外したブラジャーを離し、幕を開けるようにぽとりと地面に落とす。ここからは恋華の独壇場。男性はただ快楽のままに情けなく喘ぐことしかできない、淫らなまぐわいの時。

 ぴんと主張した茶色い2つの突起。小さいつぼみのような、そして柔らかい乳の部分でもこりこりとした感触をもたらしそうな乳首が存在していた。

 自分の腕で下から胸を支え、ぽよぽよと試しに揺らす。マシュマロのような柔らかさと弾力を持った胸が弾み、燎の目線は揺れ動くつんと立った乳首を思わず追ってしまう。

「ごかいちょ~う♡ 今からパイズリ開始だよっ♡ もうダメ……ッてなるくらい……ふふっ、ズるから♡ 幸せアクメする準備、できたぁ?」

 痛くないように滑らかにパイズリできるように、恋華は口に溜めていた唾液をだらーっと胸の間にかけていく。柔肌の細胞に染み込んでいくように広がる唾液、濡れていく谷間。
 ごくっと唾を飲む燎。目はもう胸に夢中でぎらついていて、今なら声をかけたとしても何も聞こえないだろう。頭は思考停止してずんっと重たくなっていて、下半身に血が集まりすぎて思考がままならない。

「りょうりょう~♡ 目が釘付けだよ♡ あなただけのおっぱい……そんなに見つめられると興奮してきちゃうからっ♡ キャッハハハッ、おちんぽさんびくんびくん跳ねてんじゃんっ♡」

 淫らな音がするように、恋華は左右の胸を手で不規則に揉み、谷間ですり合わせる。

 くちっ、くちっ、くちゃっ♡ くちゃ♡ くちゃっ……♡ ちゅくっ♡

 卑猥な音が静かな部屋に鳴る。ドクンドクンと高鳴る燎の心臓の音すら響きそうであった。あとは待ちきれないという、ぜーはーぜーはーとした燎の荒い呼吸音のみ。

 恋華はペニスを舐めあげた時のようにもう一度しゃがみ込み、上半身をゆっくりと燎の股間の前に倒す。ずしっ……と重たい胸が足の付け根に乗る。

「いくよっ……♡」
「ぁ、ぅん……」

「えいっ♡」
「――っ!」

 まずは挨拶なのだろう。ペニスを左手で支え、右の胸の乳首をこりっ♡ とペニスの先端に当てた。
 そのまま右手で胸をこねくり回し、乳首と先端をこすりつける。そしてゆっくりと名残惜しいように離す。

 先端からにじみ出ていた我慢汁のおかげで、乳首とペニスの先端でか細い銀色の橋がかかる。しかし、それはつうっと重力に負けるようにすぐに切れた。

 燎の心臓は早鐘のように高鳴り、呼吸はぜぇぜぇと激しくなっていた。思考は早くあの深い谷間に自らのものを挿入したいということで埋め尽くされている。ある意味、思考停止な真っ白の状態だ。

「……えっち♡ 視線バレてるよ♡ りょうりょう、可愛いぞっ♡ もっと彼女アタシに夢中になれっ♡ 捧げる精液、たくさん作れ♡ ぜ~んぶアタシだけが搾り取るからっ♡」

「はっ、はやくっ――」

「うん……♡ ダメなところ、アタシだけにたくさん見せろっ♡ 頭が壊れるアタシだけのパイズリ搾精、とことん味わえ♡」

 パイズリが、開始された。

 まずはずぷっ……っ♡ と、ペニスの上部が唾液で濡れた谷間に、これまたゆっくり飲み込まれていく。左右で押しつけ合っているかのような詰まりに詰まった狭い谷間を、ペニスの先端がゆるやかに割って侵入して犯していく。
 女性の快楽を生み出すさらさらとした細胞と、男性器の快楽を受け取る欲望だらけの細胞が、唾液のぬめりを受けつつ愛しく絡み合うように擦れ合う。水気のおかげで、境界線すらわからないほど仲良く細胞が擦れる。

「ぁ、はっ……! はぁっ……!」

 肺の中にある空気を一気に吐いて、震える燎。少し、ほんの少し谷間に挿入しただけなのに、後ろでベッドを突いた上半身を支える両腕はぶるぶると苦しそうに震えていた。

「あ~っ♡ 気持ち良いって顔してる♡ でもぉ……まだおっぱいで全部飲み込んでないんだよ? 先っぽでこれなら……ふふっ、どうなっちゃうんだろうね?」

 会話で起こる胸の微かな振動すら、気持ちいいという快楽に変換されてペニスにじんじんと伝わる。
 だが、だが、まだ亀頭が柔乳に挟み込まれただけ。襲い来る快感に身構える燎。しかし、それも無駄な我慢に過ぎない。

「キュートな喘ぎ声あげろ~? どこまでも愛してるぜっ、ダーリン♡」

 ちゅくっ♡ どたぷん……っ♡ と、ぬめった感触と共に巨根が深い谷間へ飲み込まれた。

「っ……、ぁーー……♡ あ――♡」

「うぅ♡ 震えるりょうりょう可愛すぎ~♡ ほいっ、全部入ったよー♡」

 ぎゅっ♡ きゅっ♡ にちゃっ……♡ にゅぅうううぅぅ♡

 ペニスは谷間の中へ全て入り込み、完全に見えなくなった。
 最初は甘く優しく蕩けるように、自然な乳圧だけで挟み込む。暖かいゼリーに己の分身を突き入れたかのように、深く息を吐く燎。そんな彼氏の顔を、ニヤニヤしながらじーっと見つめる恋華。

「おっぱいオナホ、そんなに気持ち良いんだ♡ ふふっ、もしかしたらおまんこより気持ち良かったり?」

「ふぅーっ……っっっ! ぁ――あ゛ーー……」

 自然な乳圧は高く、手で押さえつけられてもないのに、もっちりみっちりとした感触がペニスを押しつぶすように包み込んでいる。
 恋華は続いて両手のひらで軽く両乳を抑え、ぷるぷると左右に揺らしてみた。

「包んでいるだけなのにそんなに気持ちいの~? 言え言え~♡ サキュバス彼女の胸に包まれるの、どんな気持ち~?」

「あっ、ぉあっ……!? れ、れんっ……! あった、か――! くてっ……きもちっ!? ひっ……!? おぉ゛っ――!?」

 それほど動かしていないのに、意味のある言葉を話すのがやっとの状態だった。後ろに向けた腕で上半身を支えていなければ、すぐに倒れてしまいそうである。
 それでも両腕は先ほどから不規則に震え、もう限界に近いことをこれでもかと表現している。

「うっわ♡ まともに喋れてないじゃん♡ どんだけ感じてんのさキモーイ♡ でも一生アタシが愛してあげるから、もっとさらけ出せっ♡ ……ほらパイズリ再開だぞ、喜んで思考飛ばせよマゾ。頭のなか真っ白にして、情けないバカ姿見せろ」

 恋華の言葉の節々に、冷たい命令口調の言葉が混ざり始める。しかし怒ったり飽きたりしているわけではない。燎のマゾ性をいたぶるように、それでいて傷つけ過ぎないようにいじめる言葉を発する。

 さらに再開される、意識がどこかへ飛んでいってしまいそうなパイズリ。
 ぐちゃぐちゃとペニスを乱暴に揉みつぶすような動きをした後――

 ずりっ♡ ずりっ……♡ ぱちゅ♡ ぱちゅっ♡ ぱちゅっ♡

 胸を上下に揺らす心地いいストローク運動が始まる。それに対応するように、燎は無意識に腰をへこへこと上下に力なく動かしていた。腰が抜けて、力が入り切っていない。

「ぉ゛っ……♡ れんかっ、ぁー……っ♡ すごっ……! れんか、れんか……っ!」

「なさけな~い♡ こんな歪んだ顔、彼女であるアタシ以外に見せられないよねっ♡ ぁー……もっと感じてる顔を見せろズリ変態。アタシの好みにぶっ刺さるんだよ」

 今度は左右で違う動きをして翻弄し、予想外の快感を受けて歪む燎の顔を楽しむ恋華。
 とろっとろに暖かく濡れた胸を上下に揺さぶる。ぬらりとした柔肌でペニスをしごく度、燎が我慢できずに声を何度も不規則に漏らす。顔はもう快楽でぐしゃぐしゃで、目元に涙が浮かんでいた。

 胸が上下運動する度に、カリ首が滑らかな谷間をずりっとかき分ける。かき分けた後は、根元までもがたわわな感触を味わう。
 時折、先端のみを弄ぶように上側でぷるぷるぷるっと巨乳を揺らしたり、かと思えばいきなり叩き付けるようにばちゅっと胸を腰に打ち付ける。
 そのまま反応を楽しみながら、胸の抑え方の強弱を調整しながら、恋華は陰茎をいじめぬいていく。

「ごめっ……! でそ、うっ、でそうっ……!」

「謝るなよ、興奮するから……。ぁー、彼ぴのマゾ顔すきっ。ただ気持ち良くなることだけ考えてろ。……ねっ? 罪悪感なんか感じないで、幸せおもらししよっ?」

 やがて、ぐつぐつと溜まった精子が尿道へと徐々に上がってくる感覚を燎は覚えた。湧き上がり始める射精感。
 あまりに幸せ過ぎて辛そうな顔から察した恋華は、柔らかな巨乳を左右から押さえつけるようにして、カリ首や竿などへ全体的に天にも昇りそうな刺激を与えていく。

「ぁ゛っ、でるっ……ヤバッ、でる……っ! お゛っ♡」

 もう燎の声はとろけきり、あまりの気持ちよさに呂律ろれつが回っていない。
 顔も真っ赤に紅潮し、息も疾走している途中のように激しくなっていた。

「りょうりょう、イッちゃうの? よわよわおちんぽさん♡ つよーいお射精しないと、アタシ見損なっちゃうかも……♡ なーんてっ、冗談~♡ アタシはりょうりょうのこと、こうやってずっと傍にいながらじ~っと見てあげるからっ♡」

 期待感を含んだ眼差しが燎を上目遣いで見る。そこには捕食者のような怪しい光が灯っていた。
 可愛い彼女が自分を見てくれる。こんな背徳的なことをしてくれる。幸福感と快楽で、絶頂まで導かれる。

「サキュバス相手に可愛い姿見せすぎっ♡ ほんっっっと可愛いなぁ♡ もっといじめたくなっちゃうじゃん♡ ふふっ……パイズリ良すぎて狂うか? いいぞ、アタシの女体に狂え。アタシだけに狂え。もっとズるの早くするから……」

「ん゛っ、んん゛っ……!! イクッ……!! イクゥ……ッ!!」

 射精の直前、漏れそうな声を我慢して歯を食いしばって力む。強い快楽で我慢が決壊する。下半身はもはや溶けに溶けて、ドロドロになっていると錯覚してしまうほどの快感。

 びゅーっ♡ びゅっ、びゅーーっ♡ びゅーっ♡ びゅっ、びゅっー……♡

 谷間の中で欲望が暴発し、搾り取られる。恋華は彼の気持ちよさができる限り長続きするように、谷間の圧を優し目にして、労るように気持ち良い射精を促す。谷間の間で動けないのに、ペニスはぴくんっ、ぴくんっと跳ねる動きをする。

 びゅっ……♡ ぴゅっ、ぴゅっ……♡

「りょうりょう♡ がんばれ♡ がんばれぇ♡ 下品に足をピーンと伸ばして、せーしどくどくってアタシのおっぱいに乳内射精なかだししてぇ♡ 気持ちよくたくさん射精できて、えらいね♡ 男らしくてカッコいいぞ♡」

 ぴゅっ…………♡ ぴゅっ――♡

「あはっ……♡ えらいぞド変態。精液最後まで気持ち良く出し切れよ。頭からっぽになって、アタシの谷間に出し切れ。ほら、射精の終わり近くで胸を揺さぶってやるから……」

 たぷたぷっ……♡

 ぴゅっ……♡ ぴ――っ♡

 長い長い射精が終わる。ついに両腕で上半身を支えられなくなり、燎はベッドに倒れ込むように上半身を預けた。
 あまりの気持ちよさに視界がチカチカと光りそうなため、目を閉じて前腕で目元を隠す。次に来るのは、短距離走を全力で駆け抜けたかのような心地よい気だるさ。

 射精で出た精液はというと、恋華の白い柔肌にどんどんと流れ込んでいくかのように吸収されていく。サキュバスとしての、精液を食べる能力。あっという間に白濁によるけがれは見えなくなった。

 だが……肩で息をする彼氏の様子を見た恋華は、イタズラっぽく射精したばかりのペニスをもう一度左右から胸で挟み込む。精液が染み込んでさらに滑りが良くなった肌で交互にずりずりとペニスを扱う。

 二度目のパイズリが始まる。より激しいパイズリになった。

 きめ細やかなな美しい細胞で構成された、底なしの暗い谷間を持つ大きな乳。湿度を増して、恋愛対象エモノをより気持ちよくするために大きく揺れ動く。

 ばちゅん♡ ぱちゅん♡ ばちゅっ……♡ ばちゅっ……♡ ばっちゅっ♡ ぱちゅんっ♡

「ふっ、ふっ♡ ふっ♡ ふーっ♡ ふーっ……♡ フゥーッ♡ フゥーッ……♡ あーすきっ、ほんとすきっ、好きすぎるぞスケベ色ボケ。もっと精液アタシによこせっ。どっぷり無駄撃ちで彼女満足させろ……っ♡」

 桃色のハートを浮かべた赤い目。獲物を前にして、口を軽く開いて唇を一周するようにわざとらしくべろりと舌なめずり。恋華まで呼吸が荒くなり、真正面から強すぎる愛情をぶつけている。

 急に両手で押さえつけて乳圧を高めてペニスを押しつぶすようにしたり、そのまま卑猥な音が強く鳴るように、腰へ叩き付けるようにして胸を上下させる。
 もっちりとした柔乳と股間周辺の肉がぶつかり合い、お互いの興奮を高めていくいやらしい音が響く。

「ドスケベマゾ~♡ おちんぽ起ち続けてるし♡ そんなにアタシのパイズリ好き? ねぇ~、すきぃ~? ……汚い声で答えろ。全部アタシが理解してやるから、ほら答えろよ」

「れ――んん゛っっっ! すきぃ゛っ、す……っっっ!? すき゛っ……!!」

「うんうん♡ アタシもりょうりょうのことだーい好きっ♡ ……ありがとっ。お礼にもっと気持ちよくするから、悲鳴あげて悶えろ。小さなマゾイキ繰り返せっ」

 燎は大きな声を上げて悶絶した。冷静になり始めた状態から急に引き戻され、脳がペニスから流れる快楽でパチパチと焼かれる。
 神経回路を快楽の電流が走り、脳が一つの情報でいっぱいいっぱいになる。循環する血液が沸騰しているかのように熱くなり体が火照ほてりだす。

「あ゛ーーっっっ、それヤバッ……お゛っ! お゛っっっ!! あぅ゛っ!!」

 ぬちゃっ♡ ぬちゃっ……♡ ぱちゅっ♡ ぬちっ♡ ばちゅっ、ぱちゅっ……♡ ぱちゅん……っ♡ くちくちくちっ……♡

「アハハッ♡ 負けちゃえ負けちゃえ♡ アタシのおっぱいに負けろっ♡ 一生アタシのモノなんだからっ♡ アタシも一生りょうりょうのモノなんだから、思いっきりせーしぶちまけろっ♡ 自分のモノだってあかし出せっ♡ おっぱいにせーえきでマーキングしろっ♡」

 ばちゅっ♡ ぬちっ♡ ぬちゃあ……♡ ぱちゅ♡ むちっ♡ ばちゅんっ♡ ぱちゅん♡ ばちゅんっ♡

「りょうりょう、イキそう? じゃあ最後はぁ……♡」

「あ、ぁ……っ!」

「胸を抱きしめて、しっかり大好きホールドしちゃってぇ……♡ 思いっきりズッてあげる♡ イグイグイグ~、愛してる~って酷い喘ぎ声上げながらぁ……♡ ま・け・ちゃ・え♡」

 ぱちゅ……っ♡ ばちゅっ♡ ばちゅん♡ ばちゅんっ、ばちゅんっ♡ ばちゅっ♡ ぬちゃっ……♡ ばちゅっ!!♡

 両腕で抱えられるようにして圧迫された胸。よりキツくなった濡れた谷間を、ペニスが無理矢理かき分けるように全体を出入りさせる。一際大きくされるストローク。
 敏感な部分が擦られ、人間の頭脳にはあまりにも強すぎる快楽がもたらされる。

「はっ、はっ……は~っ♡ ……あぐっ! あぁあ!! そのしめつけ、ズルッ……! おお゛っ!? れんがっ、しぬ゛っ! しぬ゛うっ!!♡ ぁ、ぁ――♡ う゛っ――!?」

「んふっ……♡ ははっ、イケないだろクズ。おねだりしろ。きちんとできなくてもいいから、イグイグッ~て汚い声あげろ。ほらっ、ズリキチ奴隷。さっさとアタシの大好きな声あげろ」

 乳圧が高まりすぎて、精子が尿道を通っていかない。どうしてこんな苦しいことをするんだと、燎は頭をもたげて股間を胸で包む恋華を懇願するように涙目で見る。
 ニヤニヤといやらしい残酷な笑みを浮かべた恋華は、自分の胸を左右から思いっきり手で押さえつけていた。

 馬鹿にしつつ、絶対に愛してやるというどす黒い欲望の炎を秘めた目線。冷徹な自分をののしる声も、燎の頭の中では酷く強い快楽に変わっていく。

「イグイグ~って情けなく言えっ。マゾ♡ ド変態♡ ドM♡ イグッて言うまでおっぱい締め付けやめないから」

「い゛うっ! いうからださせて……っ! かはぁっっっ♡ ぁ゛ーーっっっ♡ あ゛ーっっっ……!!♡ あ゛っ、ぅぅぅーーっっっ!!♡」

「胸でいじめられて喜ぶ変態♡ 抵抗もしないなんて潜在的マゾ~♡ イケよほら……っ。イキ狂え。大好き」

 胸の締め付けを急にほどき、ゆさゆさと胸を体ごと前後にゆする。
 燎はあまりの快楽に口は開きっぱなしでただただ暴れるように叫んでばかりであり、意味のある言葉を発することはできていなかった。

「射精とアタシのことだけ考えろ。好き、好き……。バカにされて戻ってこれないくらい気持ちよくなれヘンタイ。愛してる。パイ圧緩めてやるから、思考も体の中も全部吐き出すような射精しろ、ザコ。ずっとアタシだけ見てろ」

 先程とは打って変わり、睨みつけるような厳しい目つきで歪んだ表情を見る恋華。
 こんな状態の彼女を見れるということは、彼女が幸せの絶好調なのだという覚えがある燎は、その幸福感に連れてかれるように叫ぶ。

「はっ、はっ……ぁっ、あ゛っ……!♡ お゛っ♡ いぐっ、いぐいぐっ!! いく~いぐいぐっ~~~~~っっっ!!!! ぉお゛~~~~ッ♡」

 射精欲に負けて叫んで、これまでにない絶頂に達することを知らせる。
 こんな自分を見ないでくれと両腕で顔を隠しながらも、突き飛ばされたように大きく腰を跳ね上げてブリッジして、激しい射精を胸の谷間へと押し付けるようにする。
 あふれ出る涙と口から漏れ出る涎と快楽でぐちゃぐちゃになっている顔を、恋華は腕越しでもお見通しなようだった。

 びゅーっっっ!!♡ びゅーっっっ!!♡ びゅっーっっっっっ!!!! びゅくっ!!♡ びゅっ!!♡ びゅーっっっ……!!♡

「あぁぁー♡ りょ~うりょうっ♡ あぅ……♡ もっと敗北お射精見せろ~♡ うわっ、すっごい射精♡ イッてる顔かわいいぃ……♡ ……彼女の胸に遠慮なく盛大に射精する姿、クズカッコいいぞ。くすっ、アタシにしかできない顔してんじゃん。最高」

 先程と同じように、精液が肌に吸い込まれていくように消える。
 へなへなと脱力する燎。口の端から涎がだらしなく垂れ続けている。だがそれでも、恋華は加虐に近い愛情を抑えなかった。

「なに終わったような態度してんの? まだ体の中を全部出してないだろ」

 嗜虐的な笑み。

 ぱちゅっ♡ ずりっ、ずりっ……♡ ずりぃ……っ♡ ばっちゅっ♡

「美味しそうに腰がくがくするな、他のサキュバス寄ってくるだろ……。くっひひひひ♡ りょうりょうはアタシだけのも~のっ♡」

 再開される三度目のパイズリ。
 二度目よりはゆっくりとした優しいズリ方だが、手で胸を押さえつける力は強めで、一往復で強い快感が燎の背筋をものすごい勢いで駆け上って脳へと叩き込まれる。
 脳を素手で鷲掴みにされ、ぐわんぐわんと思いっきり揺さぶられるような感覚が襲う。

「やめっ……! もうでなっ……」

「えぇ~? 出るよっ♡ りょうりょうはアタシのこと大好き過ぎるから♡ ほらっ、言葉とは裏腹におちんぽまだガチガチ……♡ 出がらしでもだい好きだからだせ♡ ……出るだろ、出せよ、全部搾り取るから。愛してやるからりょうりょうも愛を見せろよ……。お願い、アタシ以外の女見るな……全部アタシに捧げろ……」

 泣き叫ぶような声を上げている燎に、彼氏としての威厳はもう無かった。サキュバス彼女に愛情たっぷりのパイズリをされ、酷い喘ぎ声をあげる玩具おもちゃと化していた。

 精液を肌に吸収し、よりしっとりと、よりたっぷりもちもちと肌の質が上がる。
 一度胸で擦られるだけで、燎はのけぞりながら足を指先までピンと伸ばしてしまう。もはや頭と足の指先で体を支えているような体勢だ。

「お゛っっっ♡ まっでっ♡ ほん、とにっ!♡ もうでな……っ♡ あぁ゛ぁお゛~っ!♡」

「アハハッ♡ 声が完全にとろけてる~♡ これが聞きたかったの♡ パイズリ地獄で情けない悲鳴あげろっ♡ アタシにしか出せない声をいっぱい出せっ♡ そういう姿、だ~い好きっ♡ ……マジで興奮するっ。りょうりょうが悪いんだぞ、射精で責任取れよ……」

 もちっ♡ もちっ、もちっっっ♡ ずりずり……♡ ぱちゅ♡ ぶちゅん♡ ばちゅっ!♡ ばちゅっ!♡ ばちゅん!♡ ぱちゅっ、ぱちゅっ、ばちゅっ!!♡

「りょうりょうは絶対アタシに乱暴なことしない♡ 宿題も教えてくれる♡ ずっと一緒にいてくれる♡ デートもして、ショッピングもしてぇ、奢ってくれるし、遊び相手になってくれるしぃ……♡ 好きな要素しかないよぉ♡ アタシの幸せパイズリ受け入れろ~♡ そして――」

 にやりと暗く笑い、恋華は冷徹に静かに言葉を紡いで亀頭を咥えた。

「アタシとずっとず~っと……死ぬまで寄り添ってずっと一緒にいろ、マゾ犬ペット。いつかアタシにお前との子供産ませろ。あ~むっ♡」

 ぷるぷるとした濡れた唇が、鈴口に触れて徐々に亀頭を包み込む。そしてざらざらとした舌の表面がぬらりと鈴口を何度もつつく。

 じっとりとした濁った目で、恋華は泣き顔の燎を見る。伝わるメッセージ。

 出せ♡ 射精しろ♡ 出せ♡ 出せ出せ出せっ♡

「――――っ!?♡♡♡ ~~~~ぉ!!♡♡♡」

 それがとどめの刺激だった。

「はむっ♡ ちゅぅぅぅ……♡ ちゅるるっ♡」

 胸からはみ出た亀頭を吸われる。決定的な刺激を送り込まれ、燎は派手に叫びながら射精する。
 脳が許容できる気持ちよさの限界を超え、神経が痛みを覚えるほどの快楽物質がこれでもかと溢れかえる。
 懇願するように何度も腰を跳ね上げて爆乳に押し付け、強すぎる快楽の果てに狂乱した。

「ぁ゛ーーーーっ゛!!♡ あぁ゛っ!?♡ ああ゛あ゛ーーーーっっ゛っ!!!!♡ いっぐぅっ!!♡ いぐぅいぐーっっっ!!♡ いぐぅぅぅーうっっっ!!!!♡」

 びゅくるるっっっ!!♡ びゅーっっっっっっ!!♡ びゅるるるるる!!♡ びゅーっっっっっ!!♡ びゅーっっっ……!!!♡ びゅっ――――っっっ……!!♡

 乳の圧で狭くなった尿道の中を大量の精液が暴れながら進み、張り巡らされた敏感な神経を乱暴に刺激しながら走り抜けて飛び出す。さながら蛇口が壊れたかのように、ペニスは薄くなった精液を吐き出し続ける。射精すれば射精するだけ、精液が尿道周辺の神経を削り取るように刺激する。
 燎はただただ狂ったように叫びながら腰を浮かせ、己の精を恋華の口内へ放っていた。

「んくっ!? むぐっ、んむぅぅぅ!? んぶっ、んんんっ!! んっ!! ……んっ、んっ、じゅちゅっ♡ じゅぅぅぅぅちゅるっ♡ じゅるちゅるるるるっ♡ じゅっ、じゅっ♡ こくっ……こくっ、こくっ……♡ んくっ……♡」

 さすがの量に驚いたのか、恋華は目を丸くするが、すぐにじゅっ♡ ちゅるるっ♡ っと尿道に残る精液を吸い取るようにして、口の中に注ぎ込まれた白濁を飲み込んでいった。

 それでもなお、刺激があまりにも強すぎたのか、射精が終わった後にまた小さな可愛らしい射精が始まる。いつまでも終わらない快感に、燎の頭はぐちゃぐちゃに壊されていた。

 びゅー……っ!! びゅー……っ!! びゅぅぅぅ……っっ!!

「んっ♡ んっ……♡ こくっ♡ こくっ……♡」

「ぁ――っ゛♡ ほぉ゛っ……お、ぉ゛っ……♡」

 限界まで快楽で神経を焼かれた脳が考えることは、自分の弱点を優しく包んでいる胸の持ち主は、自分にとって至高の存在だという事のみ。運命で決められているのだというくらいに相性が良すぎる。
 つまり、恋華が好きだという感情だけで埋め尽くされていた。

「じゅっ♡ じゅううぅうぅう……っ♡ ぷあっ……♡ けぷっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ……♡ うんっ♡ 三回も出すとさすがに薄味♡ 四回かな? でもそれがよきかなよきかな~♡」

「ぁぁ――……♡ れ――んぁっ――……♡」

「お疲れりょうりょうっ♡ おいし~せーし、ありがとねっ♡ ……くすっ。マゾ犬、派手な無責任射精お疲れ。これでもかってくらい愛してるぞド変態。幸せアクメをキメられてお利口だな」

 さすがに限界を感じ取ったのか、最後に恋華は亀頭をもう一度唇で甘噛みし、鈴口をほじくるように舌先でねぶる。
 だが、その動きすら燎にとっては強い快楽のため、電撃を流されたように全身をびくんびくんと震わせる。

「あらら、返事できないほどお疲れ? ふふっ、じゃあゆっくり添い寝しようね♡ りょうりょうっ、大好きだよっ♡ ……好きぃ……大好きすぎるぞマゾ。明日もたっぷりよこせ。騎乗位でえっちに、気絶するまでガンガン腰振るから……。耳元でこしょこしょバカにされながら眠っちゃえよ……」

 耳元でささやかる、色っぽく熱を帯びた罵倒の言葉の数々。そして頭を優しくなでなでしながら、頬にそっとキス。気絶するように眠りに落ちる燎。

「えへへ~、りょうりょうとお昼寝~♡」

 激しい絶頂の後で、燎は泥の中に落ちたようにぐったりと深く眠るのだった。燎に抱き着き、同じように自分も眠りに入る恋華。二人とも形は違えど、その寝顔は幸せそうであった。

 なお、激しい性行為の痕跡となる匂いで、帰ってきた燎の母親にあらあらと二人して笑われたのは言うまでもない。




・サキュバス彼女:崎代さきしろ恋華れんか
 興奮した時や最上級に相手を愛する時に冷徹な命令口調になるのは、その人の前では良い子ちゃんやいたずらっ子の被りをしなくていいという信頼の証。つまり燎はこれ以上無いくらいに彼女に愛されている。
 隙あらばイチャラブSMじみたプレイを狙ってくる、彼氏好きすぎの女子高生。可能であれば、燎が一番気持ちよく絶頂できることを促す態度でいるのが彼女としての役割だと思っている。
 とはいえ、良い子ちゃん・いたずらっ子のかぶりも彼女の一面であり、この一面も仲のいい相手にしか見せない。一般人から見れば、普通のロリ爆乳ハーフサキュバスである。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

教え子に手を出した塾講師の話

神谷 愛
恋愛
バイトしている塾に通い始めた女生徒の担任になった私は授業をし、その中で一線を越えてしまう話

ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?

春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。 しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。 美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……? 2021.08.13

僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた

楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。 この作品はハーメルン様でも掲載しています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...